200万,300万円の借金返済方法

この記事はこんな人におすすめ

この記事は次のような人におすすめの記事となっています。

  • 200万、300万円の借金があり、返済できるか不安な人
  • 返済資金の捻出方法を知りたい人
  • 借金の状況が分からず、どうしたらいいかわからない人

サラ金で借金100万円以上!

サラ金で借金100万円以上!

借金と言うのは知らず知らずのうちに増えていってしまうものです。

まさか!と思うかもしれませんが、実際にこうしたことが起こるのです。

例えば200万円の借入をして、利息が10%だとしましょう。

そうすると、200万の10%ですから1年間の利息は20万ということになり、合計で220万を返済しなくてはなりません。

しかし、220万の返済と言うのは簡単ではありません。

そこで、サラ金から借入をしている人の中には別の会社から220万を借りてきて、そのお金を返済に充てるという人が出てきます。

これでは自転車操業的な生活になりますし、雪だるま式に借金が増えていきます。

また、キャッシングを頻繁に利用したり、いくつもの消費者金融業者を利用したりしていると、気がついた時には借金が100万以上あるというケースも少なくありません。

1年間返済しなかった場合、1年後には200万+20万(利息10%)=220万円となります(仮に返済を行わなかった場合の1年後の金利です。)。

2年後の返済では220万+22万円(利息10%)=242万円、3年後の返済では242万+24.2万円(利息10%)=266.2万円となり、はじめと比べると46.2万円も多く返済をしなければならないということになってしまうのです。

つまり、最初は220万の返済だけだったものが他の会社からの借入金で返済を行うことで、知らず知らずのうちに返済金の額が増えてしまうというわけです。

ちなみに上記の例で言えば、10年後の返済の段階では520万という額にまでなってしまいます。

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借金の返済方法について

借金の返済方法について

借金の返済においては毎月いくら返済するということも重要ですが、元金を○○万円返済していくというように、具体的な認識を持つことも非常に重要になってきます。

当然ですが、借金の金額が大きくなるとそれに伴って利息だけでも相当の額を支払わなければなりません。

そうすると、「毎月○○万円も返済しているのに全然借金が減らない」と考えるようになってしまい、借金返済に対する意欲が下がってきてしまいます。

その結果、返済が滞りがちになったり新たな借金を抱えてしまったりしてしまいます。

もちろん、こうした事態はどうしても避けなければなりません。

そのためにも、毎月元金を○○万円返済していくという明確な意識を持つことが必要になってくるのです。

元金を毎月一定額返済していけば借金は必ず減っていきます。

毎月コツコツ返済

借金を返済する上で重要なのが、毎月コツコツ返していくということです。

特に借入金の総額が100万円を超えるような場合には、このことが尚更重要になってきます。

「継続は力なり」と言いますが、これは借金の返済にも当てはまります。

反対に、いつかまとめて返せばいいと思っていると、往々にしていつまで経っても返さないということになってしまいます。

借金返済には必ず終わりがあります。返済の苦しみや辛さが永久に続くことはありません。

地道な方法であっても毎月コツコツと返していれば必ず完済することができるのです。

現在の借金の状況を把握する

借金の返済に際しては、まず現在の借金の状況を正しく把握しておく必要があります。

借金をするというのはマイナスイメージの強い行いですので忘れてしまいたくなりますが、見ないふりをしたからといって借金が無くなるわけではありません。

借金の状況を正確に把握することこそが借金返済への近道なのです。

では、借金の状況とは一体何を指すのかというと、具体的には以下の3つが挙げられます。

まずひとつ目が、借金をしている相手の情報(名前・住所・支店など)です。

借金の状況を確認できるものが手元にないときは、借入先に確認します。

窓口や電話で直接聞くか会員ページでも確認できます。

借入先がわからないときの確認方法は、後ほど詳しく説明します。

どこから借金をしているのかが分からなければ返済のしようもありませんので、まずはどこから借入をしているかを調べましょう。

この時に明細書や契約書があるとより正確に借金の状況が把握できるので、探してみてください。

また、過去に返済を完了した借入の情報も調べるようにしてください。

「過去の返済が関係あるの?」と思うかもしれませんが、場合によっては過払い金の請求が可能かもしれないのです。

また、借金というのはサラ金だけではなく両親や友人などから借りたものも含まれます。

さらにはガス・電気・水道などの光熱費、家賃の滞納金すべても含まれますので、こういったものについても把握するようにしましょう。

こうした作業は大変かもしれませんが、借金の状況を正確に把握できなければ正しい整理方法を選択できません。

続いて二つ目は、いつどのくらいの借入を行ったのかという情報です。

借入先をすべて調べ、いつどのくらいの借入を行ったかを確認しましょう。

2007年よりも以前に消費者金融やカードローンで借入をしていた場合、法律で定められている上限の金利よりも多く利息を支払っていた可能性が高くなりますので、多い分については過払い金請求ができます。

