信用保証協会の保証料の仕組み

 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

信用力が低い個人事業主や地場中小企業が銀行など金融機関から借り入れる場合、一定の保証料を支払うことで信用保証協会を利用することはよくあります。

これから信用保証協会の保証料の仕組みについて解説していきます。

信用保証協会とは?

信用保証協会の仕組み

信用保証協会は、個人事業主や地場中小企業などが、融資を受けやすくなるような支援をしています。

例えば、赤字決算など業績が不振や、浅い業歴、融資条件となる担保や第三者保証を出せないなどを理由に、そのままでは金融機関から信用が得られず融資を受けられないことはよくあります。

このような場合に事業者に対して公的保証人となることで、融資を受けやすくしています。

利用の流れですが、まずは信用保証協会に保証申し込みを行います。

信用保証協会は申し込み内容の審査を行い、保証承諾決定となれば保証内容に沿った融資を銀行から受けられます。

保証申し込みは金融機関経由、もしくは保証協会へ直接申し込みの2パターンがありますが、金融機関経由の方が資料作成の手間や担当者の後押しが得られる分、有利といえるでしょう。

特徴

メリット

最大のメリットは融資を受けやすくなることですが、この他にもメリットはあります。

まずは信用保証協会付きの融資は、公的融資と同じ扱いとなりますので金融機関プロパー融資と比べ金利が低く利用できます。

金利と併せて一定の保証料が発生しますが、金利と保証料を合算した実質金利みても、プロパー融資金利より低いことも多くあります。

さらに信用保証協会付き融資を返済していくことで、返済実績も積みあがっていきますので、次回の融資も取り付けやすくなるというメリットがあります。

また、保証協会付き融資は、無担保、無保証人が原則です。

担保や保証人が必要となるケースもありますが、金融機関のプロパー融資と比べると担保、保証人を必要とするケースは圧倒的に少ないことは事業者にとっても大きなメリットと言えます。

デメリット

信用保証協会付き融資は、金融機関のプロパー融資と比べ、信用保証協会の審査を受ける分、申し込みから融資を受けるまでの時間は長くなりますし、金融機関とは別に信用保証協会に提出しなければならない書類も発生します。

利用する場合は、時間の余裕があるうちに申し込みをしましょう。

また、信用保証協会付き融資を利用するにあたっては、一定の保証料を支払わなければなりません。

詳しくは後述しますが、金利とは別に保証料が発生することはデメリットともいえるでしょう。

しかも仮に、信用保証協会付き融資を利返済できなかった場合、信用保証協会が金融機関に事業者に代わって返済してくれますが、それは求償権が金融機関から信用保証協に移るだけで債務がなくなるわけではありません。

中小零細企業におススメ

銀行から事業性資金の融資を受けるには、銀行の審査基準をクリアできるだけの高い返済能力と信用力が求められます。

それが影響してか資金繰りに奔走されることの多い零細企業の自営業者や、法人と言えども中小企業は、銀行が求める返済能力と信用力をクリアするのを困難なのが実情です。

車のローン審査すら通らない会社もあるのですから、これも仕方のないことでしょう。

ですが融資を受けられるのが一部の優良企業だけに限定されるのでは、中小零細企業の資金繰りはあっという間に立ち行かなくなり、倒産の憂き目に遭うことを待つことしかできません。

しかし、信用保証協会の保証付き融資ならば話は別です。

信用保証協会の保証を付けることで、銀行から冷遇されている中小零細企業でも、低金利で銀行融資を受けることができます。

それでは信用保証協会の保証付き融資が、どれだけ中小零細企業におすすめなのを、確認していくことにしましょう。

関連記事をチェック!

59view

中小零細企業が利用できる小口融資をご紹介!!~大口融資との違い~

個人事業を営んでいたり、会社を設立したけど規模がまだ小さいという方には、借入が難しく、資金繰りが不安という方がいます。 しかし、小規模事業主のための小口融資制度もあるので、活用を検討されてみては...

低金利で借りることができる

保証付き融資を受けるには信用保証協会に借入額の1.0%前後の保証料支払いが毎月発生します。

借入金利と二重支払いになることから、高金利になると思っている経営者もいるようです。

しかし、これは大きな勘違い!

銀行融資では貸し倒れリスクに応じた金利決定が行われるため、そのリスクが高いとされる中小零細企業は、どうしても貸付金利が高く設定されます。

この点において確実に、証付き融資の方が確実に低金利なのです。

銀行は取引歴が長く返済能力と信用度が高い優良企業に対しては低金利で融資を行いますが、そうでない場合には貸し倒れで発生する損失の利ザヤを利息で補おうとします。

そのため中小零細企業に対する金利は、どうしても高くなってしまいます。

ですが保証付き融資は信用保証協会からの代位弁済が保証されているため、銀行は貸し倒れリスクを考慮せずに金利設定ができるため、中小零細企業でも低金利で銀行融資が受けられます。

保証人になってくれる

銀行は融資実行の条件として担保による物的保証や、保証人による人的保証を求めるケースがあります。

これも貸し倒れリスクに備えた対策です。

返済不能となれば、その保証を実行して残りの債務を回収するというわけです。

ですが中小零細企業の場合、銀行が求める条件をクリアできる物的保証や人的保証を用意できるところは限られるため、多くのところが借入を諦めなければなりません。。

これも中小零細企業の銀行借入を困難としているひとつの原因でしょう。

ですが保証付き融資ならば、銀行が求める条件を条件をクリアした信用法相協会が保証人になってくれるので、中小零細企業も銀行融資を受けられるというわけです。

基本的には信用保証協会がOKとすれば、銀行は十中八九、融資を実行します。

もちろん信用保証協会の保証を受けるには、審査を通過する必要がありますが、中小零細企業にとって心強い後ろ盾であることに間違いはありません。

個人信用情報を重要視しない

基本的に融資審査では返済能力と信用力を判断するために、代表者の個人信用情報が重要視されます。

個人信用情報に延滞等の返済問題があれば、審査通過は難しくなってくるでしょう。

しかし、信用保証協会は代表者の個人信用情報はさほど重要視していません。

これは信用保証協会の事業目的が、中小零細企業の支援にあるからです。

信用保証協会の審査では事業内容や決算内容、将来性といった経営体質が重要視される傾向が強く、融資によって経営改善できる、事業成長できると判断されれば、代表者の個人信用情報に多少問題があったとしても、審査通過できる可能性は高いと言われています。

信用保証協会の審査に対するスタンスは、膝に傷を持つ経営者も多いであろう中小零細企業にとって、見逃せないポイントとなってくるでしょう。

関連記事をチェック!

