銀行でお金を借りるなら低金利がいい

お金を借りるなら少しでも金利が低い方がいいに決まっていますよね?

そもそも金利はどのように決まるのでしょうか?また、金利とはそもそもどのようなものなのでしょうか?固定金利と変動金利はどのような違いがあるのでしょうか?

執筆者の情報
名前:手塚 龍馬(仮名)
年齢:33歳
性別:男性
職歴:2007年~2014年地方銀行の貸付業務に従事

金利とは何か

金利、金利と一口で言いますが、金利とはそもそもなぜ必要で、どのように決定するのでしょうか?

金利とは期限やある一定期間を購入するための費用です。

また、金利はリスクマネジメントの意味があります。

金利は1年間にかかる費用ですので、毎月の利息は日割りで計算する必要があります。

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期限を買う費用

借りたお金は本来は一括で返済しなければなりませんが、10年ローンであれば10年間かけて返済するのが普通です。

この一括で返済すべきお金を10年という期間をかけて返済することができる権利を買うということがお金を借りるということです。

一定期間かけて借りたお金を返済すればよい権利のことを「期限の利益」と言います。金利は期限の利益を買うための費用である利息を決定する利率を示します。

なお、返済に長期間遅れると「貸しているお金を一括で返済してください」と銀行から請求されることがありますが、これを「期限の利益喪失」と言います。

リスクに応じて金利は決定する

金利はリスクマネジメントの意味合いも含まれています。

商品や顧客によって、貸しているお金が返済されるかどうかのリスクは異なります。

リスクが高い融資には高い金利を設定し、リスクが低い融資には低い金利を設定します。

金利1%であれば、100人に融資を行った場合、年間100人に1人の貸し倒れまでであれば、銀行に損失はないことになりますので、金利1%の融資はリスク1%の人までしか融資を行いません。

もっとリスクの高い人にはより高い金利を設定します。

金利は年利

金利は1年間借りた場合に適用される利率です。

例えば100万円を金利1%で借りた場合には、年間で100万円×1%=10,000円の利息が必要になります。

この人が1か月だけ100万円借りた場合には、100万円×1%÷365日×30日=822円の利息が必要になるという計算になり、金利から求められる利息は借りた日数分の日割りで計算されます。

