北海道銀行のフリーローンでおまとめ【審査通るには】
「道銀」の名で知られる北海道銀行は、昭和26年に設立された大手地方銀行です。札幌市に本店を置き、道内を中心に営業活動を展開しています。
北海道銀行では住宅ローンやマイカーローン、教育ローンの他にカードローンやフリーローンも扱っています。
その中でおまとめローンとして利用できるローン商品はあるのか、商品概要や審査基準などとともに見ていきましょう。
また北海道銀行のフリーローン・ライフローンで借り換えをするときの注意点、審査基準、審査に通るためのポイントなどについても紹介していきます。
この記事はこんな人におすすめ
この記事は次のような人におすすめの内容になっています。
- 北海道銀行のフリーローンを利用検討している人
- おまとめローンの審査に通るための方法を知りたい人
- 北海道銀行のカードローンが気になる人
北海道銀行のフリーローン
北海道銀行では、さまざまな資金に利用できるフリーローンを2つ提供しています。
それぞれのローンは、
- 道銀ベストフリーローン
- 道銀ライフローン
という商品名で取り扱いをしており、他社からの借入を一本化するおまとめローンとしても利用できます。
おまとめローンは消費者金融でも借りられますが、この場合は借り換えの対象が貸金業者からの借入だけといった条件があることも多いのですが、北海道銀行のフリーローンは貸金業者からの借入だけでなく、リボ払い分の支払いに充てたり、他の資金としても利用することができたりと、幅広い範囲で借入をまとめることができます。
フリーローンの場合は一度借入をすると、後は返済のみとなりますので、カードローンのように追加でお金を借りてしまうという心配がありません。
そういった点からも、フリーローンはおまとめローンとして利用することに向いている商品といえるのですが、借入時には注意しなければならないこともあります。
フリーローンで借り換えする際の注意点
フリーローンはその特徴からおまとめローンとして利用することに向いており、金利も消費者金融より低く借りることができます。
しかし、フリーローンをおまとめローンとして利用する場合には、2つのことに注意しなければなりません。
まず1つ目は、ローンやリボ払い分など、すべてをまとめられるだけの資金を借りることができない可能性があることです。
2つ目は、年収や勤続年数、職業形態などに制限を設け、利用できる人を限定している商品もあるということです。
フリーローンは一括で必要な資金を融資しなくてはなりませんので、個人が利用することが多いカードローンよりも審査が厳しくなってしまいます。
北海道銀行フリーローンの口コミ
フリーローンの利用を考えている場合、口コミを参考にするという人も多いでしょう。
では、北海道銀行のフリーローンに対する口コミにはどのようなものがあるのでしょうか。
残念ながら、北海道銀行のフリーローンに対する口コミはあまりなく、多くがカードローンについてのものでした。
なお、口コミの投稿者から評価される北海道銀行のカードローンについては、記事の終盤で紹介していきます。
フリーローンとカードローンは別の商品ではありますが、どちらも個人向け融資の主力商品です。
ですので、カードローンの口コミが良い銀行は、フリーローンの口コミも評価が高いものが多いです。
そこで今回は北海道銀行のカードローンに対する利用者の口コミを紹介します。
北海道銀行のカードローンに対する口コミには、
- 返済がしやすい
- 低金利で借りられる
- 審査スピードが早い
などというように評価は非常に高く、フリーローンに対しても期待できます。
ローン商品自体を評価する声だけでなく、審査スピードが早いという指摘もありました。
それでは、北海道銀行のフリーローンの審査に関する情報をチェックしていきましょう。
フリーローンの審査基準
北海道銀行が提供する「道銀ベストフリーローン」は、「WEB完結型」と「郵送受付型」の2種類があり、それぞれ金利などに違いがあります。
フリーローンを利用する際は、申し込みの基準や借入の条件を知らなくてはなりませんので、ここでは商品別に特徴などを紹介していきます。
また、カードローンの口コミで高評価であった審査スピードについて、フリーローンの場合はどのくらいの期間で連絡が来るのかということも解説していきます。
道銀ベストフリーローン(WEB完結型)
「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」は、申し込みから契約までをインターネットだけでできる商品であり、手続きなどで来店する手間を省けます。
また、金利も低金利で借りられるので、借り換えすることのメリットを多く得られます。
では、道銀ベストフリーローン(WEB完結型)の申込基準や借入条件を紹介していきます。
利用対象者 |
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資金使途 | 事業資金以外の消費・生活・投資資金などで特に制限はなし |
融資金額 | 10万円以上300万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 7年以内 (6か月単位) |