114view

銀行融資と深く関わる個人信用情報

信用情報とは 銀行融資を申し込む時に、審査の段階で必ずチェックされるという信用情報。 信用というからには、融資をするかしないかの判断材料にするような内容が含まれているというのは分かります。 ...

信用保証協会で融資を受けるコツ

ここまで話してきたように、信用保証協会は中小零細企業の資金調達支援を事業目的としているため、保証なしで金融機関へ借入申込みするよりも、確実に審査は通りやすくなります。

しかし、申し込めば必ずOKというわけではありません。

申し込んでも信用保証協会に審査NGとされ、融資を受けられなかった経営者も少なくありません。

保証付き融資を受けられないということは、銀行融資は受けられないと宣告されたも同然ですから、大変なことになってしまいます。

そこでここでは確実に融資を受けてもらうためにも、そのコツについて説明していきましょう。

関連記事をチェック!

202view

事業資金融資の審査基準と仕組み

会社や事業に必要なお金を借りたい時には、銀行は事業資金の融資を行ってくれます。 しかし、事業資金は、審査を通過しないと借りることができません。 個人のローンとは異なり、事業資金は銀行員が詳...

取引している銀行から申込む

保証付き融資は直接、信用保証協会へ申し込むこともできますが、取引している銀行経由で申し込むようにしてください。取引先銀行は数行あるでしょうが、できればメインバンクがおすすめです。

中小零細企業ならば信用金庫をメインバンクにしているかと思うので、信金担当者に保証付き融資に申し込みたい旨を相談してください。

取引が長い銀行ほど、取引先の経営状況や財務状況を詳しく把握しています。その銀行経由で信用保証協会に申し込んでもらえば、信用保証協会も申込企業の状況が理解しやすく、面談日までスムースに進むでしょう。

担当者とのよい関係を築く

これは一朝一夕でできることではありませんが、取引先の銀行員と人間関係を築くことも重要なポイントとなってきます。

人間関係が築けていれば、担当の銀行員も何とか審査に通そうと行内の支店長の決済も頑張ってくれるでしょうし、信用保証協会の審査も通りやすいように書類作成に励んでくれるでしょう。

また信用保証協会とは直接面接が行われますが、その際のポイントのレクチャーを受けることもできます。

創立資金を借りる際には自己資金がいくらるのかを証明するために、収入証明書の提出が求められます。

この自己資金を大きく見せようと手を加える人もいるのですが、たいていの場合はバレてしまい、心証を悪くするだけです。

こういった注意点をしっかりと事前に確認できるので、面接がダメになってしまう危険性を回避できます。

しかし、銀行員は経験によって交渉スキルが大きく違ってきますし、保証付き融資の取扱数によっても差が出てくるのも事実です。

経験者であるほど上手く融資交渉を進め、借入金額も大きくなる可能性が高くなるでしょう。

日ごろから使える銀行員かどうか、その力量を見極め、融資申込に備えるようにしてください。

関連記事をチェック!

167view

銀行から融資を受ける理由は5つ。審査の基準も理由で変わる?

会社や自営業者などの中小企業経営者が商売に必要な資金を銀行から借りる事業資金。 融資が必要になる理由は様々ですが、大きく分けると5つに分類することができ、その理由によって審査のポイントや難易度が異なり...

保証申込みの資料は正確に作成する

信用保証協会で行われる審査の合否判断は、提出された審査提出書類の内容が大きく影響します。書類内容が詳細で正確であるほど審査通過の可能性は高くなってくるでしょう。

そこで重要になってくるのが審査提出書類作成です。

求められる提出書類は決まっていますが、所定書類の記入スペースは決して大きくありません。そのためスペース内に書ききれないことも多々出てくるでしょう。

この場合は必ず別紙で補足するようにしてください。

またアピールしたいポイントについては、関連性のある資料を添付するなどの工夫も必要です。

この書類作成も銀行経由の申し込みなら、担当の銀行員に相談しながら進めていくことができるので、是非とも審査優位にできる書類を作成してください。

ウソを書かない

審査にどうしても通りたい。そう考えるのは当たり前の話です。しかし、その思いから中には提出書類に手を加える経営者もいるようです。

本当は業績悪化の状態なのに、数字に手を加えてよく見せるといった具合です。

ですがそんなことをしても何の意味もありません。相手は金融のプロですから、簡単に見破ってしまうでしょう。

そうなると相手の心証を悪くするだけで、通るものも通らなくなってしまいます。

また、故意でなくても数字が誤っていたというケースも同じです。

相手がそう思わず、虚偽申告されたと勘違いされることもあるでしょう。

そうならないためにも、ダブルチェックは欠かさないようにして、担当の銀行員に最終チェックをしてもらうようにしてください。

関連記事をチェック!

172view

非公開: (統合)信用保証協会の審査ポイントを解説!個人信用情報は関係する?

中小企業や個人事業者が銀行から融資を受けるためには、信用保証協会の保証付きにすることで審査に通りやすくなります。 しかし、金融機関から直接融資を受ける場合と、信用保証協会付きで融資を受ける場合では審...