金利の仕組みと返済方法

金利をどのように支払っていくのかは、返済方法によって異なります。

借入残高に対して金利がかかる

金利は借入残高に対して発生するものですので、毎月支払う金利は、返済とともに減少していきます。

金利1%で100万円を借りて、元金を毎月5万円ずつ元金均等返済で返済していった場合には利息の支払いは以下のようになります。

1月目:100万円×1%÷365日×30日=822円

2月目:(100万円-50,000円)×1%÷365日×30日=780円

3月目:(95万円-50,000円)×1%÷365日×30日=740円

このように、返済によって、借入残金が減少するため、毎月支払う利息は減少していきます。

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元利均等返済と金利

元利均等返済とは、利息と元金を合計して、毎月決まった金額を支払っていく返済方法です。

元金は毎月変動しますので、難しい計算を行って、利息と元金を毎月調整して同じ支払い額を実現しています。

元利均等返済の計算は手計算することは不可能ですので、インターネットで「ローン電卓」と検索すれば、借入金額・金利・最終期日などから、毎月支払額を計算してくれます。

例えば100万円を金利1%、期間5年で返済していく場合の毎月返済額は17,094円となります。

利息の総支払額は17,094円×5年×12か月-100万円=25,640円となります。

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元金均等返済と金利

元金均等返済とは、元金を毎月均等に返済していく方法です。

利息は別に返済しますので、毎月返済する合計金額は異なり、元金の減少とともに利息も減少するため、毎月支払額の合計は減少していくことになります。

100万円を金利1%、期間5年で元金均等返済で返済する場合には、毎月の元金返済額は16,666円となり、5年間の利息支払額の合計は25,389円となります。

元金均等のほうが借入元金の減少が早いため、利息の総支払額が元利均等返済よりも少なくなるという点が特徴です。

残高スライドリボルビング方式

残高スライドリボルビング方式とは、借入残高に応じて、あらかじめ決められた返済額を毎月返済していく返済方式です。

特徴は、先に利息の支払を行い、余った金額で元金を返済するという点です。

カードローンの返済方式では一般的な方法です。

例えば200万円を金利10%で借りた場合の毎月返済額が25,000円であった場合を考えてみましょう。

①最初に1か月分の利息を計算します。

200万円×10%×30日÷365日=16,438円

②元金へ返済できる金額を算出します。

25,000円-16,438円=8,562円

利息の支払いのほうが圧倒的に多いことが分かります。

通常、カードローンの最低返済額は利息の支払額プラス少しの元金返済となるように設定されています。

毎月最低返済額を返済する約定返済は、返済というよりも利息の支払いという意味合いのほうが大きいのです。

このため、毎月の約定返済の他にも臨時返済で元金そのものの返済を行わない限りは元金がなかなか減っていかないことになります。

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変動金利と固定金利

金利には変動金利と固定金利があります。

一般的には変動金利のほうが金利が低く、固定期間が長ければ長いほど金利が高くなるというイメージをお持ちの人が多いかと思いますが、その理由はなぜでしょうか?

また、変動金利と固定金利はどのように決定するのでしょうか?

変動金利の決定方法

変動金利は銀行同士が資金を融通し合う際の金利である、短期プライムレートという金利を基準に決定しています。

短期プライムレート±○○%というように金利が決定します。

このため、短期プライムレートが動けば金利が変動する仕組みになっています。

短期プライムレートは日銀の政策金利をもとに決定していますので、ここ10年以上、政策金利は0%ですので、変動金利はずっと低い金利が継続しているのです。

また、金利が動くということは銀行にとってはリスクです。

変動金利はこの金利変動リスクを顧客がすべて被ってくれるため、住宅ローンの中でも最も金利が低く設定されているのです。

固定金利の決定方法

固定金利には固定期間というものがあります。

固定期間の間は市中の金利がどう動こうとも金利は変動しないという仕組みです。

固定10年の住宅ローンを借りたら、10年間は借りた時から金利は変動しません。

市中の金利が上昇しても、銀行は低い金利のままで貸し続けなければなりませんので、固定期間が長いということは銀行にとってリスクが大きく、金利上昇リスクを銀行が被ることになるため、固定期間が長くなればなるほど金利が高くなるのです。

また、固定金利は10年物国債の金利と連動しています。

国債金利が高くなれば固定金利も上昇します。

日本国債は国際的に安全資産として買われていますし、現在は日銀が金融緩和で買いまくっています。

国債の値段が上がれば金利が低下するため、国債の買い市場である現在は、固定金利も歴史的な低金利となっています。

2017年1月、トランプ大統領が就任した直後に、期待感から日本国債が売られ、その資金が株式市場に流れたということがありましたが、その際に国債価格が下落し、金利が上昇し、住宅ローンの固定金利が上昇したということがありました。

歴史的な低金利水準の今のうちに、フラット35などの超長期間固定の商品で、金利を固定させてしまうというのも1つの方法であると考えます。

金利が高いローンと低いローン

住宅ローンは金利が全体的に低いのに、カードローンの金利は高いと感じたことはないでしょうか?

ローンには、ローンの種類によって、個別にリスクが異なります。

リスクの低いローンは金利が低く設定されており、リスクが高いローンは金利が高く設定されています。

では、リスクの高いローンとはどのようなローンで、リスクの高いローンとはどのようなローンなのでしょうか?

リスクが低いローンは金利が低い

住宅ローンは金利が全体的に低く設定されています。

誰でもマイホームは大事ですし、マイホームがなくなったら住む場所がなくなってしまいますし、自分だけでなく、家族も困ることになってしまいますので、どんなに生活が苦しい時でも返済を優先し、返済に励むことが一般的です。

また、どうしても返済に困ったら、売却してローンを返済することが可能です。

借主にとって、大事な資産を購入し、いざとなったら売却によって返済に充てることができる住宅ローンや自動車ローンは一般的にリスクが低いローンとされ、金利は低く設定されています。

