カードローンからフリーローンに借り換えはお得?デメリットは?

カードローンなどは借入件数が多ければ多いほど、返済が大変になります。

このようなときには、早めにフリーローンに借り換えてしまった方が、後々の返済が非常に楽になります。

もしも、毎月の返済に苦労してしまうと、返済に追われて新たなローンに手を出すという最悪な悪循環に陥ってしまうでしょう。

このため、ある程度のところでフリーローンで借金を一本へ借り換えたほうが無難です。

借り換えを希望するときには使い道が自由なフリーローンが便利ですので、今回はフリーローンのメリットと注意点を徹底解説します。

執筆者の情報
名前:手塚 龍馬(36歳)
職歴:過去7年,地銀の貸付業務担当
この記事はこんなひとにおすすめ

今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。

  • 赤色フリーローンで借金の借り換えを検討している人
  • 赤色借り換えをフリーローンで行うメリットが知りたい人
  • 赤色フリーローンの審査落ちをしないための対策がしたい人

目次

フリーローンとは


フリーローンについて、一体どのようなものなのかを覚えておくと、お金を借りるときに金融商品を便利に使い分けできるでしょう。

そこで、フリーローンの基本的な知識と、カードローンとの違いを見ていきましょう。

フリーローンの基本

銀行のローンには、目的ローンと多目的ローンがあります。

目的ローンは、住宅ローンやマイカーローン、結婚資金のために利用されるブライダルローンなどが代表的で、お金の使い道が決められた利用目的以外には使うことができません。

その一方で、多目的ローンはお金の使い道が自由(事業性資金は除かれる場合が多いです)なローンのことを指し、生活費やレジャー費などに、よく利用されます。

代表的なローンとしてカードローンがありますが、このフリーローンも多目的ローンの一種です。

ここでひとつ注意点があります。

多目的ローンで借りたお金の使い道は自由ですが、万が一ギャンブルなどに使用した場合には、債務整理を行う必要がでてきたときに、借金が免責にならないこともありますので注意しましょう。

フリーローンは証書貸付

フリーローンの融資形式である証書貸付は、銀行融資において一番一般的な貸付方法で、下記のような詳細な借り入れ条件を規定した金銭消費貸借契約書を金融機関と交わして、借り入れを行います。

・借り入れ金額
・金利
・返済期間
・返済方法

契約後に借り入れ金額が一括で融資されることとなり、その後は返済を行うのみです。

また、返済中に新たに資金調達が必要となった場合には、新規申し込みする必要があり、この契約の増額分として取り扱われることはありません。

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借り換えでフリーローンを利用するメリット

借金を借り換えたり、まとめたりするときには、フリーローン以外にもおまとめローンやカードローンなど、他のローン商品を利用する方法もあります。

しかしフリーローンには他の商品にはないメリットが幾つもあります。

ここでは、なぜ借り換えにフリーローンが良いのか、メリットを中心に解説します。

複数の返済日をまとめて返済計画を立てれる

借入先が複数になってしまった人の悩みのひとつに、それぞれの借入先の返済日や借入金額を管理が大変であるという点があります。

しかし、フリーローンを利用して借金をまとめることで、複数ある借金をひとつにできるため、返済日や返済金額もひとつに統一可能です。

返済先が複数になって、返済日がそれぞれ異なるとうっかり返済を忘れてしまったり、返済金額を間違えて引き落としがされなかったりなど、支払いに関するミスが増えてしまいます。

返済日や返済金額以外にも、返済終了になるまでの返済回数など、借金を借り換えることで管理が一気に楽になるのは大きなメリットです。

金利を安くできる

フリーローンに借り換えを行うと、金利を安くしやすいというメリットもあります。

もちろん、借り換え前のローンを低金利で契約している人は、フリーローンに借り換えても低金利にならない可能性もありますが、一般的にはカードローンなどよりもフリーローンの方が低金利なことが多いです。