三つ目は、いつまで支払いをしていたのかという情報です。

支払いがいつまで行われていたかを調べれば完済した相手がわかりますし、いつから滞納しているのかも把握できます。

任意整理を行う場合には最終取引の金額を元にして借金返済の計画を立てますので、滞納していた間の利息や遅延損害金は支払いの必要がなくなります。

そうすることで返済計画も立てやすくなってきます。

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自分の収支を把握する

自分の収支を把握するのも借金返済において大切なことのひとつです。

そもそも収支を把握できていなければ、自分にどれだけの返済能力があるのかが分かりません。

収支の把握を行うためには、 まずは何と言っても家計簿です。

しかし家計簿と言っても、 わざわざ家計簿ソフトや家計簿用のノートを購入する必要はありません。

一般的なノートに収支を記入していけばいいのです。

エクセルに入力するのもいいでしょう。エクセルに入力しておけば合計の計算がとても簡単で後々集計をするのにも重宝します。

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返済するための道のりを考えよう

返済するための道のりを考えよう

テレビCMなどで「返済は計画的に」というフレーズがよく使われています。

当たり前のことですが、お金を借りると一括か分割で返済することとなり、決められた返済額を支払っていくことになります。

基本的に、この返済方法にこれと言った問題点はありません。

しかし、借金の返済を行う場合、借入期間が長ければ長いほどそれに伴って金利の幅も大きくなってしまいます。

とは言え、余程お金に余裕のある人であれば月々の返済額が多くても大した負担とはなりませんが、そもそもお金に余裕のある人はサラ金から借入などしません。

やはり、借入を行う人のほとんどが月々の返済額は少しでも少なくしたいと考えているはずです。

実際、金融機関の多くも月々の返済額を少なくするように提案しています。

しかし、ここにひとつの落とし穴があります。

このように提案する金融機関は、利用者のためでもありながら、自らの利益のためにそのようなことを言っているのです。

つまり、金融機関にしてみれば月々の返済額を低く設定することでその分返済期間が伸び、それに伴って利息を多く取れるという計算があるのです。

ですから、返済額を少なく抑えながらもそれによって利息があまりにも大きく膨らむということは避けなければなりません。

そこで必要になってくるのが返済計画です。

返済計画を立てることで、月々の返済額を押さえながら同時に利息をできるだけ小さくするという返済方法が可能となります。

しかし返済計画と言っても、普段の生活に計画性がなければそれは全く無意味なものとなってしまいます。

ギャンブルや暴飲暴食をせず、毎月一定の額を返済に回せる状況を作ることこそが最も大切なのです。

計画性のある生活が返済計画を可能とするのです。

返済期間の設定をしよう

借金を返済する上では毎月の返済額も重要ですが、いつまでに完済するか(返済期間)ということも非常に重要です。

借金を返済していく中でもっとも大きな障害となるのは、返済をするモチベーションが下がって返済額の減少や資金繰りが難しくなり新たな借金をしてしまうことです。

こうなってしまうと借金の完済は困難なものとなってしまいますので、完済日を明確にして、少しでも元金を減らしていくことが重要となります。

完済日を決めれば必要な収入額や支出の限度といった事も自動的に決まってきますし、返済に向けたモチベーションを維持することにもなります。

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借入先がわからなくなった場合

借入先がわからないときは、債務者の情報を保管している信用情報機関に情報の開示請求をすると把握できます。

日本にはJICC、CIC、KSCの3つの機関があります。

借入先が銀行ならCIC、全銀協、消費者金融、クレジットカード関係はJICC、CICが情報を管理しているので、該当の機関に問い合わせてみましょう。

問い合わせは基本的に窓口で対応していますが、JICCとCICは郵送やスマートフォンでも手続きができます。

窓口とインターネットによる手続きならその場で開示できますが、郵送なら7~10日ほどの時間がかかります。

どの方法でも免許証などの本人確認書類が必要です。

借金を減らす方法

借金を減らす方法

借金を減らす方法のひとつに繰り上げ返済を利用する方法があります。

キャッシングやカードローンといった消費者金融では、返済のサイクルが決まっています。

各金融機関によって毎月25日というように日付が決まっていることもあれば、35日毎というように返済の間隔が決まっていることもあります。