融資利率 | 年3.8%~14.0% |
返済方法 | 毎月元利均等分割返済 (ボーナス返済の併用は利用できません) |
返済日 | 毎月26日 |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | ㈱オリエントコーポレーション |
道銀ベストフリーローン(郵送受付型)
「道銀ベストフリーローン(郵送受付型)」は、郵送やFAXで申し込みをしたい場合に利用できる商品です。
この商品も「WEB完結型」と同様に、パートやアルバイトの方でも利用できます。
では、商品の申込基準や借入条件を紹介していきます。
利用対象者 |
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資金使途 | 事業性資金以外の消費・生活・投資資金などで特に制限はなし |
融資金額 | 1万円以上300万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 7年以内 (1か月単位) |
融資利率 | 固定金利:年14.95% |
返済方法 | 毎月元利均等分割返済 (ボーナス返済の併用は利用できません) |
返済日 | 毎月6日、16日、26日のいずれかを選択 |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | アコム株式会社 |
道銀ライフローン
「道銀ライフローン」は、原則として資金使途を確認する書類があれば、さまざまな資金に利用できます。
金利は非常に低金利で借りられるので多くのメリットを得られますが、申し込みの基準に制限があるため該当しない場合は利用できません。
また、道銀ライフローンは、リトライサービスの対象ローンとなっていますので、申込者が希望すれば1次審査で道銀カード㈱の保証に落ちたとしても、自動的に㈱オリエントコーポレーションで2次審査が行われます。
リトライサービスに申し込まなければ、道銀カード㈱の1次審査だけを受けることになります。
なお、返済は道銀ライフローンの申込時に指定した銀行口座から、返済日に口座引落で支払えるので振込の手間がなく、非常に便利です。
専用カードなどは発行されないので、紛失したり、破損したりする可能性もありません。
では、申込基準や借入条件を紹介していきます。
利用対象者 |
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資金使途 | 消費・生活・投資資金などで特に制限はありませんが、原則使い道が確認できる書類を提出できるものが対象 ※自己資金等で支払後1か月以内であれば対象になります ※事業性資金は対象外 |
融資金額 | 10万円以上300万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 6か月以上7年以内 (1ヶ月単位) |
融資利率 | 変動金利:年4.925% 固定金利:年5.500% |
返済方法 | 毎月元利均等分割返済 (融資金額の50%以内でボーナス返済併用可) |
返済日 | 毎月6日、16日、26日のいずれかを選択 |
担保・保証人 | 原則不要 |
保証会社 | 道銀カード㈱または㈱オリエントコーポレーション |
審査スピード
「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」の審査スピードに関しては、銀行で公表しておりませんのでどのくらいの期間で連絡が来るのかはわかりません。
ですが、「道銀ベストフリーローン(郵送受付型)」と「道銀ライフローン」に関しては、書類が午前中に到着した場合、翌々営業日には結果を連絡するとしています。
つまり、祝日などに該当しなければ月曜日の午前中に申し込みの書類が届くと、水曜日には結果の連絡が来るということであり、審査スピードは早いと言えます。
書類を郵送したり、店舗で記入して行う審査でこれだけのスピードですので、WEB完結型に関しても早いと予想できます。
また、融資までの期間については、契約手続き後3~4営業日程度で融資を行うとしています。
仮審査の結果連絡までに1週間~2週間かかる銀行もありますので、北海道銀行の審査スピードは比較的早いということが分かると思います。
金利は一律または審査によって決まる
「道銀ベストフリーローン(郵送受付型)」と「道銀ライフローン」の2商品は、審査に通ると一律の金利が適用されますので、申し込みをする前から返済額や利息負担額などが分かります。
しかし、「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」に関しては、審査によって適用される金利が決まりますので、実際の返済額などは審査結果が出た後でなければ分かりません。
フリーローンに適用される金利は、そのまま借り換えするメリットに直結しますので、できるだけ低金利で借りたいものです。
低金利で借りられる人というのは一般的に信用が高い人ですので、申し込みをする前にできるだけ信用を高めておく必要があります。
金利で審査の通りやすさがわかる