また、ローンは1社での借入金額が高額であるほど金利は低くなるため、フリーローンで複数の借金をまとめると金利は低くなりやすいです。

金利が下がれば最終的な返済金額も減らしやすいため、非常にありがたいメリットと言えます。

毎月の返済額を変えることができる

複数のローンを利用している人の中に、毎月の返済金額が高い点に悩まされる人もいるでしょう。

フリーローンで借金をまとめることで、毎月の返済金額を再指定できるため、返済金額が高額な人も安心です。

フリーローンの返済方法は、多くが元利均等返済という毎月決まった金額を支払う定額返済ですが、返済回数を調整することで返済金額はある程度自由が利きます。

また、毎月の返済金額を少額にしたとしても、繰上返済やボーナス月増額返済を駆使することで、無理なく早期返済を行えるのでおすすめです。

ただし、返済期間が長くなったにもかかわらず繰上げ返済をせずに毎月少額の返済だけ続けていると支払利息が増え、借り換え前よりも総返済額が増える可能性が高いので注意が必要です。

フリーローンの借り換え審査は甘い?

フリーローンの借り換え審査は甘い?

フリーローンで借り換えを行うのは様々なメリットがあることはわかりましたが、そもそもフリーローンの審査に通るのか不安な人も多いでしょう。

フリーローンの借り換え審査はどのような基準で行われるのか確認していきましょう。

個人信用情報

どのようなローンでも最初に行われる審査が個人信用情報の照会です。

個人信用情報では主に以下の3つの点を確認します。

①事故情報
個人信用情報には自己破産、債務整理、代位弁済、長期延滞などの金融事故の記録が記録されています。

この情報が個人信用情報にある人はいわゆるブラックと呼ばれる人であり、この時点で審査には通過できません。

②借入金の金額と件数
他からの借入金がいくらで何本あるのかも個人信用情報には記録されています。

フリーローンは年収を超える融資は行わないため、年収を超える借入がある人は審査通過が難しくなります。

また、借入件数がすでに3本以上ある人も審査にマイナスとなりますが、おまとめの場合には、融資実行後に借入件数が減りますので、多重債務状態でも審査に通過できる場合もあるようです。

③クレジットヒストリー
クレジットヒストリーとは借入金やクレジットカードの支払状況を2年分記録しているものです。

実は審査の際にはこの点がかなり重要です。

借入金やクレジットカードの支払状況に何も問題がない人は、多少年収がひくくても審査に通過できることがあります。

借入金の返済にはしっかりしており、優先して返済を行う人であるということがわかるためです。

また、クレジットヒストリーに毎月遅れが記録されている人は、他の属性がいかに良好でも審査には通過できない場合もあります。

特に借り換えを行うのであれば、既存債務の返済状況の遅れがあるかは審査にかなり影響することとなります。

勤務先

勤務先は公務員と上場企業会社員が最も審査に有利となります。

反対に所得が安定しないと考えられる個人事業主や小規模会社の代表者が審査には最も不利な職業です。

勤続年数

勤続年数は長ければ長いほど審査に有利となります。

フリーローンの場合には1年以上の勤続年数が必要とされ、3年あれば審査にはマイナスになりません。

年収確認はカードローンより厳格

銀行カードローンは300万円以内の借入が収入証明不要となっている商品も少なくありませんが、フリーローンはカードローンより収入証明書の提出基準が厳格です。

100万円を超える場合に提出を求められることも多いですし、融資金額に関わらず必ず提出が求められる場合も少なくありません。

特に資金使途がおまとめの場合には、おまとめ後の返済が収入と比較して無理がないかが重要になります。

借り換え時には税込年収の金額も審査では重要となるため、収入と借入金額の比率は大切です。

このため、フリーローンでおまとめを行う場合には返済能力が十分にあること、また他社借入が多すぎないことが審査通過率を上げるポイントとなります。

カードローンより審査は厳しい

フリーローン審査のときには、上記の項目を点数化して基準点以上となった人のみ、審査に通過できるスコアリング審査という方法で行われます。

この基準点がカードローンよりもフリーローンのほうが厳しいといわれています。

金利がフリーローンのほうが低いという点と、完済期日が決まっている分、毎月の返済額が高額になることが原因のため、カードローンよりも少し高い基準で審査が行われるようです。