保証付融資を受けるための流れ

保証付融資を受けるための流れ

先にも話しましたが保証付融資を受けるためには、直接、信用保証協会へ申し込む方法と、銀行経由で申し込む方法です。

決算書の内容に自信がある経営者なら、保証協会に直接申込すると、銀行を通すよりも早く結果が出るならメリットもありますが、実際は銀行経由での申し込みが大半で、お住いの地域によっては直接申込みができない信用保証協会もあります。

このほかにも自治体や商工団体(商工会議所や商工会、中央会など)でも申し込みできるケースもありますが、主な申込先はこの2つになるでしょう。

申込方法

保証付き融資は融資実行まで最短でも1か月という長い期間を要します。

そこでここでは申し込みから融資実行までの流れを見ていきながら、どんな処理が行われているのかを簡単に紹介します。

窓口へ相談

冒頭で話したように保証付き融資の申し込み窓口は取引先銀行もしくは、最寄りの信用保証協会の店舗になります。

どちらに申し込むかによって、下記のように審査の流れは違ってきますが、その他の流れに変わりはありません。

・信用保証協会に申し込む

信用保証協会の審査→審査決定→銀行の審査→審査決定→融資実行

・銀行に申し込む

銀行の審査→審査決定→信用保証協会の審査→審査決定→融資実行

どちらの審査が先に行われるのかが違うだけです。

ですが、どちらに申し込むとしても、「申し込みに来ましたから、申込書類をください。はいどうぞ。」というわけにはいきません。

まずはどのような資金使途を目的とし、そのためにいくらの金額が必要になるのか、相談の場が持たれるので明確に答えられるようにしておきましょう。

必要書類を準備する

申込時には提出が求めらるいくつもの必要書類が発生し、主な提出書類は下記のものが挙げられます。

・信用保証委託申込書(保証人等明細)
・申込人(企業)概要
・信用保証依頼書
・信用保証委託契約書
・創業計画書
・商業登記簿謄本
・個人情報の取扱いに関する同意書
・確定申告書(決算書)
・事業資金の推移が確認できる書類
・納税証明書
・印鑑証明

しかし、これはあくまで申込手続きで求められる基本書類です。

先に話したように信用保証協会の審査は提出書類によって、その合否がほぼ決定されるので、納得させるだけの書類とするためにも、下記のような補足書類の提出が必要です。

・事業計画書
・収支計画書
・資金繰り表

また、資金使途が設備資金ならば什器見積書の提出も求められますし、創立資金ならば賃貸契約書や賃貸見積の提出も必要になります。

申し込みをスムースに行うためにも、どんな提出書類が必要になるのかをしっかりと確認し、申込時に慌てないようにしてください。

申込書類を提出する

必要書類がもれなく揃ったら、信用保証協会へ提出します。ここで再度確認してもらいたのが書類漏れです。資金使途によっては下記のような同意書の提出が求められます。

・宣誓書 風俗営業等でない旨
・宣誓書 投機目的でない旨
・家主の改装承諾書 賃借店舗を改装する場合

必要書類が足りないと審査が中断してしまい、融資実行までの時間がさらに長期化してしまうので、注意してください。

審査を受ける

先に話したように信用保証協会の審査は、書類審査で合否が決定されると言っても過言ではないでしょう。

そのため提出書類に漏れがなかったとしても、調査を進めていく中で追加資料の提出を求められることも珍しくありません。

追加資料の提出が求められると審査待ちの状態となるため、該当書類が提出されるまで審査は進みません。

迅速に対応して、早めの提出を心がけてください。

審査が決定する

無事、審査合格の回答が出れば、信用保証協会が保証することを証明する取引約定書が発行されます。

そうなれば後は銀行の融資実行を待つだけですが、一度も決算を迎えてないなど諸所の理由で、「前向きに検討が進んでいるので、1期目の決算書が上がってから再申込してくれ」といった補足回答となるケースもあるようです。

この場合は審査落ちしたわけではないので、指示通り時期をずらして申し込みしてみるようにしましょう。

また、中には審査落ちした理由がわからず、銀行に補足回答を求める経営者もいるようですが、聞いても銀行はわかりませんし、信用保証協会が回答に答えてくれることはないので覚えておきましょう。

融資実行される

融資実行後に注して欲しいのが、申込時に申告した資金使途以外へ借入額を転用しないことです。

これは資金使途違反とされ、契約違反となるので、融資額の一括返済ということにもなりかねません。

銀行もこれを防ぐために、融資実行後には領収書や領収書のコピーを求めてきますし、実際に貸借店舗を見に行く場合もあります。

融資実行後には資金使途違反がないかを厳しく調査するので、絶対に資金使途違反だけはしないようにしてください。

返済する

融資実行後には契約で決められた約定日となる期日に確実に返済していくことが求められます。

返済に遅延や延滞といった返済問題があると銀行だけでなく、信用保証協会からの信用を失ってしまい、将来的な融資も受けられなくなる可能性が高くなります。

逆に、確実に返済を続けておけば、信用が高くなり融資も受けやすくなるので、返済遅れとならないよう心がけましょう。

また返済だけでなく、借入額の残金もしっかりと把握しておくことをおすすめします。

返済中の借り換えや返済条件の変更など、返済見直しに柔軟に対応できやすくなるので、事業計画も立てやすくなります。

経理担当者に丸投げするのではなく、経営者自身がしっかりと把握しておきましょう。

関連記事をチェック!

570view

信用保証協会の審査に落ちた!その理由と対処法!

執筆者の情報 名前:馬沢結愛(30歳) 職歴:平成18年4月より信用金庫勤務 金融の円滑化を目的とする公的機関 中小企業や個人事業主が銀行から融資を受けるのはなかなか厳しい...