フリーローンに限らず担保や保証人の提供がなく、保証会社に保証してもらうローンの場合には金利に保証料が含まれています。
保証会社に保証してもらうための対価である保証料が多くなるとある程度信用が低くても保証してもらえます。
しかし、保証料が多くなるほど金利は高くなりますので、審査の通りやすさと両立が難しいです。
よって金利面だけで判断すると北海道銀行のフリーローンの中では、最も金利の高い「道銀ベストフリーローン(郵送受付型)」が審査に通りやすく、次いで「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」となります。
「道銀ライフローン」は申込者をはじめから限定していますが、それでも金利は低いですので審査はかなり厳しいと言えます。
「道銀ライフローン」の金利優遇制度
「道銀ライフローン」には、取引に応じて金利を引き下げる制度があります。
金利が引き下げするための方法は、道銀取引優遇サービスの「ステップドゥ」を利用し、そのステージによって金利が下げられます。
「ステップドゥ」の詳細についてはここで紹介しませんが、最大引き下げ後の金利は、
- 変動金利・・・2.425%
- 固定金利・・・3.000%
となります。
これだけ低金利になると、借り換えのメリットは非常に大きくなりますので、北海道銀行をメインで利用している人には特におすすめです。
審査に通るためのポイント
ローンでお金を借りる以上は審査に通らなければ何も意味がなく、申し込みをするとどんな人でも通るというわけではありません。
審査に通るためには、申し込みの前に信用を高めておく必要があります。
また、申し込みをするときもきちんとした方法で行えなければ、審査に通らなくなってしまいます。
申し込みの前に信用を高めるためのポイントとしては、
- 他のローンを延滞なく返済する
- 少額のローンは完済する
という2つが重要になります。
その上で、申し込みのときには、
- 申し込みの内容を正確に記入する
- 返済計画をしっかりと立てる
ということをしっかりと行わなければなりません。
「道銀ベストフリーローン(WEB完結型)」の場合は信用を高めておくことで、審査で決まる金利にも影響しますので借り換えのメリットを多くできます。
では、これらのポイントについて、これからさらに詳しく解説していきます。
他のローンを延滞なく返済する
他社からのローンやリボ払いなどを複数抱えている人は返済や支払いの管理が難しくなり、場合によっては延滞をしてしまうこともあります。
しかし、延滞をしてしまうと、どのような理由であっても信用に傷が付いてしまいます。
ローンは個人の信用に対してお金を貸すことであり、信用に傷が付いてしまっては審査に通ることが難しくなってしまいます。
信用が高い人というのは延滞をせずに返済していける人ですので、しっかりと返済していくようにしましょう。
少額のローンは完済する
すでに借入しているローンの中に10万円などの少額なローンがある場合には、それを完済することで信用を高めることができます。
ローンを完済することで「完済実績」を作り、これがあることで返済能力があることを証明できるのです。
少額のローンでも借り換えの対象にとして含めて申し込みをするとその分金額が多くなり、審査に通りにくくなるだけでなく、当然毎月の返済額も多くなってしまいます。
完済実績を作ることにより、フリーローンの金利も低くできれば、今後の利息負担を軽減できます。
しかし、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠などは、返済をするだけでは完済とはならず、必ず解約をしなければなりませんので注意しなければなりません。
申し込みの内容を正確に記入する
フリーローンにWEB完結型があるように、北海道銀行ではインターネットで申し込めます。
しかし、インターネットで申し込みをする場合は、入力ミスによって実際の情報とは異なる内容となっていることも多いです。
申し込みの内容と実際の内容が相違している場合、仮審査で保証を得られていたとしても、正式な申し込みの段階で保証を取り消しされてしまうことがあります。
また、審査に通りたいがためにわざと内容を偽って申し込みをする人もいますが、このような場合も保証取消となってしまいますので絶対にしないようにしましょう。
返済計画をしっかりと立てる
「道銀ベストフリーローン(郵送受付型)」のように、金利の高いもので借り換えを行う場合には、返済期間の設定次第で総返済額が多くなってしまうことがあります。
保証会社では、このようなことも厳しくチェックしておりますので、審査に通ることが難しくなってしまいます。
ローンは借りることよりも返済していく方が重要ですので、申し込みをする前にシミュレーションをして毎月の返済額だけでなく、総返済額にも注意して返済期間を設定するようにしましょう。
申し込み方法と融資までの流れ
北海道銀行のフリーローンの申し込みは、
- インターネット
- 郵送
- FAX
- 窓口
のいずれかでできますが、どの方法で手続きするのかによって商品が変わりますので注意が必要です。
