ファクタリングの計算は?手数料との関係と算出方法を紹介

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事業資金が短期間で必要なものの、銀行などの金融機関から融資が難しいときはファクタリング会社を利用して資金を調達することができます。

しかし利用するときは、ファクタリング手数料が掛かります。

安心に利用するため、ファクタリングの手数料がどのようなものか、また手数料の計算方法を見ていきましょう。

ファクタリングについて確認しよう

ファクタリングにはどのような種類があり、また取引がどう行われるのか確認していきましょう。

ファクタリングの種類は4つ

ファクタリングの種類は4つあります。

それぞれの特徴を紹介します。

1.医療・介護報酬債権ファクタリング

名前の通り医療機関や介護企業を対象としたもので、後から支払われる診療報酬や介護報酬の債権の回収権を売却するものです。

2.保証ファクタリング

売掛先である取引先からの回収が難しいと思われるときに、使用される方法です。

3.国際ファクタリング

貿易業など輸出取引を行う会社が利用できるサービスです。

バイヤーや金銭の調査や保証をするもので為替の影響を抑えることもできます。

4.一括回収ファクタリング

一般的にファクタリングといえば、この一括回収ファクタリングを指します。

ファクタリング会社の取引は2社間・3社間がある

ファクタリングにはファクタリング会社と売掛債権を保有する会社の2社間で行う場合と、売掛先の会社も含めて行う3社の場合があります。

ファクタリングの手数料はどういうもの?

ファクタリングにはファクタリング手数料が掛かりますが、一体どういうものか確認しましょう。

手数料の適正相場

2社間と3社間のファクタリングを行うときは売掛金に対しての手数料がそれぞれ違い、相場は次のようになります。

  • 3社間では買取り売掛金に対して1~5%
  • 2社間では買取り売掛金に対して10~30%

なお、手数料は売掛金の金額によって変わることを覚えておきましょう。

手数料に含まれるものと算出することに必要なもの

ファクタリングの手数料には、諸費用が含まれることが多いです。

また手数料を算出するときには、「リスク」や「売掛金の金額」が関わってきます。

2社間のファクタリングをするときには、売掛先に売掛債権の譲渡をすることは通知されません。

ファクタリング会社がファクタリングを利用する会社に売掛金の金額からファクタリング手数料を引いた額を入金し、利用する会社はファクタリング会社へ売掛金の金額を入金します。

売掛先が直接、ファクタリング会社に売掛金を入金しないため返済のリスクが生じます。

そのため2社間の取引の方が手数料の割合が高いのです。

100万円と500万円の売掛金の場合ではファクタリング会社の利益に差があります。

そのため売掛金の金額に対して手数料の調整を行っているのです。

また一般的にファクタリングに掛かる諸費用は以下のものとなります。

  • 債権譲渡登記に必要な司法書士に掛かる費用8~10万円
  • 登記に関わる印紙税2万円
  • 交通費や紹介料3万円

上記の内容から手数料に掛かる諸費用を低く見ても、10万円を超えることがわかります。

なお、3社間では債権譲渡登記の必要はありません。

手数料の違いとケースごとの計算方法を紹介

手数料を算出する計算方法と、算出に必要な例をあげて説明します。

ファクタリングの流れと計算方法

ファクタリングは次のような流れとして行われます。

それぞれの場面でのお金がどのように算出するのか見ていきましょう。

  1. 売掛債権の買取り時に支払われる金額
  2. 売掛先からの入金
  3. 手数料と諸経費を除いた留保金の返還
  4. 現金化される金額

実際に計算例をあげながら算出していきます。

以下条件で2社間と3社間の例です。

  • 売掛債権500万円
  • ファクタリング手数料10%(3社間の場合は5%)
  • 掛け目80%(留保金20%)
  • 諸経費5万円
◇2社間ファクタリングの場合