とはいえ、自動車ローンよりも審査は甘いですので、普通にカードローン審査に通過できるような人であれば、フリーローン審査にも大きな影響はないでしょう。

在籍確認

スコアリング審査に通過すると、申込書に記載した勤務先に本当に勤務しているか確認する在籍確認が行われます。

ここで問題なく勤務先への在籍が確認できれば審査通過となります。

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フリーローンで借り換えの注意点

フリーローンで借り換えの注意点
フリーローンに借り換えができれば、借り換え前よりもメリットを受けられることが多いですが、行う時期や行うときの注意点などが幾つかあります。

中でも、カードローンなどの既存の借入金を1本に借り換える時には以下の3点に注意が必要です。

多重債務になる前にまとめよう

複数の借入金を1本にまとめる場合には、借入件数が多くなりすぎる前におまとめを行う必要があります。

審査のときには他社からの借入件数が多ければ多いほどマイナスになります。

多重債務者は極端に審査に不利となりますので、借入本数が2本~3本くらいの間に借り換えの審査への申し込みをおすすめします。

これ以上借入件数が増えてしまうと本当に返済に困って、返済に遅れが出てしまっても審査には通過できなくなります。

手遅れになる前に借り換えを行うことが重要です。

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借り換えでメリットがいくらか試算

複数の債務を1本にまとめればたいていの場合には毎月返済額は少なくなります。

しかし、場合によっては利息負担額が借り換えを行ったことによって多くなってしまうこともあります。

①返済期間を長期化した場合
あと数年で返済が終了するローンを借り換えによって長期のローンへ切り替えた場合には、期間が延長した分、利息も多く支払わなければなりません。

②金利の低いローンも1つにまとめた場合
複数の借入金がある人は、金利の低いものも、高いものもある場合があります。

返済を楽にしたいあまりに金利の低いローンもフリーローンでまとめた場合には、金利が増えた分は利息負担が増えてしまうことがあります。

おまとめは基本的にはメリットが多くありますが、以上2点には注意したうえで銀行などに借り換えのシミュレーションを出してもらってから、借り換えを行ったほうが良いでしょう。

計画的に返済できることを優先する

フリーローンの返済は、毎月確実に返済ができる金額で、計画的に返済できることを優先しましょう。

フリーローンの返済方法は、多くの金融機関が元利均等返済方式を採用しているため、毎月の返済金額はカードローンの支払よりも高めに設定されていることが多いです。

カードローンの返済に慣れていると、「思ったよりも毎月の返済が大変で返済金額が用意できない」と言った状態になりやすいです。

フリーローンの返済金額を設定するときには、気持ち楽に返済できる金額にして、余裕ができたら繰上返済を行うのが、計画的に返済するときのコツです。

注意しておきたいフリーローンのデメリット


フリーローンのメリットについて、話をしてきました。

しかし、デメリットはないのでしょうか。

フリーローンも万能ではありませんので、デメリットとして考えられることをあげていきます。

金融商品は、資金使途によって使い分けることが大事になりますので、しっかりと押さえておきましょう。

審査時間が長い

フリーローンはカードローンと異なり、お金を借りる都度に申し込みが必要になります。

したがって、お金が必要な場合は1週間程度の審査時間が必要になります。

一方カードローンは、初めの審査がスピード審査の金融機関で30分程度、長いところで1週間程度と期間に幅があります。

ただし、カードローンは一度審査に通過すると、利用限度額の範囲であればすぐにお金を借りることができます。

なお、フリーローンにも銀行によっては、当日融資をしてくれるところもありますので、地元の金融機関も含めて色々と比較をしてみましょう。

追加で融資は受けられない

フリーローンは契約当初に決めた金額を借りて、その後は返済だけをしていく商品です。

したがって、利用限度額の範囲内であれば、借金と返済を繰り返しできるカードローンと根本的に異なります。

追加で融資を受けるためには、必要金額を再度新規で融資を申し込み、審査を受けて通過する必要があります。

フリーローンで審査落ちしてしまうポイント

フリーローンで審査落ちしてしまう人には、幾つかの共通点があります。

保証会社や金融機関は審査落ちの理由を公表していませんので、審査落ちをしてしまった人は、これから紹介するポイントが当てはまらないか確認してください。

借入先や借入金額が多すぎる

借入先の件数や借入金額が多すぎるときには、審査落ちをしてしまう危険性が一気に高まります。

借入先や借入金額の基準は金融機関によって異なりますが、一般的には借入先は4社以上、借入金額は年収の3分の1~2分の1程度から、多すぎると判断されやすいです。

ただし他社からの借入金額は、基本的に無担保ローンであるカードローンやクレジットカードのキャッシング枠を見られるため、住宅ローンやマイカーローンなどは審査の対象とはならないケースもあります。

