銀行融資の流れと審査期間はどうなっているの?

公的融資は条件はいいものの、実行までに早くても1ヶ月から1ヶ月半、長くなれば2~3ヶ月もの長い期間を必要とします。

そこで、頼りになるのが銀行です。

銀行の融資実行までの時間の大半は、審査に割かれます。

そこで今回は融資実行までの要である、銀行の審査期間はどうなっているのかを詳しく説明していきます。

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  • 銀行融資の審査にかかる時間を知りたい人
  • 審査を早くする対処方法を知りたい人

銀行融資審査の流れ

1.銀行融資審査の流れ

それではまず、銀行融資はどういった流れで行われるのかを説明します。

個人間でお金の貸し借りをする場合は、当事者同士の話し合いだけで決着が付きますが、銀行の場合はそうもいきません。

担当営業との折衝をうまく行っても、その後、銀行決済がどう転ぶのかで融資の合否が決まってくるからです。

しかも、決済ルートは融資の規模や金利、申し込む企業の格付けによっても違ってきます。

一般的な銀行融資の流れは、下記のとおりです。

  1. 担当営業へ融資申込
  2. 担当営業から担当課長へ報告後、OKが出れば企業へ必要書類の請求
  3. 必要書類の提出
  4. 面談
  5. 審査
  6. 担当課長決済が下りれば支店長報告
  7. 支店長決済が下りれば本部報告
  8. 本部決済が下りれば融資実行

支店長決済で済む場合は7の段階で融資決定となりますが、支店長決済でNOとなることは極めて少ないので、実質の融資決定は担当課長の裁量に任せられていると言えるでしょう。

そこで融資実行までに一番大きな時間を要するのが審査期間。

審査にどれだけの時間が割かれるかで、融資実行までの時間は大きく変わってきます。

銀行融資にかかる時間は?

2.銀行融資にかかる時間は?

基本的には、融資先の企業が文句のつけようのない経営状態で、信用度と財務内容ともに優良であれば、融資は難なく実行されます。

企業からではなく、銀行の方から借りてくださいと融資話を持ちかけられるケースがそれに当たります。

銀行は利息を上げて利益を目的とする営利目的の企業ですから、元本と利息をシッカリと回収できなければ利益どころか損失ばかりとなり、経営は立ち行かなくなってしまいます。

よって、銀行は下記の条件を有する企業への融資を優先するのです。

  • 経営者や事業者に信用度がある
  • 高い確実性を有する返済能力がある

この条件を有する企業ならば、1週間を待たずして融資を受けることも可能でしょう。

しかし、残念ながら事業資金調達を求める融資申込先は、そうでない状態であることが大半です。

しかも、そういった企業への融資も実行しなければ企業利益を上げることはできないので、優良企業以外への融資も積極的に行わざるを得ないのが実情です。

ですが融資実行するにしても、優良企業のような信頼性と高い返済能力が認められるわけではありませんから、自ずと審査は厳しくなってきます。

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銀行の融資実行までの時間は融資種類によって違う

銀行の融資実行までの時間は融資種類によって違ってきます。

つまりは、融資手段によって審査基準の厳しさが違っており、それにかかる時間も変わってくるのです。

融資手段

銀行が事業資金として提供している融資種類は主に3つとなりますが、下記のように融資までの時間は違っています。

  • プロパー融資  2週間~3週間くらい
  • 保証付融資   1ヶ月~1ヶ月半くらい
  • ビジネスローン 1週間くらい
    *各融資で有担保の場合には、さらに1週間くらい時間延長となる

これに加えて、申し込み先の経営状態にどれだけ融資しやすい好条件が揃っているかでも融資時間は違ってくるので、更に数週間必要にこともざらです。

さらに、銀行は融資条件によって審査基準が違っており、下記のような条件の場合にはさらに厳しくなる傾向があります。

  • 融資額が高額な場合
  • 返済期間が長期になる場合
  • 新規取引の場合

よって、申し込み時には必要な資金と融資実行時間の折り合いをつける必要も出てきます。

これら銀行の融資よりも高金利となりますが、最短2、3日で融資実行が可能な消費者金融ビジネスローンを利用する経営者が少なくないのも、この折り合いをつけた結果と言えるでしょう。

