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福岡銀行のファクタリングで資金調達

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どうせファクタリングするなら手数料の安いところから、そう考える経営者の方は多いことでしょう。

となれば断然、銀行がおすすめです。

そこで今回は九州最大の大手地銀との呼び声も高い、福岡銀行が提供しているファクタリングサービスについて詳しく解説していきます。

福岡銀行ってどんな銀行?

それではまずは会社概要から福岡銀行がどのような銀行なのかを見ていくことにしましょう。

冒頭で申しましたように九州最大の大手地銀と呼ばれているくらいですから、今更説明する必要はない気もしますが、念の為にもその会社概要を確認していくことにします。

福岡銀行の会社概要は下記のとおりです。

本店所在地福岡県福岡市中央区天神二丁目13番1号
設立1945年3月31日
資本金823億2千9百万円
代表者柴戸隆成
事業内容各種物件リース、割賦、貸付業務および事務受託など
主な株主ふくおかフィナンシャルグループ
(100%出資)
店舗数全国170店舗
主な関連会社有限会社ジュピター・アセット・コーポレーション
有限会社マーキュリー・アセット・コーポレーション

福岡銀行は100%出資のふくおかフィナンシャルグループの傘下であり、その傘下となるほかの関連企業を見てみれば、他社へ外注することなく金融事業のすべてをグループ内で執り行える仕組みが確立されていることが見て取れます。

ノンバンクとは比べ物にならない巨大資本、そしてなにより九州随一の大手地銀であることによる信頼性と安定感は疑う余地がないでしょう。

実際にファクタリングするのは福岡銀行傘下の子会社

福岡銀行でファクタリングの申し込みはできますが、実際のファクタリング業務は先ほど会社概要でも紹介した下記2社によって取り扱われています。

  • 有限会社マーキュリー・アセット・コーポレーション
  • 有限会社ジュピター・アセット・コーポレーション

ふくおかフィナンシャルグループのHPを見てみても有限会社マーキュリー・アセット・コーポレーション、有限会社ジュピター・アセット・コーポレーションともにファクタリングの業務を行っているとだけの紹介で、ファクタリング業務についての詳細情報は公表されていません。

申し込む方にとっては大した影響はないでしょうから、ファクタリング申し込み後の対応はこれら2社のいずれかが執り行うことだけ頭の片隅ででも覚えておくようにしてください。