①売掛債権の買取り時に支払われる金額

売掛債権の買取り時に支払われる金額は下記のようになります。

500万円×80%=400万円となり、差額の100万円は留保金となります。

②売掛先からの入金

売掛金は400万円の場合、400万円ファクタリング会社へ返済します。

③ファクタリング手数料と諸経費を除いた留保金の返還

ファクタリング手数料は50万円、実費は5万円なので留保金は、以下のように求めます。

100万円-(50万円+5万円)=45万円

45万円が返還されます。

④現金化される金額

売掛金-(手数料+諸経費)で求められます。

500万円-(50万円+5万円)=445万円

◇3社間ファクタリングの場合

①売掛債権の買取り時に支払われる金額

500万円×80%=400万円となり、100万円は留保金となります。

②売掛金からの入金

売掛金は400万円の場合、400万円は売掛先から直接ファクタリング会社へ送金されます。

③手数料と諸経費を除いた留保金の返還

手数料は25万円、諸経費は5万円なので留保金は、以下のように求めます。

100万円-(25万円+5万円)=70万円

70万円が返還されます。

④現金化される金額

売掛金-(手数料+諸経費)で求められます。

500万円-(25万円+5万円)=470万円

ファクタリングの手数料には秘密がある?

ファクタリングの手数料相場は10.0%~20.0%程度ですが、この金額が高いか安いかピンとこない経営者もいるでしょう。

そこで、ファクタリング手数料の詳しい仕組みについて、紹介しますので判断材料にしてください。

銀行金利に直すと何パーセントになる?

銀行のビジネスローンの金利が10.0%~18.0%程度ですので、これに比べたらファクタリングの手数料も同じくらいと思うかも知れません。

ただしファクタリングの手数料は、入金日から売掛先の支払期日までの期間に対する手数料です。

つまり、銀行金利が1年間に対する金利であるのに対して、ファクタリングの手数料は数か月に対する金利なのです。

例えば支払期間が2ヵ月の売掛金に対して10.0%の手数料がかかる場合は、年利に直すと60.0%という膨大な利率となりますので注意をしてください。

妥当かどうかの法律規制がない

ファクタリングがこのような膨大な手数料を提示できる理由は、法律の規制がないからです。

ファクタリングは譲渡契約ですのでファクタリング業を行うには、貸金業者の資格は必要なく、また貸金でないため利息制限法の規制もありません。

余りにも膨大な手数料を取った業者は一部逮捕されていますが、ファクタリングはまだまだ規制が緩いといえるでしょう。

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ファクタリングと銀行の事業性融資はどちらが得?

このような理由により、銀行融資を利用できるのであれば、ファクタリングよりそちらを利用する方が好ましいと考えます。

ただし、ファクタリングのメリットは審査と入金までのスピードが速い点と、審査が銀行融資より緩いという点もあります。

したがって、銀行融資では間に合わないような緊急資金が必要であったり、過去の取引履歴が理由で銀行融資を受けられなかったりする会社は、ファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか。

インターネット広告のからくりは?

ファクタリング業者の中には、インターネットやFAXなどの広告で手数料を数パーセントと低く表示している業者もいます。

しかし、これはあくまで掛け目だけの表示であり、手数料総額に直すと相場である10.0%~20.0%となるケースが多いです。

何度もいいますが、ファクタリングの手数料は名目自由の「言い値」ですので、表面的な手数料に惑わされずに必ず手数料の総額を確認するようにしましょう。

悪徳業者に注意!見分け方は?

あらかじめ確認した手数料が相場の範囲内であっても、後から手数料を要求してきたり、また先に手数料を振り込ませて何もしなかったりする悪徳なファクタリング業者がいます。

特に、聞いたことのない社名であったり、社歴が余りにも短かったり、また宣伝方法がFAXだけであったりすれば悪徳業者の可能性があります。

このような悪徳業者は資金調達を急ぐ経営者の不安に付け込みますので、冷静に判断するようにしましょう。

ファクタリングの手数料を抑える方法は?