それでは、各融資手段の審査期間について詳しく説明していきましょう。

プロパー融資

プロパー融資は次に説明する保証付き融資とともに、銀行が事業資金融資の際に運用する主な融資手段の一つです。

特徴としては銀行独自の融資になるため、返済不能となった場合に貸し倒れとなった残金を銀行が一手に負うリスクがあります。

よって、プロパー融資を実行する企業は限られており、銀行が優良企業と認めたところのみとなってきます。

また、審査にかける時間も新規か取引先であるかによっても大きく違ってきます。

既に取引がある企業であれば、企業の内情を銀行が熟知しているので、審査時の調査事項も少なくてすみ、審査期間が短縮できるので2週間程度、また早ければ1週間程度で融資実行となる可能性もあるでしょう。

しかし、取引がない場合は、企業情報を新たに調査する時間が必要になるため、融資実行までには早くて2週間、通常で3週間程度必要になってきます。

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保証付融資

銀行の事業資金融資として1番利用されている融資手段が保証付融資です。

保証付融資とは信用保証協会の保証を付けた融資方法で、貸し倒れとなった場合、銀行は信用保証協会から融資残金の代位弁済が受けられます。

銀行は貸し倒れによるリスクを回避できるので、融資しやすく、企業も融資を受けやすい融資手段と言えるでしょう。

しかし、この融資手段は銀行と信用保証協会の2つの審査が必要となるため、プロパー融資よりも審査期間が長くなってしまいます。

また、2つの機関による審査が行われるため、融資の流れも少々違ってくることも、融資実行までの時間に影響してきます。

信用保証協会の融資の流れ

信用保証協会の審査が入った場合の融資実行までの流れは下記のようになります。

  1. 銀行の融資申込み時に信用保証協会への保証申込書を提出
  2. 銀行による仮審査
  3. 審査通過後、銀行信用保証協会へ保証依頼書を提出
  4. 信用保証協会が申込書を受理
  5. 信用保証協会との面談
  6. 信用保証協会内による審査
  7. 審査通過後、銀行への信用保証書を発行
  8. 銀行による本審査
  9. 銀行による決済
  10. 融資実行

