7000万円の借金で死ぬなんてアホ過ぎる話し
7000万円の借金があったらまず返済するのは不可能ですよね。仮想通貨やFX取引で一発逆転することもあるかもしれませんが、逆に借金を増やしてしまう可能性の方が高いです。はっきり言って借金で死ぬなんてアホすぎます。
借金が7000万円じゃなくても、借金返済にもがいて苦しんで最終的に自殺を考えるのはバカです。7000万円の借金を死ぬ気で働けば返せるなんて、相当収入がなければ無理な話です。返せる借金には限度があるのですから、開き直ることも時には必要ですよ。
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睡眠薬で自殺できるわけがない
7000万円ぐらいの借金を抱えると誰もが考えるのが自殺ですね。
自殺の方法としては電車に飛び込むとか、ビルの屋上やマンションの屋上から飛び降りるとか、練炭自殺とかいろいろあるでしょう。
でも電車に飛び込む勇気はないな、ましてビルやマンションの屋上から飛び込むなんて考えられない。練炭自殺は失敗すると一酸化炭素中毒になってひどい目にあう、ということからラクに死ねる方法として考えるのが睡眠薬の大量服用ですね。
睡眠薬と言うか睡眠導入剤の類になりますが、現在病院で処方されている睡眠薬で致死量に至るまで服用するにはかなりの量が必要です。
アルコールと一緒に飲めば効き目は高まるのでは、と思うかもしれませんが思う以上に効果が期待できないものです。
致死量に至るまで睡眠薬を服用すると吐き気を催す成分が含まれていることから、カラダが勝手に反応してゲロを吐くことになりますし、例えゲロを吐かなくても死ぬほどの睡眠薬って、最も量が少ないと言われているのがユーロジンです。
ユーロジンをバケツ一杯分飲めば確実に死ねるようですがバケツ一杯ですよ。
そんな量を一息に胃の中に入れることができますか?容量的に考えても胃袋は4リッターですから、バケツ一杯分の薬を入れることはできませんね。
薬を飲むには水が必要ですね。バケツ一杯分の薬とそれを飲み込むための水の両方を合わせたら絶対死ねないことがわかるでしょう。
中途半端に薬を飲んで寝てしまえば、知らない間にゲロしちゃうのですから、どうやっても死ねない仕組みなんですね。
病院で服用されている睡眠薬でさえ死ねないのに、市販されている睡眠薬で死ねるわけがありません。それにうまく死ねなかった場合のことを考えなければなりませんね。
後遺症は確実に出ます。記憶障害、言語障害、手足が自由に動かせないなど、脳障害は避けられません。
それに病院に搬送されたら入院費はかかるし、胃の洗浄やら何やらで医療費の負担もかかりますね。7000万円もの借金を抱えているのにこれ以上出費を増やしてどうすんの?って感じです。
借金を抱えていて鬱になるのは当然のこと
7000万円の借金じゃなくても借金を多額に抱えている人は常に頭のなかが借金でいっぱいで、仕事もろくに手がつかない状態になるのは当然ですね。
今日借金の返済期日なんだよなぁ、どうしようかな、などと考えてしまうと仕事の効率は悪くなるし、精神的に鬱になってしまうのも無理はありません。
どこかにお金は落ちていないか、100円でも200円でもいいからと自動販売機のお釣りの受け口や、自動販売機の下を思わず覗き込んでいるということもありますね。
借金なんか抱えるんじゃなかった、と後悔してもすでにできてしまった借金は消えません。
借金返済ができないなら死んだ方がマシだ、とか死ぬ気で頑張れば借金を返せる、というのは気休めに過ぎませんね。
まあ500万円くらいの借金なら死ぬ気で頑張れば借金を返せるでしょうけど、さすがに7000万円となると桁が違います。
借金で死のうと思って実行すると開き直れる
多額の借金を抱えて死のうとする人は、後のことを考えてできるだけ綺麗に死にたい、汚くないように死にたいと思うものですよね。
死んだ後に遺体を処理する人のことを考えるのは、いささか不思議な気持ちに思うでしょう。
でも立つ鳥跡を濁さずではありませんが、誰にも迷惑をかけずに綺麗に死ねればそれだけでもやっておきたい、と考えるのが日本人なんでしょうか。
で、実際に睡眠薬を飲んで自殺を考えるわけですよ。結局死ねないで目が覚めるわけですが、自殺未遂をすると意外にココロがすっきりしていることに気がつくものです。
やっぱり死ねないのか、それなら違う方法で借金問題を解決しようかと前向きに考えることが多いようです。
開き直りと言うか、借金で死ぬこともできないなら生き恥をさらしてでも生きてやろうと思うようになるのですね。
7000万円の借金、返せないものは返せない。家だって土地だって抵当権設定されているからそのうち持っていかれるだろうと、内心ホッとする部分もありますね。
しかし家や不動産で7000万円の借金がチャラにできればこんな苦労はないわけです。不動産を処分しても借金が残ってしまったら、また借金返済のことで頭がいっぱいになり、もう一度自殺をしようかな、と考えてしまいますね。
ですから不動産を処分されるのを覚悟しているのなら、やれるだけのことはやってみようと努力してみませんか。
もちろん仕事して返済するのではなく、人生再スタートすることを目標にして行う方法です。
それは債務整理であり自己破産ですね。
自己破産は弁護士や司法書士に相談する?