金融機関経由で申し込む

一般的には銀行経由から保証協会融資へ申し込みが大半です。銀行経由でもう仕込む最大のメリットは、余計な書類を銀行側に任せられる点です。

しかし、銀行経由で申し込めば、基本資料を提出しておけば必要な資料作成を銀行でしてくれるので、余計な手間が掛かりません。

中小零細企業の場合、取引先銀行は信金が多いでしょうから、保証付き融資を検討しているなら、まずは取引先の担当者に相談してみることをおすすめします。

資料作成のサポートをしてくれる

信用保証協会の審査を通過を通過するには、しっかりした書類作成が欠かせないため、多くの書類提出が必要になります。

これを企業側で作成するのは簡単なことではありません。

しかも、基本書類となる創業計画書の作成が審査のベース資料となるので、融資を受けやすくするためのテクニックが必要になります。

創業計画書には下記の情報記入が必要となり、これによって審査が進められます。

・事業内容
・創業目的と動機
・創業事業への経験
・競合状況と自社の強みやセールスポイント
・補足説明
・販売先、仕入先
・創業時の投資計画と調達方法

この創業計画書をベースにして、ここに信ぴょう性を持たすために補足資料を填補していくことになるのです。

これを専門家の力を借りずに満足いくものにできる経営者は少ないことでしょう。

となれば資料作成のサポートをしてくれる人がいるのは心強いに決まってますよね。

直接申込みをする

基本的に保証付き融資は申込企業(個人事業主)が、融資申込に必要な書類を保証協会に取りにき、提出する制度ですが、直接申込できる信用保証協会には限りがあり、その大半は銀行経由の申し込みになっています。

保証付き融資は信用保証協会さえOKすれば、銀行内審査でNGとなることはまずないので、銀行審査がスムースに進み、銀行経由で申し込むよりは融資実行は早くなるでしょう。

しかし、これにはしっかりとした書類作成が必要で、不備があると再提出や追加提出が求めら、却って融資実行までの時間が長くなりますし、納得させるだけの内容でなかったため審査落ちとなる可能性も考えられます。

また、面談時の質問内容の情報もないため、事前準備のないまま面談に取り組むことになります。

これも大きなデメリットとなるでしょう。

資料作成は全て自分でしなければならない

自分で審査通過できる書類作成ができるという経営者もいるかもしれません。

それでも提出に必要になる資料作成は簡単なものではないので、作成するのに時間と労力を要することを考慮すれば、日々時間に追われる中小零細企業の経営者にはおすすめできません。

直接申し込んだら金利が下がる、借入額が大きくなるなら話は別ですが、そうするためのテクニックは、数多くの案件をこなしている銀行の方が断然上です。

となれば直接申し込むのと、銀行経由で申し込むのとでは、どちらがお得か考えるまでもありませんよね。

関連記事をチェック!

743view

信用保証協会の審査期間はどのくらい

法人や個人事業主が商売のためのお金を銀行から借りる際には、信用保証協会の保証を付けるのが一般的です。 信用保証協会も保証をしてもよい企業かどうかの審査を行うため、銀行の審査とは別に保証協会の審査もあ...

関連記事をチェック!

159view

信用保証協会の審査には自己破産でも通るのか?関係性について解説

個人事業や法人で事業を行っていたりすると、信用保証協会経由で資金を調達することが多いです。 しかし、代表者が個人で自己破産を行っている場合、信用保証協会の審査に影響がでるのではないかと心配になるでし...

保証料の仕組み

基本的な計算方法

保証料は借り入れ金額と保証期間と保証料率を掛けて算出されます。

保証期間は年単位での計算を行いますので、保証期間18カ月の場合、保証料算出のための保証期間は1.5となります。

また、分割返済を行う場合は、さらに分割返済回数別計数を掛けて算出します。

例えば、借り入れ1,000万円、期日一括返済、保証期間12カ月、保証料率1.35%であった場合の保証料は1,000万円×1×1.35%=135,000となります。

また、同じ借り入れ内容で10回分割返済の場合はさらに分割返済回数別計数0.65を掛けますので、87,750円となります。

据え置きがある場合は、据え置き期間と返済期間と分けて算出した保証料の合計額が、支払うべき保証料となります。

保証料率の決定

保証料算出に必要になる保証料率ですが、「リスク考慮型信用保証料率」と言われる9段階に設定された料率の中から、事業者の財務内容等により決定されます。

また、2007年10月より導入された「責任共有制度」により「責任共有料率」と「責任共有外料率」のそれぞれに9段階の保証料率が設定されています。

さらに保証累計額などによりさらに細分化されている一方で、利用する制度によっては保証料率が個別に設定されていますので、申し込みの際に保証料率がどれぐらいになるか確認すると良いでしょう。

責任共有制度

2007年10月に導入された制度であり、信用保証協会と金融機関で責任共有を図ることで、両者が連携して支援を行っていくことが目的です。

これまでは100%信用保証協会保証でしたが、制度導入後は20%を金融機関がリスクを背負うことになったため、保証料率が下げられたものの、審査基準は引き上げられています。

一律20%の責任を負う「部分保証方式」と、一旦信用保証協会が100%責任を負うものの、代位弁済等の利用実績に応じて金融機関が負担金を支払う「負担金方式」の2つの方式があります。

金融機関によって方式が違いますが、方式の違っても保証料率は同じです。

一方で、災害や景気低迷による事業立て直し、経営安定化を目的とした借り入れの一部は責任共有の対象外となることもあります。

申し込みの際に金融機関に問い合わせるようにしましょう。

その他割引

不動産担保の提供があった場合や会計参与を設置している場合は、決定された保証料率からそれぞれ0.1%ずつ割引されます。

不動産担保は一部例外もありますので、金融機関もしくは信用保証協会に問い合わせてみましょう。

保証料の経理処理

一括損金計上は間違い

保証料は基本的に損金算入できます。

しかし、保証料の支払いは融資実行時に一括支払いすることが殆どであり、その際の支払額をそのまま経費として損金処理することは、間違いであることがあります。

例えば、融資実行を9月末、期間60カ月、会社の決算が3月末、保証料60万円であった場合、60万円は9月末に支払ったことを理由に、当期の支払保証料として全額計上することは間違です。

正しい経理処理

先ほどの例における正しい経理処理ですが、決算は3月末ですから当期計上すべき支払保証料は保証期間12カ月のうち9月から3月末までの6ヶ月分になります。

従って、60万円のうち5万円が支払保証料として当期経費として計上し、残りの55万円は長期前払費用として、決算の都度支払保証料と振替仕訳をしなければなりません。

正しく経理処理しておかなければ、税務調査が入った際に過少申告を指摘され、追徴課税されることもありますから、正しい経理処理を行うようにしましょう。

関連記事をチェック!

