消費者金融の上手な借金返済にはコツがある!確実に減らす方法

借金を減らすには何かコツがあるのか、と返済しながら考えている人は多いのではないでしょうか。現実的に考えましょう。

1回でも借金してしまうとなかなか完済できないのが借金です。

お金は魔力を持っており、今回だけ借りるつもりが延々と続いてしまいます。

執筆者の情報
名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
この記事はこんな人におすすめ

この記事は次のような人におすすめの内容になっています。

  • 借金返済に困っている人
  • 上手に返済ができる方法を知りたい人
  • ローンの返済地獄から抜け出したい人

借金の上手な返済方法はあるの

返済だけにストイックになれとまでは言いませんが、これまで通りの生活では、借金を減らしていくことは無理です。

一般的に「5年間で完済ができないと、借金を始めてから6年から7年で生活に行き詰まる」と言われています。

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繰り上げ返済で徐々に減らす

繰り上げ返済で徐々に減らす
借金を確実に減らしたいと思うのなら、最低限繰り上げ返済を行うべきです。

毎月最低限の返済金額だけを入金しているだけでは、なかなか借金が減らずに完済までに時間がかかります。

繰り上げ返済は貸金業者によって任意返済や随時返済など言い方があります。

つまり繰り上げ返済とは、毎月返済する金額の他にATMなどから自主的に返済していく方法です。

臨時収入(ボーナスなどを含め)があったら、たとえ1万円や2万円といった金額でも返済しておけば確実に借入残高を減らすことになります。

臨時収入がなくてもちょっとでもお金に余裕ができたら、5,000円でも構いませんので、繰り上げ返済を行いましょう。

繰り上げ返済したいならやるべきこと

返済を返したいならやるべきこと
さてここからが本題です。

ただ漫然と業者から指定された最低返済額のみを支払っていたのでは、なかなか借金残高を減らすことはできません。

まずは収支を把握すること

毎月収入となる給与をどれくらい受け取っているのか、具体的な金額をチェックします。

その上で、1か月にどれくらいの生活費がかかっているのか、借金返済の金額はいくらかを把握します。

その後、収入から支出の金額を差し引いて現状の金銭状況を確認しましょう。

収入を増やして借金を減らす

繰り上げ返済をするには、長期的に収入を増やさなければなりません。

アルバイトをして収入を増やすなら肉体的な疲労が残らないように、働くシフトを考えましょう。

Wワークに精を出すあまり、からだを壊してしまったのでは元も子もありません。

例えば、次のような働き方をすると1年間でどれくらい稼げるでしょうか。

  • 時給900円x3時間=2,700円
  • 月に4日働くと2,700円x4日=1万800円

最低限以上のような働き方をすれば、1年間で12万9,600円を繰り上げ返済することができますね。

毎月の返済額にプラスして繰り上げ返済するのですから、借金を減らす方法としてはかなり確実で効果的な方法です。

ただし、正社員である場合は、会社でアルバイトなどの副業を禁止していることもあります。

後から大きな問題にならないためにも、副業をする前に勤務先に確認を取っておくと安心です。

借金返済のための副業を考える

借金返済のための副業を考える
先に少し触れましたが、借金返済の一番の近道は収入を増やすことになりますので、収入を増やすために副業をするのもいいですね。

ここでは、借金返済のために行う副業に関してご紹介していきます。

レギュラーバイトで働く

借金の返済は長く続きますので単発のアルバイトを続けるよりも、定期的に行うバイトをするのが有効ですね。

続けることができる事で、手にすることができるお金も計算できますし、借金の返済に充てるお金も決まった額を予定することができます。

まずは、借金の返済日に遅れずに支払い続けることができるバイトをしていくのがいいですね。

生活苦でバイトする場合の3つの注意点とは?