フリーローンを申し込んでから融資を受けるまでの簡単な流れは、以下のようになります。
- 仮申込
- 仮審査結果の連絡
- 正式な申し込み、契約
- 融資実行
インターネットで申し込みをした場合には仮審査の結果連絡はメールで行われ、電話によって契約意志の確認などをされます。
申し込みに必要な書類
道銀フリーローンの申し込みには本人確認書類があれば手続きできますが、借入希望額が50万円を超える場合には収入証明書も必要になります。
収入証明書として提出できるのは、源泉徴収票や所得証明書、納税証明書などです。
「道銀ライフローン」の場合は、借り換え対象ローンの返済予定表などが必要となり、収入証明書も必須となりますので必ず準備するようにしましょう。
北海道銀行カードローン「ラピッド」って?
北海道銀行にはフリーローンの他に、カードローン「ラピッド」があります。
カードローンであれば、特にお金が必要ではなくても前もって審査を受けておくことで、急な出費にも対応することができるので安心です。
北海道銀行のカードローン商品であるラピッドの基本情報は以下のとおりです。
利用対象者 | 満20歳以上75歳未満の人 |
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資金使途 | 消費・生活・投資資金などで特に制限なし (個人事業性資金を除く) |
融資金額 | 1万円以上 800万円以内 (1,000円単位) |
融資期間 | 3年ごとの自動更新 |
融資利率 | 固定金利 年1.90%~年14.95% |
返済方法 | 下記(1)(2)のいずれかの方法で返済 (1)北海道銀行AT及び全国の提携コンビニATMからのカード返済 (2)ラピッド支店本人口座への振込返済 ※返済用預金口座は不要 |
返済日 | 申込時に下記(1)(2)のいずれかの返済期日を選択 (1)35日ごとの返済 (2)毎月指定日の返済 希望する任意の日(ただし、6日を除く) |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | アコム株式会社 |
ラピッドは上限金利が年14.95%ですが、これは他の地方銀行と比較すると比較的低めの設定になっています。
消費者金融のイメージが強いカードローンですが、金利面はラピッドの方がお得な場合が多いです。
融資金額は1万円以上800万円以内で1万円単位の設定ができますが、審査によって利用限度額が決定されるため、必ず希望額が通るわけではないので注意が必要です。
ラピッドの審査
ラピッドの審査は申込内容にもよりますが、仮審査の回答までにかかる最短時間は1時間です。
電話かインターネットから申込ができ、それぞれ書類が到着してから審査が開始される流れになっています。
仮審査に無事通過すると、必要書類の提出を求められますが、基本的には運転免許証などの本人確認書類の他に、場合によって源泉徴収票などの収入証明書類も必要です。
収入証明書類はラピッドの限度額が500万円を超える場合に提出を要求されます。
また、他社のローンと同様にラピッドでも勤務先に在籍確認が実施されます。
電話は北海道銀行の名前ではなく個人名でかけてもらえるので安心です。
個人名であれば仮に自分ではなく、他の人が電話に出た場合でも借入がバレる危険性を低くできます。
午前中に不備なく申込ができれば、当日中にお金を手にできるスピード感がラピッドの最大の特徴です。
審査の難易度も他の銀行と比較するとそれほど高くないと評価する声が多いので、申込対象者の条件を満たしていて信用情報に問題が無ければ、ラピッドを利用できる可能性は十分だと判断できます。
申し込みから融資までのながれ
ラピッドの申込方法は、電話とFAX、インターネットの3通りあります。
いずれの方法も申し込みから融資までの流れは以下のとおりです。
- 申し込み手続きを完了させる
- 電話で審査回答について連絡が来る
- 必要書類・契約書類を提出する
- 指定口座に融資金が振り込まれる
スムーズに審査が進めば申込をしてから口座にお金が振込されるまで、約2時間で手続きが完了します。
なお、融資金は口座振込ではなく、後日郵送されるローンカードを利用してコンビニATMや提携ATMを利用して引き出す方法も選択できます。
土日祝や夜に提携ATMを利用しても手数料が無料なので、気にせず借入・返済ができるのが大きなポイントです。
ローンカードの郵送には約1週間かかるので、急いで融資を受けたい人は口座振込で融資金を受け取ることをおすすめします。
ラピッドの金利
先に表で紹介したとおり、ラピッドの金利は年1.9%~14.95%で他社と比較すると低金利なカードローン商品です。
一般的には借入限度額が高いほど金利が低くなる傾向です。
最低金利である年1.9%が適用されずに年14.95%で借り入れたとしても金利は十分低いので、ラピッドは借りやすく、返しやすいカードローンだと言えます。
ここまではカードローンのラピッドについて詳しく説明してきましたが、続いては複数社からの借入をまとめられる商品について見ていきましょう。
ローンを一本化して得られるメリットもしっかり紹介します。
北海道銀行のローンでおまとめは可能?