5115view

借入時の保証料の仕訳はどうする?

事業資金の融資には、今やプロパー融資はほとんど行われません。 信用保証協会の保証がつくのが一般的です。 ただし、信用保証協会もタダで保証をしてくれるわけではありません。 審査によってリスクに応じ...

借入時の保証料の仕訳はどうする?

「プロパー融資」と「保証付融資」の違いは?

「プロパー融資」と「保証付融資」の違いは?
銀行から事業性融資を受ける場合、その借入手段は「プロパー融資」と「保証付融資」のどちらかになります。

ここまでは保証付融資について説明してきまいたが、ここではこの両者の違いについて説明していきます。

この両者の最大の違いは、利用できる企業に違いがある点です。

この違いが分かれば、自分の会社が銀行からどう評価されているのか、どちらの融資手段に申し込むんべきなのかが理解できます。

難しいものではないので、目を通してその仕組みを理解してください。

「プロパー融資」と「保証付融資」の仕組み

銀行の最大の収入源は企業融資で得られる利息収益です。今では個人向けの住宅ローンやカードローンにも力を入れていますが、それでも高額貸付となる企業融資による利息収益が主な収入源であることに変わりはありません。

だからといって、申し込まれた案件すべてに融資実行できないのが実情で、確実に利益を合わせた回収ができる企業に限定されます。

融資したい気持ちはあるが、貸し倒れとなるのは絶対に避けたいというのが正直なところです。

しかし、一部の優良企業だけを相手にしていては、十分な利益を上げることはできません。

そこで銀行が行っているのが、プロパー融資と保証付融資の2つの使い分けです。

それではなぜそんな使い分けをしているのか、それぞれの特徴を見ていきながら確認していきましょう。

「プロパー融資」

「プロパー融資」は、銀行が独自審査で融資実行の合否を決定します。

「不動産担保」「預金担保」「人的担保」「信用貸し」「工事見合い貸付」など様々な形態の貸付がありますが、いずれの融資も担保の状況と会社の財務業況を銀行の職員が確認をした上でOKとなれば、事業資金が貸出しされることになります。

ここまで説明してきた保証付融資のように、信用保証協会から代位弁済を受けることはできません。

そこで貸し倒れリスクを回避するために、銀行が重要視するのが企業格付けです。

銀行は定期的に取引先の決算内容を元に評価して、定期的に債務者区分を行っています。

その債務者区分は下記の6段階に区分されており、これが融資審査に大きく影響してくるのです。

1.正常先
2.要注意先
3.要管理先
4.破綻懸念先
5.実質破綻先
6.破綻先

下にいくほど評価が低くなり、貸し倒れリスクが高くなるので、要管理先ともなればプロパー融資が実行されることはまずありません。

しかし、信用保証協会の保証がないプロパー融資でも、まったくのリスク対策が行われていないわけではなく、リスク対策として引当金を積んでいます。

それなら貸してもいいじゃないかと思われるかもしれませんが、この引当金は貸し倒れリスクに応じて設定されており、下にいくほど下記のように貸倒引当率が高くなるので、貸したくても貸せないというのが実情です。

1.正常先  0.1%~0.3%
2.要注意先 1.0%~数%
3.要管理先 概ね15.0%

つまり、要注意債以降の利率では貸付金利を上回ることになり、利益どころが赤字覚悟の貸し付けとなるため、基本的にプロパー融資OKとするのは正常先に格付けされた企業のみとなってしまいます。

貸し倒れリスクを懸念してだけでなく、貸したくても商売にならないというのが正直なところなのです。

関連記事をチェック!

93view

プロパー融資とは

会社や個人事業主が銀行から商売のお金を借りる事業資金融資には、プロパー融資と保証協会付融資の2種類の融資があります。 「銀行からプロパー融資を借りられるようになったら1人前だ」などという言葉を聞いた...

「保証付融資」

一方の「保証付融資」はここまでの話で理解してもらっているでしょうが、信用保証協会が代位弁済を保証してくれる融資手段です。

そのため銀行が引当金を用意する必要はなく、保証料支払いも申込企業となるので、銀行にとって代位弁済以外にも多くのメリットがある融資手段になります。

また担当銀行員にとっても融資決済をとりやすいというメリットがあります。

プロパー融資の場合は優良企業以外、貸し倒れを回避するため、本店決済をとるのは簡単ではありません。

引当金が発生する上、貸し倒れとなったでは話にならないからです。

しかし、保証付融資ならば貸し倒れリスクを懸念することはないので、信用保証協会がOKならば本店決済も通りやすく、銀行員の負担も軽減されます。

保証付融資は申込企業にとっても、銀行にとっても互いにメリットの高い融資手段というわけです。

関連記事をチェック!

275view

プロパー融資の金利相場は?

銀行融資を受ける場合、一番重要となってくるのが貸出金利です。 事業資金ともなれば高額借り入れとなるケースも多々あるため、できるだけ低金利で融資を受けたいと考えるのは当然のことでしょう。 現在、中小...


関連記事をチェック!

332view

銀行のプロパー融資と保証付き融資の違い

銀行から事業資金を借りようとした場合には、信用保証協会付き融資とプロパー融資という融資があります。 2つの融資制度の違いはどのような点にあるのでしょうか?また、プロパー融資のメリットとデメリット...