リストが高いローンは金利が高い

住宅ローンや自動車ローンと比較して、カードローンやフリーローンの金利は高く設定されています。

特にカードローンは借りたお金を何に使用しても自由なローンで、ギャンブルや風俗に使ってしまったとしても一度限度額を作成した後は銀行は資金の行方を追いません。

このように、借りたお金を何に使用しても自由で、対価となるものが残りにくいローンは一般的にリスクが高いローンとされています。

ギャンブルに使ってしまった借金と、住宅ローンのどちらを優先して返済するとしたら、普通は住宅ローンの返済を先に行うものであるためです。

そのため、同じ人が住宅ローンとカードローンを借りたとしても、住宅ローン金利のほうが低くなっているのです。

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ノンバンクより銀行金利が低い理由

消費者金融やカード会社の金利よりも銀行の金利のほうが低くなっているのはなぜでしょうか?

これは、融資対象を誰にしているのかという点に関係しています。

銀行のほうが皆先に申込む

お金が必要になったら、銀行と消費者金融のどちらに先に申込むでしょうか?

普通は何となく安心感のある銀行へ先に申込むのではないでしょうか?

皆が先に銀行に申込を行ってしまったら、消費者金融に申込に来る人は銀行では借りられない人ばかりになることになりますが、実際に、消費者金融に申込に来る人の多くが銀行審査に落ちてしまった人です。

消費者金融とすれば、銀行では引き受けられなかったリスクの人を自社が引き受けるためには金利を銀行よりも高く設定して、リスクマネジメントを行わなければなりません。

このため、消費者金融の金利のほうが銀行カードローンより高くなっているのです。

金利の低い銀行

銀行によっても金利は異なりますが、金利の低い銀行はどのような銀行なのでしょうか?

また、住宅ローンなどは地方銀行の金利がもっとも高くなっていますが、その理由はどのような理由からでしょうか?

ネット銀行

銀行のローンの中で、最も金利が低いのはネット銀行です。

ネット銀行は基本的に店舗を持っていませんので、店舗を管理するための人件費や家賃などの費用が掛かりません。

ここで浮いたコストを金利に還元できるのです。

住宅ローンもカードローンも最も金利が低いのはネット銀行となっています。

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メガバンク

メガバンクは銀行の中ではネット銀行の次に金利が低くなっています。

メガバンクは規模が大きいため、預金を調達するコストが少ないのが特徴です。

多くの顧客を抱えているため、給料や年金や企業の内部留保などの預金がメガバンクは多く滞留しています。

銀行にとって仕入れにあたる預金を安価のコストで調達できるため、メガバンクの金利も低い金利が実現できるのです。

地方銀行の金利が高い理由

地方銀行は、住宅ローンなどの高額かつ金利競争を行っている商品ほど金利がネット銀行やメガバンクと比較して高くなっています。

この理由はやはり地方銀行は規模が小さいという点に起因しています。

地方銀行はメガバンクと比較して、抱える顧客が少ないため、給料・年金・企業の内部留保といった預金が集まりにくいのです。

特に基盤の小さな第二地銀や地方銀行などはその傾向が非常に顕著ですので、わざわざ利息を支払って定期預金などで預金を集める必要があります。

普通預金にお金が集まる銀行はほぼ0金利で仕入れができますが、定期預金で預金を集めた場合には0.1~0.2%のコストを支払って預金を集めなければなりません。

つまり、小さな銀行であればあるほど仕入れのコストが高いのです。

このため、ネット銀行やメガバンクと異なり、地方銀行はある程度の金利を設定しなければ仕入れコストに見合った採算がとれませんので、金利が高くなっているのです。

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個人が銀行からお金を借りるときの種類

住宅ローン

人生の一番高価な買い物と言われる「家」を購入する際に必要なローンです。
金額が大きいので、返済期間が長いのが特徴です。

メリット

★金利が低い

個人ローンの中で、一番金利が低いです。
もし金利があまりにも高かったらこれほど家は建ってないでしょう。

★2種類の金利を選ぶことができる。

(前提として、金利を決める「基準金利」というものがあります。
この「基準金利」は、経済状況に応じて常に変動します。)

  • 固定金利……向こう何年かの金利を変わらないようにする方法。
    将来、金利が上がったら「固定金利にしてて良かった~」となります。
  • 変動金利……毎年金利が変わる方法。
    将来、金利が上がったら「あの時、固定にしとけば低いままだったのに!」となります。