当然、返済日になれば支払いを行うわけですが、この返済日は前倒しにすることが可能で、このような返済の方法を繰り上げ返済と言います。

繰り上げ返済のメリットは何と言っても、支払いの額を減らせるというところです。

と言うのも、借金の利息は日割り計算であるため、早く返せばその分元金の減りが早くなるのです。

例えば、返済額が10000円で返済日が25日だとします。

返済の初めのころは、この内の半分以上が利息分となっています。

ここでは分かりやすくするために5000円が利息だとしましょう。

この利息は、毎日少しずつ増えていきます。

このケースでは25日の返済で5000円の利息ですが、もしも20日に返済したら5日分の利息が不要になるので、返済額は4500円程(数字は仮)になります。

つまり10000円のうち5500円が元金となるので、20日に返済した方が25日に返済するよりも500円分元金が多く減るということになるわけです。

しかも、元金が減るとその時点から利息についても再計算が行われます。

以上が繰り上げ返済の仕組みです。

気になった人は返済シミュレーターを使って自分の借金がどれだけ減るか計算してみるといいでしょう。

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節約をする

できるだけ早く借金を返済するためには、節約をすることが有効です。

借金を早く返済するためには、大きく分ければ「収入を増やす」か「支出を減らす」かの二つの方法しかありません。

この内、前者の収入を増やすという方法はすぐに実践できるものではありません。

そこで、支出を減らす=節約するという選択肢が有効になってくるのです。

節約をするときはまず、家賃や通信費などの固定費の見直しから行いましょう。

毎月払う金額が大きい分、効果が得られやすいです。

家賃が高額なマンションに住んでいるなら、安めのところを探してみるのもいいでしょう。

携帯電話やネットなどのプランを変更したり、通信会社そのものを変えたりすると、毎月まとまったお金が浮きます。

このお金を借金の返済に充てて早期完済を目指します。

浪費は借金返済の大敵ですので絶対に避けなければなりませんし、仮に借金を完済したとしても浪費癖のある人は再び借金を抱えてしまいがちです。

一方、節約を一度身に付ければ借金の返済が早くなるだけでなく、返済後も貯金をしやすくなるなどのメリットがあります。

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収入を増やす

借金の返済には王道というものがあります。それは、収入を増やすということです。

収入を増やすと言っても、それは一発逆転やウルトラCに賭けることではありません。

そんなことをしていてはさらに借金が膨らんでしまうということになりかねません。

ここで収入を増やすと言っているのはつまり、コツコツ働いて地道に給料を増やしていくということです。

会社員が手取金額を大きくアップさせるのはなかなか難しく、仕事終わりや休日に副業で返済資金を稼ぐ人も多いです。

副業と一口に言っても、アルバイトや内職、クラウドソーシングなどいろいろな方法があります。

なお、副業を解禁する会社は増えてきていますが認めていないところもあるので、会社員の人は就業規則をしっかり確認してください。

借金返済にこれ以上の近道はありません。

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親や友人に借りる

節約や副業をしてもどうにもならない場合は、親や友人に借りる方法もあります。

厳密に返済日が定められておらず、元金分の返済になるので精神的・金額的には魅力的ですがトラブルに発展するケースもあります。

また、年間に110万円以上受け取ると贈与税が加算されます。

借入先に払う利子がなくなっても税金がかかると元も子もありません。

これを防止するために、親や友達であっても契約書を作成してください。

契約書は手書きでも構いませんが、次のような必要最低限の事項は記入しておかなければ効力を発揮しません。

必須記入事項
借入年月日作成日
借入れ金額利息
返済期日貸した人の住所と名前
借りた人の住所と名前借りたことを意味する文言
返済方法や場所分割回数

保険を解約する

もしものための保険を解約するのは勇気がいりますが、将来よりも現在の不安を解消する方が先決という考え方もできます。

加入している保険料が高額である場合や解約返戻金を返済に回そうと考えているならこの方法は適していますが、保険内容によっては解約返戻金がないこともあるので必ず確認してください。

また、もうすぐ保険の満期が到来する場合や完済後に再度保険加入すると保険料が高額になる場合は、別の方法を考え直したほうがいいでしょう。

借金返済のためには保険解約すべき?