中小企業が利用できるファクタリングの手数料は、銀行利息に比べて高いです。

そこで、ファクタリングの手数料を少しでも抑える方法を、いくつか紹介しますので参考にしてください。

契約方式で手数料が変わる?2社間と3社間の違いは?

まず、ファクタリングは契約方式によって、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあるのを覚えておきましょう。

2社間ファクタリングとは自社とファクタリング業者で契約する形態であり、3社間ファクタリングはこれに売掛先も契約に加わる形態です。

実は、2社間ファクタリングの方が手数料は高くなります。

その理由は、売掛金が直接ファクタリング業者に入金される3社間ファクタリングと違い、2社間ファクタリングは売掛金が一旦自社に入金されるため、ファクタリング業者にとってお金を回収できない危険性があるからです。

また、確実に回収するために債権譲渡登記をすることになれば、その費用も余分にかかってきます。

3社間ファクタリングは取引先にばれるというデメリットはありますが、費用は少なくて済みますので状況に応じて利用してください。

償還請求権って何?手数料との関係は?

ファクタリングを契約した後に売掛先が倒産したとしても、原則として自分の会社が責任を負うことはありません。

それは、ファクタリングが債権譲渡契約であり、売掛金というモノを渡したらそれで契約は完結します。

つまり破産した売掛先から回収する義務は、ファクタリング業者が背負うことになります。

しかし、ファクタリング業者が契約書に償還請求権(しょうかんせいきゅうけん)がある旨を記載すれば、自社が立替え払いする責任を負う可能性がでてきます。

償還請求権はリコースとも呼ばれ、自社が支払う手数料にも影響しますので注意しましょう。

ノンリコースファクタリングは債権譲渡契約

実は、償還請求権付きのリコースファクタリングの方が、償還請求権の付いていないノンリコースファクタリングより手数料が安くなる傾向があります。

その理由は、償還請求権を付けることでファクタリング業者のリスクは減りますし、債権譲渡登記のような特別な費用も必要がありません。

売掛先の業況が問題なければ、あえてリコースファクタリングの業者を選んで費用を削減するのも良いでしょう。

リコースファクタリングは貸金?利息制限法は?

リコースファクタリングの手数料が低くなる理由は他にもあります。

それは償還請求権を付けることで融資と同じ扱いになり、利息制限法の規制を受けてしまいます。

すなわち自社も立替え払いする責任を負うことで、モノの譲渡契約ではなくモノを担保とした融資契約として法的に扱われるのです。

3社間ファクタリングを償還請求権付きで契約することで、ファクタリング手数料の相場よりもぐっと低くなりますので覚えておいてください。

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掛け目は社長の人間性や人柄でも代わる?

ファクタリングの手数料は、言い値の部分が大きいため、社長の面談や電話対応でも変わる可能性があります。

銀行融資でも同じことですが、きちんとした態度の経営者に対しては金利(手数料)を抑えてあげようと思うのが担当の本音です。

手数料が劇的に減るとはいいにくいですが、きちんとした態度を取るに越したことはないでしょう。

ファクタリングに掛かる消費税の扱いはどうなる?

ファクタリングに掛かる消費税はどのような扱いをするかというと、非課税取引の扱いとなるため消費税は掛かりません。

売掛債権の売買手数料は金融取引では非課税と決められているからです。

ファクタリングの仕訳

売掛金が1,000万円のときに、ファクタリングをすると下記のようになります。

借方科目金額貸方科目金額
未収金1,000万円売掛金1,000万円

ファクタリングは営業取引ではないので、ファクタリング先から現金を受け取るまでは未集金で計上します。

ファクタリング会社から入金されると、次のようになります。

借方科目金額借方科目金額
普通預金900万円未収金1,000万円
売上債権売却損100万円

売上債権売却損はファクタリング手数料など、ファクタリングのときに発生した損失です。

賠償請求権無しの場合の、ファクタリング手数料は営業外費用と計上します。

ファクタリングではなく、割引手形の場合も同じ仕訳で問題はありません。

売掛債権担保融資や売掛債権担保ローンの場合は、一般的な借り入れと同じ仕訳です。

ファクタリングを貸借対照表に計上される資産や、負債を消すオフバランス化という方法で会社の会計が健全なように見せる方法もあります。

手数料が安いファクタリング業者は?