住宅ローンは、期間が長いのでこの2種類の金利を選択できます。(もし選択できず、どちらかの方法一択では銀行にとっても、偏ってリスクとなってしまいます。)

※他のローンや、フラット35等の一部の住宅ローンは「固定金利」となります。

デメリット

★利息の総額は大きくなる。

住宅ローンは期間が何十年と長いです。利息はその時の残高に付くわけですから、何十年と残高がある以上、利息は付き続けるのです。
よって、金利は低くても利息の総額はローンの中で一番大きくなります。(その額、何百万円となります)

★担保が必要

住宅ローンは、その家を担保に入れなければなりません。借入を返済できなくなったら、銀行が家を処分して、代わりに返済に充てます。
極端に言えば、残高があと1円になっても、それを返済しなかったら家を持っていかれます。

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教育ローン

大学の学費は、何百万円にもなる場合があります。

進学率も高い昨今、利用する方も多いのではないでしょうか。

メリット

★金利が比較的低い

奨学金よりは高いですが、他のローンよりは低いです。

★卒業後に返済を開始する方法もある

お金がかかる在学中は返済をストップ(据え置き)し、卒業後から返済するという形式のローンもあります。

デメリット

★一部の費用には使えない

入学、在学に関わる費用全てに使えるわけでなく、銀行によっては部活動や仕送りには使えないというところもあります。

★領収書が必要

教育ローンに限ったことではありませんが、目的がはっきりしているローンは、「そこに支払いしました」という領収書が必ず必要です。
その目的の為に金利を低くしているので他の資金に使われたら銀行も困るからです。
教育ローンは借入した金額を、ひとつのものでなく、色々なものに支払いするので、その領収書を提出する手間がかかります。

自動車ローン

自動車の購入にあたって、借入を検討する方も多いと思いますが、販売会社系列の信販ローンと比べてどうなのかを紹介します。

メリット

★信販系より金利は低め

信販系の金利はピンキリで、大手自動車会社の系列の信販は金利が低めです。それでも一般的に、信販会社よりも、銀行の金利のほうが低いケースが多いです。

★保険をつけられるローンもある

任意保険の部分をローンにセットすることができる銀行もあります。保険料は金利に上乗せするのですが、その総額は保険会社の自動車保険をつけるより安くなるケースもあります。

デメリット

★手間と時間がかかる

信販系ローンでしたら、その場で担当がFAXしてくれて、「OKです、じゃあここにサインと返済口座の捺印を!」という手続きだけで終わることもあります。
しかし、銀行系ですと、審査自体に時間がかかるのと、いったんその銀行に融資してから販売会社へ振り込み、という形になるので、手間がかかります。
また、後で「車検証をもってきて」と言われる場合もあります。
人気車種を取り置きする場合、審査のスピードは意外と重要ではないでしょうか。

カードローン

フリーローンとも言われる「何にでも使ってOK」というローンです。

一応、注意書きに「事業性の資金やギャンブルに使っては駄目ですよ」とは記載されています。

何に使ったか、そこまで銀行は関知しませんし、領収書を要求したりもしません。

メリット

★使い勝手が良い

カードローンの場合、例えば100万円の審査が通ったら、100万円の借入枠ができます。
100万円の範囲内だったら、自由に出し入れしてOKで、日々の残高に応じて利息が計算されるのです。
必要な額だけ借入すれば利息の負担も減りますし、返済に関しても、(毎月の最低返済額はありますが)ある時払いで一括返済もできます。

★ATMで引き出しができる

15時に閉まる銀行に駆け込む必要はありません。
最近のカードローンで、コンビニATMを使えないところはないのではないでしょうか。
借入枠さえ作っておけば、お金を受け取るスピードに関しては他のローンに比べ最速です。

デメリット

★金利が高い

全ローンの種類の中で、一番金利が高いです。
場合によっては法定金利といって、法律で認められる上限ギリギリの金利です。
カードローンの金利の多くは、収入が高いと金利は多少低くなりますが、それでも他のローンより高いです。
※よく銀行系のカードローンは金利が低いの?というご質問を受けますが、最近は銀行のカードローンも消費者金融系列ですので、銀行だから金利が低いということはありません。