また、他社借入で特に審査に影響が大きいのは、消費者金融からの借入です。

複数の消費者金融から借入をしている人は注意が必要です。

返済能力が不足している

少し先ほどの特徴と被りますが、申込者の返済能力が不足している場合にも審査落ちしやすいです。

返済能力は年収によって審査されることが多いですが、大切な点は申込者の他社借入と借り換え希望額に対する割合です。

例えば、同じ年収500万円の人でも借り換え希望額が100万円の人と、200万円の人では必要な返済能力は大きく異なります。

また、安定した収入があるかという点も返済能力として考慮されるため、勤続年数や職業も審査落ちの原因となりやすいです。

必要書類に不備がある

フリーローンの審査では本人確認書類と公的所得証明書の提出が必要ですが、これらの書類に不備があると審査落ちしてしまいます。

まず気を付けたいポイントとして、必要書類は金融機関が認めている書類であるかどうかです。

本人確認書類としては、運転免許証やパスポートなどは幅広い金融機関で認められていますが、健康保険証や個人番号カード(マイナンバーカード)は認めていない金融機関もあります。

次に提出書類が最新のものかも重要です。

例えば、公的所得証明書として利用できる納税証明書や確定申告書、源泉徴収票は、必ず直近のものでなければなりませんので、間違えて前年度のものを提出したときも審査落ちの原因になります。

フリーローンはどうやって選ぶ?


フリーローンについての基本的な知識と、注意点について整理をしてきました。

今度は、フリーローンをいざ利用するときに、どのようなポイントに着目して金融機関を選ぶといいのか見ていきましょう。

少しでもお得なところでお金を借りるためにも、是非とも押さえておきたいポイントです。

低金利のものを選ぼう

ローンの選択のポイントで重要なものは、何といっても低金利の金融機関を選ぶことでしょう。

銀行によって、金利は様々な設定となっています。

10%台の金利から5%台の金利まで、実に幅広く差があります。

一般的にフリーローンの金利は、カードローンよりも低めの設定となっていますが、その中でもさらに低金利な商品を選択してください。

繰上返済手数料が無料

フリーローンは契約の段階で、返済期限を決めて契約をします。

したがって、期間途中の内入(一部繰り上げ返済)や、返済期間途中で全額返済をする繰上返済をすると、一般的には事務取扱手数料がかかります。

しかし、この事務取扱手数料が無料となっている金融機関もありますので、本来の返済日よりも早めに借金を完済するつもりがある人は、返済手数料が無料である金融機関を調べておくことも大事です。

