定額リボルビングと定率リボルビングの違い

リボ払いという言葉を聞いたことはあると思います。

しかし、詳しくい内容はよく分からないという人も多いでしょう。

そして、「便利だけど何だか怖いんでしょ」と、認識されている人も多いのではないでしょうか。

そこで、「怖い」といわれている理由は何なのか、具体的な金額を出していきながら見ていきましょう。

執筆者の情報
名前:馬野 伸斗(仮名)
年齢:50歳
性別:男性
職歴:信用組合に20年以上勤務

そもそもリボ払いとは何のこと?

正しくは「リボルビング払い」が正式名称です。

ただ長いので略してリボ払いと、一般的には言葉を使っています。

このリボ払いとは一体何のことかというと、カード払いやキャッシングを利用したときの返済方法の種類をいっています。

リボ払いでも「元金均等払い」「元利均等払い」「定額払い」「定率払い」があり、それぞれメリットやデメリットがあります。

自身の経済状況を考えながら、返済方法を決定していくといいでしょう。

元金均等リボルビング払い

元金均等リボルビング払いとは、例えば毎月1万円を必ず元金を返済する方法です。

つまり元金1万円プラス月の利息を支払うということになりますので、毎月の返済金額が固定されていません(利息は毎月異なってきます)。

そのためリボルビング払いの最大のメリットである「毎月の返済額が固定されていて管理しやすい」という条件から外れますので、元金均等リボルビング払いを採用している金融機関は少ないです。

しかし毎月必ず元金が一定に減っていきますので、確実に〇回で支払いを終えたいという人にはピッタリな返済方法です。

また、返済回数が自身でも分かりますので、管理しやすい返済方法となっています。

元利均等リボルビング払い

元利均等リボルビング払いは、毎月の返済額が一定になります。

例えば毎月1万円の返済金額であれば、まずその1万円の中から月の利息を先に返済します。

そして、その残りを元金に返済するという方法です。

そのため毎月支払う金額が一緒になるというメリットはありますが、肝腎な元金にいくら返済されているのか分かりにくいです。

また、利息から先に返済されるので、なかなか元金が減りにくく支払いが長期になる可能性が大きいというデメリットもあります。

定額リボルビング払い

定額リボルビング払いとはその名の通り、一定の金額を毎月支払う方法です。

元利均等と元金均等という違いというよりも、元利均等と元金均等を総称して「定額リボルビング払い」といいます。

定額リボルビング払いを選択するときには、「元金を定額にするのか(元金均等)、支払金額を定額にするのか(元利均等)」という内容を決める必要があります。

そのため、毎月同じ返済金額になる場合(元利均等)もあれば、ならない場合(元金均等)もあります。

個々のメリット・デメリットは先ほどいった通りですので、状況に応じて選ぶといいでしょう。

定率リボルビング払い

定率リボルビング払いは、利息として支払う利率を残高に応じて決める方式です。

定額との違いは定額の場合は残高が少なくなると利息も少なくなりますが、低率はどんなに残高が少なくなっても金利は変わりません。

そう聞くと「定額の方が断然お得じゃないか」と思いがちですが、定額は残高が多いときは金利も高くなります。

残高に応じてどちらの返済方法を選んだ方が、最終支払金額が少なくなるのかを考えなければなりません。

しかし、その計算式を知らないとどう算出していいのかも分かりません。

金額によって差が生じますが、詳しい金額を例に出してこれから検証してみましょう。

関連記事をチェック!

定額のリボルビング払いについて

筆者がクレジットカード会社に勤務している時、お客からよくリボルビング払いについての仕組みを質問されました。 おそらくリボルビング払いを利用している人で、正確に仕組みを理解している人は5割もいなか...