得意分野を活かすクラウドソーシング

近年はネットを使ってクラウドソーシングのサイトに登録をすることで、多くの仕事を見つけることが可能になっています。

クラウドソーシングは自分の得意分野の仕事を請け負うことができますので、会社から帰宅した後で都合がいい時間を使って収入を得ることができます。

例えば、絵を描くことが得意であれば、企業からロゴマークの作成が依頼されている仕事に応募するといいですね。

また、WEBページの作成が得意であれば、ホームページの改編の仕事などもあります。

自分の得意な分野で、継続的に活動ができれば毎月多くの収入を得ることも可能です。

女性なら水商売

女性の人で、社交的で人と話すことが嫌いでなければ、夜の水商売ができます。

他の仕事と比較すると給料の単価も高く、土日だけ働くだけでも多くの収入を手にすることができます。

ただし、家族がいる場合には、水商売について家族の人から理解してもらうことも必要です。

また、勤務地の近くの場合には会社の上司などにばれないようにする工夫も必要なので、少しリスクが高い仕事かもしれません。

とは言え、給料の高さは他の仕事に勝るため、メリットとデメリットを考えた上で適切な選択をしましょう。

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生活費を節約して借金を減らす

生活費を節約して借金を減らす
Wワークをしながら、生活費を見直すということも多くの繰り上げ返済をするには有効でしょう。

家計簿を付けて生活費を見直すと言っても、極限まで行ってしまうとストレスが溜まってしまいます。

ストレスは精神的にも肉体的にも良い影響を与えません。

無理のない程度で生活費を見直すということが重要です。

例えば、次のようなことはある程度簡単なのではないでしょうか。

  • 飲料水を水筒に切り替える
  • コンビニ弁当をやめ手作りにする
  • アルコール飲料を少なくする
  • 食材は大型スーパーを利用する
  • できるだけ水道光熱費を節約する

会社に置いてある自動販売機や、通勤途中でコンビニに立ち寄って缶コーヒーを買うことをやめるだけでもお金は浮いてくるものです。

飲み物はステンレスボトルなどを利用して自宅から持っていくようにすれば節約になりますね。

ランチも外食やコンビニ弁当を止め、自宅で作ったものを持っていくなど、毎日コツコツ行っていくことが大切です。

たかが知れている金額といっても、行うべきことを行えば結構まとまった一定額になりますよ。

浮いたお金は繰り上げ返済に回すことで借金は減らすことができるのです。

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金利の低いローンに切り替える

借入先にもよりますが、消費者金融カードローンを利用しているなら、銀行カードローンで借り換えてしまうということも借金を減らす方法には有効な手段です。

消費者金融カードローンの金利は年18.0%が平均的です。

それに比べて銀行カードローンは年14.5%前後のところが多いです。

わずか3.5%の差と言っても、決してバカにはなりません。

  • 10万円(30日利用)借入の差額:288円の差
  • 30万円(30日利用)借入の差額:864円の差(単純計算)
  • 50万円(30日利用)借入の差額:1,440円の差(単純計算)

以上単純計算になりますが、たった1か月でこれだけの差がでてきます。

借金の返済が一括返済と言うならそれほどの差でもありません。

しかし毎月返済となれば、銀行カードローンを利用することで効率よく借金を減らすことができますね。

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おまとめローンを利用して完済

複数借金を一本化する「おまとめローン」を利用する方法も、確実に借金を減らすには良い手段となるでしょう。

おまとめローンの利用は長期間の返済とはなりますが、毎月の返済額を抑えることが期待できます。

しかし、長期間の返済は総支払金額が大きくなることから、損得勘定から行けばあきらかに「損」してしまいます。

おまとめローンを利用する場合は、借り入れ期間に注意して契約することが大切です。

借り入れ期間を短期化すれば、総支払額を少なく押さえられる場合もあるのでおまとめローンの担当者にきちんと確認しましょう。

おまとめローンで重要なのは、毎月の返済額をどのようにすれば減らすことができるのか、という点と将来にわたって借金の完済を目指すことができるのかと言う2点です。

おまとめローンを組んだからといって、繰り上げ返済ができないとはなりません。

Wワークや生活費の見直しで浮いてきたお金を毎月少しでもいいので返済していけば、比較的短期間で借金を完済することも可能です。

しかしおまとめローンは審査が厳しいというデメリットもあり、誰もが利用できるとは限りません。

申し込むにしても年収条件や、雇用形態で審査落ちとなることもあります。

審査通る?借り換えカードローン

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返済できる具体的な見極め方

返済できる具体的な見極め方
現在のアナタが今ある借金を返済できるかどうかもっと具体的に見極めたいと言うなら、銀行が利用している「返済能力」の基準となる返済比率を計算してみるとよくわかります。

その計算である程度見極めをつけ、これ以上多重債務にならないように対策を練ることが、しいては借金を減らすことにつながります。

返済比率を計算してみよう

返済比率を計算してみよう
返済比率とは、銀行が住宅ローンの申し込みを受けたときに、申込者に返済能力があるのかどうか見極める計算方式のことを言います。

計算式はいたって単純で、次のようになります。

  • 返済比率=A/Bx100
  • A:1年間に支払う借金の総額
  • B:税込年収

返済比率を簡単に言えば、年収に対して年間どのくらいの借金を返済しているのか、その比率のことを言います。もう少し具体的に、返済比率の計算例を上げれば次のようになります。

