MIカードの審査に落ちたのはなぜ?原因と対策を解説!
エムアイカードは三越伊勢丹グループの百貨店で、ポイントがお得にたまるクレジットカードです。
三越や伊勢丹で買物をよくする人は、持っておきたいカードでしょう。
エムアイカードで審査落ちした場合、原因が分からず悩む人も少なくありません。
エムアイカードの審査に落ちる原因と、再申込みの注意点など解説します。
目次
MIカードに落ちた原因とは?
伊勢丹や三越で使えるカード「エムアイカード」は、三越伊勢丹グループの百貨店で利用するとポイントがたまるお得なカードです。
しかしなぜか審査に落ちてしまったという場合は、理由が分からないため、何となく不安な気持ちになってしまう人もいるかもしれません。
そこで、エムアイカードの審査に落ちた場合に考えられる、主な原因について確認していきましょう。
エムアイカードの申込み条件に合わなかった
クレジットカードには必ず申込み条件があります。
カード申込み前に条件を確認しておかないと、そもそも申込み資格がなかったということも考えられます。
なお、エムアイカードに共通する申込み条件は下記の通りです。
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それほど難しい条件ではないですが、安定した収入がある人、また収入がなくても専業主婦や大学生なら申し込み可能であることが分かります。
しかし、独身で無職の人や、収入が毎月安定しない仕事の場合は、審査に落ちる可能性が高くなるでしょう。
他社で支払い延滞や滞納をしている
クレジットカードの審査では、その人の信用度が大きなポイントとなります。
金融機関が申込書を見ただけで、その人がどのような人か判断するのは難しいですが、信用度をはかる上で重要視されるのが他社での延滞や滞納の有無です。
エムアイカードに限らずクレジットカードの審査では、カード会社が個人信用情報を確認します。
信用情報機関で管理されている個人信用情報を見れば、他社での借入額や支払履歴などすべて把握することができるのです。
個人信用情報を確認したときに、他社カードの支払を滞納している場合や、カードローンなどの返済を度々延滞している記録が残っている場合は、確実に信用度に影響を与えます。
支払の滞納や延滞は、約束を守れない人、お金の管理がルーズな人だと判断されるため、クレジットカードやローンの延滞だけはしないようにしましょう。
多重申込みをしてしまった
クレジットカードの申込みをすると、必ず個人信用情報に記録が残ります。
個人信用情報とは、先にも述べたように信用情報機関が管理している個人のクレジットカードやローンなどの契約や支払などの情報のことです。
クレジットカードの申込みが1枚ずつ時間をあけてされている場合は問題ないですが、一度に3社4社とクレジットカードの申込みをまとめてしてしまうと、個人信用情報を見たカード会社が不審に思い、審査に通らない状態となってしまうことがあります。
この状態は「申込みブラック」と呼ばれていて、一時的に個人信用情報が「ブラック」状態となり、あらゆる審査に影響がでてしまうでしょう。
1枚ずつであれば審査に通るような条件の人でも、このように多重申込みをすると審査に落ちる原因になるため、クレジットカードの申込みは1枚ずつ確実にするようにしましょう。
30代以上なのに勤続年数が1年未満である
クレジットカードの審査では、職業や収入、雇用形態などのほかに、勤続年数もチェックされます。
勤続年数は収入の安定につながるため、年収がそれほど高くない人でも勤続年数がかなり長いと、安定した収入があると判断されることが多いです。
逆に考えると、高年収であっても勤続年数が1年に満たないと、すぐに仕事をやめる人ではないかと判断される可能性があります。
ただし20代前半であれば、新入社員で勤続年数が短いと判断されて問題にならない場合も多いですが、30代を過ぎると転職を繰り返しているのではないかと思われてしまう要因となるため、ある程度の年齢で勤続年数が1年未満の人の申込みには注意が必要です。
審査基準はどうなってる?
三越伊勢丹グループで使えるエムアイカードは、どのような審査基準なのかはっきりと明記されているわけではありません。
カードの発行会社や申込み条件などから、エムアイカードの審査がどのようなことを重視しているのか確認していきましょう。
エムアイカードの申込みハードルは低い?