定額リボルビング払いの利息計算法

利息は金利が1%変わるだけでも、返済金額に大きな差が出ます。

毎月一緒の金利にするのか(定率)、残高に応じて金利が変動する方がいいのか(定額)、実際の数字を見ていきましょう。

定額リボルビングの場合の返済金額

まず利息の計算方法ですが、基本的に定額であっても、定率であっても変わりありません。

どちらも「借りているお金×金利÷365日×借りている月の日数(1か月は31日で計算しましょう)」で出すことができます。

もちろん日数によって金利に多少差額は出ますが、大まかにでもこの金額を借りたらこの程度の利息が発生すると事前に分かっているといいでしょう。

それは、事前に利息が分かっていると、無理なく支払える金額かどうかを判断することができるからです。

例えば100万円借りていて金利が18%だとします。

この場合は、1,000,000×18%÷365×31=15,288円が100万円に対する月の利息になります。

仮に元金均等で「毎月一万円を元金に返済する」という返済方法ならば、初回の返済金額は元金一万円プラス利息(15,288円)の25,288円が返済金額となります。

元利均等で「毎月2万円を支払う」という返済方法ならば、2万円からまず利息の15,288円を先に返済されますので、残りの4,712円が元金に返済されます。

元金=借りているお金ですので、元金が減らないといつまでたっても借金は減りません。

元利均等と元金均等では初回の支払いだけでも、元金に返済される差額は5,288円ですから約半分差が生じています。

この差は、ちょうど元金に返済される金額の差になります。

では、回数はどの程度変わってくるのでしょうか。

定額リボルビングの返済回数

条件は先ほどと同じく、借入金額100万円で金利18%だとします。

毎月の返済額の差は元金に返済する差額だといいましたが、回数はどの程度変わっていくのでしょうか。

元金均等ならば約8年の96回払いになります。

これに対して、元利均等はどうなのかというと、全く同じ約8年の96回払いです。

つまり最終返済年月日には差がないようになっています。

そこで、支払い総額はいくら相違があるのか見ていきましょう。

元金均等の最終支払金額は17,274,77円です。

そして、元利均等は1,893,452円となっており、差額は165,975円の差額が生じます。

なぜ回数は同じなのに支払う金額の差が生じてくるのかというと、元金を先に返済するのか利息を先に返済するのかの差になります。

元金が減ると利息も減ります。

つまり元金均等の方が早く元金が少なくなるのでその分金利も減り、支払金額に差が生じたということです。

定率リボルビングの計算方法

定率リボルビングの場合は残高が減ろうと、利息は変わりありません。

では仮に金利10%で計算をしていきましょう。

金額は同じく100万円借りた場合の金額となります。

初回は元金が100万円のままになります。

そこで、1,000,000円×10%÷365日×31日=8,493円が月の利息となります。

「毎月1万円の返済」だというならば、初回返済で元金に返済される金額は、10,000-8493=1,507円となる計算です。

この利息が完済まで適用されますので、残高が減ればその分元金に多く返済されますが、そもそもの元金が減るまでに定額と比較すると現金が減るのが緩やかなスピードになってきます。