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★残高が減らない

これは使い勝手が良いことが、そのままデメリットとなります。
例えば100万円の枠をパンパンに借入している場合、返済するとわずかに借入できる枠ができます。
それを「来月こそはまとめて返すから」といってまた枠一杯まで借入すると、常に100万円に対しての利息が付くのです。

カードローンの利用事例

私が銀行にいたときの経験です。(全ての銀行様に当てはまる場合ではありませんので注意をしてください)

カードローンを利用する人は、常識的に考えてなぜ十何パーセントの高金利ローンを使うのだろうと不思議に思うこともあるでしょう。

急な病気で働けないときの為に等、やむをえない理由はあると思いますが、カードローンを使ってしまうカラクリは以下のことが考えられます。

1.カードローンの枠を銀行からお願いされて作る

これは、営業でお願いする場合もありますし、カードローンを作ったら住宅ローンの金利が低くなるという「特典」で作ってもらう場合もあります。

枠を作るだけなら、借入残高は0で利息もかからないため、抵抗がない方が多かったです。

2.10人に1人くらいが枠をMAXに使う

ここがポイントです。

カードローンの枠をもっている人が10人いたら、みんなが必要な分だけ利用するのではなく、9人は全く利用せず、1人が枠一杯まで使うのです。

その理由は、「配偶者にばれないお金がほしかった」「急な支払いに使った」等です。

決して必要不可欠だったわけではなく、ただ、なんとなくです。

※銀行がローンのカードを発行するのに、審査の人件費等を合わせてひとつ10万円以上もかかると言われています。

それは、何人かに1人はMAXまで使って利息で回収できる、といったデータが銀行でとれているから、枠だけでもとにかく作ってもらうわけです。

3.枠はMAXのまま使い続ける

「カードローンのデメリット」で記載しましたように、残高が減った分だけまた借入し、延々と残高は減らずと言うことがあります。

そこで結果的に100万円の枠なのに、払った利息が100万円を超えてしまったこともあるでしょう。

そして、どうしようもなくなり、結局配偶者にもばれてしまうと言う最悪な結果になる人もいるようです。

※カードローン等の高金利の商品は、銀行側は(極端に言えば)何人かにひとりは破産してもいいから、という統計で金利設定してます。

上手く使えば本当に便利な商品です。

しかし、その「何人かひとり」にならないように計画的に返済しましょう。

年金担保融資

多くのローンは申込時の年齢制限がありますが、それを超えた人でも申込できるといったものですので、高齢社会でニーズもあるかと思いますので紹介します。

将来受け取る年金から、返済額を天引きするといったもので、国民年金、厚生年金問わず、年金を受け取っている人は誰でも申込できます。

メリット

★金利が低め

年金から天引きするので、銀行側からいうと「取りっぱぐれ」がないからです。

★資金使途が広い

生活費もOKです(最近は高齢者破産が多く、厳しくなったため見積書等が必要です。)

