カードローンを利用可能な年齢はいくつ?制限なしのカードローンは存在する?
お金を借りたいと考えたとき、年齢制限について気になる人もいるのではないでしょうか。
多くのカードローンでは20歳~69歳という年齢制限が設けられていて、年齢の高い人や低い人は申し込むことができない場合があります。
ですが、中には80歳以上の人や未成年の人でも借り入れできる方法は存在します。
今回は、「自分の年齢でもカードローンを利用できるのかな」と不安を抱いている方のために、
を紹介します。
目次
カードローンの上限は69歳が多い
定年退職を想定して、ほとんどのカードローンでは申込年齢の上限を69歳に設定しています。
以下は大手消費者とメガバンクのカードローンの対象年齢です。
アイフル | 満20歳~69歳 |
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プロミス | 18歳以上74歳以下※ ※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は収入証明書類のご提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)、収入が年金のみの方はお申込いただけません。 |
レイク | 満20歳~70歳 |
アコム | ・満20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 ・アコムの基準を満たす方 |
SMBCモビット | 満20歳~74歳 |
三菱UFJ銀行 | 満20歳~64歳 |
三井住友銀行 | 満20歳~69歳 |
みずほ銀行 | 満20歳~65歳 |
レイクは70歳まで申込が可能ですが、それ以外の消費者金融では69歳を上限に設定しています。
銀行カードローンの対象年齢はさらに狭く、三菱UFJ銀行では64歳までの人しかカードローンを利用することができません。
高齢の方が借入できる方法
紹介した通り、カードローンは69歳が上限年齢ということが多いですが、それ以上高齢の方でも借入可能な方法は多数存在します。
85歳まで借入可能なプランネル
中には80歳を超えた人もいるかもしれません。
プランネルという消費者金融は対象年齢が満20歳~85歳となっており、80歳を超えていても借入が可能です。
85歳でも無担保無保証で借入できる金融機関は非常に珍しいので、高齢の方はプランネルを検討してみましょう。
金利 (実質年率) | 借入100万円:15.0% 借入100万円未満:18.0% |
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対象者 | 満20歳~85歳 |
融資限度額 | 10万円~100万円 |
以下のページでプランネルについて詳しく解説していますので、興味がある人はご覧ください。
70歳以上でも利用できる銀行カードローン
消費者金融は銀行よりも金利も高いため、できれば銀行カードローンの利用を希望する人も多いと思います。
メガバンクのカードローンは最高でも69歳までしか利用できませんが、70歳以上が利用できる銀行カードローンがないわけではありません。
70歳以上でも利用可能な銀行カードローンを紹介します。
【関西アーバン銀行】アーバンカードローン
関西アーバン銀行のアーバンカードローンは対象年齢の上限が非常に高く、74歳まで申込できます。
申込から契約に至るまで来店不要で済ませられるので、銀行窓口の営業時間内に銀行に出向くことができないという場合でも、安心して申込できるでしょう。
最大融資限度額も500万円となっており、まとまった金額を必要としている人でも十分利用可能です。
金利 (実質年率) | 4.0%~14.4% |
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対象者 | 満20歳~74歳 |
融資限度額 | 10万円~500万円 |
【富山銀行】スピード王MAX
富山銀行のスピード王MAXは、富山銀行との取引がなくても利用できます。
地方銀行のカードローンは、その銀行のATMでしか利用できないことも多いですが、スピード王MAXは、セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATMでも利用できるので、利便性もバッチリです。
24時間申込可能なので、お手すきのときに申込だけ済ませておくこともできます。
金利 (実質年率) | 4.5%~14.6% |
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対象者 | 満20歳~70歳 富山銀行の営業区域内に居住もしくは勤務している方 |
融資限度額 | 10万円~500万円 |
【宮崎太陽銀行】カードローンWITH
カードローンWITHは、安定した収入さえあればアルバイトやパート・専業主婦のかたでも利用できるので、非常に多くの人が申込を検討できます。
最大融資限度額も1,000万円に設定されており、銀行カードローンの中でもトップクラスの限度額設定と言えるでしょう。
金利 (実質年率) | 3.8%~14.5% |
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対象者 | 満20歳~70歳 宮崎太陽銀行の営業区域内に居住もしくは勤務している方 |
