銀行カードローンの明細は内緒でお金を借りている場合は注意しよう!

銀行カードローンを利用する場合に、気掛かりなのは利用明細書の存在です。

特に、家族にカードローンの利用を知られたくない人は、利用明細書が自宅に郵送されてしまうことは大問題でしょう。

利用明細書を郵送してもらう以外に、取引明細を知る方法はないのでしょうか。

カードローン利用明細書の確認方法について、説明します。

この記事はこんなひとにおすすめ

今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。

  • 家族に内緒でカードローンを利用している人
  • 家族にバレずに利用明細を確認したい人

銀行カードローンの利用明細書は必要なの?

利用明細書は必要なものなのか

そもそも利用明細書は必要なものなのかと考える人がいるかもしれませんが、利用明細書は毎月確認しておくことをおすすめします。

その理由は、カードローンで融資を受ける場合には利息がつきますが、この利息を毎月意識しておくことが重要になるからです。

カードローンでは毎月一定額を返済していきますが、返済が長くなれば当然利息も膨らんでいき、毎月返済している金額では利息を支払っているだけで肝心の元金がほぼ減っていない、という可能性もあります。

そこで、毎月の明細を確認することで借金の存在を自覚し、利息にいくら支払っているのかを確認するようにすることが大事になります。

危機感を常に持っていれば、なるべく早く返済しようと考え、最終的に支払う利息額を少なくできるかもしれません。

利用明細書を確認することは、毎月の返済計画を見直す機会になるのです。

借入明細とは

借入明細とは、取引の内容が記録されている書類のことです。

今回の取引でいくら借り入れ・返済をしたのか、現在の残高はいくらなのか、などが確認できるようになっています。

カードローン明細書の見方

カードローンの明細書は、返済時に発行されるものと借り入れ時に発行されるものでは、記載されている内容が異なります。

返済時・借り入れ時それぞれの明細の内容と、確認すべきポイントについてチェックしていきましょう。

返済時の利用明細書の見方

カードローンによって、それぞれの項目の名称は微妙に異なるものの、返済時の利用明細書に記載されている項目は、以下のようなものです。

  • 返済金額
  • 元金充当額
  • 利息充当額
  • 返済後残高
  • 次回返済金額
  • 最終借り入れ後残高
  • 利用可能額
  • 最終借り入れ日
  • 次回返済期日

これらの項目の中で、特に注意して確認しておかなければならないものが、いくつかあります。

元金充当額

ATM等で返済する場合、利用明細書は返済を行った直後に発行されますから、自分がいくら返済しているかについては、鮮明に覚えているはずです。

その返済した金額のうち、元金返済に充当されている金額がいくらぐらいなのかをきちんと知っておくことは、非常に重要です。

借り入れている金額が少なければ、返済した金額の大半が元金の返済に充てられますが、借り入れている金額が増えれば増えるほど、元金と利息の割合が逆転していきます。

元金返済に充てられている金額をしっかり認識することで、現実を直視しなければなりませんよ。

利息充当額

返済した金額から元金充当額を引けば、自然と利息充当額は分かりますが、こちらについてもきちんと認識しておく必要があるでしょう。

特に百万円以上の借り入れを行って、毎月の約定返済額ギリギリで返済を行っている場合は、返済した金額のうち半分以上が利息の支払いに充てられているということも、ざらにあります。

返済を順調に進めていけば、返済している金額の半分以上を利息が占めている状態が解消されていくので、そういった部分で順調に返済ができていることを実感したいですね。

次回返済期日

カードローンでは、毎月同じタイミングで約定返済を行うものが多いですが、それでもついうっかり忘れてしまう場合はあります。

返済時の利用明細に記載されている次回返済期日を確認したら、その段階で次回返済期日前にリマインドできるように、アラーム等を設定しておけば、返済し忘れてしまう可能性もグッと下がるでしょう。

借り入れ時の利用明細書の見方

続いて、借り入れ時の利用明細に記載されている内容は、おおまかに以下のようなものです。

  • 借り入れ金額
  • 借り入れ後残高
  • 借り入れ利率
  • 遅延利率
  • 次回返済金額
  • 次回返済期日
  • 最終返済期日
  • 返済回数
  • 返済方式
  • 総返済予定額
  • 利用可能額

