危ない消費者金融の誘いの手口と見分け方【即日融資の電柱広告は?】
貸してくれる消費者金融がなかなか見つからないと、どこでもいいから借りたいという気になりますが、そんな焦りを待ち構えているのが危ない消費者金融です。
危ない消費者金融の手口と、関わらないための見分けかたを教えます。
この記事はこんな方におすすめです
今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。
- 危険な業者を見分ける方法を知りたい人
- どこでもいいから貸してほしいと考えてしまっている人
目次
電柱広告はヤミ金の可能性が高い
何らなの事情で今すぐにお金が必要だという人や、過去に代位弁済や債務整理によって金融事故を起こしてしまったという人にとっては非常に魅力的に感じてしまうのが電柱などに掲載されている広告です。
その広告を見ると電話をするとすぐにでも融資が可能であり、高額な資金でも融資することができるというような内容となっています。
お金に困っている人ほど簡単に申し込みができてすぐに借りることができるというものには興味を魅かれてしまいますが、このような広告をしている業者はヤミ金である可能性が高いです。
ヤミ金とは違法な金利で貸付をし、返済ができない場合には違法な取り立てによって無理やりでも回収をするような業者ですのでいわゆる「違法業者」です。
ヤミ金でお金を借りてしまえば違法な金利でいつまでも返済が終わらないということだけでなく、返済をしているのに借金が増えていくということにもなりかねませんので絶対に借りてはいけない業者です。
貸金業者は必ず登録を受けなければならない
銀行などの金融機関以外にお金を貸して利息収入を得ることを目的としている業者のことを貸金業者といいますが、貸金業者として営業するためには必ず登録を受けなければなりません。
ですので、消費者金融やクレジット会社では必ず登録を受けて営業しています。
貸金業者として登録を受けると登録番号が付与され、広告などを出す際には登録番号を掲載することになります。
もちろんインターネットのホームページでも正常な貸金業者であればどこも登録番号を掲載して健全な業者であることを表示しています。
広告に掲載される表示は「会社名(3)第12345号」というように表示していますが、会社名の後の()には意味があります。
貸金業者が登録を受ける番号は3年に1度更新をしなければならないこととされており、表示している()内の数字は何回更新したのかということを表しています。
当然()内の数字が多くなるほど長く営業しているということになります。
危ない消費者金融(闇金)の特徴
正規の消費者金融は、全国に約2,200社存在しています。
闇金とは、上記の2,200社に入らない未登録の違法な貸金業者を指しますが、闇金にはどのような特徴があるのでしょうか。
①法外的に高い金利を取られる
闇金は、正規の貸金業者であれば守らなければならない法律を守らずに、営業を行っています。
そのため、法律の中で設定された上限金利などもお構いなしに、法外に高い金利で融資を行っています。
正規の貸金業者が設定できる金利は、融資金額にもよりますが最大で20.0%(年率)なのに対して、闇金では悪名高い「トイチ(=10日で1割)」のような金利を設定しているのです。
トイチの金利を年率換算すると、年率365%というわけのわからない数字になり、複利で計算する場合は年率3,142%と、もはや脳が理解を拒否するほどの金利となってしまいます。
闇金からお金を借りることが、いかに危険なことかがお分かりいただけるでしょう。
②違法な取り立て行為が目立つ
あやきちさん闇金に借金して返済できず追っかけられてたみたいだし仕方ないね
— 世界ひめし (@HiroshiSekai) 2018年12月23日
上掲したツイートにもあるように、お金を借りて返済できないと家や職場まで借金の取り立てにこられてしまう、というようなイメージをお持ちのかたもおられるでしょう。
しかし、以下に挙げるような方法は、貸金業法で禁止されている取り立て方法になります。
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正規の貸金業者でお金を借りている場合は、家や自宅に取り立てに来られるようなことは、返済を遅延しすぎて裁判所が介入するような事態にならない限り、決してありません。
しかし、貸金業法に縛られない形で営業を行っている闇金にとっては、そんなことは関係ありません。
上で挙げたような違法とされる取り立て方法であっても、お構いなしに取り立てを行って、何とかお金を回収しようとしてきます。
人によっては、今住んでいるところに住み続けられなくなったり、働いている職場を辞めざるをえなくなったりといったケースもあるようです。
日常生活にも深刻な影響を及ぼしかねないので、闇金からお金を借りるのは絶対にやめましょう。
「返済する」と言っても受け取らないケースも…
万が一闇金からお金を借りてしまっても、きちんと返済できれば問題ないのでは、と思われる人もいるかもしれませんが、闇金は「返済させない」というような手口を用いてくることもあるのです。