北海道銀行のローンも、複数の借入を一本化して返済管理をしやすくするおまとめができます。
ただおまとめ専用ローンがないので、ベストフリーローンを利用して借入をまとめることになります。
先におまとめローンについて詳しく解説した後、ベストフリーローンの基本情報を紹介します。
また、ラピッドでもおまとめができるので、どちらを利用して一本化すると良いか考えていきましょう。
おまとめローンとは
おまとめローンは、他社からの借入を対象にひとつのローンに借り直してまとめられる商品のことです。
おまとめローンの利用者の主なメリットは次のとおりです。
- 返済日がひとつになるので管理しやすい
- 融資金利が低くなると総返済額が少なくすむ
- 毎月の支払い額を少なくできる場合がある
- 完済までにかかる期間が短くなるケースがある
多くの会社からお金を借り入れるとそれぞれの返済日がバラバラで管理がしづらいですが、おまとめローンを利用すれば、返済日がひとつになるので支払うタイミングが分かりやすくなります。
また、既存の借入よりもおまとめローンの金利が低ければ、その分総返済額が少なくすむので余計にお金を支払う必要がありません。
現在の返済が生活を圧迫している場合は、おまとめローンで借入期間を延長すると、毎月の負担を少なくできるメリットもあります。
ただし、お金を借りる期間が長くなると利息額が増えるので注意が必要です。
おまとめローンの場合は、キャッシングなどで採用されている最低返済額以上の支払いではなく、毎月決められた金額を返すケースが多いです。
キャッシングで借りたお金を返してもなかなか完済できないという声が多いのは大きな原因になっていることがほとんどです。
条件や借入内容などにもよりますが、おまとめローンを利用することで完済までにかかる期間が短縮されるケースもあります。
他社からの借入をひとつにまとめるのが面倒に感じる人もいるかもしれませんが、これだけのメリットがあると分かれば検討する余地は十分にあります。
北海道銀行のベストフリーローンで、お得におまとめしてみてはいかがでしょうか。
北海道銀行ベストフリーローンなら可能
北海道銀行にはおまとめローンはありませんが、ベストフリーローンなら他社の借入をひとつにまとめられます。
申込方法によって商品内容が多少異なりますが、今回はいつでも簡単に申込ができるWEB完結型の道銀ベストフリーローンの概要を紹介します。
利用対象者 | 満20歳以上65歳未満、完済時70歳未満の個人の方 北海道銀行に普通預金口座がある方 保証会社の保証を受けられる方 パート、アルバイト、主婦の方のお申し込みも可能 |
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資金使途 | 消費・生活・投資資金などで特に制限なし (事業資金を除く) 融資金額10万円以上300万円以内 (1万円単位) |
融資期間 | 7年以内 (6か月単位) |
融資利率 | 年3.8%~年14.0% |
返済方法 | 毎月元利均等分割返済 |
返済日 | 毎月26日 |
担保・保証人 | 不要 |
保証会社 | (株)オリエントコーポレーション |
北海道銀行に口座があればアルバイトや主婦でも利用申し込みができるフリーローンです。
適用金利は審査で決定されますが、比較的低い設定になっているので、他社借入が複数あって管理や返済に困っている人はぜひ利用検討することをおすすめします。
店舗に来店しなくてもWEBで申し込みが完結するので、平日に銀行に行けない人も安心して利用できるのがベストフリーローンのメリットのひとつです。
おまとめはラピッドも可能
先に紹介したラピッドも資金使途が制限されていないので、おまとめローンとして利用ができます。
ベストフリーローンと比較すると、ラピッドの方が最低金利が低いため、審査次第ではありますがより総返済額を抑えられる可能性があります。
一方、毎月指定口座から引き落として返済できるのはベストフリーローンです。