三越や伊勢丹グループでのショッピングで割引があるなど百貨店でお得に利用できるエムアイカードの申込み条件は、先にも確認したようにそれほどハードルの高いものではありません。
収入のない専業主婦でも申込み可能ということから、三越や伊勢丹など百貨店で買物をしてくれる層の契約を増やしたいという意図も見えます。
このような百貨店系列のクレジットカードは、流通系カードと呼ばれていて、もっとも審査が厳しい銀行系のカードよりも審査に通りやすいと言われています。
特に三越や伊勢丹で積極的に利用してくれる女性が、メインターゲットになっていると考えていいでしょう。
そのため、専業主婦でも審査に通る可能性が高いクレジットカードとなっているのです。
カード発行会社が三越伊勢丹グループ
エムアイカードは株式会社エムアイカードが発行しています。
株式会社エムアイカードは三越伊勢丹グループに属する会社であるため、三越や伊勢丹での顧客獲得に力を入れています。
エムアイカードを契約してもらうことは、三越や伊勢丹などでの購買に直接つながることから、OLやパート主婦、専業主婦など、主に女性の会員獲得に力を入れていると考えられます。
特にエムアイカードの会員の稼働率は80%以上と他社に比べて高く、休眠会員や低利用会員が比較的少ないという特徴があります。
そのため、エムアイカードの申込みをする人は三越伊勢丹グループで定期的に確実にショッピングをするという人が多いことが考えられるのです。
そのため、他社の返済を延滞しているなど個人信用情報に問題がない場合は、多少収入が少ない人であっても審査に通る可能性は十分にあるでしょう。
まずは対応策を考えよう
三越や伊勢丹でお得に買物をしようとエムアイカードに申し込んだものの、審査に落ちてしまったら、一人で落ち込むよりも次の対応策を考えなくてはなりません。
エムアイカードの審査に落ちたらできる対応策について確認していきましょう。
自分の個人信用情報を確認しておく
エムアイカードの審査に落ちたけれど、何が原因なのかよく分からないという人もいるでしょう。
過去に長期滞納をしたことがあっても、2年3年と経過していると忘れてしまっているという人も多いはずです。
審査に落ちた原因が分からないという人におすすめなのが、自分の個人信用情報を確認するという方法です。
自分の個人信用情報は3つの信用情報機関に情報開示請求をすることで、確認することができます。
手数料はかかりますが、自分が審査に落ちた原因が分かる可能性が高いため、一度信用情報機関へ開示手続きをしてみることをおすすめします。
ランクを下げたカードで実績を積む
エムアイカードの審査に落ちてしまっても、どうしても三越や伊勢丹でお得に買物をしたいと考えて再びエムアイカードを申し込むという人もいるでしょう。
もしエムアイカードの上位カードで審査に落ちた場合は、次回の申込時にはもっともベーシックなカードである「エムアイカードスタンダード」などにまずは申込みをしてみましょう。
無事に審査に通過すれは、そのまま利用実績を積むことでもともと希望していたランクのカーよりも上位のものにも審査が通過しやすくなります。
ただし、信用度をあげるためには定期的に使用をしている実績や、期日内に確実に支払をしている実績が最低でも半年以上は必要です。
再申込みしたい!注意点は?
三越伊勢丹グループのエムアイカードの審査に落ちてしまったけれど、再度申込みをしたいと考える人もいるでしょう。
エムアイカードには何度でも申し込むことは可能ですが、再申込みをする場合には注意しなければならないことがあります。
再申込時の注意点を確認していきましょう。
再申込みは最低半年以上あけてから!