  • カードローンの返済:毎月5万円(年額60万円)
  • 自動車ローンの返済:毎月5万円(年額60万円)
  • クレジットカードの利用料金:毎月3万円(年額36万円)

他にも返済しているローン返済額があればそれも計算の中に入れましょう。

なお生活費や家賃、水道光熱費などは計算に入れる必要はありません。

年収が仮に300万円として計算してみます。すると計算式は次のようになります。

返済比率=156万円÷300万円x100
これを計算すると返済比率は52%です。

返済能力があるかどうかの基準は返済比率が40%と銀行は考えます。以上のような返済があり、年収が300万円なら返済能力はゼロです。

少々厳しい言い方かもしれませんが、この状況で借金を返済していくことは将来にわたって保証されるものではありません。

どこかでどうしてもお金が足りなくなり新たに借金をしてしまい、多重債務に陥る危険性が高いと言えます。

早急にフィナンシャルプランナー(FP)に相談するか、弁護士や司法書士などの専門家に依頼して債務整理することが望ましいと言えます。

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借金返済をそのままにしたらどうなる?

カードローンの返済が遅れるとカードローン会社から電話などの督促が行われますが、中にはその連絡を無視してそのままにしてしまう方も少なくありません。

しかし、この行為は百害あって一利なしで、絶対に借金の返済をそのまま放置する行動は行ってはならないのです。

カードローン会社は返済が遅れてもその理由がはっきりしており、入金日の確認が取れれば大事にはしません。

ですが一切連絡がとれず、返済も行われないでは利用者に返済の意思がないと判断するしかありませんから、カードローン会社は最終手段に出ることになります。

カードローン返済をしなかった場合の流れ

カードローンの借金返済が数日遅れたくらいならば問題はありませんが、その返済遅れが長期にわたればカードローン会社もそのままにしておくことはできません。

その際にカードローン会社が取る最悪の対応が強制退会と一括返還請求です。

ここまでくれば利用者はこのカードローン会社の対応に従うしかなく、一括返済できないとなれば裁判所の許可を得て、給与等の個人の持つ財産が差し押さえられることになります。

そうならないためにも、返済できない時にはカードローン会社との話し合いが必要になってくるのです。

それでは簡単にカードローンの借金返済が遅れた場合、カードローン会社が取る対応の流れを紹介しておきましょう。

その流れは下記のとおりです。

  1. ハガキや携帯電話に返済催促の連絡が入る
  2. 返済予定日が決定される
  3. 返済予定日に返済できなかった場合は、ハガキで自宅に督促状が送付される
  4. 返済が3か月以上となれば信用情報機関に事故情報が記録される
  5. 督促状送付後も返済が行われなければ強制退会となり、一括返還請求が行われる
  6. 一括返還請求に応じず返済を行わなければ裁判所に差し押さえ請求が出される
  7. 裁判所決定により財産の差し押さえが実行される

カードローンの借金返済が長期間行われず裁判所に差し押さえ請求が出されれば、まず裁判に勝つことはなく確実に財産の差押命令が出されることになります。

そうなれば周囲にバレるのは確実で、給与も差し押さえられることになります。

会社にもカードローンを利用して返済不能に陥ったことが知られてしまうのです。

こうなってしまえば利用者は多大な被害を被ることになるので、借金返済をそのままにしておくことがいかに危険な行為であるのかがお分かりいただけるでしょう。

滞納すると債権回収業者が自宅訪問?【税金から家賃まで】

債務整理という選択肢

債務整理とは返済が難しくなった方(債務者)が借入先(債権者)との話し合いで得た下記のような手段により、返済を進めていくための救済措置です。

  • 借金の減額
  • 金利の引き直し
  • 支払い猶予

また、債務整理には下記のようにいくつもの手段があり、借金の大きさや個人の経済状況に応じて最定期な方法を採ることになります。

  • 過払い金の返還請求
  • 任意整理
  • 民事再生(個人再生)
  • 自己破産

利用する債務整理によって受けられる返済免除は違ってきますが、カードローン会社との話し合いとなる上、任意再生以外は裁判所を介した決定となるため、基本的には弁護士もしくは司法書士といった専門家へ依頼する必要が出てきます。

法律に則って、利息分の返済額はもちろん、借入額の元金を減額させる手続きになるのです。

また、債務整理を行うと信用情報機関へその記録が保管されます。

債務整理は返済能力がないことの証ともなるので、その記録が消去される5年~10年間は金融機関からの借り入れやローンの審査は一切通らなくなります。

この点は十分に理解しておくようにしましょう。