銀行は信用保証協会からの保証を前提に融資を検討しているため、上記のように信用保証協会の信用保証書の発行が確定しないことには本審査にさえ入れません。

よって、信用保証協会との連携が必要になるため、決済までには日数が必要となり、通常でも融資実行には1ヶ月~1ヶ月半という長い期間が必要となります。

ビジネスローン

事業資金を調達するのに、1番簡単で短期間で借り入れできる融資手段がビジネスローンです。

よって、融資実行まで長い日数が必要なプロパー融資や保証付融資では対応できない資金調達に最も適した融資手段と言えるでしょう。

融資実行までの時間の短さも群を抜いており、通常1週間で融資可能です。

これはプロパー融資や保証付融資と比べても、群を抜いた早さと言えるでしょう。

その理由は、プロパー融資や保証付融資とは違った審査方法にあります。

ビジネスローン審査の合否のおおよそは、下記の2つの属性をコンピュータによるスコアリングで判断されます。

  • 申込者である経営者または事業者の個人情報
  • 決算書、および確定申告書に記載されている各数値

これら各属性スコアリングの総合点が合格基準をクリアしていれば、ほぼ審査は通過したようなもので、あとは信用情報の確認で問題がなければ審査通過となります。

こらならば数日での融資実行も可能なように思えますが、1週間もの日数がかってしまうのは、最終決済が影響しています。

ビジネスローンの場合、本部決済となるケースは稀ですが、最低でも支店長決済が必要となります。

よって、審査期間は銀行の融資手段の中では最も早いのですが、融資実行までには1週間という日数が必要となってくるのです。

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銀行融資を利用すべき企業の特徴

銀行融資を利用すべき企業について、解説します。

創業資金を用意したい企業

創業時に銀行融資を受けるには、信用保証協会の保証を得る必要があります。

創業時には事業実績がないものの、創業計画書を通じて「これからメインバンクとして利用する」というアピールができるため、銀行にとってもメリットがあります。

創業計画書は事業開始後の売上や収益などの推移を示すものであり、同地区・同業種をモデルにして作成するのが一般的です。

融資をする銀行、保証をする信用保証協会も、創業計画書の見込み数値をメインに審査することになり、数値が具体的かつ詳細なものであれば応援したいと思うようになります。

また、完成度の高い計画書を仕上げるためには多くの調査や熱意がなければできません。

完成度の高い創業計画書を仕上げることで、結果的に担当者を奮い立たせ、融資スピードを早くさせたり決済される可能性を高めます。

企業経営が苦しくなる前の企業

本格的に経営が苦しくなる前に、先手を打って融資を受けることが大事です。

2期や3期連続での赤字や債務超過といった状況になってしまうと、銀行は融資してくれませんし、信用保証協会も保証してくれる可能性は低くなります。

また、企業の状況が悪くなると、融資は受けられてもいままでより高金利が適用されてしまいます。

当然ですが、金利が高くなるとそれだけ返済の負担は多くなり、資金繰りの悪化を招いてしまいます。

状況が悪くなってくれば融資が受けられる可能性が低くなるだけでなく、借入条件が悪くなってしまうことも考えられますので、できるだけ早い段階で手を打っておくようにし、今後も銀行との取引をいい意味で継続させられるようにしましょう。

赤字決算を何回すると銀行は融資を渋りますか?また、銀行が融資先企業を見限るのは企業がどんな状態になった時でしょうか?

引用:ヤフー知恵袋

審査を優位に進めるには

3.審査を優位に進めるには

できるだけ短い審査期間を望むのであれば、審査を優位に進めることが最も重要なポイントになってきます。

銀行優位で進めるよりも企業優位の審査の方が融資決定の確率が高くなるので、審査期間も短くなるのは当たり前のことですよね。

そこで融資確定の確率をさらに上げて審査時間を短縮するために、ここでは審査を優位に進めるためのポイントを紹介します。

そのポイントは下記のとおりです。

  • 融資申し込みは銀行から
  • 融資希望額は明確に
  • 審査に有利となる書類作成を心掛ける
  • 税金支払いを適正に行う
  • 担保を用意する
  • 取引開始のメリット
  • 返済原資を明確にする
  • 銀行側に常に決算書、計画書などを提示すること
  • 返済に充てる金額が用意できること
  • 銀行とつながりが深い税理士から紹介してもらう

銀行融資の審査を優位に進めるためには、これだけ多くのポイントが大事になっています。

では、これらのポイントについて、これから詳しく解説していきます。

融資申し込みは銀行からがスムーズ

借り入れする際は、企業の方から申し込むのではなく、税理士や知り合いの経営者から銀行を紹介してもらい、新たな取引先として魅力的な企業だと思ってもらう方がおススメです。

そうなれば銀行の方から融資を促す話が持ち込まれ、面倒なこともなく、いい条件で融資を受ける可能性が高くなります。

融資希望額は明確に!

融資希望額や資金用途は、しっかりとした事業計画に基づいておく必要があります。

取り敢えず借りれるだけ借りたいというスタンスは絶対にNGです。

基本的に銀行融資を申し込む企業は、「手持ち資金だけで事業を運転していけない」ことを露呈していることになります。

よって、「借りられるだけでいいですから」なんてことを口にすれば、融資後の事業計画が明確になっていないと判断され、「その場凌ぎの事しか考えていない」、「融資したとしても事業の好転は望めない」と判断されてしまうのです。

資金使途に関しては明確な数字を提出して、どのように使うのかを説明しなければなりません。

審査に有利となる書類作成を心掛ける

融資の本審査で求められる必要書類は、決算から4カ月以上経過している場合は合計残高試算表や資金繰り表の提出が必要になる場合もありますが、基本的には3期分の決算書のみです。

しかし、これだけで融資後の事業好転やシッカリとした返済が可能なことを銀行側に印象付けることは不可能でしょう。

財務内容が良く、事業拡大のための運転資金申込みならば銀行も融資に積極的となりますが、集金ズレによる運転資金や、設備資金の場合には審査がシッカリと行われるので融資決定までの時間は長くなります。

