銀行カードローンの審査に落ちる原因は?

執筆者の情報
名前:馬沢結愛
年齢:30歳
性別:女性
職歴:平成18年4月より信用金庫勤務

カードローン審査の項目

カードローンを申込む際に銀行窓口であれば申込書に記入する事項、WEBや無人契約機での申込みであれば画面上に入力する事項のすべてが審査をする為に必要な項目と言えます。

その項目は①申込人の情報②職業や借入状況などの情報③申込みをする銀行との取引状況の大きく3つの項目に分けられます。

これらの項目に記載された情報を基にカードローンの審査が行われ、契約できるかどうかの決定がなされます。

では、3つの項目についてどのような内容となるかを順番に説明していきます。

申込人の情報

申込人の情報とは、住所・氏名・生年月日・電話番号(固定電話・携帯)配偶者の有無・家族人数の、申込人本人を特定することができる個人情報のことをいいます。

この申込人の情報から、銀行や保証会社では取引の有無や個人信用情報機関に照会します。

職業や借入状況などの情報

職業や借入状況などの情報とは、勤務先名・勤務先住所・勤務先電話番号・勤務形態(自営業、公務員、会社員、パート・アルバイト、専業主婦)・勤務先の業種・勤続年数・前年の年収・給料日・他の借入金の件数と金額のことをいいます。

この情報から、申込人の仕事内容や収入状況、借入状況を確認して銀行や保証会社ではカードローンを借入した場合にきちんと返済していけるかどうかを判断します。

申込みする銀行との取引状況

その名の通りその銀行と取引があるかどうか、取引がある場合には取引の種類(普通預金・定期預金・定期積金・公共料金などの引落・銀行が取扱いをするクレジットカード・給与振込・融資取引など)や預金の取引年数、融資の取引年数があります。

この情報については、主に銀行が審査をする上で必要な項目であり、申込人が直接記入せず銀行側が内容を確認するだけの場合もあります。

審査で重視される項目

審査において特に重視されるのは、申込人にどれだけの信用があり、返済していく能力があるかという点です。

まず、申込人の住所・氏名・生年月日から個人信用情報機関で申込み履歴、借入の有無や返済実績を照会することによって、過去と現在の借入に関する情報を確認し、申込人個人の信用状況を判断します。

次に、職業・勤続年数・年収・他の借入状況によって返済能力を判断します。

公務員などの安定した職業でも、年収に対して他の借入金額の割合が多ければ返済は難しくなりますし、離職率の高い職業で勤続年数が少なければ審査が不利になる可能性があります。

また、自営業者の場合には同じ業種での営業年数が一定以上ないと申込み出来ない銀行もあり、収入の浮き沈みが多い自営業者では特に返済能力でカードローンを契約できるかどうかが決まります。

つまり、返済能力とは職業や年収、借入状況などから総合的に判断されるものであり、その判断基準は銀行や保証会社によって違いがあります。

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審査に落ちたときに考えられる原因

審査は基本的には総合的な判断によって通る、通らないが決まりますが、審査に落ちてしまう理由には以下のようなことが考えられます。

  • 申込人が過去に破産や債務整理などの経験がある
  • 申込人と同居している家族が過去に破産や債務整理などの経験がある
  • 現在借入している借入金の返済が滞っているまたは申込日の直近数ヶ月以内に滞った
  • 携帯電話料金の支払いが滞っている(端末代金を分割にしている場合)
  • 年収に対して全部の借入金残高が多い
  • 年収に対して年間の返済額が多い
  • 収入が不安定(自営業や歩合制)な職種で勤続年数が少ない

これらのことが審査に落ちる主な原因です。

申込人ではなく、申込人と同居している家族が破産や債務整理などの経験がある場合には、その家族が借入できない為に代わりに借入する可能性がある為、申込人には審査に落ちる原因がなくても落ちてしまう場合があります。

また、特に注意が必要となるのが、携帯電話の端末代を分割にして携帯料金を支払している場合です。

通常、携帯電話の通信料だけの支払いであれば支払いが遅れたとしても個人信用情報機関には登録されることはなく、銀行や保証会社では確認をすることが出来ません。

しかし、携帯電話の端末分を分割にしている場合にはその分割は借入金となり、支払いが滞れば審査に影響が出てしまいます。

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本審査で落ちることもある

仮審査は契約を出来るかを簡易的に審査するのに対して、本審査は仮審査との相違の有無や整合性を確認したり、仮審査では審査されていない細かい部分を審査することをいいます。

この仮審査と本審査において、申込みの内容が違う場合には仮審査で通っていたものが本審査では落ちてしまうことがあります。

例えば、仮審査では借入希望額を30万円で審査が通ったが本審査時には50万円で申し込みをした、または仮審査で年収を500万円と記入して審査が通ったが本審査時には年収が300万円と記入したなどの時に本審査において落ちてしまうことがあります。

急な借入額の増加や審査を通りやすくしたいがために年収を多くすることは逆に審査する側に不信感を持たれ、審査に悪影響が出てしまう可能性があるということです。

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銀行によって審査基準が違う

銀行での審査は基本的にどこの銀行でも、自行での取引状況や借入金の返済状況の審査にとどまり、主に審査をするのは保証会社になります。

それぞれの保証会社がその会社の審査基準に沿って銀行から保証依頼を受けた申込みに対して審査をしていき、保証をするかしないかを決定して銀行に通知をします。

ですので、銀行によって審査の基準が違うというよりも、その銀行が保証委託をする保証会社の違いによって審査基準が違うと言えます。

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まとめ

保証会社の審査の基準や審査に落ちた原因はたとえ銀行の職員でも分からないとされています。

俗にいう「審査が甘い」「審査が通りやすい」といったようなことは実際には分からないことであり、申込みをした時点での状況や申込みをした数や順番によっても違いは出てきます。

基本的には申込みをする人の信用状況によって審査の結果が決まる事であり、過去に破産や債務整理などをしていてその人個人の信用がなかったり、既に借入している分の返済が滞っていて新たな借入の返済も滞る可能性がある人には融資をしません。

保証会社によって返済が滞る危険性がどの程度まで許せる範囲なのかで保証の決定に差があるのかもしれませんが、そこまで大きな差はないはずです。

審査に落ちた時に自分には落ちた理由が全く分からないという人はほとんどいないと思います。

ほとんどは返済に係わる遅れなどが原因となりますので、「審査が甘い」「審査が通りやすい」銀行や保証会社を探すのではなく、思い当たる原因を解決してから申込みをすることが望ましいです。

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