他社からの借入が多く、返済管理に困っていた人にとってはカードローンのラピッドよりもベストフリーローンの方が便利に感じるでしょう。
また、ラピッドの保証会社はアコムですが、ベストフリーローンはオリエントコーポレーションという違いもあります。
過去にどちらかの会社が保証するローン審査に落ちた経験がある人は、その時に審査を受けた状況と大きく変わっていなければ通りづらい可能性があります。
北海道銀行の場合、ラピッドとベストフリーローンのどちらでもおまとめができますが、それぞれに特徴があるのでよく考えて自分の意向に合った商品を選択しましょう。
北海道銀行のおまとめローンの審査に通過する方法は?
北海道銀行でおまとめローンを利用したい場合は、審査に通過しなければいけません。
具体的な審査基準は公開されていませんが、審査でよくチェックされるポイントを紹介します。
少しでも審査に通る可能性をアップさせるために、審査を受ける前によくある項目を知っておきましょう。
借入額より借り入れ件数のほうが大事
おまとめローンでは借入額より借り入れ件数の方が重要視される可能性が高いです。
あまりに件数が多いと審査に落ちやすくなるので、ボーダーラインは3社だと心得ておきましょう。
4社以上の借入があっても状況によっては審査に通るケースもありますが、借り入られる可能性は低くなるので注意が必要です。
借入残高が残りわずかなものは完済してから申し込むなど工夫するといいでしょう。
北海道銀行の担当者と相談しながら申し込むことも大切です。
他社への返済状況が大切
他社からの借入の返済状況は、おまとめローンの審査にも影響します。
例えば、返済日を過ぎてから返済したり、お金を払わないまましたりしていませんか。
返済状況が悪いと、審査でお金を貸しても返してもらえないと判断されるので、一度自分の返済スタイルを見直してみましょう。
自分の経済状況
経済状況が悪く、生活費なども含めて最低返済額の支払いが難しいと判断されると審査に落ちる原因になります。
おまとめローンの審査を受ける前に、収入はもちろん、必要経費やなどを考えて、自分の経済状況を把握することがポイントです。
収入に対して借入額が多いと審査に通りづらくなります。
少しでも借入残高を減らしたり、収入を上げるために副業したりして経済状況を向上させてから申し込むといいでしょう。
審査する会社の関係
先に少し説明しましたが、審査する会社によって通過しやすさが変わる場合があります。
以前にA社の審査を受けて落ちた場合は、その後にもう一度A社の審査を受けても通過できないにもかかわらず、B社であれば通過するケースがあります。
審査の基準は審査会社やローン商品などによって異なっているため、別の会社であれば通過する可能性があります。
ただし、短期間に多くの借入申込をするとそれが原因で審査に落ちることがあるので、最初に申し込みをしてから6か月以上空けて別の審査会社に申し込みましょう。
必ずしもA社の2回目の審査に落ちるというわけではありませんが、ひとつの方法として審査会社に注目してローン商品を選ぶことも考えてみてはいかがですか。
振込先の優遇
給与や年金などの振込先に口座していると、ローン商品によっては優遇される場合もあります。
一概には言えませんが、北海道銀行と長年にわたって深く取り引きしている人は、審査が優遇される可能性があるでしょう。
通過しない理由は
おまとめローンの審査に通過しない原因はひとりひとり異なりますが、考えられる主な理由は次のようなものです。
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以上の理由に該当する人は審査に通らない可能性があるので、少しでも状況を改善する必要があります。
信用情報についたキズは一定期間消えません。
取引内容によって期間が異なるので、一度信用情報機関に情報を開示してしっかり確認することをおすすめします。
多重債務でローンをまとめたいときの相談先は?