その結果、融資不実行となるケースも少なくありません。

そうならないためにも、審査時には融資の妥当性を印象付けるだけの必要書類を用意しておくべきでしょう。

特に審査が厳しくなる集金ズレ等の運転資金の申込み時には注意が必要です。

合計残高試算表や資金繰り表の他に、当初の事業計画書と現在の事業計画書を用意し、下記のポイントを明確に説明するようにしましょう。

  • 事業計画に変更があった原因
  • 融資を受ける妥当性
  • 融資後、事業が受ける変化とメリット
  • 返済計画
  • 融資による返済が財務圧迫しない理由

特に事業計画書に連動した資金繰り表は銀行員に説得するのに大きな材料になります。

資金繰り表は事業計画をキャッシュフローによって表現したものですから、銀行員にも事業計画の確実性を与えられます。

税金支払いを適正に行う

税金支払いに問題がある場合は、絶対に融資実行は行われません。

銀行の場合、政府から社会性を問うた運営を求められるため、下記のような企業には絶対融資しません。

  • 反社会勢力
  • 高利貸し等の必要悪企業
  • 道徳間隔がない事業体

よって、適正な税金を支払っていない場合や、未納としている場合には、その企業に社会性がないと判断して、融資決定は行わないのです。

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担保を用意する

申込企業の財務内容や事業計画書などの提出書類の判断では、融資決済が下りるかどうか微妙な状態では銀行から担保を求められるケースもあります。

返済不能になった時に担保を売却することで返済を穴埋めできるので、担保のあるなしは融資先への安心感が大きく違ってきます。

よって、申込時に担保を設定するのもいい方法でしょう。

しかし、現在は担保として保証人を設定する考えは、ひと昔前のものとされる傾向が強くなっています。

つまり担保にするならば企業が保有している財産の方が好まれ、第三者の財産を担保として申請した場合は、自社財産だけでは経営の継続が難しい企業だと判断されて返済能力における評価が落ちてしまうのです。

ノンバンクや相互銀行が転身した第二地方銀行、繋がりの深い信用金庫であれば保証人担保でもOKというところはありますが、大手金融機関では保証人担保を申請しても審査が好転する材料とはならないでしょう。

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取引開始のメリット

銀行は常に新規取引先を求めていますが、その対象は経営が優良な企業に限られます。

財務内容が悪く、キャッシュフローが悪いところへは、よほど将来的な成長が望めると確信しないことには融資実行は行いません。

しかし、融資先がいつもそのような取引先ばかりとは限りません。

そこでおススメしたいのが融資先と取引することで生まれる銀行のメリットを用意してやることです。

融資以外にも為替取引や外為取引など、ほかの利益を生む取引が可能なら、担当者も銀行内での交渉を優位に進められる可能性があります。

可能ならばこういった取り引きを打診してみるのもいい方法でしょう。

返済原資を明確にする

融資をしたはいいが、その返済をどうやって行っていくのか見通しがないでは融資実行が難しくなるのは当然です。

よって、融資によって毎月の売り上げと粗利率が改善でき、いかにキャッシュフローが良化できるのかを明確にし、返済が難しくないことを銀行側に理解してもらう必要があります。

