アイフルの保証会社はどこがやっているの?
アイフルのカードローンは無担保無保証で借りることができる商品として認知されています。
でも保証会社はどこなの?疑問ですね。
無担保無保証だからこそ保証会社が必要なのではないか。
銀行カードローンはまさに保証会社を利用することで健全な経営を行うことができています。
ではアイフルの保証会社とはどういったことをしているところなのでしょうか?
この記事はこんな人におすすめ
この記事は以下のような人におすすめの記事です。
- アイフルの審査に通過できるか不安な人
- アイフルの審査基準を知りたい人
- アイフルの保証会社を知りたい人
アイフルと保証会社について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
最短即日融資!審査通る?カードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
アイフル | 3.0%~18.0% WEB申し込みなら最短25分※1 ※1.お申込みの時間帯により翌日以降になる場合があります。 | ・初めてのご契約で最大30日間利息0円 ・公式サイトの事前診断で融資可能かチェックできる ・原則、自宅・勤務先への連絡なし※2 ※2.審査状況により実施する場合があります。プライバシーに配慮し、担当者個人名で連絡します。 |
SMBCモビット | 3.0%~18.0%、最短1時間 ※申込曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱 | ・事前審査結果最短10秒 ・契約機で土日も融資可 ・WEB完結なら電話連絡、郵送物なし ※収入証明を提出していただく場合があります。 |
アコム | 3.0%~18.0% 最短30分 | ・業界№1の融資残高数 ・30日間無利息サービス ・アルバイト、パート可 |
目次
保証会社の仕事内容
保証会社とはお金を借りる際に保証人を立てるのと同じように、カードローン会員の保証人となるべくして存在する会社です。
ただし保証人として効力を発揮するのは、カードローン会員が返済不能になり、滞納期間が3カ月以上になったときです。
他にも保証会社の仕事として行うことは、カードローンの審査を行うことです。
金融機関に代わってアイフルが審査し、OKが出て初めてカードローンの審査に通ったことになります。
銀行が積極的にカードローン事業に乗り出したのも、バックに保証会社があることで債権保全をすることができるからです。
しかしいくら保証会社があっても本当にカードローン会員の借金を肩代わりしてくれるのか、不安に思うのは当然です。
ところがアイフルは大手消費者金融業界で今のところ3本の指に入るほどの企業ですから、信頼性や企業の安定性は抜群です。
だからこそ銀行は何の不安を持つこともなくアイフルに顧客の審査をまかせ、万が一の際には会員に代わって借金の代位弁済をしてくれることを信用をしているのです。
銀行カードローンの保証は、中小サラリーマン金融などの貸金業者でも行うことができます。
しかし、このような中堅消費者金融は審査体制も充実していませんし、何よりも大手と比較して信頼度は全く異なるので、ほとんどの銀行カードローンでは、大手消費者金融が保証を行なっています。
銀行が審査で行うので、保証会社の仮審査に通った分だけが対象者で、審査内容は勤務先の確認と本人確認だけになります。
銀行は保証会社の保証を得ることができた人だけを対象として、融資という形で金融支援を行うのです。
保証会社を必要とする理由
銀行カードローンが保証会社を必要とする理由は、簡単に言えば無担保無保証の貸付に慣れていないことです。
銀行はこれまでは、不動産や家屋、連帯保証人を取ることをメインに貸付業務を行っていたため、契約者に対して資産の差し押さえなどの形によって無言の圧力をかけていた、圧力をかけることで債権の回収を容易に行っていたのが銀行による貸付の背景です。
契約者としれば、返済期日までにお金を返済しないと、資産が差し押さえられてしまうという心理的な圧力があったため返済を期日通りに行うのです。
このため、返済期間の間は何かしらの担保や保証人をとっているというのが、これまでの銀行の基本的な融資スタイルです。
バブルがはじけたときやリーマンショック後の不景気に、銀行による借入先に対する貸し剥がしが社会問題化しました。
どうして貸し剥がしができたかと言うと、何のことはない人的担保や物的担保を取っていたからです。
お金を返すことが出来なければ連帯保証人に払ってもらう、または担保物件を売却することで債権回収を行なっていたわけです。
しかしカードローンは担保を取ることもできなければ保証人も付けることができませんので、取引金融機関としては、これまで信用の背景としていたものが何もない人に対して融資を行うことになってしまいます。
今まで担保融資に慣れていた銀行は無担保で貸し付けることに対してノウハウが全くありませんでした。
そこで目をつけたのが保証会社に消費者金融業者やクレジットカード会社を起用することです。
銀行からしてみればアイフルのような保証会社は保証人と同じなわけです。
メガバンクなどは大手の消費者金融を銀行傘下として自社のカードローンの保証を行なってもらい、銀行は融資を行うというようになります。
バブル崩壊以降、無担保で保証人も取らないような融資が拡大したため、銀行ローンでは保証会社が不可欠となっています。
アイフルが保証するメリット
アイフルが銀行カードローンのような消費者向け金融商品を保証するのには、アイフルにもメリットがあるという理由があります。
ただ単に銀行がアイフルに保証してください、と頼んでもリスクばかりでメリットがなければビジネスとして成り立つことができません。
当然ながら保証業務する代わりに、銀行カードローンが顧客に貸付する金利から手数料(保証料)をもらっています。
ちなみにアイフルの2017年3月期決算で信用保証収益は約125億円稼いでいます。この3年間の伸び率を見ても平均で2.3%の収入増です。
アイフル単体での営業収益は約584億円ですから保証収益だけで21%占めていますので、アイフルにとっても稼ぎ頭のひとつであることは間違いのないところです。
またアイフルに保証委託している銀行などの金融機関は139件もあります。
なお個人向け貸付カードローンの保証限度額は800万円までとなっているため、地方銀行や信用金庫などの個人向けローンサービスが主な顧客先となっています。
アイフルとすれば、保証料を得ることができ、銀行とすればリスクを排除することができ、申込者とすればカードローン内容の審査結果がすぐに出るので、アイフルが保証を行うことは、銀行がカードローンのような無担保ローンを融資するに当たって、重要な潤滑油のような役割を果たしていると言っても過言ではないでしょう。
アイフルの保証会社は?