デメリット

★将来の年金の前借り

年金という生命線が担保です。ただ生活が苦しいから、という理由でなく、末期治療費等、必要な場合のみ利用しましょう。

★銀行は消極的

銀行はあくまで窓口なだけで金利収入はありません。つまり手間だけなので敬遠されがちです。

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年金担保融資の話

先ほどカードローンの利用事例の話をしましたので年金担保融資の話をします。

ある老夫婦が窓口に相談にきたときのことです。ご主人は車椅子に乗って、奥様がそれを押しています。

話を聞くと、ご主人が先日脳梗塞で倒れ、入院とリハビリの費用が必要との事でした。そこで年金担保融資の手続きをしました。

当時の私は段取りも悪く、ご主人が上手に字を書けない事もあって、書類を書くのに半日かかりました。

前述したとおり、年金担保融資は銀行にとってほとんど利益がなく、銀行によってはお断りをする所もあります。

私も「何時間も何やっているんだ!」と、上席から相当怒られたのを覚えています。

その後、融資の手続きは無事終わり、公共料金の支払い等で老夫婦がこるたびに、融資窓口まで顔を出してくれ、「少しずつ元気になっているんだ」と私も思っていました。

そんなある日、奥様だけが窓口に来て、「主人が亡くなりました」と告げられたのです。

脳梗塞が再発したそうです。

奥様は、「貴方のおかげで主人もいい最期を迎えられたと思います、本当にありがとう」とおっしゃってくれました。

このように、お金を借りる人が満足をしているのであれば、借入自体は悪いことではないと思います。

お金という、命の次に大事なものを得られるわけですから、有意義に利用をすればそのこと自体は否定をするものではありません。

銀行員から見れば、ノルマももちろんあるでしょう。

そのような中で、収益だけを重んじている銀行には、金融機関の持つ公共性の意義と、その妥当性を今一度考えてみて欲しいこともありますね。

個人が銀行でお金を借りる条件とは?

個人が銀行で借入するときにほぼ共通する条件があります。

以下がローンを借りるときの最低条件で、他の条件はローンの種類によって異なります。

  • 年齢は20歳~65歳前後まで
  • 安定した収入があること
  • 勤続年数が1年以上あること

例えば借入限度額は、以下のような条件があります

  • 住宅ローンは年収の5、6倍まで
  • カードローンは「他のカードローンも合算した」年間の返済額が、年収の1/3まで

(枠を使っていなくても、使ったとして計算されます。

カードローンの毎月の最低返済額が2万円なら、2万×12ヶ月=24万円<年収の1/3になればOKです)

ただ、これらはオマケみたいな条件で、一番重要なのは「個人情報」につきます。

いわゆるブラックリストに載っていないか、という「信用情報」と「反社会勢力」ではないかという情報になります。

信用情報

過去の借入・返済履歴に悪いところがないと、個人のローンが駄目だと言うことはまずは少ないと考えていいでしょう。

年齢や収入・職業といった最低限の条件をクリアすれば、審査が厳しかったとしても、例えば次のようなことが銀行から打診があることもあります。
「この金額までならOKなんですが、保証人誰かいませんか?」

という話が銀行ではできるのです。

問答無用で1円も借入できなかったという事は、おそらく信用情報で引っかかている可能性が強いのです。

大体、銀行では「総合的に判断して」等、うやむやにして断ってくる場合はそのケースが多いと思われます。

また、本人の信用情報がクリアでも、保証人で引っかかる場合もあります。

例えば、審査上何の問題もない人が、家を共同名義で買うから配偶者を保証人にする場合、その配偶者の信用情報が悪ければローン自体審査が通らなくなります。

このぐらい、信用情報は大事ですので、借りたお金の返済は絶対遅らせないようにしましょう。

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反社会勢力

銀行で通帳を作るとき、「私は反社会勢力ではありません」という署名をしたことはないでしょうか。

最近はマネーロンダリングの規制が厳しくなり、銀行も都度確認するようになりました。

現状、銀行は借入を申し出た人が反社会勢力かどうか端末で照会出来ます(犯罪のランクみたいなものがあって、あるランク以上の人には貸せないようになっています)。

金融機関では決算書も確認をしますので、決算書の内容に載っている仕入先が反社会勢力だったから、という理由で融資をしないケースもあります。

このように、現代では信用情報と合わせて厳しく、反社会的勢力であるのかどうか見られると思ったほうが良いでしょう。

個人が銀行からお金を借りるとき必要なものは?

申込の段階で書類をある程度求められます。代表的なものは以下のとおりです。

  • 本人確認書
    免許証、保険証、パスポート、住基カード、公共料金の引き落としの葉書等
  • 収入証明書
    所得証明書、源泉徴収票、確定申告の控え、給与明細等

※サラリーマンの場合、所得証明書と源泉徴収票の内容は同じです。

所得証明を取得する場合、市役所で待つ上にウン百円の手数料がかかるので、勤務先の総務担当に「確定申告に必要だから」とか言って源泉徴収票をもらいましょう。

  • 印鑑証明書と実印
    カードローンでは必要ないケースが多いです。
  • 資金目的証明書
    見積書でOKです。教育ローンですと、合格通知書や入学金の振込案内書などです。

