百十四銀行のフリーローンでおまとめ【審査通るには】
目次
百十四銀行のフリーローン
総量規制の影響から、消費者金融などの借入で多重債務となる人は少なくなりましたが、銀行のカードローンで多重債務となっている人は多くなっています。
また、クレジット会社がリボ払いを積極的に推奨してきたことにより、多額のリボ払い残高を抱える人も多くなっています。
複数のローンがある場合、消費者金融のおまとめローンでも借り換えをすることができますが、銀行からの借入やリボ払いはおまとめの対象とならないことも多いです。
銀行カードローンやリボ払いも含めてまとめる場合には、銀行のカードローンやフリーローンで借り換えすることができますが、カードローンは追加借入をすることができますので、おまとめには向いていません。
フリーローンの場合は、契約中に追加借入ができませんので、こちらの方が向いているといえます。
フリーローンはほとんどの銀行で提供していますが、この記事では、百十四銀行のフリーローンで借り換えする場合の審査基準や、審査に通るためのポイントを紹介していきたいと思います。
フリーローンで借り換えする際の注意点
消費者金融のおまとめローンや、一部銀行が提供しているおまとめ専用ローンは、高い金利が設定されていますが、すべてのローンをまとめられるだけの金額が借りやすいです。
しかし、フリーローンをおまとめローンとしてまとめる場合には、すべてのローンをまとめられるだけの金額が借りにくいです。
また、フリーローンに申し込みための基準に、年収や勤続年数などが設けられていることも多く、パートやアルバイトなどの人では利用できない場合もあります。
フリーローンで借り換えを行う際には、これらのことに注意しなければなりませんが、審査に通ることができれば、消費者金融のおまとめローンや銀行のおまとめ専用商品よりも低金利で借りられる可能性が高いです。
百十四銀行フリーローンの口コミ
銀行によっては、複数のフリーローンを提供しているところもありますが、百十四銀行では「114フリーローン」という商品1つのみの取り扱いとなっています。
このフリーローンがどのような商品なのかということを、実際に利用したことがある人の口コミを紹介していきたいと思います。
「114フリーローン」に関する口コミには、
- 消費者金融よりも低金利で借りられる(借り換え目的)
- 少額な融資にも対応してくれる
- 返済日を選べるから返済がしやすい
というように、全体的に評価は高いです。
しかし、審査や融資のスピード、申し込み手続きに不満を持っている人もおり、審査結果の結果が出るまでの期間や融資までの期間が遅いと思われます。
もちろん、口コミだけではその商品をすべて理解できませんし、個人的な意見でもありますので、あくまでも参考としてください。
フリーローンの審査基準
百十四銀行が提供している「114フリーローン」について、申し込みをすることができる人の基準や、どのような条件で借りることができるのかということについて、紹介していきます。
また、口コミでは、審査スピードに不満を持っている人がいましたが、実際にどれくらいの期間で審査の結果が来るのかということについても触れていきたいと思います。
「114フリーローン」の申込基準と借入条件
「114フリーローン」は、無担保で高額な金額を借りることができ、長期の返済もすることができますので、おまとめローンとして利用することに向いている商品だといえます。
では、この商品の申込基準と借入条件について紹介していきます。
利用対象者 |
|
---|---|
資金使途 | 自 由 (事業性資金を除く) |
融資金額 | 10万円~500万円 (1万円単位) |
融資期間 | 6ヶ月以上10年以内 (1ヶ月単位) |
融資利率 | 6.5%~12.0% (固定金利と変動金利のいずれかを選択できます) |
返済方法 | 毎月元利均等分割返済 (ボーナス返済併用可) |
返済日 | 毎月6日、16日、26日のいずれかを選択 |
担保・保証人 | 不 要 |
保証会社 | 株式会社百十四ディーシーカード |
審査スピード
銀行によっては、審査スピードに関して「最短翌日に回答」などというように、ホームページなどで公表しているところもあります。
しかし、百十四銀行では、審査スピードに関して公表はしていませんので、どれくらいの期間で結果の連絡が来るかがわかりません。
「114フリーローン」の審査は、コンピュータによる自動審査システムを利用して行っていますので、私個人の意見としては、審査スピードは早いと思います。
ですが、先ほどもお話ししましたように、口コミでは審査スピードに関して不満を持っている人も多いですので、実際には結果が連絡されるまでに時間がかかってしまうかもしれません。
審査スピードを公表している銀行によっては、およそ1週間~2週間かかるとしているところもありますので、できるだけ早く申し込んでおくことをおすすめします。
金利は審査によって決まる
百十四銀行の「114フリーローン」は、固定金利と変動金利を選べるというあまりないタイプのフリーローンです。
しかし、固定金利と変動金利のどちらかを選んだとしても、適用される金利は審査によって決まりますので、実際の金利は申し込んでみないことにはわかりません。
「114フリーローン」の自動審査は、取引状況や借入状況などを総合的に判断しますので、より低金利で借りるためには、基本的な信用を高める必要があります。
金利で審査の通りやすさがわかる
「114フリーローン」は、最高でも12.0%と非常に低金利となっています。
しかし、どんなに金利が低くても、審査に通らなければ意味がありません。
では、「114フリーローン」の審査は、通りやすいのでしょうか、または通りにくいのでしょうか。
結論を言いますと、「114フリーローン」の審査は非常に厳しく、高い信用がある人でなければ借りられない可能性が高いです。
金利を構成しているものの1つに「保証料」がありますが、これが金利の高低に大きな影響を与えます。
保証料が少ないと、金利は下がりますが、その分保証会社はリスクに備えることができません。
反対に、保証料が高くなると、保証会社はより多くのリスクに備えることができますので、審査に通りやすくなります。