アイフルの保証会社はどこかと言うと、実のところありません。
アイフルに限らず消費者金融業者は保証会社を必要とせず自力で債権回収を行います。
銀行のように「借金払えなかったら担保物権売っちゃうよ」の高飛車な態度をとることはできません。
しかし消費者金融業者はもともと担保を取ることなくお金を貸し付けていましたので、どのようにすれば貸したお金を回収できるのか技術を持っています。
それも長年の技術ですから銀行には決して真似のできない回収方法ですね。
顧客に貸し出す場合は自社が持っている長年蓄積された顧客データと信用情報機関から取得したデータを基に、どのような属性の人が申し込むとどれくらいの貸し倒れリスクがあるのか、独自に判断するノウハウを持っているのです。
また貸付金利も銀行カードローンに比べ高めに設定されているのは、保証会社を外部に委託せずリスク管理を行うためのギリギリの金利設定と言えるでしょう。
いずれにせよ、アイフルのような大手サラリーマン金融は、無担保無保証で融資を行なっても、適正にリスクを管理することができます。
アイフルは銀行傘下ではありませんが、他の多くの銀行傘下の大手消費者金融も、同じように無担保無保証で融資を行なっても倒産しないような顧客のリスク判定のノウハウを持っているのです。
アイフルの保証審査は厳しいのか
アイフルは多くの銀行ローンの保証を行なっていますが、その保証審査(融資審査)は厳しいのでしょうか?
カードローンの審査基準の順位を考えてみれば、アイフルの保証審査は厳しいのかどうかある程度推測することが可能です。
カードローンの審査基準を厳しい順に並べると次のようになります。
①銀行カードローン
②クレジットカード会社カードローン
③消費者金融カードローン
消費者金融カードローンが最も審査基準が甘いことがわかります。
しかし銀行カードローンの審査は保証会社がやっているわけですよね。
しかもアイフルもその中に入るのに、どうして銀行カードローンの審査が厳しくなるのか不思議に思うことでしょう。
銀行カードローンの保証会社は消費者金融以外にクレジットカード会社も行なっています。
銀行単体ではカードローンの審査を行いませんから、銀行カードローンの内訳の順位も考えなければなりませんね。
◆銀行カードローンの内訳
①クレジットカード会社
②消費者金融
つまり銀行カードローンでも保証会社がクレジットカード会社なのか、それとも消費者金融なのかによって審査の厳しさが違ってくるわけです。
最も審査が厳しいのが保証会社クレジットカード会社になっている場合ですね。
したがって銀行カードローンに申し込む場合は保証会社が消費者金融になっているのか、それともクレジットカード会社になっているのかで選ぶのが審査に通るためのコツです。
アイフルの仮審査はスコアリングという審査で行われ、信用情報や勤務先、年収、勤続年数などを点数化する審査を行い、一定以上の点数となった人だけが審査通過となります。
この審査通過の基準点がアイフルのような消費者金融系の審査は比較的甘いのです。
銀行が本審査で行うことは確認作業だけです。
勤務先に電話で確認を行い、本人確認書類と収入証明書から個人情報と収入を確認します。
このように、カードローンの重要な審査は仮審査で終わっていると言っても過言ではありません。
カードローンのような、専用カードを使って借入を行い、返済期日に毎月返済していくだけというシンプルなローンは、審査もシンプルです。
アイフルのような審査ノウハウを持った消費者金融がスピーディーに審査を行うからこそ、融資までに時間がかからないのです。
アイフルの審査難易度は、スピーディーかつ他の保証会社よりも基準は緩めです。
アイフル自体の契約率が低い
審査が保証会社の中では緩めなアイフルですが、最近は事情が異なってきているようです。
2017年になってからアイフルが発行するカードローン審査の契約率が下がっています。
2016年は46%から47%の範囲で推移していた通過率が、2017年になってから急落し41%から42%までに落ち込んでいます。
おそらくできるだけ貸し倒れリスクのない顧客を選んでいるのだと推測することができます。
2017年で最も契約率が高いのはアコムの48%、プロミスが43%となっています。
アイフルは返済能力が高い人を選んで審査をしている可能性があるということです。
気に入った銀行カードローンの保証会社がアコムか、それともアイフルになっているのかでも審査に通る確率は違ってくるでしょう。
銀行カードローンに申し込む場合は、保証会社が消費者金融でもアコムを選んだほうが審査に通りやすいとなりそうですね。
金融事故がないことはもちろん、収入証明書類から収入を確認した際に、間違いがないということも重要になりますので、日頃から審査に通過しやすい自分作りを行なっておきましょう。
アイフルが保証するカードローンは?