※必要書類は銀行やローンの種類で異なってきます。

最近ではインターネットでの仮審査ができますので、あれこれ用意して駄目だった、となるよりも、とにかく仮審査で信用情報面だけでもクリアしておくことをお勧めします。

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個人が銀行から借入した時の返済方法とは

個人ローンの場合、金利と同じくらい大事なのは、実は返済方法です。

というのも、個人ローンの多くは「元利均等」という特殊な返済方式だからです。

例)
借入額:60万円
金利 :5%
返済回数:60回(5年)

60万円÷60回なので、金利が全く付かないとしたら、月々の返済額は1万円になります。

ただし、この例では金利が5%付きます。

すると月々の返済額は11,300円程度です。

初めから最後まで返済額は一定の「11,300円」と言うことがポイントになります。

では、この「11,300円」の「利息部分」と「元金が減る部分」の内訳はどうなっているのでしょうか。

「利息部分が1,300円で元金が減る部分が10,000円じゃないの?」と思われがちですが、実は借入の残高に応じて内訳が変わります。

第一回目の返済については「利息部分は2,500円で、元金部分は8,800円」となります。

不思議に思う人がいるかもしれませんが、第一回目の向こう一ヶ月の利息額は残高600,000円に対して付くので次のようになります。

600,000円×5%×31日/365日=2,547円

では、残高が100,000円まで減ったらどうなるのかというと、次のようになります。

100,000円×5%×31日/365日≒420円

返済額は同じ11,300円でも、「利息部分は420円で、元金部分は10,880円」となります。

簡単にいうと、「同じ返済額でも初めの方が、利息部分が多い」のです。

結果的にどうなるのかというと、残高がなかなか減らないので利息の総額が多くなるのです。

したがって、「返済期間が半分終わったから残高も半分になったな」というのは勘違いで、借入残高はもっと残ってます。

このように、個人ローンの「元利均等」払いの場合、毎月の返済額が一定するというメリットはありますが、支払い総額が多くなりますので、次のものを注意する必要があります。

  • 毎月返済額が多少高くなっても期間を短くする
  • 繰り上げ返済をして、少しでも元金を減らす

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個人が銀行から借入する時のまとめ

個人が銀行から借り入れする場合の注意点や、金利の仕組みなどを話してきました。

話が長くなりましたので、ここで一旦話を整理して、個人がお金を借りるときのポイントを要約したいと思います。

  • 借入する目的をはっきりさせて、少しでも金利が低い商品を選ぶ
    ※まずはこのことからはじめて、「金利が低いカードローンは?」と検索するよりこちらを優先させてください。
  • 返済方法を理解し、少しでもコストを抑える
    ※これを間違えると、金利の差以上に利息を払うことになります。「ご利用は計画的に」を実行してください。

個人ローンは上手に利用すれば、人生を豊かに、そして便利にもできます。

情報が多い現代でこそ、正確にローンの選択をしたいものです。

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法人が借りるときの金利の考え方

法人というのは、個人と違って複雑です。

なぜなら、その時の業績によって借入できるかどうかと、金利が何%になるかが変わるからです。

ただ、法人融資についても、何点かポイントがありますので紹介をしていきます。

なおちょっと話はそれますが、中小企業の社長が住宅ローンをする場合、決算書の提出を求められます。

中小企業は「会社=社長」のケースが多く、決算書に載っている「業績」=「社長の今後の収入」=「今後返済できるか」だからです。

しかし、同じ会社に勤めている社員は、上記のとおり「収入証明書」を提出するだけで、決算書を求められることはありません。

したがって、業績の悪い会社だと、同じ会社に所属しているのに、社員は住宅ローンが通って、社長が通らないケースもあります。

法人が銀行からお金を借りる種類

法人がお金を借りるときは、商品や金利は決まっておらず、その業種や業績によって総合的に判断されます。

ビジネスローンという商品もありますが、金利が高いので別途相談するほうをおすすめします。

日本政策金融公庫

旧の国民生活金融公庫です。

今でも国金(こっきん)と読んでる人も多いのではないでしょうか。

日本政策金融公庫は、民間の銀行と違い税金から貸し出ししているので、公共性が強いです。

逆に言うと、少々の理由で差別せずに、必要な企業には貸さなければならないという側面もあります。

また、新規の相談の場合、同じ内容を銀行にするよりも、審査のスピードが段違いで早いです。

ただし、銀行のような大きな金額は融資できません。

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信用保証協会

準公共機関的な立場の信用保証協会を担保として利用します。その内容は次のとおりです。

  1. 借入する企業が保証協会に「保証料」を払う。※保証協会でも審査があります
  2. 保証協会はその企業を保証する。(返済できなくなったら代わりに銀行に返済する)
  3. 銀行は万が一のときに保全をしてくれるため、安心だと判断をして融資をする。