退職金で返済

会社に長く勤務していればまとまった金額の退職金を受け取れるので、完済も見込めます。

借金がないスッキリした気持ちで老後を迎えられます。

気を付けたいのは、会社に退職金への支払い義務がないことです。

したがって、就業規則で退職金の支払いの有無を確認しておくことが大切です。

どれくらいの金額を受け取れるか人事部などに聞いておくといいでしょう。

一方、高齢社会真っただ中で退職後の生活年数は非常に長く、将来年金がもらえる保証もありません。

退職金をまるまるもらう人でも老後にかかる費用は賄えないと言われています。

退職金をローン返済に使うなら、退職後の再就職も視野に入れた方がいいかもしれません。

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借金200万300万の利息

借金200万300万の利息

サラ金からの借金は必ず利息を乗せて返済しなければなりませんが、この「利息」の計算方法についてはあまり知られていません。

借金の利息は、「利用残高×実質年率÷365×利用日数」で求められます。

例えば100万円を実質年率18%で借りた場合、1か月(30日で計算)にかかる利息は100万円×0.18÷365×30で14,794円ということになります。

これが200万円であれば200万円×0.18÷365×30で29,589円、300万円であれば300万円×0.18÷365×30で44,383円ということになります。

月々相当な負担になることがわかります。

尚、利息の支払いは元金がゼロになるまで続いていきます。

リボ払いの場合

リボ払いの手数料は、ほとんどのカード会社が年利で15%に設定しています。

年利なので、1年間返済しなかった場合借りた金額に15%の手数料がつきます。

クレジットカードに付いているリボ払いを利用したときの手数料はどれくらいになるのか、具体的な計算式で紹介します。

例えば、100万円を借りて30日で完済した場合の利息は、
100万円×0.15×30日÷365日=12,329円となります。

リボ払いはどれだけの金額を利用しても、毎月返済するのは5,000~3万円ほどの定額ですが、これがリボ払いをなかなか完済できない要因となっています。

リボ払いは少額を早期返済すれば手数料は安く抑えられますが、高額を長期間かけて返済すると手数料がかなり増えてしまい、元金が減らず返済の見通しがつかないループに陥ってしまいます。

借金が払えない場合はどうする?

借金が払えない場合はどうする?

借金が増えすぎてしまい返済できなくなると、返済の要求や取り立てが繰り返されてしまいます。

そんな時は、おまとめローンと債務整理を検討してみましょう。

借金を一本化!おまとめローンとは

おまとめローンとは、より金利の低い金融機関(銀行あるいは融資会社)から融資を受け、元々借金をしていた複数の会社へ返済(完済)することで、月々の利息の支払い額を安くする仕組みのことです。

この方法を用いることで多重債務を一本化し、月々の支払い額を安く抑えることが可能になります。

債務整理と過払い金の仕組みとは

債務整理とは個人の債務を整理する手続の総称で、借金の額を減らすことで重い利息負担を無くす目的で行われるものです。

債務整理には大きく分けて自己破産、任意整理、個人再生という3つの種類があります。

自己破産とは、これ以上の支払いが困難状況にある人が裁判所に破産申立書を提出し、支払い不能状態と判断された場合、借金が免除される手続きのことを言います。

任意整理とは、借り手側と貸し手側が話し合いによって借金を整理する方法で、借金の総額が少ない場合に行われます。

個人再生とは、裁判所に申し立てて借金の減額をお願いすることです。

再生計画案が認められた場合に計画通りの返済を行うことで、その他の債務が免除されるという仕組みです。

続いて過払い金請求についてです。

過払い金請求とは、消費者金融やクレジット会社といった貸金業者が利息制限法の上限を超えて取り続けた利息分について行う払い戻し要求のことです。

過払い金請求を行うことで、払い過ぎた利息を取り戻せ、実際に請求を行った人の中には100万円以上が払い戻されたという人もいます。

債務整理を検討

検討する債務整理とは、借金を減額したり、返済方法を変更したりすることで余裕を持って返済できるようにするための手続きです。

債務整理は、借入先である金融機関なども含めて行うため、借金問題の全てを自力で解決する必要がなくなり、問題を解決しやすくなります。

債務整理の種類

最初に、債務整理の具体的な種類から説明しておきましょう。

債務整理には、主に、過払い金請求、任意整理、民事再生、自己破産の4種類があります。

過払い金請求とは、借金の適用金利が法定金利を超えていた場合に、払い過ぎた返済を返してもらうための手続きです。

過払いが見つかれば、そもそも過去に返済した金額が戻ってきたり、借金の残高が減少したりする可能性もあります。

任意整理や個人再生は、返済額や返済方法(期間など)を見直したうえで、返済を継続するための債務整理です。

任意整理は債権者との任意の話し合いで返済方法を変更するのに対して、個人再生は裁判所を介して行う法的手続きです。

任意整理は話し合いで決められるため、特定の債権者だけを対象にしたり、話し合い次第では早期に合意ができたりなど柔軟性がある一方、借金自体を減らすことは難しくなります。