福岡銀行のファクタリングは2通り

それでは肝心の福岡銀行のファクタリングにはどのような特徴があるのかを見ていくことにしましょう。

実は福岡銀行のファクタリングには資金調達向けと事務合理化向けの2つが用意されており、申込者の目的によっていずれか1つを選択することができます。

この点は資金調達を主目的とするノンバンクのファクタリング業者とは大きく違う点であり、大きな特徴と言えるでしょう。

福岡銀行のファクタリングは目的に応じて下記の2つから選ぶことができます。

  • 通常ファクタリング
  • 一括ファクタリング

一般的な資金調達を目的とするなら通常ファクタリング、事務合理化ならば一括ファクタリングといった具合です。

それではこれら2つのファクタリングについて、その詳細を解説していくことにしましょう。

通常ファクタリング

福岡銀行のファクタリングで資金調達する際に覚えておいて欲しいのが、ファクタリングできる売上債権は受取手形のみという点です。

売掛金を用いたファクタリングを行うことはできません。

福岡銀行で売掛金をもとに資金調達するには、後ほど説明する売掛金担保融資という形をとるしかないでしょう。

福岡銀行では売却する受取手形がない場合は、ファクタリングを利用することはできないことをよく覚えておきましょう。

また、福岡銀行の受取手形ファクタリングはSPCという特定目的会社を介した取引となるので、ファクタリング専門業者とは取引の流れがかなり複雑になってきます。

しっかりと覚えておく必要はありませんが、その流れを紹介しながら説明しておきますので、どのような取引が行われているのかは理解しておいてください。

通常ファクタリング取引の流れ

福岡銀行の受取手形のファクタリング取引の流れは下記のとおりです。

  1. 申込者(債権者)が福岡銀行へファクタリングの申し込み
  2. 福岡銀行が格付け会社である株式会社日本格付研究所へ手形明細データを送信
  3. 株式会社日本格付研究所から受取手形の劣後比率が算出される
  4. 劣後比率の算出結果がSPCに送られる
  5. SPCが算出結果に応じた受取手形の買取金額を決定する
  6. 申込者(債権者)からSPCへ手形債権の譲渡
  7. SPCが福岡銀行にABLを実行する
  8. SPCから申込者(元債権者)へ受取手形の買取代金が支払われる
  9. 受取手形の決済日にSPCへ債務者(手形振出人)から手形決済が行われる
  10. 福岡銀行がSPCに対してABLで融資した金額を回収する

それではこの流れがいかに複雑になっているのかを説明していきます。

通常ファクタリング取引は複雑!

福岡銀行のファクタリングを複雑にしてしまっているのは、実際に受取手形を買い取っているのが福岡銀行ではなくSPCだからです。

1,000万円の受取手形で福岡銀行へファクタリングを申し込んだとしましょう。

福岡銀行は申し込み受付後、その受取手形をいくらで買い取るかを決めるため、株式会社日本格付研究所へ手形明細データを送って算出を依頼します。

そして買取額を決定する劣後比率はSPCへと送られ、その数値が20%であれば80%の800万円が買取価格として決定され、手形債権の譲渡後にSPCから申込者(元債権者)に800万円が支払われます。

ここでよく理解しておいて欲しいのが福岡銀行とSPCとの取引関係です。

SPCはABL(アセット・ベース・トレーディング)という売上債権を担保として融資を受ける資金調達手段を用いて、福岡銀行から申込者(元債権者)に支払った800万円の融資を受けます。

つまり、福岡銀行からの融資を手形買取の支払い原資としているわけです。

この融資は受取手形の決済で1,000万円が入金された時点で、福岡銀行へ全額返済されることになります。

福岡銀行はSPCへのABL融資での金利のよる利息が得られ、SPCは劣後比率分の200万円から福岡銀行へ支払うABL利息を引いた額が利益として得られるといった具合です。

少々複雑だとは思いますが、よく理解しておくようにしてください。

一括ファクタリング

それでは次は事務合理化のために利用できる一括ファクタリングについて説明します。

日本の企業間取引では古くから約束手形による支払手段が用いられていました。

しかし、この手形発行には下記のような諸経費が必要となる上、発行業務時の人件費や決済日までの管理コストが必要になってきます。

  • 印紙代
  • 手形用紙代
  • 郵送代

これら費用を削減して事務合理化のために登場したのが一括ファクタリングです。

一括ファクタリングの特徴

福岡銀行の一括ファクタリングを利用すれば支払手形などの売掛金を抱える支払い業者は、支払手形などの期日支払いの代金決済を全て福岡銀行が執り行ってくれるようになります。

この一括ファクタリングの用途目的が資金調達ではなく、事務合理化であると言われる由縁もこの点にあります。

一括ファクタリングを利用して支払い業務を福岡銀行に委託するにはこのサービスへの申し込みと審査の通過が必要となりますが、買掛金や支払手形が多い会社ならば大きな事務合理化改善が見られるでしょう。

わかりやすいように一括ファクタリングの流れを見ていきながら、補足を加えていくことにします。

一括ファクタリング取引の流れとそのメリット

取引の流れは下記のとおりです。

  1. 利用者A社(一括ファクタリング利用会社)がB社から仕入れを行い買掛金が発生する
  2. それに伴いB社にはA社に対する売掛金が発生する
  3. 福岡銀行がその売掛金を全額買い取り、売掛債権譲渡を行う
  4. 売掛金の決済日に応じて福岡銀行がA社へ代金決済を行う

一括ファクタリングは福岡銀行がこのサービスの契約が締結した会社の支払い先や下請け先において発生した売上債権を一括して買い取ることで、福岡銀行が買掛債務の決済事務を代行することができるようになるというからくりです。

またこの一括ファクタリングは仕入先や下請け先の資金調達手段として利用できるメリットも兼ね揃えています。

決済期日前に仕入先や下請け先に売掛金支払いをすることも可能です。

期日前支払いにおいては割引が適用されるのでえ、全額を手にすることはできませんが、仕入先や下請け先にとっては利用しやすい資金調達手段となってきます。

一括ファクタリングを利用する会社は資金調達手段として利用することはできないのは残念ですが、円滑に資金調達を求めている中小企業にとっては注目するに値する取引と言えるでしょう。

福岡銀行のファクタリングはでんさい利用がお得!