なお、ネット銀行は繰り上げ手数料が無料となっているところが多く存在します。

申し込みの際の条件もチェックしよう

フリーローンは、資金使途自由のローンです。

したがって、借り換えなどでの利用も可能です。

おまとめローンとして利用する場合は、既存の借り入れをまとめる旨を使えて審査をしてもらうといいでしょう。

そのときに、既存の借り入れの完済証明書が必要かどうかも、しっかりと確認しておきましょう。

また、申し込みできる年齢についても、金融機関によって異なります。

10年返済が可能と商品でなっているものの、完済時の年齢が何歳までなのかによって最長借り入れ年数も変わってきます。

このような点も、事前にきちんと確認をしておくことをおすすめします。

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借り換えにおすすめフリーローン

借り換えにおすすめフリーローン

これまでフリーローンについて様々な情報を紹介しましたが、ここからは借り換えにおすすめな人気のフリーローンを2つご紹介します。

低金利なろうきんフリーローン

フリーローンは金利がカードローンよりも低いですが、それでも金利が10%を超えるようなことも珍しくありません。

そこで低金利でおすすめのフリーローンがろうきんのフリーローンです。

ろうきんのフリーローンは労働組合加盟団体従業員、生協会員組合員、その他の一般労働者によって金利が異なります。

ろうきんフリーローンの金利は以下のようになっています。

団体会員の構成員の:変動金利5.825% 固定金利7.0

生協会員、組合員および同一生計家族:変動金利6.105% 固定金利7.28%

その他の一般勤労者:変動金利6.325% 固定金利7.5%

団体構成員の金利が最も低くなっていますが、一般的なフリーローンという観点からは一般勤労者の金利でも十分に低い金利となっています。

また、変動金利と固定金利を選択できるという点もろうきんフリーローンの魅力です。

資金使途は何に使用しても自由ですが、借り換えに使用する場合は他債務の残高が確認できる資金使途確認資料が必要になります。

また、融資金はろうきんが借入先に振り込む形になります。
融資限度額:500万円
融資期間:最長10年

他債務の金額が大きくなる借り換えでも限度額が500万円までとなっていますので十分に対応できる金額となっています。

また、融資期間が10年までですので、長期間で借入を行い、毎月返済額の負担を軽減することも可能です。

ろうきんのフリーローンは地域によって条件が異なるため、先ほど紹介した情報とは少し内容が異なるケースもあります。
利用を検討するときには、最寄りのろうきんのホームページから詳しい情報を確認してください。

手続き簡単なイオン銀行

イオン銀行フリーローンは借り換えローンとしても人気のローンです。
金利:3.8%~13.5%
融資限度額:700万円
融資期間:最長8年

フリーローンというと、店頭に行って契約書の記入が必要なことが多いですが、イオン銀行フリーローンはインターネットで申込みを行い、郵送で契約書のやり取りを行うことができきますので、来店不要で契約を行うことができます。

また、収入証明書の提出が300万円以下は不要、見積書等の資金使途確認資料の提出も不要という点も魅力の1つです。

イオン銀行カードローンの最高金利は13.8%ですが、フリーローンはそれよりも少し低金利な13.5%となっています。

カードローンのように限度額に応じて金利が決定するわけではないため、属性の良い人であれば少額でも低金利が適用されるという点もメリットといえます。

このような気軽さと低利という特徴を併せ持っているイオン銀行のフリーローンは、おまとめ目的として人気のフリーローンです。

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フリーローンは次の6つを徹底比較すべし!


何度も申しましたが、多目的ローンは実に多くの金融機関で取り扱われています。

よって、賢い借り入れをするためにも、事前にそれらの金融機関で取り扱われているフリーローンがどう違うのかを、理解しておくことが肝心です。

多目的ローンを取り扱っている主な金融機関は、下記のとおりです。

・大手都市銀行
・地方銀行
・ネット銀行
・信用金庫
・ろうきん
・JAバンク

それでは、これらの金融機関が取り扱っている多目的ローンの特徴と融資条件に付いて、詳しく説明していきましょう。

①大手都市銀行

大手都市銀行の多目的ローンの一番大きな特徴と言えばやはり、その低金利に尽きるでしょう。

多目的ローンを販売する金融機関の中でも金利は一番低いと言っても過言ではありません。

各銀行の提供金利は下記のとおりです。

多目的ローン適用金利利用限度額
三井住友銀行フリーローン(無担保型)5.975%10万円~300万円
三菱UFJ銀行 ネットDE多目的ローン5.475%50万円~300万円
みずほ銀行多目的ローン変動5.875%
固定6.800%
10万円~300万円
みずほ銀行多目的ローン(自由プラン)変動6.875%
固定7.800%
10万円~300万円
りそな銀行プライベートローン6.0~14.0%10万円~500万円
りそな銀行プレミアムフリーローン固定6.0%
カードローンセット
5.7%
100万円~500万円