クレジットカードの審査では個人信用情報が必ず確認されますが、個人信用情報にはクレジットカードの申込み情報も記録されています。
「審査に落ちた」という記録は残りませんが、申込みをしたという事実は記録され、その後成約した記録がなければ審査に落ちたのだなと判断されることになります。
申込みをした記録は半年間残るため、審査に落ちた場合は再申込みをしても再び審査に落ちる可能性が高いです。
そのため、最低でも半年以上経過してから、再申込みをすることをおすすめします。
原因を解消してから再申込みをしよう
再申込みをするには半年以上あける必要がありますが、落ちた原因が解消されていなければ結果は同じです。
そのため、もし審査落ちの原因に心当たりがある場合は先に解消をしておきましょう。
例えば、他社カードの支払延滞などです。
しかし原因がよく分からないという場合は、先にも述べたように個人信用情報の開示請求をして原因をつきとめましょう。
ただしその原因が長期延滞や債務整理などの金融事故の場合は、最低でも5年、長くて10年記録が残ります。
開示請求をしてこのような金融事故の記録が残っている場合は、再申込みをするのをやめて、他社カードに申込みをすることをおすすめします。
エムアイカードで金融事故をしたことがある人は?
申込みの期間を半年あけて、個人信用情報の開示請求をして金融事故の記録が消えていたとしても審査に落ちる場合があります。
それは、過去にエムアイカードで、金融事故をおこしたことがある人です。
金融事故の情報は5年から10年残るという話はしましたが、自社情報はそれ以上記録が残っている可能性があります。
もし過去にエムアイカードで金融事故をおこしたことがある場合は、個人信用情報の記録は消えていたとしても自社データによって審査落ちの可能性があります。
そのため、エムアイカードで過去にトラブルをおこしたことがある人は、他社のカードに申込みを変えることをおすすめします。
MIカードの基礎情報
三越や伊勢丹、丸井今井、岩田屋でショッピングをするなら1枚は持っておきたいのが「エムアイカード」です。
三越伊勢丹グループのエムアイカードはどのような特徴があるのか、最後に簡単に確認していきましょう。
ポイントが効率よくたまる!「エムアイカードプラス」
三越伊勢丹グループで買物をするなら、エムアイカードは必需品です。
特にエムアイカードプラスは、年間のショッピング利用額によって最大10%ポイントがたまります。
前年のショッピング利用額 | ポイント率 |
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30万円未満 | 5%(初年度) |
30万円以上 | 8% |
100万円以上 | 10% |
さらに利用額によってはボーナスポイントも付与されます。
例えば前年の利用額が200万円以上でプラス10,000ポイント、300万円以上で15,000ポイント、500万円以上で25,000ポイント獲得できます。
このように三越伊勢丹グループでの利用に特化してお得になるカードなため、三越伊勢丹グループでの買物はそれほど多くないという人にはおすすめできません。
年会費は初年度無料、2年目からは2,000円となっています。
国際ブランドはVISAとAmerican Expressのどちらか選択可能です。
さらに上のサービスを得たい人は「エムアイカードプラスゴールド」
エムアイカードには、さらにポイントがお得に獲得できる「エムアイカードプラスゴールド」が存在します。
年会費が10,000円と高額なため、それなりに審査も厳しくなることが予想されます。
しかし、ポイント獲得率は初年度から8%(最大10%)とエムアイカードプラスよりも高くなっています。
ほかにも、スーパーやコンビニなど国内外の加盟店でもたまるエムアイポイントが、一般カードよりも2倍たまるため三越伊勢丹グループ以外でもお得に利用可能です。
またゴールド会員専用クーポンや、一休.com、LUXA RESERVEでゴールド会員特典が利用できるなど充実したサービス内容となっています。
国際ブランドはエムアイカードプラスと同じく、VISAとAmerican Expressのどちらか選択可能です。
まとめ
三越伊勢丹グループでポイントがたまる「エムアイカード」は、三越や伊勢丹のヘビーユーザーなら必ず持っておきたいクレジットカードです。
しかし、他社借入が多く人や他社カードで延滞をしている人は、審査に落ちる可能性が高くなります。
審査に落ちてもどうしてもエムアイカードの再申込みをしたいという場合は、前回なぜ審査に落ちたのか原因をつきとめ、最低半年以上経過してから再申込みをするようにしましょう。
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