約束通りに返すと連絡しても、午前中でないと受け取れないなどと様々な難くせをつけて受け取らず、結局利息がかさんだり違約金を取られたりしてしまうのです。
もしくは、「今このお金を返したら生活がしんどいだろ?今回は利息だけの返済でOKにしてやるよ」などと、あたかも利用者のことを慮ったようなことを言って、元金の返済をさせないようにするケースもあります。
法外な金利設定のことも踏まえて、闇金を利用してしまった以上、「きちんと返済する」ということが非常に困難であるということを、認識しておく必要があるでしょう。
危ない消費者金融(闇金)の7つの手口
闇金は正規の貸金業者ではないので、正規の業者であれば決して行わないような手口も駆使して、カモを捕まえようとしています。
闇金が用いてくる手口について、いくつか説明していきましょう。
①甘いキャッチフレーズで誘う
チラシなどに、「無審査」「ブラックOK」「必ず貸します」「利息は年利1%」などの甘いキャッチフレーズを並べているのはすべて闇金で、正規の消費者金融ではあり得ないことばかりです。
ブラックリストに載っていても、その内容によっては中小の消費者金融は貸してくれることがありますが、「ブラックOK」をキャッチフレーズにすることはありません。
②勝手にメールやFAXを送ってくる
クレジットカード会社はキャンペーンの案内などで郵便物を送ってきますが、消費者金融が勝手に郵便物やメール、FAXなどを送ってくることはありません。
家族に内緒で消費者金融を利用している人が多いのですから、これは当然のマナーですね。
したがって、勝手にメールやFAXを送りつけてくるのは、すべて闇金の手口です。
③チラシをポスティングする
チラシをマンションの集合ポストなどに無差別に入れて歩くのもほとんど闇金で、正規の消費者金融は普通そのようなコストパフォーマンスの低いことをしません。
チラシの内容がどれだけ魅力的でも、決してその業者は利用してはいけませんよ。
④「乗ったままで車で融資」と謳うがその実態は!?
電柱などに「乗ったままで車で融資」「自動車担保ローン」という広告を出している消費者金融は闇金が多いので、正式の登録番号を確認してから利用しないと非常に危険です。
中には正規の登録業者もいますが、年18.0%~20.0%の法定金利以外に、手数料の名目で数万円貸金から差し引くので実質的には高い金利になり、かなりグレーな商売です。
もちろん闇金だった場合は、車は取られて借金だけが残ることになるケースが少なくありません。
⑤「貸してくれる業者を紹介します」と謳って紹介料を取るが実際は!?
アダルト系の週刊誌などに甘い広告を載せて融資希望者を集め、融資の申し込みをさせたうえで、「うちでは貸せないので貸してくれるところを紹介します」というのが紹介屋です。
実際には紹介するわけではないのですが、そこに申し込んで借りられた場合は、融資額の3~5割を紹介料として取る悪質な手口です。
最近は過払い返還請求が盛んなので、紹介屋が「あなたはどこからも借りれないので、弁護士を紹介するから過払い請求をするか債務整理をしたほうが良い」と勧める新しい手口もあります。
紹介屋は紹介された司法書士や弁護士から紹介料をもらうのですが、当然それは依頼者に費用としてはねかえってきます。
債務整理自体は最良の策である場合がありますが、紹介屋にすすめられたら断って自分で司法書士や弁護士を探しましょう。
⑥保証料や手数料を請求する
正規の貸金業者を利用する場合、適用金利に沿った利息は支払わなければなりませんが、元金以外に支払わなければならないのはその利息だけです。
しかし闇金では、保証料や手数料などと称して、追加でいろいろなお金を支払わせようとしてきます。
そういったお金を支払わされそうになったら、「あ、これは闇金だ」と気付いて、すぐに取引・契約を中止するようにしましょう。
⑦その他の手口
上記の他に違法な金融の手口として、クレジットカードの現金化や個人間融資サイトに紛れ込むなどがあります。
クレジットカードの現金化を勧める
クレジットカードの現金化とは、クレジットカードのキャッシング枠は限度まで借りているが、ショッピング枠にまだ余裕がある人を狙った悪質な金融です。
たとえば、ショッピング枠で20万円の商品を買わせてそれを15万円で買い取るという手口で、買取業者にはクレジットカード会社から20万円入金され、買った人には翌月にカード会社から20万円の請求が来ます。
利用者は、20万円分のショッピング枠を利用したのに手元には15万円しか入らないことになり、翌月からはクレジットカード会社への返済に苦しむことになります。
個人間融資のサイトに紛れ込む
最近は、ネットに借りたい個人と貸したい個人をマッチングさせる「個人間融資」のサイトがたくさんあります。
このサイトに個人を装って闇金が紛れ込んでいるケースが少なくないので、非常に危険です。
ネット上だけでのやり取りであり、直接相対することがないからこそ、やり取りをしている相手が闇金であるということに気付ける可能性は非常に低く、多くの人が被害にあっています。
危ない消費者金融(闇金)4つの見分け方
闇金は、関わる前に見分けて近づかないのが一番です。
闇金を見分けるための方法について、説明していきましょう。
①広告にこんなことが記載されている場合は闇金の可能性大!