銀行はできるだけ保証協会を付けたがる

勘のいい読者ならもうお気づきかもしれませんが、銀行は優良企業に分類されない企業からの融資申込は、保証付融資を進めてきます。

銀行の融資決済も降りやすい上、銀行は貸し倒れリスクを懸念する必要がないので、申込先の企業の格付けが微妙な場合は保証付融資で申し込んだ方が互いにメリットが高いからです。

担当の銀行員も苦労して稟議を上げたのに却下され成績にならないより、可能性の高い保証付融資で確実に成績にできる方がいいに決まってますし、申込先も融資実行される可能性が高い方がいいに決まってますよね。

銀行内審査がとおり易い

先にも話しましたがプロパー融資は銀行内審査が通りにくく、本店決済に回されるまで幾度も差し戻しとなることも珍しくありません。

プロパー融資の場合、貸し倒れは絶対に避けなければならないので、これも仕方のないことでしょう。

ですが担当の銀行員への負担は大変なものです。

通常の業務を行いながら、稟議書の作成に取り組まなければならないからです。

決済が降りて無事実を結べば達成感もあるでしょうが、却下となれば、それまでの労力と時間がすべて無駄になってしまいます。

となれば担当銀行員が銀行内審査のとおり易い、保証付融資を進めたがるのも当然のことですよね。

保証協会付融資は不良債権化したときのリスクが少ない

また再三となりますが、銀行が保証付融資を進めたがる一番の理由は、貸し倒れリスクを懸念しなくていい点に限るでしょう。

利用する保証制度によって100%、または80%の代位弁済が受けられるので、融資決定を信用保証協会の意向にゆだねることができます。

よって、プロパー融資のように、銀行の各部署が多大な労力と時間をかけた審査を避けられるので、他の業務に人的費用を回すこともできます。

その上、確実に融資実行による利息利益が得られるのですから、銀行としても言うことはないでしょう。

となれば銀行自体も保証付融資を進めたがるのは当然のことですよね。

関連記事をチェック!

499view

法人借入・法人融資の基礎知識

法人ならどの法人でも借入できる? 一口に法人といっても日本には法律上様々な法人が存在します。銀行などから借り入れができる法人はどのような法人でしょうか? 株式会社や有限会社の借入 一般的...

関連記事をチェック!

61view

マル保融資はプロパー融資と何が違う?メリットやデメリットも解説

銀行から融資を受けるときには厳しい審査を受ける必要があり、中小企業にとっては高いハードルとなっています。 しかし「マル保融資」であれば銀行も柔軟に融資に対応してくれます。 ここでは、マル保...

マル保融資はプロパー融資と何が違う?メリットやデメリットも解説

保証協会の融資で創業資金を借りる

保証協会の融資で創業資金を借りる

事業を新たに起こしたい時には、資金が必要です。

このような資金を創業資金と呼び、創業資金は日本政策金融公庫が得意としている融資ですが、保証協会付の融資でも対応しています。

むしろ、銀行は実績のない創業に対する融資を行うことには抵抗があるため、銀行から創業資金を借りるのであれば信用保証協会の保証をつけるしかありません。

まずは銀行か自治体へ相談

銀行では、創業資金を信用保証協会をつけて銀行で融資を行います。

この際には、地方自治体で金利などや融資限度額や返済期間などがあらかじめ決められた制度資金で融資を行うことが一般的です。

そのため、相談をするのは銀行か地方自治体の商工課などの窓口に行きましょう。

どちらに行っても銀行か自治体につないでくれるため、相談はどちらでも構いません。

事業計画次第では借入可能

例によって、創業資金に関しても実質的な審査は信用保証協会の保証がつくかつかないかによって左右されます。

そして、何も営業の実績がない創業前の段階で、信用保証協会が審査の材料とするのは事業計画です。

事業計画に合理性や実現可能性が高いものであれば審査には通過しやすくなります。

また、事業の内容も前職との関連性があった方が審査には通りやすくなります。

中古自動車販売店に勤務していた人が独立して、中古自動車販売店を作るような場合には審査に通過しやすいですが、普通の会社員だった人が脱サラしてラーメン屋を始めるような場合には審査に通過することは難しくなります。

このような場合には、一定期間修行する、自治体や銀行の創業塾などを受講するなどのキャリアを積んでから創業資金の申込を行った方がよいでしょう。

関連記事をチェック!

78view

銀行融資を受けるための事業計画書!!

事業主の皆さん、事業計画書を作成されていますか。そんなの手間がかかって面倒臭い、どうせ作っても役に立たないとか、どう作って良いのか解らないなんて思っていませんか。 事業計画書は銀行から融資を受けるに...

自己資金は1割程度あった方が良い

創業資金は必要資金の100%を借入によって調達するフルローンでも可能です。

しかし、一般的には必要資金の1割程度の自己資金があった方が審査には通りやすいとされていますので、できれば1割程度自己資金を貯めてから申込をした方が審査には通りやすいでしょう。

関連記事をチェック!

210view

銀行融資に見せ金は有効?自己資金はいくら必要?

自己資本金は会社にとって返す必要のないお金のことで、多いほど借入の審査が有利になります。 なお借入を有利にするためにお金をかき集めて、いわゆる「見せ金」として資本金を多く見せようとする経営者もいるよ...

融資までには1ヶ月程度必要

創業資金は、事業計画書を提出してすぐにお金を借りることができるわけではありません。

なんども事業計画書の修正を行い、信用保証協会、地方自治体、銀行の3者が時間をかけて審査を行うため、融資までには1ヶ月程度の時間が必要になるものと考えておきましょう。

関連記事をチェック!

476view

低金利で事業資金借入!信金、銀行、公庫の違い【個人事業主や企業の融資制度】

執筆者の情報 名前:馬沢結愛(30歳) 職歴:平成18年4月より信用金庫勤務 この記事はこんなひとにおすすめ 「今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。 ...

運転資金を保証協会融資で借りる

運転資金を保証協会融資で借りる

運転資金も信用保証協会の保証付融資で借りることができます。

むしろ、信用保証協会は中小企業の資金繰りの円滑化をサポートするための組織ですので、運転資金を信用保証協会が保証することは、信用保証協会の本来的な役割ということもできるでしょう。

審査の基準はどのような点にあるのでしょうか?