しかし、下記のように申し込み条件だけでなく、審査も長く、厳しいのが特徴です。
・前年度年収が200万円以上
・勤続年数2年以上

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②地方銀行

地方銀行の多目的ローンは、その銀行の営業地域内に住居を構えているか、勤務先がなければ申し込みできません。

しかも注目してもらいたいのは、その金利です。

実は地方銀行が提供する多目的ローンの上限金利は、銀行カードローンの上限金利とほぼ一緒なのです。

各地方銀行の金利は下記のとおりです。

多目的ローン適用金利利用限度額
北海道銀行道銀ベストフリーローン3.8%~14.0%1万円~300万円
青森銀行あおぎんフリーローン5.0%~13.0%10万円~1,000万円
東日本銀行フリーローンLハート6.5%~14.5%30万円~500万円
千葉銀行多目的ローン4.3%~14.8%30万円~500万円
近畿大阪銀行プレミアムフリーローン6.0%10万円~500万円

銀行で定期預金があるとか、住宅ローンや自動車ローンを組んでいる等で金利引き下げの優遇措置はありますが、100万円未満の借り入れはまず上限金利が適用されることとなるので、高金利となることは免れないでしょう。

③ネット銀行

ネット銀行は店舗を持たないWEB上取引に特化した銀行ですが、実は多くのローン商品を取りそろえていることでも有名です。

そのネット銀行の多目的ローンですが、簡単に言ってしまえば主力商品であるカードローンの2次商品といった位置づけでしょう。

各ネット銀行の金利条件等は下記のとおりです。

多目的ローン適用金利利用限度額
ジャパンネット銀行フリーローン17.75%
(借入金額100万円未満)
14.75%
(借入金額100万円以上)
10万円~200万円
住信SBIネット銀行Mr.フリーローン3.775%~12.0%10万円~1,000万円
イオン銀行ネットフリーローン4.8%~13.5%30万円~700万円
大和ネクスト銀行フリーローン4.0%~9.5%10万円~500万円

上記条件を見てもらえればお判りでしょうが、金利は決して低いとは言えず、しいて言えばカードローンの金利並みとなっています。

地方銀行の多目的ローンと同様に、銀行カードローン金利での借り入れとなるケースが多くなってくるでしょう。

④信用金庫

信用金庫の多目的ローンの申し込みは地方銀行と同様に、営業区内に住居または勤務先があることが条件となっています。

その信用金庫の金利条件等は下記のとおりです。

多目的ローン適用金利利用限度額
三重信用金庫フリーローンはやぶさ4.8%・8.8%・14.5%
(申し込み内容によって決定)
10万円~300万円
青梅信用金庫フリーローン4.8%~14.5%1万円~800万円
きのくに信用金庫
きのくにフリーローンベストフリー
8.8%~14.4%10万円~500万円
のと共栄信用金庫フリーローン心配無用!4.5%~13.5%10万円~500万円

上記条件を他の銀行と比較すると大手都市銀行は別として、地方銀行、ネット銀行共に横並びの内容であることがお分かりただけるでしょう。

⑤ろうきん

基本的にろうきんは、労働組合や生活協同組合に組するかたを対象に多くの金融サービスを執り行っており、その条件面の良さでも定評があります。

よって、ろうきんのフリーローンも下記のように好条件で借り入れができる大変魅力的な金融商品となっています。

多目的ローン適用金利利用限度額
中央労働金庫フリーローン(団体会員の構成員)
変動金利5.825%
固定金利7.00%
(生協会員の組合員および同一生計家族)
変動金利6.105%
固定金利7.280%
(一般の勤労者)
変動金利6.325%
固定金利7.500%
10万円~500万円
東北労働金庫フリーローン
(※1,団体のかた専用のローン)
変動金利3.425%
固定金利3.200%
(返済期間5年以内)
固定金利3.800%
(返済期間5年超10年以内)
10万円~500万円
北海道労働金庫フリーローン5.700%(※2)~1,000万円

(※1)一般のかたの場合「ろうきんクラブアソシエール」への加入が条件となります。
(※2)会員のかたは0.700%、一般のかたは0.700~1.200%の保証料が、金利に上乗せとなります。