闇金の広告には、次のような特徴があります。
キャッチフレーズ | 「ブラックOK」「審査なし」などの 甘い言葉で勧誘する |
---|---|
電話番号 | 携帯電話の番号しか載せていない |
住 所 | 詳しい住所を掲載しない |
社 名 | 大手とまぎらわしい社名を名のる |
ロゴマーク | 大手のロゴマークを勝手に使う |
登録番号 | 他社のもの、または架空の登録番号を載せる |
利 息 | 年利1%などのあり得ない低金利で誘う |
上述した条件に当てはまるような広告を行っている業者があった場合、その業者は闇金である可能性が非常に高いので、決して利用してはいけません。
②登録貸金業者情報検索入力ページで登録番号を照会する
名前に聞き覚えのない消費者金融を利用するときは、安心な業者かどうか確認するために必ず貸金業の登録番号が本物かどうか確認しましょう。
広告に掲載されている貸金業の登録番号が正しいかどうかは、金融庁のホームページにある「登録貸金業者情報検索入力ページ」に入力すると確認できます。
正規の貸金業者であれば、きちんとデータベースの照会結果が返ってきますが、闇金であれば「検索の結果該当するデータは見つかりませんでした。」という結果が表示されます。
貸金業登録番号は、正規の貸金業者と闇金を見分けるための重要な情報の1つなので、怪しいと思ったらまずはそこを確認するといいでしょう。
申し込んでこちらの個人情報を握られてから確かめるのではなく、申し込む前に確かめるのが肝心です。
③金融庁が発表する違法金融業者で確認する
場合によっては、登録貸金業者情報検索入力ページで貸金業登録番号を入力すると照会結果が返ってくるものの、そこに表示される業者名が異なるという場合があります。
闇金が、他の貸金業者に割り当てられた貸金業登録番号を勝手に名乗っている場合もあるのです。
そのような場合は、業者名そのものを、金融庁が発表する違法金融業者リストで確認してみるといいでしょう。
金融庁や貸金業協会のホームページには1,000件近くの「闇金リスト」がアップされているので、そこに名前があれば闇金です。
闇金は、申し込み者をだまして安心させるために、あの手この手を駆使してきます。
「貸金業登録番号があるから安心」という思い込みは、少し危険かもしれませんね。
④連絡先が携帯番号の場合は闇金の可能性が高い
正規の貸金業者は、店舗を構えて事業を行うため、連絡先も固定電話になっていることが大半です。
しかし闇金は、固定の店舗を持たずにマンションの一室などで営業を行っていることも多いので、連絡先が携帯電話の番号になっていることがあります。
貸金業者の連絡先が携帯電話の番号だった場合には、上述したような方法で、違法な業者でないかどうかを確認するといいでしょう。
家のポストに貸金のチラシが入ってたんだけど、貸金業登録の番号が記載されてない、出張融資型と称して会社の住所がない、連絡先も携帯番号。
その携帯番号もxxxx-xxx-xxxxと頭3桁ではなく4桁にしてあたかも市外局番の様に誤魔化してたので、経験上これは闇金と判断して県の生活安全課へ通報。— Amihsustam (@amihsustamaster) 2018年10月10日
このツイートで言及されている業者などは、闇金だと考えられる要素をいくつも兼ね備えていますよね。
闇金を見抜くセンサーを磨いて、だまされないようにしたいところです。
危ない業者だと感じたら手口や見分け方で危険を回避しよう
上述したように、危ない業者にはそれを察知できるような要素がいくつもあります。
そのため、きちんとした知識さえ持っておけば、闇金を利用せずに済みます。
しかし場合によっては、闇金と分かっていながらも利用してしまうケースもあるのです。
総量規制ができてからは闇金と知りながら借金する人も!?