業歴が浅かったり、業況が悪い企業であったりしても保証協会付きならOKという銀行が多いです。

借入する側のデメリットとしては、この保証料を借入側が負担するので、利息とは別のコストとなります。

私が審査をしていたときには、保証協会がウンといえばそれがほぼ融資自体OKでしたので、銀行の上司より、保証協会の担当さんをどう納得させるかを考えていました)

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プロパー融資

広義では、自身だけでやる融資という意味ですが、保証協会が付いてない融資はプロパーという認識でいいと思います。

保証協会が付いてないから、返してもらえなかったらまるまる損失をしてしまうと、銀行も必死で考える融資で、そこそこ業績の良い企業や、担保を取れる企業でないと貸してもらえません。

以下、会社をつくってからの金融機関とのお付き合いの一巡の例です。

  • 会社を作って間もなくは、銀行が相手をしてくれないので日本政策金融公庫で借入する。
  • 1年くらいまともに返済していると、銀行からセールスしてくる。
    「あ、ここは国金が貸してまともに返済しているからセールスできるな」と判断を銀行でするわけです。
  • 銀行がまず保証協会付で融資する
  • 他の銀行もセールスしてきて保証協会付で融資する
    (保証協会で融資できる「枠」というのが銀行ごとに決まってます)
  • そのうちどこか銀行がプロパー融資する
    (そこがメインバンクとなる)

ここまではほんの一例ですが、「なるほど!」と思う社長もいるのではないでしょうか。

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企業がどの金融機関から借入するにしても、法人融資を円滑にするポイントというものがあります。

何に使うか

「資金使途」といいます。これは意外と大事で、融資したお金を、きちんと企業が投資して増やせるかというポイントに注目されます。

銀行としては、何に使うか分からない様なお金は貸せませんので、この時点で断られるケースもあります。

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返済能力

ちゃんと返済できるか、キャッシュフロー(資金繰り)を見ます。

このキャッシュフローは収支(黒字か赤字か)とは若干違います(経費になってもお金が出ていかないもの、あるいはその逆もあるからです)。

毎月の返済額をきちんと返済できるかといった資金繰りを見られます。

金利

業績が悪い(=返せなくなる可能性が高い)企業ほど、金利は高くなります。

銀行はたくさんの企業と取引してますので、そういったリスクヘッジをすることで、万が一、1社つぶれたところで採算がとれるように計算してます。

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担保

保全と言います。

土地や建物の担保が思いつきますが、信用保証協会も保全の一種であり、銀行としてはそういった、いわば「保険」が付いているかどうかを確認します。

※土地の価格がぐんぐん上がっていたバブル期と違って、担保は銀行にとっても最終手段です。

資金使途や返済能力の方が大事で、担保は二の次です。

法人が銀行から借入する時のまとめ

法人が銀行からお金を借りる場合、個人と違って、借入できる金額や金利は一定しません。

むしろ、金利交渉ができる財務体質や、銀行との交渉能力の方が大事でしょう。

ただし、銀行が融資するときのポイントを抑える、という意味では個人も法人も同じです。

自社のステージに合わせた最適な方法を、きちんと選んでいくことが大事ではないでしょうか。

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まとめ

金利はリスクマネジメントですので、リスクの高いカードローンでは金利は高くなりますし、収入の低いリスクの高い人への融資も金利が高くなってしまいます。

金利の低いローンを借りたいという人は、ネット銀行・メガバンク・地方銀行の順番に一般的には金利が高くなっていく傾向にあります。

さらに同じ金利でも元利均等・元金均等・残高スライドリボルビング方式のいずれの返済方法になるかによって最終的に支払う利息は変わってきます。

自分が最も納得できる金利や返済方法で最適なローンを選択しましょう。

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