カードローンの金利が下がる?マイナス金利導入と銀行カードローンの関係

2016年1月から日銀の一部当座預金に対してマイナス金利が導入されています。

マイナス金利と聞くと、「ローンの金利が下がる」と連想する人も多いのではないでしょうか?

2018年6月現在、マイナス金利が導入されてから2年と半年がすぎましたが、マイナス金利の導入によって、カードローン金利にはどのような影響を与えたのでしょうか?

また、今後、カードローンの金利はどのような推移をたどるのでしょうか?

この記事では、銀行カードローンの金利とマイナス金利政策の関係について考察していきます。

マイナス金利政策とは

そもそもよく耳にするマイナス金利政策とはどのような政策なのでしょうか?

簡単に言えば、銀行が融資を行わざるを得ないように、日銀の当座預金にお金を置いておきにくくするための施策と言えるでしょう。

日銀の一部当座預金金利をマイナスに

銀行の本分とは、預金者から預かった預金を融資によって運用することです。

しかし、しかし近年銀行は資金需要の低迷などを理由に融資を拡大せずに、日銀の当座預金に預けることで利息収入を得ていました。

銀行とすれば、無理にリスクのある融資を行わなくても、顧客から預かった預金を日銀においておくことで多少なりとも運用益を得ることができます。

国は、このような銀行の姿勢こそ、資金を必要としている事業者に必要なお金が回らずに地域経済の衰退の原因の1つと考え、銀行の融資を促進するために一部の日銀当座預金にマイナス金利を導入します。

マイナス金利とは、マイナス金利が設定された日銀の当座預金にお金を置いておくことで、むしろ利息を日銀に支払わなければならないということです。

預金を預けると銀行のコストに

銀行とすれば、マイナス金利導入によって日銀の当座預金にお金を預けておくことができなくなります。

これまでは、日銀の当座預金に預けておくことで利息収入を得ることができたのに、今後は日銀当座預金に預けておくとで、逆に日銀にお金を払わなければならなくなったため、日銀に預けることでコストが発生することになります。

銀行は融資をせざるを得ない

銀行は、マイナス金利導入によって、顧客から預かった預金を融資によって運用せざるを得ない状況になりました。

これによって、銀行は融資を拡大し、融資によって運用する必要性にかられます。

さらに、マイナス金利の導入によって市場金利も低下し、貸出金利も下がることが期待されました。

銀行は低金利でより多くの人に融資を行うことがマイナス金利導入の政策目的と言えるでしょう。

マイナス金利政策の影響

それでは、マイナス金利導入によって銀行のローンへどのような影響を与えたのでしょうか?

住宅ローン金利は下落

銀行の住宅ローンは、マイナス金利導入を受けて、各行は金利の引き下げを行いました。

マイナス金利導入の効果もあり、2016年7月にはハウスメーカー大手7社のうち5社が注文住宅の受注が前年実績を上回っており、住宅市場にはマイナス金利導入によってある程度お金が回っていると考えられます。

銀行は利ざやの低下によって今も減益が続いていますが、融資の拡大という意味ではマイナス金利は一定の効果をあげたと言えるでしょう。

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カードローンも最低金利が引下げに

カードローンに関しては、マイナス金利導入によって金利が下がったという実感がない人の方が多いのではないでしょうか?

銀行カードローンは、住信SBIネット銀行や楽天銀行などが、限度額を引き上げ、合わせて最低金利の引き下げも行いました。

しかし、ほとんどの人が適用される金利である最高金利は下がっていません。

むしろ審査は厳しくなった

銀行カードローンに関してはマイナス金利とは関係のないところで審査は厳しくなり、以前よりも簡単に借りることができなくなっています。

金融庁の指導

銀行カードローンの過剰融資がマイナス金利が導入された2016年くらいからマスコミ各社で問題になります。

そこで、2017年頃から金融庁は銀行カードローン融資に関して「収入に見合った貸付を行う」よう、指導を強化します。

審査が厳格化

金融庁の指導を受けて銀行の審査は厳格化します。

これまでは多くの銀行カードローンが300万円以下は収入証明書不要となっていたものが、50万円超から収入証明書の提出を求めるようになるなど、以前のように銀行カードローンが総量規制対象外だからと言って収入から鑑みて過大な借入をできないようになりました。

また、一部の銀行では、年収の3分の1までしか融資しないという総量規制並みの規制を設けている銀行もあり、審査の厳格化とともに高額融資にもハードルが高くなっています。

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金利に大きな変化はない

銀行カードローンの最低金利は限度額の引き上げとともに低下しましたが、最高金利に変化はありません。

むしろ、高額借入が非常に難しくなったことから、銀行カードローンで借りることができるのは少額で高金利になったとも言えるでしょう。

消費者金融の金利は下がるかも?

一部で言われていることでは、銀行カードローンではなく、消費者金融のカードローンでは金利が下がるかもしれないと言われています。

これは、マイナス金利の影響と言われていますが、なぜ、日銀のマイナス金利とは直接関係のない消費者金融カードローンの金利が下がるかもしれないと言われているのでしょうか?

消費者金融の原資は銀行借入

銀行融資の原資は顧客から預かった預金です。

先ほど述べたように、銀行は顧客の預金を融資によって運用し、お金の余っている人からお金を必要としている人へお金を回すのが社会的なミッションです。

一方、消費者金融が顧客に融資をしているお金の原資は銀行からの借入です。

このため、マイナス金利導入によって銀行の貸付金利が下がれば、消費者金融が銀行から融資を受ける際の金利も下がることになるのです。

資金調達コストが下がれば金利も下がる

消費者金融の金利が銀行と比較してなぜ高いかといえば、銀行から利息を払って資金を調達しているためです。

銀行がほぼ無利息で顧客から預金を預かっていることに対して、消費者金融はわざわざ銀行に利息を払って資金を調達していることの違いが両者の金利の違いです。

しかし、マイナス金利導入によって消費者金融への銀行の貸出金利が下がれば、消費者金融の資金調達コストが下がり、結果として消費者金融の顧客への貸出金利が下がるかもしれないと言われているのです。

しかし、2018年6月現在、マイナス金利導入以降消費者金融の貸出金利が下がったことはありません。

やはり、カードローンの金利とマイナス金利の関係性はほとんどないと言えるでしょう。

まとめ

マイナス金利導入によって銀行の貸出金利は低下しています。

主に住宅ローンの貸出金利が下がっており、銀行は利ざやの低下によって収益が年々落ち込んでいる状況です。

しかし、カードローン金利は下がっておらず、むしろ審査が厳しくなったことによって、高額借入が難しくなり、少額高金利へとシフトしています。

銀行は現在歴史的に収益が厳しい状態にあることから、今後は金利を下げてでもカードローン融資を拡大する可能性がないとは言えませんが、銀行カードローンへの金融庁などの規制が厳しくなっている今、マイナス金利の影響があろうがなかろうが、カードローンを低金利で多くの人に融資するという状況は期待できません。

今後も少額で高金利の限度額のカードローンを作成するというケースが多くなるでしょう。

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