融資限度額 | 10万円~1,000万円 |
【但馬銀行】セカンドライフ応援カードローン
セカンドライフ応援カードローンは、その名の通り高齢者専用のカードローンであり、申込年齢の下限が60歳となっています。
但馬銀行を年金の受取口座に指定していれば、満74歳まで借入が可能です。
金利は9.8%で固定なので、申込前の段階で、返済シミュレーションを行いやすいのも魅力ですね。
金利 (実質年率) | 9.8% |
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対象者 | 満60歳~74歳 但馬銀行で公的年金を受給されている方 年金担保融資を利用していない方 |
融資限度額 | 10万円~100万円 |
【西京銀行】さいきょうファーストカードローン
さいきょうファーストカードローンでは、最大で500万円の融資が受けられます。
「西京銀行の営業区域内に居住・勤務していること」といったような申込条件は設定されていないので、多くの人が利用できるカードローンです。
金利 (実質年率) | 9.0%~14.8% |
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対象者 | 満20歳~70歳 |
融資限度額 | 10万円~500万円 |
年金収入のみで借入できるカードローン
収入が年金のみでも借入できるかどうかは金融機関によって異なります。
年金が継続した収入と判断されず、一般的には借入できない金融機関が多いです。
ただし、中には年金のみの収入でも借入可能な業者もあります。
例えば、バンクイックやみずほ銀行カードローンは、年金受給者に対する融資も行っています。
年齢条件をクリアできるようであれば、これらの銀行カードローンでの借入を検討してみてもいいでしょう。
三菱UFJ銀行「バンクイック」 | みずほ銀行カードローン | |
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金利 (実質年率) | 1.8%~14.6% | 2.0%~14.0% |
対象者 | 満20歳~64歳 | 満20歳~65歳 |
融資限度額 | 10万円~500万円 | 10万円~800万円 |
カードローン以外の貸付
高齢者が利用可能な貸付には、カードローンだけではなく以下のような方法があります。
- 年金担保貸付制度
- 生活福祉資金貸付制度
- 自動車担保ローン
- 質屋
一つずつ詳しく解説行います。
年金担保貸付制度
独立行政法人福祉医療機構では年金担保貸付という制度が利用でき、上限年齢が設けられていません。
その名の通り年金を担保にして融資を受けられる制度で、高齢者が利用できる数少ない貸付です。
最大で200万円までの融資が受けられますが、資金使途が「生活必需物品の購入」の場合は、最大で80万円までの融資となります。
なお、年金担保貸付への申込は2022年3月末で締め切られることがすでに発表されていますので、2022年4月以降は年金担保貸付制度は利用できなくなります。
生活福祉資金貸付制度
生活が困窮している場合であれば、社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度を利用できる場合もあります。
低所得者や高齢者・障害者を対象に生活費を貸付してくれます。
連帯保証人がいれば無利子で、連帯保証人がいない場合でも1.5%という非常に低い金利で融資が受けられます。
自身が生活福祉資金貸付制度の対象かどうか判断することは難しいと思いますので、利用を検討する場合は一度社会福祉協議会の窓口で相談してみるといいでしょう。
自動車担保ローン
自動車やバイクを担保に入れてお金を借りる自動車担保ローンには年齢制限がありません。
標準的な金利は借入金額が100万円未満なら年18.0%と、決して低くはありませんが、年齢制限によってお金を借入れることができない人に便利な金融商品です。
資金使途は全くのフリーで、生活費にも事業資金にも利用できます。
ただし、借入限度額は担保にする自動車やバイクの評価額の60%から70%になることが多く、希望する金額を借りることができない可能性もあります。
また、返済を怠れば自動車やバイクを処分されてしまうリスクがあることには注意しておきましょう。
質屋
車や自動車以外に高価なものをお持ちなら、質屋にもっていけばお金を借りられます。
年齢条件は18歳以上という所が多いため、高齢でも問題なく、未成年の方も利用可能な方法です。
しかし、質屋からお金を借りても、毎月返済しなければならない義務はありません。
請求もされなければ督促もされないため、大事な質草を入れた場合は、最低3カ月に一回利息分を入金しておきましょう。
3カ月返済しないまま放置すると担保を失いますが、それ以上の返済は必要ありません。
借入は基本的に20歳から
逆に、カードローンを利用できるようになる年齢は、どの金融機関も20歳からと定められていることがほとんどです。
未成年者が法律行為をするには親権者の同意が必要です。
同意がなければ勝手には法律行為を行うことはできません。
もしも未成年者が勝手に法的行為をした場合は、親権者によってその取引を取消できると決められています。