いくら必要か

運転資金は会社の運転に資金がいくら必要なのかを自分で簡単に計算することができますし、いくら必要という根拠をスムーズに銀行や保証協会に説明できた方が審査には有利になります。

例えば、入金が2ヶ月先で、1ヶ月分の会社の運転資金が100万円の場合には、売上が入金となるまでの2ヶ月分の運転資金である200万円を手元に持っていない限りは会社の運転ができないことになってしまいます。

このような売掛金の入金と会社の支払いのための時間的なずれを埋めるための資金を正常運転資金と言います。

一方、業況が悪化し、業況が回復するまでの期間、会社を回して行くための資金を借りたい場合にも、「毎月いくら赤字なのか」を計算し、業況が回復すると見込まれる期間までまとめてお金を借りてしまうことができる場合があります。

例えば毎月50万円の赤字で、1年すれば親会社の業況が回復できるなどの見込みがある場合には、50万円×12ヶ月=600万円を申し込むというように、申込金額とその根拠を最初から明確にしておきましょう。

正常運転資金は簡単に借りられる

支払いと入金の時間的なずれを埋めるための正常運転資金は比較的簡単に借りることができます。

正常運転資金は利益が出ているにもかかわらず必要になる資金ですので、銀行にとっては必要不可欠で、銀行や保証協会にとってもリスクがない資金です。

本来は正常運転資金は、売掛金入金までの短期間だけ必要になりますので短期資金で融資すべきものです。

赤字の際には資金繰り計画が重要

一方、赤字を埋めるための資金は、その後に本当に業況が回復するのかということが焦点になります。

例えば、毎年赤字を計上しているような会社は突発的な一過性の赤字ではないため融資を受けるのは難しいと考えた方がよいでしょう。

「どのような理由で赤字になったのか」を明確に銀行に説明し、納得させ、「いつ」「どんな理由で黒字に回復」するのかを、銀行や信用保証協会が納得できるような説明と、それに対応した資金繰表を作成することが審査通過のポイントになります。

関連記事をチェック!

219view

赤字決算・債務超過でも銀行から融資を受ける方法

言うまでもなく、企業にとって銀行からの借り入れが出来るということはとても大切です。 どうしても取引先への交渉力が弱くなってしまう中小企業など、取引先からの回収サイトが長かったり、設備投資が必要に...

長期資金で融資されることが多い

本来、運転資金の融資は短期で融資されるべきものですが、信用保証協会の融資においては短期ではなく、ほとんどの資金が長期で融資されます。

長期の方が、返済は一括返済でない分返済は楽な気になりますが、融資金が枯渇したあとは毎月の返済だけが残り、後から資金繰りが大変になります。

借りる際には、長期的に返済金によって毎月の現金の流出が増えてしまうということも考慮して申込をしましょう。

関連記事をチェック!

378view

運転資金を銀行融資で調達するには

会社を経営していく上で必ず必要となってくるのが事業資金。 日本の企業数の約90%を占めると言われている中小企業に限って言えば、金融機関からの事業資金融資を受けずに経営を継続しているところはごく一...

関連記事をチェック!

171view

運転資金とは?設備資金との違い

企業や個人事業主が銀行から事業性資金を融資してもらう際には、その資金使途に応じて運転資金と設備資金の2つのいずれかに分類されます。 この両者は資金使途が事業性資金である点において違いはありませんが、...

保証協会融資の決算書のポイント

保証協会融資の決算書のポイント

信用保証協会から保証付融資を受ける際には、必ず決算書や確定申告書を信用保証協会へ提出する必要があります。

信用保証協会は決算書の内容をもとに、当該事業者の審査を行い、融資に可否や融資限度額を設定しますが、この際に信用保証協会は決算書のどのような点をチェックしているのでしょうか?

成長性

保証協会付融資を受ける時には、決算書や確定申告書を3期分以上持参しなければなりません。

これは、当該企業がここ数年でどの程度成長しているのかという、売上や収益の推移を分析するために行われます。

当然ですが、毎年順調に売上や収益が伸びている方が審査には有利になります。

安全性

銀行や保証協会にとっては貸したお金が返済されるかどうかということは非常に重要です。

決算書や確定申告書から安全性を判断しています。

すでに資本金がマイナスになっている債務超過の企業は返済できない可能性が非常に高いと言えます。

このような企業は、銀行融資が止まった段階で倒産してしまうためです。

また、資金繰りがどうなっているのかということを示す資金繰り表も銀行や保証協会へ提出する必要がありますが、これも安全性を審査するために行われます。

収益性

儲かっている企業ほど融資が受けやすいのは当然です。

審査で重要なのは、直近の1年だけ儲かっている状態ではなく、毎年コンスタントに利益を出せていることです。

やはり、提出した3期分の決算書全てに利益が出て、さらに毎年利益を拡大しているという状態が理想でしょう。

営業赤字と債務超過は厳しい

営業収支というのは、売上から経費を差し引いた利益ですので、要するに本業の儲けです。

営業収支が赤字となっている企業は、本業で儲かっていないため、このような企業は事業を継続すればするほど赤字を拡大してしまうということになります。

そのため、営業赤字の企業は融資を受けるのは厳しくなります。

さらに前述した債務超過の企業も融資を受けるのは難しい企業です。

とはいえ、債務超過であっても営業利益が出ている会社は「業況が回復している」ということですので、融資を受けることができます。

反対に、営業赤字であっても自己資本がある会社は「まだ体力がある」ということですので、融資を受けることもできます。

営業赤字と債務超過が重なってしまっている会社は融資を受けることは難しいでしょう。

「回復不可能」と判断されてしまうのです。

関連記事をチェック!

102view

銀行融資では損益計算書のどこを見られているの?

会社が銀行融資を受けるときに、なぜ決算書を提出しなければならないのでしょうか。 それは、決算書が「会社の通信簿」であり、銀行は「貸借対照表」や「損益計算書」を見て、その会社に融資をしてもきちんと...

関連記事をチェック!

81view

銀行の融資審査を通るための決算書とは?

企業が資金調達をするために銀行に相談をすることは、経営を円滑にするためには必要なことです。 そこで、銀行から上手に資金援助を受けるために、審査がスムーズに行われるよう常にしておかなければいけませ...