ここまでの話をまとめて、手数料が安いファクタリング業者の選び方について紹介します。

まずは、資金調達のポータルサイトに登録されていたり、業歴が長かったりする業者を選別して悪徳業者を選ばないようにしましょう。

さらに、債権譲渡登記の不要な3社間ファクタリングを利用しており、償還請求権を定めている業者を選びましょう。

これにより、10.0%~20.0%が相場の手数料を5.0%程度に抑えられる可能性があります。

なお、3社間ファクタリングは売掛先にばれてしまいますので、手数料が低くなるからという事情をきちんと説明しておくことをおすすめします。

ファクタリングの手数料を比較してみよう

ファクタリング会社は数多く存在しますが、手数料が明記されていないことも多いため、比較したくてもできないという人も少なくありません。

ファクタリング会社の中でも手数料の表記がなされている業者を中心に、下記の表に手数料をまとめましたので、参考にしてみてください。

ファクタリング業者名手数料振込までの時間
ベストファクター5%~20%最短当日
ワダツミ株式会社手数料1%~

掛け目80%~90%

(3社間のみ) 
最短3日
三共サービス
  • 2社間
    手数料5%~
    掛け目70%~
  • 3社間
    手数料1.5%~
    掛け目90%~
最短翌日
財務会計支援機構手数料7%~12.16%

(2社間のみ) 
最短3日

ファクタリング業者によって手数料はまったく違っています。2社間と3社間でも手数料が違うことが分かります。

また審査によっても手数料が変わってきますので、実際には申込みをしてみないとどのぐらいの手数料になるのか分からない部分もあります。

さらに手数料の内訳も各社さまざまとなっています。

手数料の中に掛け目と事務手数料がすべて込みの場合もあり、自分ではよく分からないという場合は必ず契約前によく確認をしておきましょう。

銀行ファクタリングの手数料は安いの?

ファクタリングを行っている会社には銀行系のファクタリング会社や、銀行が直接行っている場合もあります。銀行や銀行系のファクタリング会社一覧は下記の通りです。

銀行系ファクタリング会社
  • 三菱UFJファクター
  • みずほファクター
  • SMBCファイナンス
  • りそな決済サービス株式会社
  • 浜銀ファイナンス       など
ファクタリングを行っている銀行
  • 百十四銀行
  • 山口銀行
  • 足利銀行
  • 千葉銀行
  • スルガ銀行(医療ファクタリングのみ)  など

上記の銀行や銀行系ファクタリング会社であれば、民間のファクタリング会社よりも手数料が安いと考える人も多いでしょう。

確かに銀行でのファクタリングは民間のファクタリング会社よりも安いと言われています。

しかし銀行や銀行系ファクタリング会社では、手数料の詳細を一切公開していません。

そのため、手数料がどのぐらいなのかということは、申込みを行ってみないと分かりません。

また、全体的に大手企業が対象になるものが多く、中小企業には向いていないファクタリングサービスもあります。

銀行や銀行系ファクタリング会社を利用する場合は、来店するか電話などでよく問い合わせをしてみることをおすすめします。

まとめ

ファクタリングの計算方法は、取引方法と手数料がポイントになってきます。

2社間と3社間取引の手数料の違いは、ファクタリング会社にとってのリスクの大きさや登記費用の有無によります。

また手数料の設定に幅がある理由は、売掛金の金額によって調整されるためです。

また消費税は掛かりません。

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