中には組合員のみの利用しかできないところもありますが、条件付きで一般の利用を募っているところも少なくありません。

条件は組合員と比べれば多少落ちますが、それでも一番低金利だった大手都市銀行と同等もしくは、それを上回る低金利での借り入れが可能です。

利用するためにはお住まいに地区を管轄するろうきんに申し込む必要があるので、一般NGというケースもあるでしょうが、NGかどうか確認するだけの価値はあるでしょう。

⑥JAバンク

JAバンクで取り扱われているフリーローンは、それぞれの地域のJAバンクでさまざまですが、「JAフリーローン」という商品は共通して取り扱われています。

金利は3.680%、利用限度額は10万円~300万円と、ここまでご紹介してきた金融機関の中では、ろうきんと同じぐらい低い金利での利用が可能となっています。

その他にも「JAネットローンフリーローン」などの別のフリーローンを取り扱っているJAもありますので、お近くのJAで利用できるフリーローンの種類を確認していただいて、利用を検討していただくといいでしょう。

フリーローンとカードローンを比較

フリーローンとカードローンを比較
使い道が事業性資金以外であれば自由で、気軽にお金を借りることができるフリーローンやカードローンですが、違いはどのような点にあるのでしょうか?

カードローンの特徴は限度額

カードローンは必ずしもお金を借りるわけではありません。「〇〇万円まで借りることができる」という枠を作るものです。

枠の範囲内であれば好きな時に好きな金額だけを借りることができます。

より利便性を高めるため、枠に対して借入と返済がATMから行えるようにカードを付与したのがカードローンです。

毎月の返済額はカードローンによって異なりますが、利息プラス少しの元金が返済できるように借入残高ごとに設定されています。

そのため、毎月の最低返済額を返しているだけでは借入残高はなかなか減っていきません。

借りては返して、返しては借りてを繰り返すことができるため、返済がいつ終わるのかが分からないというデメリットがあります。

フリーローンは一括融資

フリーローンは借りたい金額の融資が一括で行われます。

一度融資を受けた後は返済を行っていくだけとなるため、一般的な住宅ローンや自動車ローンと条件は基本的に同じです。

その名の通り、借りたお金を何に使っても自由ですが、申込時に銀行へ見積書などを提出した使い道にしか使用できない目的フリーローンと、見積もりなどの資金使途確認資料の提出が必要ないフリーローンの2種類あります。

目的フリーローンには借り換えには使用できない商品も多く存在するため、一般的に借り換えに使用するのは、見積もりなどの提出が不要なローンとなっています。

カードローンと異なり、必要資金の融資を一括で受けるため、申込時に希望した目的以外には使用せず、無駄な浪費を行うリスクが少ないという点がメリットです。

希望する返済期間内に完済できるように計算された返済額を毎月返済していく形になります。

このため、1本あたりの返済額がカードローンよりも大きくなることが一般的です。

返済はカードローンよりも大変ですが、返済の終わりが見えるという点もメリットです。

銀行のおまとめローンとの違い

銀行のおまとめローンとの違い

銀行のおまとめローンとフリーローンはどのように異なるのでしょうか?

おまとめローンは他の借入金の借り換えだけにしか使用できないローンです。

このため、実質的には資金の使途をおまとめに限定した目的フリーローンであるともいえます。

おまとめローンにはメリットとデメリットがありますので、ここでは詳しく見比べて行きましょう。

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おまとめローンのメリットとデメリット

フリーローンは銀行によってはおまとめに利用できない場合も多いです。

また、銀行がおまとめ利用に積極的ではない場合は審査に通りにくい可能性があります。

しかし、おまとめローンはその名の通り「おまとめ」に利用が限定されているので、他社借入がある人が申し込みをすることが前提になっています。

そのため、他社借入が多くても返済能力に問題なければ審査通過できるというメリットがあります。

また、毎月の返済額を少なくするために、返済期間が通常のフリーローンよりも長期間に対応しているという点もメリットです。

一方で、おまとめしたい人には返済能力に問題がある人が多いこと、またおまとめする場合には借入額が大きくなりやすいことで、その分審査が厳しくなるという点はデメリットであるといえます。

また、申込のときには、おまとめをする既存債務の残高が確認できる資料の提出を要求されることがあります。

さらに、融資実行後は既存債務を確かに返済したという証明が求められる場合がありますし、カードローンの枠の解約まで求められる場合もあります。

このように、おまとめローンには手続きが煩雑であるというデメリットもあります。

このようなデメリットを回避するために、使い道が完全に自由なフリーローンでおまとめを行う人も少なくありません。

Q&A:フリーローンに関する7つの質問

では最後に、フリーローンついてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。

①カードローンとフリーローン、どっちがお得?