審査に通るためのポイント
審査の厳しい「114フリーローン」ですが、借りることができれば、非常に有利な条件で借り換えすることができます。
しかし、複数のローンを借りている人は、借入件数や借入総額などによって、既に信用が低いことも多いです。
ここでは、「114フリーローン」の審査に通るためのポイントを解説していきますので、申し込みの前や申し込み時に実践することをおすすめします。
「114フリーローン」の審査に通るためのポイントは、
- 申し込みの内容を正確に記入する
- 他のローンは延滞なく返済する
- 少額のローンは完済してから申し込む
という3つであり、このポイントを実践することで、審査で決まる金利も低くすることができる可能性があります。
では、これら3つのポイントについて、以下で詳しく解説していきます。
申し込みの内容を正確に記入する
申し込みの際に記入する申込書は、申込日時点の情報を正確に記入しなければなりません。
しかし、審査に通りたいがために、年収や勤続年数、他のローンの利用状況などの情報を偽って申し込みする人もいます。
また、インターネットで申し込む場合に、入力した内容を確認せずに送信したことにより、実際の情報とは異なる内容で申し込みとなることもあります。
実際の情報と申し込みの内容に相違があった場合には、仮審査で「保証可決」となっていても、正式な申し込みの時に保証を取り消されてしまうことがあります。
申込書の内容は、基本的に自己申告となりますが、提出した書類によって内容を確認されますので、内容は正確に記入するようにしましょう。
なお、インターネットで申し込みをする場合は、入力した内容を再確認してから送信するようにしましょう。
他のローンは延滞なく返済する
他のローンを延滞している状態で「114フリーローン」に申し込んだとしても、信用がまったくない状態となっていますので、審査に通ることはありません。
また、延滞の情報というのは、個人信用情報機関に、およそ2年間登録されていますので、記録がある場合には、審査に通ることが難しくなってしまいます。
延滞をしないということは、ローンを借りるうえで基本的なことではありますが、複数のローンを借りている人の中には、きちんと返済していくことが難しい人もいます。
しかし、延滞は信用に傷を付けてしまう行為ですので、借り換えをするためには延滞をせずに返済していかなくてはなりません。
少額のローンは完済してから申し込む
複数あるローンの中に、10万円などの少額なカードローンやクレジットカードのキャッシングがあるという人も多いと思います。
また、クレジットカードのショッピング利用代金をリボ払いしているという人も多いと思います。
「114フリーローン」では、このようなものも借り換えの対象とすることができます。
しかし、少額のローンなどは、借り換えの対象とするのではなく、信用を高めるために利用することが望ましいです。
というのも、ローンを完済した場合には、その情報が個人信用情報機関に登録され、信用があることを証明することができるからです。
また、少額のものでも、借り換えの対象から外すことで、フリーローンの借入金額を少なくすることができます。
借入金額は少なくなるほど、審査は通りやすくなりますので、少額なものは完済をしてから「114フリーローン」に申し込みするようにしましょう。
ただし、カードローンやキャッシング枠は、解約をしなければ完済とはなりませんので、注意が必要です。
申し込み方法
「114フリーローン」は、インターネットまたは窓口で申し込むことができます。
インターネットからの申し込みは、百十四銀行のホームページ内にある専用ページにおいて、必要項目を入力することで、24時間いつでも手続きすることが可能です。
百十四銀行がフリーローンの申込を受付けすると、内容の確認のために、記入した電話番号に連絡が来ます。
また、在籍確認もされますので、勤務先に担当者の個人名で電話がかかってきます。
申込内容や在籍確認が完了しなければ審査に進むことはできませんので、電話がかかってきた場合は、きちんと対応するようにしましょう。
ただし、個人事業主や会社役員が「114フリーローン」を申し込む場合には、インターネットでは手続きできませんので、必ず窓口へ行かなければなりません。
申し込みの流れ
フリーローンを申し込んだ場合に、どのような流れで融資されるのかということについて、紹介していきたいと思います。
まず、申し込みをしてから融資までの簡単な流れとしては、
- 仮審査申込み
- 審査結果の連絡
- 正式申し込み
- 契約
- 融資実行
仮審査の申し込みは先ほど紹介したいずれかの方法で行うと、保証会社では審査を開始します。
保証会社で決定した結果は、まず銀行に通知され、申込者には銀行から電話で行われます。
審査に通った場合には、窓口で正式な申し込みと契約手続きを行い、融資が実行されて口座へ融資金が入金されます。
融資金は、基本的に契約した人が口座から引き出してそれぞれに返済などをしますが、場合によっては、返済を振込で行うことが条件となることもあります。
申し込みに必要な書類
「114フリーローン」を申し込みするためには、以下の書類が必要になります。
- 運転免許証またはパスポート
- 健康保険証
- 源泉徴収票または公的な年収証明書
- 通帳、印鑑(届出印)
「114フリーローン」では、資金使途を確認するための資料がなくても利用できるとしていますが、場合によっては必要となることもありますので、返済予定表などの書類を準備したうえで申し込むことが望ましいです。
まとめ
百十四銀行が提供する「114フリーローン」は、非常に低金利で借りることができますので、大きなメリットを得ながら借り換えすることができます。
しかし、審査は厳しいですので、できるだけ信用を高くしたうえで申し込むことが重要となります。
もしも、自分の信用に自信がないという場合や、何度も申し込みをしたくないという場合には、別の銀行のフリーローンに申し込むことをおすすめします。
銀行よっては、複数のフリーローンを提供しているところもありますので、自分に合った商品に出会えるかもしれません。
タグ:借金・お金の悩み