保証協会融資を受ける条件

保証協会融資を受ける条件

信用保証協会は基本的に事業者であればどのような事業も融資対象ですが、対象にならない事業者も存在します。

基本的には以下の条件を満たしていない事業者は信用保証協会の保証を受けることができないと考えておきましょう。

税金を納めていること

ほとんどの保証協会付融資では納税証明書が必要になります。

このため、税金を納めていなければ保証協会付融資を受けることはできません。

保証協会が税金で成り立っているため、納税していない事業者は融資を受けることができないのです。

税金の支払い資金を借りたい場合には、納税期日になる前に申し込むようにしてください。

関連記事をチェック!

822view

税金の滞納があれば銀行融資は受けられないの?

納税は国民の義務。 これは個人であっても企業であっても同じです。 しかし、全ての企業が毎年キッチリとすべての税金を納めているわけではないのが実情です。 特に中小企業や個人事業主など、会社規模が小...

地域に事業所があること

信用保証協会は自治体ごとに設けられていることがありますが、要するにテリトリーが決まっています。

このため、保証協会のテリトリー内に事業所がある会社でないと保証協会の保証を得ることはできません。

銀行に申込をすれば、銀行がテリトリー内の保証協会に保証依頼を上げるため、この点はそれほど気にしなくても大丈夫です。

公序良俗に反しない業種

風俗業、ギャンブルなどの公序良俗に反した業種は保証協会の保証を得ることはできません。

同じように、反社会的勢力やその構成員も保証協会にのみならず銀行から融資を受けることも不可能です。

保証協会融資にとおらない場合の資金調達は?

保証付融資が受けられないとなれば、実質、銀行から融資を受ける道は閉ざされたことになります。

銀行がプロパー融資では対応できないため、保証付融資を進めたのですから当然のことでしょう。

となれば借入できる金融機関は消費者金融のみとなってきます。

そこで最後に保証付融資が受けられなかった場合どうすればいいのか、sの資金調達手段について紹介しておきましょう。

ファクタリング

まず消費者金融へ融資申込する前に検討してもらいたいのがファクタリングです。

ファクタリングとはファクタリング会社へ売上債権を買い取ってもらう資金調達手段で、下記いずれかのファクタリングを利用するかにもよりますが、消費者金融から借入するよりもお得に資金調達できる可能性があります。

・3社間ファクタリング
・2社間ファクタリング

ファクタリングは借入ではないので金利は発生しませんが、代わりに手数料が発生します。

申し込むファクタリング会社によって手数料に違いはありますが、下記の手数料が相場です。

・3社間ファクタリング 買取債権の1%~5%
・2社間ファクタリング 買取債権の10%~30%

ファクタリングならば申し込んだその日に資金調達も可能ですから、借入希望額に応じた売上債権がある場合には、検討してみるだけの価値はあるでしょう。

関連記事をチェック!

67view

ファクタリング方式とは?利用方法や業者が儲かる仕組みを徹底解説!

ファクタリングは、売掛債権を現金化することで、会社の資金ショートを防ぐことができます。 そのため、今や銀行融資と併せて経営者が知っておきたい資金調達方法といえるでしょう。 しかし、その詳しい仕組み...

民間ビジネスローン

ファクタリングでは対応できない、買い取ってもらう売上債権がない場合、残る手段は消費者金融が提供している民間ビジネスローンになります。

スピード審査が売りなので、融資実行までに1か月以上かかる保証付融資では対応できない場合の、つなぎ融資にもにもおすすめです。

保証付融資と比べれば、下記のように借入条件面ではデメリットはありますが、これは目をつぶるしかないでしょう。

・保証付融資より確実に金利が高くなる
・保証付融資より借入限度額が低い(高くても1,000万円が一般的)

しかし、申し込みには保証付融資の場合と同様に、複数の提出書類が求められるので、事前にしっかりと確認するようにしてください。

関連記事をチェック!

13view

ビジネスローンは総量規制の対象外!覚えておきたい3つの条件とは

事業資金の申し込みを検討する場合は、銀行や日本政策金融公庫などが一般的ですが、個人事業主や利益があまりない中小企業の場合には、ノンバンクのビジネスローンに頼らなければいけません。 ビジネスローンは総...

まとめ

信用保証協会の仕組みや保証料について解説してきました。

事業者にとっては、利便性の高い信用保証協会付き融資ですから、仕組みをしっかりと理解し上手に付き合えるようになりましょう。

 0.0  (0)
+ この記事を評価する
×
 0.0  (0)

この記事を評価する

決定

コメントを投稿できます (感想,相談歓迎です!金貸しのプロ対応します)

サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

新生銀行カードローン レイク
プロミス
アコム

特徴で選ぶカードローン

関連する記事

おすすめ記事

  1. 短期間でお金を稼ぐ38の方法

    世の中には、お金を稼ぐためのさまざまな手段が存在します。 特に、スマートフォンが普及したことで多種多様な副業が誕生しました。 そこで、今回は短期間で稼ぐ方法を紹介していきます。 追記:後半に短期間で100万円作る方法・ア・・・

  2. カードローン審査に落ちた時に考えられる理由全て【2回目の申込前に確認】

    借り入れの申し込みを行ったら、審査を受けなければなりませんが、借り入れ審査には即審査落ちとなる条件があることを知っていますか? 即審査落ちとなる条件を知っていることで、無意味な申し込みを避けられます。 カードローンに何回・・・

  3. おすすめのカードローン会社一覧(全160社)

    全国150社以上のカードローン会社を最後に一覧にしてまとめました。 カードローン会社は消費者金融・銀行・信販会社の3種類 以下の3つの業者がカードローンを発行しており、これらをまとめてカードローン会社と呼びます。 消費者・・・

  4. (即日融資)2社目,3社目からOK!他社借入ありでも借りれるカードローン

    借入件数と審査担当者の評価 借入件数 担当者の評価 1件 全く問題ない 2件 返済状況が良ければ問題ない 3件 要注意 4件 属性が良くない人は審査通過困難 5件以上 新規の借入はほぼ不可能 属性によって多少違いますが、・・・

カードローン申込体験談