他社から何度もお金を借り入れると返済がうまくいかず、多重債務で苦しむケースもあります。資金繰りが悪く、ローンを一本化したい場合は、まずは次の3つの機関に相談するといいでしょう。
- 消費生活センター多重債務相談窓口
- 日本クレジットカウンセリング協会
- 日本貸金業協会
いずれの機関も多重債務に詳しく、思うように返済できない人の悩みや不安を聞いてサポートしてくれます。
弁護士などの専門家に相談するのは気が引けるという人でも。、気楽に話ができるので利用をおすすめします。
それでは、それぞれ機関の概要を見ていきましょう。
消費生活センター多重債務相談窓口
全国各地にある消費者生活センターには、多重債務について相談に乗ってもらえる窓口が設置されています。
地方公共団体が設置した機関なので、多重債務についてしっかりとした情報提供が受けられるのが魅力です。
基本的に相談料はかかりませんから、話を聞いてもらって専門的なアドバイスをもらうと適切な判断がしやすくなるでしょう。
消費生活センターは全国にあるので、近隣の窓口を調べて相談することをおすすめします。
日本クレジットカウンセリング協会
日本クレジットカウンセリング協会は、電話でも相談ができ、消費生活センターと同様に無料で利用できます。
消費者保護の観点から相談者に寄り添ったカウンセリングを受けられるのが、日本クレジットカウンセリング協会の特徴です。
電話相談(0570-031640)の受付時間は平日の午前10:00~12:40、午後2:00~4:40になっています。
日本貸金業協会
日本貸金業協会は相談料無料で、専門の相談員が対応してくれるため非常に心強いです。
情報提供だけでなく、他の機関の紹介や業者への解決要請などもサポートしてもらえます。
貸金業法に基づいたアドバイスを受けられるので、特に消費者金融などの多重債務に苦しむ人は日本貸金業協会に相談するのが適しています。
なお、日本貸金業協会の電話(0570-051-051)受付時間は平日の午前9:00~午後5:00です。
消費者金融でもおまとめローンは可能?
消費者金融の商品を利用しても他社からのローンをまとめられます。
ただし、銀行系の借り入れはおまとめ対象外になるので注意が必要です。
消費者金融で一本化できるのは、クレジットカードを利用した借入や消費者金融のローンなどに限られるケースが多いです。
大手消費者金融会社3社のおまとめローン商品の概要を紹介します。
アイフルの場合
アイフルにはおまとめローンの利用ができる商品として、おまとめMAXとかりかえMAXの2つがあります。
アイフルの利用経験がある人はおまとめMAX、ない人はかりかえMAXの申し込みができ、商品内容に大きな違いはありません。
おまとめMAXとかりかえMAXの商品概要は以下のとおりです。
融資利率年3.8%~年14.0%年3.0%~17.5%
商品名 | おまとめMAX | かりかえMAX |
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利用対象者 | 20歳以上 定期的な収入と返済能力がある人 アイフルの基準を満たす人 アイフルを初めて利用する人 | 満20歳以上 定期的な収入と返済能力がある人 アイフルの基準を満たす人 |
資金使途 | アイフル・他社借入金の借換え方 | 他社借入金の借換えのみ |
融資金額 | 1万円~800万円 | |
融資期間 | 10年以内 | |
返済方法 | 元利定額返済方式 | |
担保・保証人 | 不要 |
プロミスの場合
プロミスも貸金業法に基づくおまとめローンを取り扱っています。
クレジットカードのショッピング料金や銀行のカードローンは、対象外となりますので気を付けましょう。
プロミスのおまとめローンの概要は以下のとおりです。
利用対象者 | 20歳以上、65歳以下で本人に安定した収入のある方 主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入があれば申込み可能 |
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資金使途 | 他の貸金業者からの借入金返済に限る |
融資金額 | 300万円まで |
融資期間 | 10年以内 |
融資利率 | 年6.3%~17.8% |
返済方法 | 元利定額返済方式 |
返済日 | 5日、15日、25日、末日の中から都合に合わせて選択 |
担保・保証人 | 不要 |
ノーローンの場合
SBI新生銀行グループの傘下の消費者金融であるノーローンでは、かりかエールという商品名でおまとめができます。
かりかエールはノーローンの利用者が申込できる商品ですが、契約後はノーローンの解約が必要になります。
かりかエールの利用期間中は、ノーローンが使えないので気を付けましょう。
利用対象者 | 20歳~70歳までの安定収入のある方 |
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資金使途 | 他社返済 |
融資金額 | 10万円~400万円 |
融資期間 | 8年以内 |
融資利率 | 年10.5%~18.0% |
返済方法 | 元利均等方式 |
担保・保証人 | 不要 |
おまとめローンを選ぶときのポイントは?