A.金利という観点ではフリーローンのほうがお得です

何を基準にして「お得」を考えるかですが、返済負担が少ないことを「お得」と考えるのであれば、適用金利が低めで返済期間も短めなフリーローンのほうが「お得」でしょう。

繰り返し借り入れができる利便性の良さを「お得」と考えるのであれば、カードローンのほうが「お得」となりますが、ローンを利用するうえでは返済負担は非常に重要な要素の1つですからね。

②ゆうちょにフリーローンはある?

A.「夢航路」というローンを取り扱っています

ゆうちょ銀行では、「スルガ銀行の代理業者」という形で、「夢航路」というローンを取り扱っています。

「夢航路」には、教育プランやオートプランなどのいくつかのプランがあり、その中の1つにフリープランという資金使途自由のプランがあります。

最大で1,000万円の融資が受けられるので、まとまった金額を必要としているかたにとっては、魅力的なローンと言えるのではないでしょうか。

③フリーローンは元利均等返済?元金均等返済?それともリボ払い?

A.元利均等返済が基本です

フリーローンの返済方式は、元利均等返済となっているケースが大半です。

同じ資金使途自由のローンでも、カードローンではリボ払いとなっていることが多いので、この返済方式の違いも、フリーローンとカードローンの返済負担の違いの一因となっていると考えられます。

④カードローンの借金をフリーローンで借り換えできる?

A.申し込み者の属性等によりますが不可能ではありません

フリーローンは資金使途が自由なので、カードローンの借金を借り換えるためにフリーローンを利用することも可能です。

ただ、すでにカードローンを利用している人がフリーローンの審査に通るかどうかは、申し込み者の属性等次第なので、フリーローンの審査に落ちてしまうケースもあるでしょう。

また、フリーローンのよっては他社・他行の借り換え資金としての利用を認めていない場合もあるので、そのようなフリーローンだと借り換え目的では利用できません。

⑤仮審査OKでも本審査でNGになることはある?理由は?

A.ありえます。理由はさまざまです。

本審査では、申し込み者から提出された本人確認書類や収入証明書類と、申し込み内容の照らし合わせが行われるので、その内容に齟齬があることが判明した場合は、審査落ちも考えられます。

また、本審査では在籍確認が行われるので、在籍確認に対応できなかったり、在籍確認の結果勤務先が申告していたところと違うことが発覚したりした場合も、審査落ちの対象です。

とは言え、申し込み内容を正直に申告していれば、本審査で審査落ちになってしまうことはあまり懸念しなくてもいいかもしれません。

⑥主人名義のフリーローンを妻名義に変更できる?

A.できません

フリーローンは、「申し込み者の信用」をもとにして契約を行うローンです。

ローンの名義を変更するということは、ローン契約を行う拠り所となっている根底の部分を変えてしまうことになるため、たとえ主人と妻の関係であっても、名銀の変更は不可能です。

⑦フリーローンを滞納するとどうなる?

A.一括返済等を求められる可能性があります

フリーローンでは、借り入れた金額を分割で返済していきますが、返済を滞納していると残りの金額の一括返済を求められてしまう可能性もあります。

一括返済を行わなければならなくなると、家計に重い負担を与えることになると思いますので、返済はきちんと行っていくようにしましょう。

まとめ

複数の借入金をまとめるための借り換えはおまとめローンなどでも行うことができますが、手続きが煩雑であることと、審査が厳しいという理由から手続きが比較的簡単なフリーローンで行う人が少なくありません。

フリーローンは金利がカードローンよりも少し低い程度ですが、カードローン審査に問題なく通過できる人であれば審査の難易度はそれほど高くはありません。

複数の債務をうまくまとめることができれば①多重債務からの脱却②利息負担の軽減③毎月返済額の軽減といったメリットがたくさんあります。

借入件数が多くなればなるほど審査にはマイナスとなりますので、審査に通過できなくなる前におまとめは早めに行っておきましょう。

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