これらの項目の中で、特に注意して確認しておかなければならないのは、以下の項目です。

借り入れ後残高

借り入れを行ったということは、抱えている借金が増えたということを意味します。

現在の残高を確認することで、返済しなければならない金額をきちんと把握しておきましょう。

次回返済金額

カードローンは、利用残高に応じて毎回の約定返済金額が決まるものが大半です。

そのため、借り入れを行って残高が増えたことで、次回の約定返済金額が前回までの金額より増えてしまう可能性もあります。

今まで通りの金額を支払っていたら、約定返済が完了しない危険があるので、次回返済金額に変わりはないか、あるならいくらになっているのかを確かめなければなりません。

利用可能額

カードローンを、いざというときのためのお金として当てにしている人は、借り入れできる金額があとどれくらいあるのかを、きちんと知っておかなければなりません。

もしものときはカードローンに頼ろうと思っていても、そのカードローンの利用可能額が残り5万円なのでは、借り入れだけでは乗り切れない可能性もありますからね。

利用可能額が減っているということは、それだけ借り入れが増えているということでもあるので、借り入れすぎかどうかを判断するためのバロメーターとしても、機能するでしょう。

銀行カードローンの残高を確認する方法

カードローンの残高を確認することは大事なので、確認方法はきちんと知っておかなければなりません。

カードローンの残高は、以下のような方法で確認できます。

利用可能残高の確認方法

利用可能残高に関しては、マイページ・電話・店頭・ATMなどで確認できます。

もっとも手軽で時間を選ばず確認できるのは、マイページから確認する方法なので、基本的にはマイページから確認するようにするといいでしょう。

残高の確認ついでに、カードローンの契約についてなどの相談を行いたい場合は、店頭に確認しにいってもいいかもしれませんね。

お取引後残高の確認方法

取引後残高に関しては、先ほど利用明細の項目についても触れたように、借り入れや返済を行った後に発行される利用明細に記載されていますので、そちらを確認するといいでしょう。

借り入れ・返済後に発行される利用明細を、その場で捨てて帰ってしまう人もいるようですが、利用明細を捨ててしまうと後々残高等を確認するのがひと手間なので、きちんと持ち帰るようにしましょう。

お取引後残高とは

取引後残高とは、その名の通り借り入れや返済など、何らかの取引を行った後の残高のことです。

取引後残高を確認することで、正常に取引ができたかどうかが分かりますので、借り入れや返済の後は毎回きちんと確認する癖をつけておくといいでしょう。

人気銀行カードローンの残高を確認する方法

では具体的に、いくつかの人気の銀行カードローンの残高を確認する方法について、以下で説明していきましょう。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンの残高を確認する方法は、基本的に「三井住友銀行本支店のATMで確認する」「カードローンプラザ(0120-923-923)に電話して確認する」の二択になります。

ただし、スマートフォンをお持ちの場合は、三井住友銀行のアプリをインストールすることで、アプリ経由でカードローン残高を確認できるようになります。

最近ではスマートフォンを持っていないかたのほうが少ないぐらいなので、三井住友銀行カードローンの残高確認方法は、3種類あると思っておいていただいてもかまわないでしょう。

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イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローンの残高は、イオン銀行カードローンの専用マイページから確認できます。

インターネット上で確認できるので、24時間365日いつでも確認できるのが嬉しいですね。

また、照会結果をPDF形式やCSV形式でダウンロードできますので、明細を形にして保存しておきたい場合には、ダウンロードして印刷するといいでしょう。

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イオン銀行カードローン~金利や申し込み・借入・返済方法~

皆さんこんにちは、馬三郎です。 今回はイオン銀行カードローンについて説明したいと思います。 この記事が参考になるかた この記事は次のような人に向けたものとなっていますので、ぜひ参考にしてください...

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンの残高は、ATM・インターネットバンキングの「みずほダイレクト」・みずほ銀行カードローン専用ダイヤルのいずれかで確認できます。

イオン銀行カードローンの場合と同様に、インターネットバンキングで確認すれば、場所や時間を選ばずに確認できるので、基本的にはみずほダイレクトから確認するようにするといいでしょう。

ただ、何らかの理由でみずほダイレクトにログインできないなどで、残高が見れない場合に備えて、電話やATMなどでの確認方法も覚えておくと、より安心ですね。

銀行カードローンの明細は自宅に郵送される

利用明細書は自宅に郵送される

銀行カードローンの利用明細書は郵送で自宅に届きますが、金融機関が借り入れした本人以外にローンの利用を告知することは、法律で禁止されています。

したがって各金融機関から届く利用明細書は、親展扱いで基本的に表面的には内容が分からないようにしている封書や、ハガキで郵送されてきます。

会社名や商品名を記載されていないこともあり、「事務センター」などといった形で郵送されてくる場合は、一見しただけではカードローンの利用明細書と分からないことがあります。

しかし、銀行カードローンの場合は、各銀行の名前で郵便物が届きます。

銀行からの郵便物であれば家族に怪しまれる心配は低いですが、毎月同じ金融機関から郵便物が届いていると、何の通知なのか気にされてしまいます。

自分で郵便物を必ず確認するならば問題ありませんが、仕事に行っている間に届いたなどで不在中の郵便物の場合は、そのときに家族が確認してしまえばカードローンの利用を知られてしまう可能性はあります。