正規の貸金業者が守らなければならない「貸金業法」には、「総量規制」という規制があります。
この総量規制は、貸金業法が改正された際に新たに導入された規制なのですが、貸金業者が申し込み者に対して年収の3分の1を超す金額を融資することを禁止するものとなっています。
そのため、たとえば年収450万円の人は、貸金業者からは最大でも150万円までの融資しか受けられないようになってしまいまいした。
しかし融資を希望している人の中には、年収の3分の1を超す金額の融資を受けたいという人も多々いるはずです。
そのような人は、貸金業者から借りれないお金を借りるために、苦渋の決断で闇金を利用することもあります。
審査に落ち続けて闇金に手を出す例も…
正規の貸金業者から融資を受ける場合には、必ず審査を受けなければなりませんが、属性や信用情報の状態が悪く、審査に落ち続けてしまう人もいます。
そのような人は、審査なしで融資を行ってもらえる闇金に申し込みをしてしまう可能性もあるでしょう。
正規の貸金業者から融資を行ってもらえないほど、返済能力に不安があるとみなされている人が、闇金からお金を借りてしまうとどうなるのかに関しては、想像に難くありませんね。
初めて借金する場合は大手や銀行のカードローンを選ぼう
先ほど、正規の消費者金融は全国に約2,200社存在しているとお伝えしましたが、その中には大手の業者もあれば中小の業者もあります。
また、融資を行っているのは消費者金融だけではなく、銀行などの金融機関でもカードローンを取り扱っています。
融資を受けるのが初めてだという場合には、大手の消費者金融や銀行カードローンを選ぶのが安全です。
名の知れた業者は良心的な対応が期待できる
消費者金融大手と聞いて思い浮かぶのは、プロミス・アコム・アイフルなどでしょうか。
銀行カードローンでも、三井住友銀行カードローンや三菱UFJ銀行の「バンクイック」などは、テレビCMなども頻繁に放送しているため、非常に高い知名度を有していると言えるでしょう。
そういった名の知れたところというのは、良心的な対応を行ってくれると期待できるので、初めてお金を借りる人にとっても非常に利用しやすいはずです。
お金を借りる際の候補をいくつかのところで悩んでいるのであれば、できるだけ知名度のあるところを選ぶというのは、1つの判断基準となるでしょう。
利用者が多いから口コミや利用者だからこそ知っている情報が入手できる
商品やサービスを利用する際には、これまでにそれらを利用したことのある人の口コミが、非常に参考になります。
口コミは、世間に浸透している商品やサービスほどたくさん集まりやすい傾向にあるので、知名度のある業者やカードローンのほうが、情報を得やすくなるのです。
もちろん口コミだけですべてを判断するのは危険ですが、たくさんの口コミを確認できたほうが、より客観的な形での判断を行いやすくなるでしょう。
危なくないのに借りやすい中小消費者金融
危なくないのに比較的借りやすい消費者金融としては、中小の消費者金融が挙げられます。
闇金のように無審査ではありませんが、もともと大手では貸りにくい顧客がメインのターゲットなので、過去に返済事故がある人でも借りられる可能性があります。
ただし、働いていて収入があることが絶対条件で、すでに他社から収入の1/3を超えるお金を借りている場合も、総量規制に引っかかるので借りられません。
中小消費者金融は闇金ではありません
全国に約2,200社ある消費者金融の中で、私たちが名前を知っている有名な会社は数社にすぎないので、聞き覚えのない消費者金融だからといって危ないわけではありません。
中小の消費者金融でも正式に登録している業者は、法定金利の年20%以上の利息は取りませんし、法律で禁止されている違法な取り立ては行いません。
サラ金や街金もヤミ金ではありません
サラ金とはサラリーマン金融の略で消費者金融と同じ意味ですが、1970年代から80年代は年利50~100%もの利息を取っていたので、すっかりサラ金=高利貸しと言うイメージが定着しました。
そのため、今では消費者金融ではどこもサラ金という言葉を使わなくなり、私たちもあまり見聞きしなくなりましたが、サラ金とは消費者金融のことで闇金ではありません。
街金は、「ナニワ金融道」という漫画や「ミナミの帝王」という映画の影響もあって怖いイメージが定着してしまいましたが、街金とは中小規模の消費者金融のことで、すべてが闇金だというわけではもちろんありません。
危ない業者と関わってしまった時の対処法
危ない消費者金融(闇金)に関わってしまったときは、必死で返済するのではなくまず消費者センターに相談しましょう。
消費者センターでは、弁護士や警察などケースに合った相談先や相談方法を教えてもらえます。
弁護士に相談して解決を依頼すると、闇金でもそれ以後は債権者への取り立てをやめるところが多く、すでに元金以上を回収している場合は以後の取り立てを諦める闇金もあります。
危ない消費者金融に関するQ&A
では最後に、危ない消費者金融について、よくある質問にまとめてお答えしていきましょう。
「即日OK」「他社で断られた方もOK」って謳っている業者は闇金なの?