個人再生は法的手続きで、債権者に対する強制力もあり、借金の減額も期待できますが、弁護士などの専門家に相談が必要となるので、別途費用が必要です。

自己破産は、さらに抜本的な借金問題の解決を図る方法であり、申し立て時点に保有している資産の範囲内でのみ借金を返済する方法です。

資産を現金化して返済できない借金は、返済を免除してもらうことも可能ですし、自己破産後に受け取る給料などは借金返済に充当する必要もありません。

そのため、一旦、保有している資産は大きく失いますが、早期で、そして抜本的に借金問題を解決できます。

デメリットも理解

借金300万円の解決のためには、債務整理も有効な方法となりますが、債務整理を行うことのデメリットも理解しておく必要があります。

債務整理を行うことのデメリットのひとつは、新規の借入が難しくなることです。

債務整理を行うと、その履歴が個人信用情報期間に登録されます。

個人信用情報は、通常、銀行や消費者金融だけでなく、信販会社やクレジットカード会社なども審査に使用します。

そのため、債務整理の履歴が記載されると、その後は長期間に渡って新規の借入や、クレジットカードを作ることが難しくなります。

また、自己破産や個人再生のような法的手続きは、官報公告に氏名や住所が記載されるというデメリットもあります。

通常、官報公告を見ている人は少なく、周囲の人にばれる可能性は低いですが、ばれる可能性が全く無いわけではありません。

そして、自己破産、個人再生の場合、本人の借金が免責されたとしても、連帯保証人がいる場合には、そちらには請求される可能性があります。

借金している本人が自己破産を行っても、その効果は連帯保証人には及びません。

つまり、連帯保証人には引き続き支払い義務がありますので、連帯保証人自身としても代わりに支払うのか、それとも自己破産するのかといった対応が必要になります。

借金返済は司法書士にも相談できる!?弁護士とは何が違う?

借金が結婚に与える影響は?

借金が結婚に与える影響は?

借金をしている人であっても彼氏や彼女がいても不思議ではありませんし、交際期間が長くなれば結婚ということにもなり得ます。

そんな時に最も悩ましいのが、借金があることを打ち明けるか打ち明けないかというところだと思います。

やはり、打ち明けてしまえば結婚してくれないのではないかと思う人もいるはずです。

しかし、借金があることを配偶者に打ち明けずに結婚してしまうと後々離婚調停など深刻な問題に発展することもあり得ます。

隠しながら生活するといつばれるかと自分にも相当なストレスがかかります。

おそらく、多くの人は借金があること打ち明けるという選択をするのではないでしょうか。

さて、そこで気になるのは借金があると結婚生活にどのような影響が及ぶのかということです。

大まかに言うと、借金があると毎月返済を行わなければならないため、生活費が相当圧迫されます。

したがって、結婚相手が専業主婦であれば家計は相当に苦しいやりくりとなるでしょう。

家族がいれば養育費も必要になるので、さらに困窮してしまいます。

借金があっても車のローンは組める?

借金があっても車のローンは組める?

借金を抱えている人の中には、「借金があっても自動車ローンって組めるの?」と考えている人が多いです。

マイカーローンやオートローンを組む場合、金融機関は信用情報機関に申込者の審査を依頼し、信用情報機関は所有する情報を基に慎重に審査をします。

審査においては勤続年数や年収といった項目が重視され、それらが規定に達していたとしても過去の借入状況次第で融資を断られることがあります。

金額や返済状況によっても変動しますが、一般的には年収の5割を超えていた場合、車のローンを組むことが難しくなります。

しかし、借入の記録があるからと言って絶対にローンを組めないというわけではなく、返済の目途が立っている、元金を一定期間で確実に返済している、と言ったいくつかの条件を満たしていれば、ローンを組めることも多々あります。

また、メガバンクよりも地方銀行の方がローンを組みやすいということもあります。

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債務整理が相談可能な法律事務所一覧

ここまで紹介した方法を試しても解決が難しいときは、専門家に相談しましょう。

以下に、債務整理が相談できる法律事務所を紹介しますので参考にしてください。

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皆さんこんにちは、馬三郎です。 借金や離婚問題など、法律に絡んだ様々な問題を相談することができる「法テラス」という機関をご存知でしょうか。 法テラスであれば、お金がない人でも無料で法律相談を行うこ...

