ブラックリストに載っていても10万円借りたい!
ブラックリストに載ってしまうと、消費者金融や銀行カードローンで融資を受けることは難しくなってしまいます。
しかしそんな状況に陥ってしまっても、急きょ10万円程度のお金が必要になるシチュエーションというのは訪れるものです。
そこで今回は、ブラックリストに載ってしまっている人が10万円を借りたい場合にはどうすればいいかということについて、説明を行っていきます。
目次
そもそもブラックの人はなぜダメ?
ブラックリストに載っている人がお金を借りる方法を考えるためには、まずはなぜ「ブラックリストに載っているとお金を借りられなくなるか」ということについてきちんと知っておく必要があります。
ちなみに「ブラックリストに載る」というのは慣用句的な表現であり、実際にブラックリストというリストがあるわけではありません。
信用情報機関と呼ばれる機関に、返済の遅延・延滞や債務整理といったマイナスの情報(異動情報)が記録されることを「ブラックリストに載る」と呼んでいるのです。
消費者金融にしろ銀行カードローンにしろ、審査の際には申し込み者が入力フォームに入力した内容から属性を判断し、信用情報機関に登録されている情報から申込者の過去の金融取引履歴について判断します。
その際に信用情報機関上に「ローンの返済を遅延」「借金の返済が行えなくなり個人再生」といったような情報があったとしたら、審査の際にどのような影響を及ぼすかということは想像に難くありません。
ローンの審査基準は各社・各行独自のものでありその詳細はブラックボックスになっていますが、実際のところ銀行カードローンや大手の消費者金融では、異動情報が登録されている限り借入れを行うことができない、というのが常識となっています。
お金の貸し借りは「信用」という概念が根本にあって成立するものであり、ブラックリストに登録されているということはその根本を揺るがしているのと同じなのです。
ブラックリストに登録されてしまう行為や、信用情報機関から事故情報が消えるまでの期間等の話は今回は割愛しますが、ブラックリストに載っている人がなぜ融資を受けることができないかについては、分かっていただけたかと思います。
中小の消費者金融
ここまでの説明をもとに考えると、ブラックリストに載っている人がお金を借りるためのポイントは2つです。
まず1つは「ブラックリストに載っていてもOK」と言ってくれる相手を探すこと、そしてもう1つはそもそも信用情報機関を利用した審査を行わない相手を探すことです。
まずは前者について考えてみましょう。
「ブラックリストに載っている」ということをどう判断するかは各業者次第ですが、基本的に大手の業者はその手の申し込み者を敬遠します。
そのため、「ブラックリストに載っていてもOK」と言ってくれる相手は必然的に中小の消費者金融ということになります。
大手であろうと中小であろうと消費者金融であれば業態に違いはなく、融資を行う相手がいなければそれぞれの業者の経営も成り立たないのです。
大手の業者には申し込み者がたくさん集まるため業者のほうで選り好みができますが、中小の業者ともなればそうは言っていられず大手の審査に落ちた中から、返済の見込みがありそうな人
厳選して融資を行う必要があるのです。
そのため、中小の消費者金融では「ブラックリストに載っている=即審査落ち」ということにはなりません。
申し込み者の現在の仕事や収入などを慎重に調べた上で、返済できそうな見込みがあると判断されればブラックリストに登録があることに目を瞑って融資を行ってもらえることも、十分あり得ます。
ブラックリストに載っている方が金融業者からの融資を希望する場合は、中小の消費者金融を検討するようにしましょう。
質屋
そして後者(信用情報機関を利用した審査を行わない)に該当するのは、質屋が代表的だと言えるでしょう。
質屋は申し込み者の今までの金融取引等を考慮して、お金を貸すか貸さないかの判断を行っているのではありません。
申し込み者が担保として持ってきた商品にどれぐらいの価値があるのかということが、質屋でお金を借りる際の唯一のポイントです。
そのためブラックリストに登録されていようが、10万円分の価値がある商品を持っていけば10万円の融資を受けることが可能なのです。
中小の消費者金融の場合はブラックリストに載っていても融資を受けられる「可能性がある」ということでしたが、質屋の場合は商品に価値がありさえすれば「確実に融資を受ける」ことができます。
家にそれなりに価値があり最悪質流れになってもいい商品があるのであれば、質屋を利用するのが最も確実な方法と言えそうです。
闇金の甘い誘惑に注意!
金融業者の中には、「ブラックの人でも無審査で融資!」といったような看板を掲げているところがあります。
実は、こういった看板を掲げているところは中小の消費者金融ともまた話が異なります。
中小の消費者金融はあくまで「審査を行ったうえで総合的に判断して融資を受けられる可能性がある」だけであって、決して「無審査」ではないからです。
結論から申し上げておくと、このような甘い文句を掲げている業者はほぼ間違いなく闇金です。
ブラックの人にも融資を行ってくれる救世主ではないどころか、一度融資を受けてしまえば骨の髄までしゃぶり尽くされてしまいかねません。
中小の消費者金融を検討しているとどうしてもこういった闇金の勧誘は目についてしまうもので、中には正規の消費者金融のようなふりをしているところもあるため、より一層タチが悪いと言えます。
正規の消費者金融の中に「無審査」という謳い文句を掲げているところはほぼありません。
自分がブラックリストに載っているという負い目と、どうしても融資を受けたいという焦りの中ではついつい安きに流れてしまいがちですが、「無審査」という文句に惹かれてはなりません。
その先に待ち構えているのは借金の底なし沼ですよ。
まとめ
以上、ブラックリストに載っている人が10万円を借りたい場合の方法を説明しました。
一定期間が経てばブラックリストから自分の名前が消えるようにはなっていますが、ブラックリストに載っている間はお金を借りられる方法は非常に限られています。
今回お伝えした方法を駆使して、何とかやりくりしていってくださいね。
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