A.必ずしもそうとは限りません
「即日OK」に関しては、たとえば大手消費者金融の1社であるアコムでも、そのような表現を公式ホームページ内で用いていますし、「即日OK」と言っているからといって、必ずしも闇金というわけではありません。
もちろん「即日OK」と謳っている闇金もありますから、総合的に判断する必要があります。
「他社で断られた方もOK」というのは、正直グレーゾーンと言えるでしょう。
「他社で断られた方でも融資を行います」という業者は確かにいますが、「他社で断られた方も100%OK」というわけではありません。
他社で断られた方でもご相談ください、というようなニュアンスであれば大丈夫かもしれませんが、他社で断られた方でも問題なく融資を行いますというようなニュアンスであれば、闇金の可能性を疑ったほうがいいでしょう。
貸付自粛制度に登録したら闇金からもお金を借りられないの?
A.闇金からは借りられます
貸付自粛制度は、信用情報に「融資を受けることを自粛しています」という情報を載せてもらうための制度です。
信用情報は審査の際に必ずチェックされる情報ですので、そこにこのような情報が載っていれば、金融機関も融資を行うことを自粛しますよね。
しかし闇金では、審査の際に信用情報をチェックするようなことはありませんし、万が一チェックしてそのような情報が載っていたとしても、それを気にすることはありません。
審査制度の仕組みを利用して、融資を受けられないようにする貸付自粛制度ですが、闇金の前では意味がないことには注意が必要です。
貸付自粛制度は本人の家族が申請することも可能なの?
なお、貸付自粛制度は原則として資金需要者本人が申請するものですが、一定範囲の親族であれば本人の代わりに申請することもできます。
お金の借りすぎが目に余るというようなことであれば、本人に代わって申請してしまうのも、1つの手ですね。
大手消費者金融にも闇金業者が混じってることはないの?
A.ありません
「大手消費者金融」がどの業者を指すかは厳密には決められてはいませんが、一般的にはプロミス・アコム・アイフル(場合によってはSMBCモビット・レイク・ノーローンなども)のことを指すとされています。
これらの業者はいずれも、金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページで情報がヒットするので、闇金であることはありえません。
安心して利用していただくといいでしょう。
正規の消費者金融業者から威圧的な電話がかかってくることもあるの?
A.ありません
正規の消費者金融で融資を受けて返済を遅延してしまうと、担当者から電話がかかってくることもありますが、それが威圧的な態度になることは決してありません。
ただし、返済を遅延している期間が長くなったり、何度も返済を遅延したりしていると、毅然とした口調で確認されるようなことはあるかもしれません。
しかしそれはすべて、返済を遅延しているこちら側の落ち度が原因なので、誠意を持って対応するようにしましょう。
最終的には債務整理を考える
電柱などの広告に魅力を感じてしまう人のほとんどは既に多くの借入があり、その返済に困窮していて生活できないほど苦しい状況となっています。
通常そこまでお金に困っていないという人や困ってはいるけれども何とか生活していけるというひとはそこまで電柱などの広告は魅力的に感じません。
広告が魅力的に感じるのはお金の余裕が極端にない人であり、そのような人が結局ヤミ金から借りて抜け出すことができなくなっています。
借りたお金は絶対に返すという意志は借りた人からすると当然の意識なのですが、収支のバランスが崩れてしまった状況では完済していくことはできません。
借金の問題は放置していてもよくなることはありませんので、どうしても返済ができないと思った時には債務整理することをおすすめします。
もちろん返済が何とかできるような状態で債務整理することは許されることではありませんが、ヤミ金に手を出してまでも返済するものではありません。
最近では無料で相談することができるところもありますのでまずは相談することをおすすめします。
借金問題を得意とする弁護士や司法書士に相談
債務整理を考えるにあたって弁護士や司法書士に相談することで解決できますが、弁護士や司法書士にも人によって得意とする分野が異なります。
中には離婚問題や民事訴訟を得意としている弁護士などもおり、このような弁護士などに相談をしても解決はすることができます。
しかし、借金の問題を得意としている弁護士であればあらゆる状況の人たちと面談していますので経験が豊富で問題解決の時間も早いです。
借金問題を得意としている弁護士などはインターネットで簡単に探すことができますし、無料相談をしている弁護士は基本的に得意としています。
インターネットでお金を借りられるところを探すこともいいのですが、弁護士なども探すことができます。
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