未成年者が単独で契約を締結し、50万円の融資を受け、その内40万円をギャンブルに使ってしまったとします。
その後、契約の取消をすると、お金を融資した側には10万円しか返還されないのです。
このように、融資をした金融機関がリスクを負うため、ほとんどの金融機関は借入の年齢制限を20歳以上にしています。
ただし、先ほど紹介した質屋のように、未成年でもお金を借りる方法はいくつか存在しますので、紹介していきます。
未成年でも利用できる借入方法
未成年がお金を借りるには、
- 労金のカードローン
- 学生ローン
- クレジットカードのキャッシング
という方法があります。
労金のカードローン
労働金庫のカードローンでは、東北・新潟・静岡のような例外地域を除いて、満18歳以上の社会人なら契約できます。
「同じ勤務先で1年以上働いている」や「年収が150万円以上ある」といった条件はありますが、正社員として働いていればそれほど厳しい条件ではありません。
銀行カードローンよりも低金利で利用できるので、未成年がお金の借入を希望するときは、まず労金のカードローンに申し込んでみましょう。
学生ローン
以下のように、一部の学生ローンでは、18歳以上(高校生は除く)から借入が可能となっています。
- カレッヂ
- フレンド田
特に、カレッヂではローンカードを発するため、大手消費者金融や銀行カードローンのようにいつでもATMから現金を引き出せます。
もちろん、年齢を満たしていても、アルバイトなどの収入がなければ融資を受けることはできません。
店舗は東京ですが、電話やインターネットでの申込が可能なので日本中どこに住んでいても申し込むことができます。
どちらも融資額は最大50万円、金利は年間17.0%となっており、銀行のカードローンに比べて高めに設定されています。
また、学生ローンであっても審査に通過しなければ融資を受けることができません。
未成年借りれる学生ローンも
審査落ちたしかなりやべぇ— 鷹まる。は銀魂復習中 (@shimonetter0819) 2017年11月02日
このツイートからも分かるように、学生であれば無条件で融資を受けられるというわけではないのです。
融資条件や金利・自分の返済能力を今一度確認し、返済が滞らないよう計画を立ててから申込をしましょう。
クレジットカードのキャッシング
クレジットカードは、18歳や19歳でも、継続した収入があって審査に通ると発行できます。
クレジットカードには借入用のキャッシング機能がついていますので、これを利用すれば未成年でもお金を借りられます。
ただし、未成年がキャッシングを利用する条件として、申込時点で親権者の同意が必要になります。
実際に借りられるのは10万円ほど
クレジットカードの上限金額は、未成年ですと、審査に通っても低めに設定される可能性があります。
借入できる上限金額は10万円前後だと考えておくと良いでしょう。
また、キャッシング枠の金利は15.0%~18.0%の場合が多く、銀行や消費者金融よりも金利が高めに設定されていますので注意が必要です。
年齢以外の審査基準
融資を受けるためには、年齢条件を満たすだけでなく、金融機関の行う審査に通る必要があります。
審査基準は公表されていませんが、金融機関の審査に通るためには「信用情報」に問題がないことが第一条件です。
金融事故を起こした経歴のある人は、金融事故に関する情報が残っている間は融資を受けられませんので、注意が必要です。
さらに、「年収」や「勤続年数」、「雇用形態」、「借入件数」などの各観点から、返済能力に問題がないかどうか審査されます。
年齢が制限内であったとしても、返済能力が乏しいと判断されれば審査に落ちてしまいます。
ところで数年前に申し込んだまま使ってなかったカードローンをあてにしたら、登録情報の有効期限切れとかで審査からやり直しになり、転職したばっかで勤続年数短くて審査通らなかったんですけども、さーてあとはどっから金捻り出すかね。
— 伊月 (@itsukitekina) 2019年07月19日
カードローンについて パートの年収が低いせいなのか なかなか審査に通りません。 … http://bit.ly/1QOGSRG
— hokenraiten17 (@hokenraiten17) 2019年07月14日
上掲したツイートにもあるように、勤続年数や年収が原因で審査落ちになってしまっているケースは多いようですね。
下記のページで審査基準について詳しく解説していますので、気になる人は読んでください。
まとめ
カードローンを利用できる年齢には制限が設けられています。
多くは70歳以上になると利用できなくなりますが、プランネルのように85歳でも借りられる消費者金融も存在します。
低金利で借りたい人は、70歳を超えても借入可能な地方銀行カードローンを検討して下さい。
カードローン以外には、年金担保貸付や生活福祉資金貸付制度のように、年齢制限なしで借り入れできる制度もあります。
借入ができるようになる年齢はほとんどの場合で20歳ですが、労金のカードローンや一部の学生ローン、クレジットカードのキャッシングなら未成年でも借入は可能です。
年齢はもちろん、返済能力が条件を満たしていなければ審査には通りませんので、年齢以外の審査基準についても事前にチェックしておきましょう。
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