法律事務所名受付時間住所
弁護士法人東京ロータス法律事務所7:00~24:00東京都台東区東上野1丁目13番2号成田第二ビル2階
弁護士法人アドバンス9:00~21:00
(土日祝は19:00まで)
全国8ヶ所(東京、仙台、大阪、福岡、札幌、名古屋、広島)
名村法律事務所10:00~18:00東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル6階
ウイズユー司法書士事務所受付時間不明
電話受付は24時間
大阪府大阪市北区東天満1丁目11-15
若杉グランドビル別館2F
アース法律事務所受付時間不明
メール受付は24時間
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新大阪法務司法書士事務所受付時間不明
メール受付は24時間
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はたの法務事務所7:00~24:00東京都杉並区荻窪5丁目16−12 NKビル5階
おおぞら司法書士事務所9:00~23:00大阪市北区南森町2丁目2番9号 南森町八千代ビル8階
弁護士法人サンク総合法律事務所9:30~18:30東京都中央区八丁堀4-2-2
ヒューリック京橋イーストビル2階
イストワール法律事務所9:00~21:00東京都千代田区平河町2-4-13 ノーブルコート平河町403号
アヴァンス法務事務所9:30~21:00
(土日祝は19:00まで)
大阪:大阪市中央区北浜2丁目2-22 北浜中央ビル3F

東京:東京都千代田区神田和泉町1-1-14 パシフィックビル2F

費用は法律相談所によって異なりますが、相場は任意整理約2万円~、個人再生約30万円~、自己破産約20万円~です。

Q&A

借金返済のよくある質問に答えていきます。

Q.借金の総額が総量規制を超えた場合は最初にどうすればいい?

総量規制を超えてしまった場合は、債務整理を検討してください。

生活が借金に圧迫されていることに気づかないケースもあります。

まずは業者と話し合う任意整理で、ある程度の解消を目指しましょう。

状況が改善されなければ、法律事務所など専門家に相談してください。

ただし、総量規制の限度額を超えた借金の契約自体は難しくなっているというのが現状です。

Q.債務整理は個人ではできない?

任意整理であれば個人でもできますが、個人再生と自己破産は弁護士に頼まなければできません。

任意整理がうまくいかなければ、法律事務所で無料相談してみましょう。

弁護士費用は、依頼の成功不成功に関わらず発生する着手金と成功に応じて発生する報酬金の2つがあります。

ちなみに、着手金が発生するのは原則委任契約書締結時になります。

Q.車や家のローンがある時は債務整理できる?

車や家のローンがあっても債務整理自体はできますが、自己破産や個人再生をする場合は注意しなければならない点があります。

自己破産は整理対象のローンを選択できないので、手続き後のローンの支払い義務はなくなりますが、車や家は手放さなければいけません。

一方、個人再生には住宅資金特別条項(住宅ローン特例)があり、住宅ローンがあっても家は残せます。

車のローンにはこうした特約はありません。
車のローンを組むと完済までの所有権はローン会社が持っている(車検証で確認できる)ので、没収は断れないので確実に車を残せるとは言い難いです。

ちなみに奨学金(貸与型)は、ほとんど任意整理交渉に応じてくれません。

個人再生と自己破産の場合は、保証人が一括返済することになります。

奨学金は他のローンと性格が違うので債務整理時に借入が残っているときは注意が必要です。

Q.カードはどれくらいの期間持てない?

クレジットカードが持てない期間は債務整理内容と信用情報機関によって異なります。

下表の年数内は各機関に情報が残っているので、クレジットカードは作れません。

JICCCICKSC
任意整理5年5年5年
個人再生5年5年10年
自己破産5年5年10年

(JICCとCICは3か月以上の延滞がある場合。KSCの任意整理は保証会社が代位弁済した場合)

一方デビットカードは審査がないため、債務整理後でもいつでも持てます。

デビットカードは銀行から発行されているカードで、銀行口座が問題なく開設できれば利用できます。

まとめ

収入に対して高額な借金を抱えていると資金の捻出に苦労しますし、不安を抱えて生活することになります。

紹介した方法を参考に、借金の状況を丁寧に把握して対策を考え、試行錯誤してもどうにもならなければ専門家に相談してみましょう。

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