福岡銀行は電子記録債権を取り扱う電子債権記録機関の1つである全銀電子債権ネットワーク、人呼んで「でんさいネット」に加入しています。

一般的な企業間取引においては互いに買掛金をはじめとする買掛債務と売掛金をはじめとする売上債権が発生し、支払い、回収が完了するまで買掛債務と売上債権を各々が管理することなります。

この面倒な作業を円滑化したのが電子債権記録機関を介しておこなう電子記録債権での取引です。

でんさいの特徴とそのメリット

取引を行う両社が電子債権記録機関に加入することで、下記のように業務が電子化され大幅な業務の合理化が実現できます。

  1. 両社間で取引が成立する
  2. 各々に発生した買掛債権と売上債権が電子債権記録機関のデータベースに記録される
  3. 買掛金の支払い、売上債権の回収が完了すれば各記録が抹消される

また約束手形による取引を行っている場合には、発行時に掛かる費用を全て削減できる上、発行や回収にかかる人件費も合わせて削減することができます。

またここで思い出してもらいたいのが福岡銀行で資金調達目的でファクタリングが利用できるのは受取手形のみという点です。

福岡銀行ででんさいに加入して取引を行っていれば受取手形ではなく、電子記録債権として扱われているため、ファクタリングを申し込んだときにもスムーズな処理が期待できます。

でんさい利用なら分割ファクタリングが可能!

また受取手形を資金化する際には、分割して現金化することはできません。

約束手形の額面が1,000万円ならば、その全額を現金化しなければならないのです。

1,000万円も必要ない、200万円位で十分だという方にとっては、手数料のことを考慮すれば損な取引となってしまいます。

しかし、電子記録債権ならば分割して現金化することが可能です。

1,000万円分のうち200万円だけをファクタリングで現金化し、残りの800万円を決済期日に満額回収することができるので、損のない現金化を実現することができます。

福岡銀行のでんさいネットで電子記録債権による鳥贔屓を利用するには、取引のある両社がでんさいネットに加入する必要があり、現時点では利用者の普及が進んでいないのが実情です。

しかし、でんさいネットを利用すれば、メリットの高いファクタリングの利用が可能になってきます。

取引先の同意も必要になってくるため簡単な話ではありませんが、福岡銀行でファクタリングする際には、でんさいネットの利用がおすすめだということは頭に入れておきましょう。

ファクタリングではなく売掛金担保融資の検討も!

ここまで解説してきたように福岡銀行で資金調達目的のファクタリングを利用できるのは下記のいずれかの条件を満たしている会社のみとなります。

  • 受取手形でのファクタリングが可能な会社
  • 一括ファクタリングに申し込んでいる会社の仕入先や下請け先

よって、福岡銀行のファクタリングで資金調達できないというい会社も出てくることでしょう。

そんな会社の経営者におすすめなのが売掛金担保融資という、売上債権を利用した別の資金調達手段です。

会社の持つ売上債権や棚卸資産などを担保に、融資を受けることができます。

ファクタリングは債権譲渡、つまり売却になりますが、こちらはその名のとおり融資となるので、この両者は全く違う資金調達手段となってきます。

近年は政府主導でこの売掛金担保融資による資金調達が推進されたことにより、今では信用保証協会の信用保証付きの売掛金担保融資がメインとなったことで、以前と比べて随分と借りやすくなっています。

福岡銀行でファクタリング利用できない経営者は、この売掛金担保融資による資金調達を検討してみるのも1つの手でしょう。

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