借入金は返済期間で変わる?固定負債と流動負債でわかる経営状況

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決算が近づくにつれて、貸借対照表の作成を考えると気が重くなってしまいま。

しかし、貸借対照表は経営状況を把握する上でもとても重要で、金融機関からお金を借りるためには、しっかりと経営状態を把握しておく必要があります。

借入金の返済期間と固定負債の関係を理解して、貸借対照表を有効活用しましょう。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(50歳)
職歴:信用組合に20年以上勤務

借入金とは

借入金とは

新しく事業を始めるときには、まとまった金額の資金が必要になります。

例えば、事業所を建てたり、大々的に広告を打ったり、設備を調達したりなどがすることが考えられます。

これらの資金を調達するために、金融機関から貸してもらうお金を借入金といいます。

貸借対照表において、借入金は自分資本ではなく、他人資本であるため負債の部に記入されることとなります。

また、借入金は経費として計上することはできませんが、利子に関しては経費と認められています。

短期借入金と長期借入金

短期借入金と長期借入金

このように、企業にとって事業を維持するために資金調達の手段として、金融機関から借りたものを借入金といいますが、返済期間によって短期借入金と長期借入金にわけられます。

行う事業の規模によって必要な金額は変わりますので、当然のその返済にあてる期間も異なります。

短期借入金は、1年以内に返済することになっている借入金です。

これに対して、1年を越えて返済することになっている借入金を長期借入金と呼びます。

このときに基準となる1年は、貸借対照表日の翌日です。

貸借対照表日とは決算日のことです。

決算日は会社によって様々ですが、個人事業主の場合には、12月31日が決算日と決められています。

したがって、1月1日から12月31日の1年間で返済することになる借入金を短期借入金とし、それ以降に返済となる借入金を長期借入金とすることになります。

なお、短期借入金は一般的に運転資金として利用され、長期借入金は設備資金として利用されます。

会計基準ではワンイヤールールと営業循環基準で、貸借対照上に仕分されます。

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固定負債と流動負債

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流動負債に含まれる科目

流動負債は1年以内に返済を済ませなければならない負債です。

短期借入金もこの中に含めます。

短期借入金のほかには、「支払手形」「買掛金」「未払金」「未払法人税等」「預り金」などの科目があります。

支払手形と買掛金は、仕入れ債務として扱われます。

このふたつの違いは、手形を発行するかしないかになります。

この勘定科目は、仕入れにかかる費用を後払いとした場合に使われます。

例えば、販売する商品を購入して、決算日を迎えてもまだ支払っていない場合には、買掛金などになります。

未払金は営業と無関係なことにお金が使われて、支払いが終わっていないものです。

例をあげると、販売業を行っている店舗において、入り口のドアを修理した場合などになります。

未払法人税等は、法人税・住民税・事業税で支払っていないものです。

預り金は、源泉徴収税や社会保険料で納めていないものがある場合に使います。

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固定負債に含まれる科目

固定負債は1年を越える期間で、返済する負債です。

長期借入金がこの中に含まれます。

長期借入金のほかには、「社債」「退職給付金引当金」などがあります。

社債は数年後に利子をつけて返済するものです。

証券会社を通して有価証券を発行することで、資金を集めるために用いられます。

社債がわかりにくい場合は、国債をイメージするとわかりやすいでしょう。

退職給付引当金は退職金を支払う制度をもつ企業が、将来的に支払う退職金に備えて計上する科目です。

あくまで、退職金制度がある場合に用いられますので、従業員をもたない個人事業主や、アルバイトのみで退職金を払うことがないケースでは使わない勘定科目です。

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支払期限が近いものほど上に記入される

貸借対照表に記入するときは、短期借入金を含む流動負債が上の方に、長期借入金を含む固定負債が下の方に記載されます。

貸借対照表は支払期限が差し迫っているものから、順番に記入することになります。

なお、経営状態を把握する財務指標に、1年以内に回収できる流動資産と、1年以内に失う流動負債の割合をあらわしたのが流動比率になります。

「(流動資産)÷(流動負債)×100」で計算することができ200%が目安です。

数値が大きいほど良好と判断できますので、覚えておくと便利です。

1年内長期借入金と短期借入金の違い

借り入れを行っとき際に、返済にあてる期間が3年であったり10年であったりなど長期間にわたる場合には長期借入金になります。

しかし、貸借対照表に記入するときには、1年内長期借入金の科目を使ったり、短期借入金を使ったりすることがあります。

例えば、決算日を迎えたときに、200万円の長期借入金があったとします。

毎月の返済額が10万円だとすると、その後1年で返済する金額は120万円となります。

この120万円に関しては、1年以内に返済する金額になるので、長期借入金としてではなく1年内長期借入金として、流動負債に計上することになります。

また、1年以内長期借入金としてではなく、短期借入金として計上することもできるので、このふたつの科目にはそれほど大きな違いはありません。

長期借入金のままでも会計ルール上の問題は、ありませんので間違って長期借入金のまま記入してしまっても大丈夫です。

しかし、貸借対照表から経営状況を把握するという点では、1年以内に返済する負債を確認できた方が良いため、長期借入金のまま計上するのではなく、短期借入金や1年内長期借入金とした方が良いでしょう。

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まとめ

事業を行う上で必要不可欠な借入金ですが、固定負債になるのか流動負債になるのかをしっかりと把握することで、経営状況を判断する指針となります。

貸借対照表の作成は慣れるまで大変ですが、しっかりと作成して目安として活用していきましょう。

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