自己破産する方法は裁判所に直接申し出る方法と、弁護士や司法書士に依頼して裁判所の手続きを行なってもらう方法の二つがあります。
できるだけ早く借金の督促から逃げたい、借金督促の電話がかかってこないようにしたいと言うなら法律の専門家に相談したほうが早いかもしれません。
なぜなら裁判所に申し立てると、基本的に裁判所から債権者に対して連絡がいくことがなく、自己破産を申し立てたことを知らせるには本人が行わなければならないからです。
もちろん電話で「本日私は自己破産をしましたので」とはなかなか言えないでしょうから、結局は裁判所の破産開始手続きの調書をもらって自分で債権者に対してコピーを郵送することになります。
しかし自分で自己破産したことを債権者に伝えても、借金の請求は止まりません。自己破産開始手続きから免責が決定されるまで数カ月かかります。
自己破産手続きが開始すれば財産の差し押さえをしてくることはなくても、借主に対してあーだのこーだの、電話連絡が入ることは必至です。
嫌味を言われることもあれば、怒鳴られることもあるでしょう。
もし債権者からの督促や取り立てを一刻も早く止めたい、というのなら法律の専門家に依頼しましょう。
法律の専門家と自己破産についての相談を行い、相談内容がまとまれば依頼契約を結び、依頼契約が結ばれれば法律の専門家は債権者に対してその場でFAXで受任通知を送信します。
受任通知を受けた債権者は、法律によってその時点で借主に対して連絡を取ることもできなければ、借金の督促をすることもできないのです。
完全に債権者からの請求がストップされれば、とりあえずそれだけでも精神的にラクでしょう。
自己破産の費用はいくら位かかるの?
裁判所に直接申し立てるのであれば自己破産の費用は資産の状況によって異なり、自己破産をしようとする人の資産が20万円未満の場合は予納金として納めるのは1万数千円程度です。
不動産などの資産がある場合は、管財人事案となるため20数万円の予納金を納めなければなりません。
法律の専門家に依頼した場合は、裁判所費用の実費として1万数千円を先に支払うことになります。その他の費用としては報酬として40万円から50万円位を見込んでおきましょう。
当然裁判所に直接申し立てた方が自己破産の費用は安いです。しかし一刻も早く債権者の取り立てをやめさせたいのなら法律の専門家に依頼するしかありませんね。
■お金がない!弁護士に依頼したくても費用がない場合の対処法とは
自己破産しても何も変わらない
自己破産についての知識がないと、自己破産してしまうと住民票に記載されるとか、選挙権がなくなるとか、勤務先に連絡が行くとか噂がありますがそんなことは一切ありません。
確かに資産がある状態で自己破産すれば、資産は処分され、家があれば家を失うことや車を失うことはあるでしょう。
しかし自己破産したことが世間一般に知れ渡ることはまずありません。確かに政府が発行する新聞である官報には記載されますが、官報を見る人は銀行関係者以外ほとんどいないのが現状です。
ですから自己破産しても今まで通り仕事を続けることもできれば、給料を差し押さえされることなく満額受け取れます。
自己破産してしまうと金融事故として登録され10年間はカードローンやクレジットカード、自動車ローンなどは組めなくなってしまう不便さはあっても、自殺することを考えればよほど前向きじゃないですか。
10年間経てば金融事故情報は信用情報から削除されるのです。その間に生活を立て直すことを中心に考えていけば、ブラックになっている期間なんてあっという間に過ぎるものです。
借金返済で頭を悩ますこともなく、仕事に身を入れることができる喜びは何ものにも代え難い貴重な財産ですね。
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