この返済原資は企業財産である必要はありません、事業計画書等で確実な利益が上がり、それで問題なく返済できると実証できれば十分でしょう。

銀行側に常に決算書、計画書などを提示すること

新規の融資を相談する際、決算書などの書類の提示は必須であると言えます。

そのほかにも、返済年数が長期になるなどの場合には、毎年、決算書などの提示を求められます。

また、追加の融資を受ける際も、決算書や試算表などの提示を求められます。

これは、銀行が定期的に企業の格付けを行う必要がるからであり、書類の提示に応じないまたは渋る企業は不信感を抱きます。

これが融資決済に大きな影響を与えることになります。

融資を受けるときだけいい顔をする経営者も希にいますが、それでは銀行との信頼関係を築くことはできず、それが後になってから悪影響として返ってくるのです。

事業性資金の融資は、もちろん事業状況も大事なのですが、銀行との信頼関係も大きく影響しますので、普段からメイン銀行との強調は欠かさずに行っていなくてはなりません。

返済に充てる金額が用意できること

融資を受けるためには、明確な返済資金の有無を示す必要があります。

また、その返済資金を証明できなければなりません。

例えば、まだ回収できていない売掛金がある場合には、それを返済資金として提示し、いつ回収となるのかまで説明しましょう。

しかし、回収困難となっている売掛金など、焦げ付いているものを返済資金として提示してしまうと、逆効果になってしまいます。

売掛金以外にも、受け取っている手形や今後の収入源となる契約書といったものも返済資金としては有効です。

当然のことですが、返済の見込みがある企業ほど融資を受けやすくなりますので、はっきりとした返済資金を示せるようにしておきましょう。

銀行とつながりが深い税理士から紹介してもらう

銀行というのは、日常業務において税理士や司法書士といった専門家とつながっています。

場合によっては、銀行単位や支店単位で提携していることもあり、そのようなところからの紹介は無碍にできません。

また、銀行と深い関係を築ける専門家は、それだけ銀行からの信頼も得ていることを意味します。

逆に言うと、銀行と深いつながりのある税理士から紹介してもらうことができれば、融資を受けられる可能性が高くなるということです。

さらに、銀行から信頼を得ている税理士と良い関係を築くことができると、経営に関するあらゆるアドバイスを受けられるようになりますので、融資が受けやすくなるだけではないメリットを得ることもできます。

税理士などが「○○銀行とつながりがある」というように宣伝しているわけではありませんので、こうした税理士を探すことは難しいかもしれませんが、もしも今付き合いのある税理士が銀行とつながりがある場合は紹介を依頼してみましょう。

今付き合いのある税理士が銀行とのつながりがない場合は、銀行に「信頼ある税理士を紹介して欲しい」と依頼すると、つながりの深い税理士を紹介してくれます。

もちろん、それも銀行とある程度信頼関係を築いていなければ依頼することも、紹介してくれることもありませんので、普段から銀行との付き合いは良好にしておくことが大事です。

審査をせがむのは絶対にNG

4.審査をせがむのは絶対にNG

担当営業は融資決済を取るために、直近の決済者である担当課長にいかに融資先企業が信用度があり、返済能力に問題がないのかをアピールしています。

よって、審査の進捗状況をしつこく聞くことだけは絶対に止めておくことをおススメします。

審査進捗を上手に確認する方法

それでは何も言わずにじっと結果が出るまで我慢しておくしかないのでしょうか?

一番いい方法は、融資申込をした際に、一旦審査結果の返答期限を決めてしまうのです。

そうすればその期日に審査結果が出ていなくても、担当営業の方から審査状況についての返答があるでしょうし、申し込んだ側からも遠慮なく状況確認ができます。

審査が長引いている原因を知ることもできるので、今後の対応策も講じることが可能です。

また、事業資金の借り入れ先は1つだけではありません。

通常、企業はメインバンクだけでなく、数行との取引を行っているのが普通ですから、ほかの銀行へ融資を持ちかけることも可能です。

そのことは担当営業も重々承知しており、みすみす他の銀行に融資実行の可能性がある可能客をもっていかれることだけはどうしても避けたいと考えています。

よって、融資実行の可能性が低いならまだしも、そうでない場合は、ある程度の審査の進捗状況についての情報は伝えてくるのが普通なのです。

まとめ

銀行融資が融資されるまでの期間は、審査の期間で大きく左右されます。

その審査期間は、借りる先やローンの種類によって大きく異なります。

これは個人・法人に限った事ではありませんが、法人の場合は審査に時間がかかるものです。

ビジネスローンでは1週間程度で融資されますが、借入条件を考えるとできるだけ利用は避けたいものです。

そうなると、融資までに1ヶ月程度かかるプロパー融資や保証付融資となりますので、資金が必要となる期限を見極めて、できるだけ早く申し込むことはもちろん、普段から銀行とは良好な関係を築いておくようにしましょう。

また、必要な書類が揃わなければ審査に移行することもありませんので、必要書類を早く用意することも融資を早く受けるための秘訣となります。

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