また定率リボルビングの金利は借入金額によって決まりますので、借りる金額は少なければ設定金利も安く月数千円という場合もあります。

金額面だけで考えると月数万円と、数千円でしたら明らかにふつうは後者を選びますが、月々の返済金額が少ないということは、ほぼ利息しか返済していない状態になります。

したがって、余裕がある月は多めに返済するなどの自己管理が必要となってきます。

元利均等スライドリボルビング式

リボ払いの中でも幾つか種類があると先に話をしまししたが、その種類にプラスして「スライド方式」という支払い方法もあります。

多くの金融機関でのリボ払いは、元利均等スライド方式を取り扱っています。

金融機関によって名称は異なりますが、本質は同じと思っておいて大丈夫です。

ではこの元利均等スライド方式とは、一体どういった返済方法なのか見ていきましょう。

残高に応じて利息がスライドする

今までの返済方法と一番違う点は、残高が減れば金利も下がるというところです。

金利が固定されていませんので、着実に返済され残高が少なくなればそれに合わせて金利も少なくなります。

そのため返済金額も少なくなるというメリットもありますが、残高が把握しにくく今現在いくら元金を返済しているのかも分かりにくくなっています。

なお、リボ払いが怖いイメージは、この仕組みからきています。

なお、返済金額は安くてお得だし金額も元利均等にしていれば一律なので、「今月使いすぎた」からといって返済金額が上がることもなく月の支出は管理しやすいです。

しかし返済金額が少なく、また一律だということは追加で借入をしても、実際に支払う金額は変わりません。

そのため、「自分は今借金をしている」という認識が低くなってしまい、残高もいくらなのかということを余り気にしなくなってしまいます。

「間違いなく返済しているのだからそれでよし」と、どうしても考えがちになってしまうこともあり、気がつけば想像以上に借金が膨れていた、返済期間が数年延びていた、ということになってしまうことがあるために「怖い」となるのです。

返済期間が延びるということは、それだけ多くの利息を払わなくてはいけません。

そのため元利均等スライド方式を、返済方法として選ぶ場合は自己管理能力が問われます。

元金均等スライドリボルビング式はあるの?

元利均等スライドリボルビング式は、ほぼ存在しません。

元金均等になると毎月返済する元金は一緒になります。

したがって、金利で支払金額が左右されるリボ払いにするメリットである、毎月定額という魅力がなくなってしまうためです。

毎月必ず1万円は元金が減ってほしいという人であれば、わざわざ元金均等スライドリボルビング式を返済方法にしている金融機関を探すよりも、最初から「元金均等払い」で支払いをすればいいだけになります。

まとめ

結局、定額と定率どちらを選んだ方がお得なのかというと、余り大差はないでしょう。

両方とも、当分最低金額だけ支払いたいと思えば、それでも問題ないのです。

ただしどちらともに共通していえることは、リボルビング払いをする以上は自分自身で残高を把握しておかないと、長期にわたって返済をすることになる可能性があるということです。

そのため、余裕があるときには繰り上げ返済をして、しっかりと自己で残高の管理していくことをおすすめします。

関連記事をチェック!

カードの支払いをリボ払いにすると危険?払えない場合はどうなるの?

クレジットカードのリボ払いは、毎月の支払いが一定の額になることで支払いやすいというメリットがあります。 しかし、利用しすぎると手数料が増え続け、結果的に支払いが困難になってしまうというケースが増...


関連記事をチェック!

借金返済地獄はリボ払いから始まる

クレジットカードの借金返済地獄はリボ払いから始まります。リボは大変便利な支払い方法ですね。毎月一定の支払い金額は経済的負担を少なくすることができます。 収入に見合った返済計画は最も重要なことです...

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

アコム
新生銀行カードローン レイク
プロミス

特徴で選ぶカードローン

カードローン探してみる

カードローン検索

最高借入限度額
最短審査時間
最短融資速度
特徴で選ぶ
※複数選択可能
金融機関で選ぶ
※複数選択可能
職業で選ぶ
利用可能なコンビニATM
※複数選択可能

関連する記事

おすすめ記事

  1. 【衝撃】口座売買で逮捕~獄中からの反省記~

    これから報告させて頂く事は、わずか1ケ月前(2017年4月1日時点)に大阪の西に位置する西成という所で起きた、実話がもとに文字起ししたものです。 当事者が警察に自首し逮捕される瞬間までの事実を記事として掲載することで、他・・・

  2. カードローンの同時申し込みはNG?複数申込したら審査通ったけどww

    どうも馬太郎です。どうしても借りたい!となった際、複数社へ申し込みを同時に行う、という考えが頭をよぎります。 しかしこの方法は、ネット上でいう「複数同時申し込み」という手法で、信用情報上良くないというのが定説です。 今回・・・