アイフルはローンカードを発行し、銀行や提携ATMから事業資金を便利に引き出すことができる銀行の事業者ローンを保証しているケースが数多くあります。
審査通過率が高い事業ローンであるビジネクストを運営していることでも有名なアイフルですので、事業者金融の審査については強みがあります。
審査難易度もそれほど高くありませんので、高金利の銀行のビジネスローンも多く保証しています。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行やみずほ銀行などのメガバンクの保証は行なっていませんが、店舗型の地方銀行の事業者ローンなどの保証を多く行なっているのです。
また、ライフカードはアイフル傘下ですので、ライフカードの審査に通過できない人は、アイフルのカードローン契約審査に通過することは難しいでしょう。
アイフル保証カードローン落ちたら
アイフルの審査に落ちたら他のローン商品への申込を検討しましょう。
審査の基準はそれぞれ異なりますので、利用限度額や借入額が総量規制に抵触していない限りは審査に通過することができる可能性がありますよ。
ただし、アイフルが保証提携を行っている銀行カードローンの審査に落ちたら、アイフルが保証しているカードローンに申し込むのはやめておきましょう。
アイフルが保証している限り審査結果は同じになるだけです。
また念には念を入れて直接アイフルに申し込むのも避けた方がいいかもしれません。
信用情報機関には申込情報として6カ月間登録されますので、アイフルが保証している銀行カードローンに落ちた情報も登録されています。
短期間の間に多数申し込んでしまうと申し込みブラック認定されることがありますので、期間をあけて申し込むか、他の消費者金融に申し込むのも方法です。
中小の消費者金融では、信用情報機関に事故情報が登録されているブラックの場合でも審査に通過することができる場合もあります。
他社借入へクレジットカードの返済履歴であるクレジットヒストリー(クレヒス)に遅れが多い程度の理由でアイフルの審査に落ちた場合には、中小の消費者金融の審査では審査に通過できる可能性があります。
また、中小消費者金融の利用者の中には、自己破産者でも審査に通過することができるケースもありますので、アイフルやアイフル保証の審査に落ちたからと言って悲観する必要は全くありませんよ。
中小の消費者金融は、過去の情報だけでなく現在の収入状況から判断して返済可能と判断できれば融資に応じてくれるケースが少なくありません。
返済方法を長期間とすることで毎月の負担を減らせば、「返済可能」と判断されるようなケースもありますので、まずは相談してみましょう。
まとめ
アイフルのカードローンには、保証会社は存在しません。
アイフルは、無担保無保証で融資を行なっても、損失が発生しない審査のノウハウを持っているので、保証会社をつけなくても適切にリスク管理を行うことができるのです。
むしろ、銀行の事業者ローンをはじめとして、多くの保証業務を行なっています。
カードローンで蓄積した審査ノウハウで、銀行ローンの保証を行い、保証業務でも収益を出しています。
アイフルの審査は、保証会社の中ではそれほど厳しくはありませんが、ブラックの人やクレヒスに遅れが多い人は審査に通過することは簡単ではありません。
金融事故を起こさないことはもちろんですが、日頃からクレジットカードやローンの支払いに遅れないように注意して、アイフルの審査に通過しやすいように心がけましょう。
Q&A
アイフルの審査と保証の審査についてよくある質問をまとめてみました。
連絡した方が無難です。
審査に通過した人でも、信用情報には申込情報が記録されます。
この際に、連絡を入れないと、単に申込情報しか記録されないので、信用情報には「申込だけして契約情報がないので、審査に落ちた」と判断される記録となってしまいます。
連絡を入れれば、信用情報には申込者都合で、申込が取り下げられたと記録されます。
他のローンの審査で、この情報を見られても、「他社の審査に落ちた」とは判断されませんので、審査に通過して、やはり借入の必要がなくなった場合でも、申込を取り下げるという連絡は入れた方が自分にとってマイナスになりませんよ。
アイフルがライフカードを買収したためです。
ライフカードは、過払金の返還請求によって経営が悪化し、2009年に事業再生ADRを申請し、認可されています。
2011年にライフカードの消費者金融事業や管理再建はアイフルに移譲されています。
このため、2011年以前にライフカードからお金を借りていた人は、現在は再建がライフカードからアイフルに移っていますので、現在はアイフルから請求が来ることになるのです。
タグ:大手消費者金融