利用明細書が自宅に届くことは、家族にカードローンの利用を知られたくない人にはとても困ったことです。

【家族にバレない】明細の確認方法

郵送以外の方法で明細を確認することができる

上掲したツイートのように、家族にカードローンの利用を知られたくない、もしくは紙媒体で明細を受け取りたくないという人もいるでしょう。

そのような人は、郵送以外の方法で利用明細書を受け取れます。

郵送以外の受け取りかたとして提供されている手段は、Webサービスや電話サービスです。

大手の金融機関であればどこでも、インターネット上で利用明細を確認できます。

インターネットや電話で明細を確認する

大手の金融機関では、Webサービスに登録すれば、インターネット上で利用明細を確認できます。

アプリで確認できるところもありますので、カードローンを利用する前にあらかじめ利用明細について確認しておくとよいでしょう。

また電話で確認する場合は、受付時間や曜日を確認してから電話をするようにしてください。

ただし電話の場合は通話料が発生することもありますし、電話をかけるのは手間なので、インターネットを利用することをおすすめします。

郵送を避けるための必須事項

インターネットでの明細確認にすれば、自宅に利用明細書が届くことはありません。

しかしひとつだけ注意しなければいけないことがあります。

それは「絶対に返済を滞らせないようにする」ということです。

もしも返済が遅れてしまうと、自宅に請求書や払込用紙が届きます。

利用明細書が郵送されなくても、返済が滞ることで銀行からの郵便物が届いてしまえば、家族に気付かれてしまう可能性が出てきます。

金融機関によっては、毎月メールで返済日を知らせてくれるところもありますが、返済日はきちんと確認して毎月忘れずに返済するようにしてください。

照会結果を保存することもできる

どうしても紙媒体で利用明細書が欲しいという人もいるでしょう。

その場合は金融機関にもよりますが、照会結果を表計算ソフトなどに保存できる場合があります。

照会結果を保存できなくても、少し手間ですが照会画面を保存して印刷すれば、紙媒体として保存できます。

【バレたくない】他社の提携ATM利用の注意点

提携ATMを利用するときに気を付けること

借り入れをする場合に、お金の引き落としでよく利用されるのは、コンビニなどに設置されている提携ATMでしょう。

しかし、この提携ATMを利用するときに気を付けておかないと、利用明細書が自宅に郵送されることがあります。

明細書が自宅に郵送される場合がある

コンビニや銀行などで他社の提携ATMを利用すると、利用明細書が自宅に届く場合があります。

なぜ利用明細書が郵送されるのかというと、「融資又は返済を行うごとに返済計画を詳細に記載した利用明細を交付しなければならない」と法律で定められているからです。

提携ATMの場合、明細書のレイアウトによっては、全てを印字できないものがあります。

そのため印字できなかった部分を含めた利用明細書を、後日郵送しなければならないのです。

利用明細書を郵送されないようにするためには

ATMの利用で明細書が郵送されないようにするためには、利用明細書が郵送されないATMを利用するしかありません。

店舗窓口や自社ATMを利用すれば、利用明細書の利用はありませんが、利用時間に間に合わなかった場合は困ります。

そこで提携ATMの中で、法律で定められた記載事項を印字できるのは、セブン銀行やイオン銀行であることを覚えておきましょう。

したがって提携ATMを利用する場合は、セブン銀行やイオン銀行のATMを利用すれば、利用明細書が自宅に届くことはありません。

しかし、どうしても家族に知られたくない人は、安全を期すためになるべく店舗窓口や自社ATMを利用するほうが確実です。

ただし、振り込みサービスで融資を受けた場合には、自宅に利用明細書が郵送されるので気を付けましょう。

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カードローンの明細書を発行してもらう方法

カードローンの利用明細を自宅に郵送されない方法を中心に説明してきましたが、逆にきちんと借り入れや返済を管理するために、利用明細を発行してほしいと考える人もいるでしょう。

ATMを利用して借り入れや返済を行うのであれば、ATM利用後に出てくる利用明細をそのまま保管しておけばいいだけです。

ただ、インターネットバンキング等を利用して借り入れや返済を行う場合は、利用明細が発行されませんよね。

そのような場合は金融機関に、何らかの取引があった場合には自動的に利用明細を郵送してくれるように頼んでおけば、利用明細を発行してもらえます。

特にカードレス契約を行っている場合は、ATMで借り入れや返済を行うことがないので、利用明細を書類の形で受け取りたい場合は、そういったひと手間が必要だということを、覚えておきましょう。

まとめ

銀行カードローンの利用明細書は、毎月の返済計画を見直すために必要なものです。

そして、郵送されてくる明細は毎月確認するようにしてください。

なお、家族にカードローンの利用を知られたくない人は、インターネットなどを利用することをおすすめします。

明細書を確認して、月々の返済を自覚することが大切です。

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