  3. 【大至急】明日までにお金が必要

    理由は様々ですが、お金が突然必要になることがあります。 数カ月後ならどうにかなるような金額でも、もし明日までに必要となったら、普段からお金を貯めていない人は焦ってしまいますね。 明日までにお金を用意する方法はたくさんあり・・・

  4. 【え、驚愕】プロミスの瞬フリが10秒で振込されるか試した結果ww

    どうも馬太郎です。私は以前プロミスを契約、借入しており、プロミスのローンカードを所有しております。 またジャパンネット銀行の口座も、一定金額以上の入出金の場合、手数料が無料になるということで2か月ほど前に契約しておりまし・・・

  5. 消費者金融会社一覧

    日本中の消費者金融会社をまとめて一覧にしました。(廃業した会社も含む) 審査通過率も紹介しています。記事の後半では、各業者の特徴や、借り方のコツも徹底解説。これから審査を受ける人は、必見です。 審査通過率とは カードロー・・・

  6. 2社目,3社目からOK!他社借入ありでも借りれるカードローン

    借入件数と審査担当者の評価 借入件数 担当者の評価 1件 全く問題ない 2件 返済状況が良ければ問題ない 3件 要注意 4件 属性が良くない人は審査通過困難 5件以上 新規の借入はほぼ不可能 属性によって多少違いますが、・・・

  7. どうしても100万円借りたい!借りる方法

    早速100万円を借りる方法を紹介します。 以下の目次から興味のある借入方法を選択すれば、そこまでジャンプすることが可能です。 100万円ならカードローンが現実的 100万円という高額を借入するとなると、選択肢はそんなに多・・・

条件で探す
閉じる

カードローン検索

最高借入限度額
最短審査時間
最短融資速度
特徴で選ぶ
※複数選択可能
金融機関で選ぶ
※複数選択可能
職業で選ぶ
利用可能なコンビニATM
※複数選択可能

一度は読んどけ!情報コラム






カードローン申込体験談

よく読まれてます

  1. 意外と高く売れるもの43選【完全保存版】

    お金がないとき、もっとも手っ取り早く稼げるのは「不用品を売る」という方法です。 仕事をしてもその日のうちにお金がもらえるとは限りませんし、お金を借りるといつかは返済しなくてはなりませんよね? ですが、不用品を売るなら、場・・・

  2. 短期間でお金を稼ぐ38の方法

    世の中には、お金を稼ぐためのさまざまな手段が存在します。 特に、スマートフォンが普及したことで多種多様な副業が誕生しました。 そこで、今回は短期間で稼ぐ方法を紹介していきます。 目的別|お金を稼ぐ方法 ここでは、全部で3・・・

  3. 【即金高収入】裏バイト、闇仕事のすべて

    「闇バイト」って知っていますか? グレーゾーン(違法のものもあります)の高額報酬のアルバイトのことです。 一般的な求人サイトにはあまり掲載されていませんが、裏ではそんな闇仕事が存在しているのです。 このページは、「訳あっ・・・

  4. 【え、驚愕..】審査が通りやすいカードローンは存在した..

    カードローンに申込むとき、審査に通るかどうか心配になりますよね。確実に審査に通るカードローンはありませんが、審査が通りやすいカードローンは存在します。 今回は審査が通りやすいカードローンと、その特徴や見分け方を解説します・・・

  5. 今すぐ即日即金作る方法10選【携帯キャッシュバック復活?】

    急な出費で今すぐお金が必要になった。給料日まで待てない 今回は即金が必要になったときの対処法をグレーなものから、ホワイトなものまでご紹介します。 最近、すっかり見かけなくなった携帯・スマホのキャッシュバックに関する情報も・・・

  6. 他社借入があっても審査に通る?実際に試した結果….

    他社からの借入が審査に与える影響を説明します。 総量規制は絶対 消費者金融では総量規制(年収の3分の1)を超えたら絶対に借りる事は出来ません。 他社借入金額に基づいて新規契約の審査を行いますので、他社借入金額は少ない方が・・・