続いては、おまとめローンを選ぶときの3つのポイントを紹介します。
いずれも簡単なポイントで、あらかじめ知っておけばおまとめローンの選択時に悩まずにすみます。
ローン商品を選ぶ基準は人それぞれですが、参考までにチェックしてみましょう。
悪徳業者に騙されない
おまとめローンを選ぶ時は悪徳業者に騙されないように注意する必要があります。
紹介屋や整理屋などと連絡を取っておまとめローンを組むと、高額な紹介料を取られたり、不要な費用請求をされたりします。
チラシやはがきなどで聞いたことがない会社からDMがきた場合は、安易に連絡せず、きちんとした会社なのか確認しましょう。
ネット上にホームページがあるか、ローン商品についての情報が出ているかなどをチェックしたり、利用者の口コミがあるか見たりしてから利用検討してください。
返済期間を短く設定する
おまとめローンは返済期間を設定できますが、できるだけ短くすることをおすすめします。
返済期間が短いと利息の発生額が抑えられ、総返済額が少なくなるメリットがあります。
一方、返済期間が短くなると毎月の返済額が以前よりも多くなるケースがあるので気を付けましょう。
毎月どれくらいの返済額なら無理なく生活できるかを考え、そこから逆算して返済期間を設定する方法もあります。
生活に大きな負担がない範囲で返済期間を短めに設定し、支払期日をしっかり守って返済をするように心がけましょう。
総量規制に注意
消費者金融では総量規制を超えた借入ができないので、自分の借入額を把握することも大切です。
銀行のローンは、理論上は総量規制を超えても融資が受けられますが、実際は自粛するところがほとんどです。
現実的には、総量規制内でお金の借入ができると理解しましょう。
おまとめローンを利用する前の時点ですでに総量規制を超えた借入がある場合は、できるだけ借入残高を減らすことが大切です。
もしくは、会社で昇進を目指したり、転職や副業をしたりして安定した継続的な収入を増やすことがポイントになります。
総量規制とは
総量規制とは、貸金業者に対して年収の3分の1以上の貸付を規制する法律で、多重債務者の増加を防止する目的で2010年に施行されました。
具体的な例を挙げると、年収300万円の人の最大借入額は100万円までで、これを超える借入ができません。
この時の借入額は1社からの金額ではなく、総借入額で計算されます。
総量規制は貸金業者に対しての法律なので銀行などは対象外ではありますが、先に説明した通り、貸出を自粛するところが多いです。
Q&A
最後に、北海道銀行のカードローンであるラピッドに関するよくある質問を紹介します。
一概には言えませんが、審査で他の項目が基準を満たせばラピッドの契約は問題なくできるでしょう。
ただし、配偶者に安定した収入があることが条件になります。
同意書などは不要で、配偶者の勤務先に連絡をすることはありませんが、後からトラブルにならないためにも申込時点で配偶者に相談することをおすすめします。
職場への在籍確認は個人名で電話がくるのでバレる危険性が低いですが、ラピッドを契約すると後日郵送でローンカードが登録の住所に届きます。
郵送物を家族に不審に思われるとラピッドの利用がバレる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
北海道銀行のフリーローンとライフローンは、いずれもおまとめローンとして利用できますので、他のローンやリボ払い分などを借り換えできます。
融資額は他の銀行よりも少なめでありますが、低金利で借りられるものもあれば、審査の通りやすいものもあります。
利用する場合には、どのローンが自分に合っているのかを見極める必要があります。
自分では選べないという場合には、土日や祝日も営業している「住宅ローンプラザ」もありますので、専門の担当者に相談しながら申し込むこともおすすめです。
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