アコム、アイフル、プロミスを比較~おすすめはどこ?
3大消費者金融と言われるアコム、アイフル、プロミス。借りるならどこが一番おすすめなのでしょうか。大手消費者金融はどこも同じイメージが強いですが、比較してみると細かな部分に違いがあります。
お金を借りるならできるだけお得に、そして便利に借りたいですよね。借入申し込みした後に後悔しないためにもアコム、アイフル、プロミスを比較してみましょう。
この記事はこんなひとにおすすめ
- アコムとアイフル、プロミスのどこを選んだら良いのか悩んでいる
- 大手消費者金融の特徴を知りたい
- お得な金融業者はどこなのか知りたい
以上の悩みや疑問を抱えている人にとって、解決に直結する記事内容となっています。なお記事を読み終えるまでの時間はおよそ5分から10分です。
- 執筆者の情報
- 名前:梅星 飛雄馬(55歳)
職歴:地域密着の街金を30年経営
目次
アコム・アイフル・プロミスのカードローン比較!
アコム・アイフル・プロミスの3社は、3大消費者金融と言われるだけあって、融資を受ける場合はどこを選んでも同じなのではないか、と考えている人もおられるのではないでしょうか。
消費者金融カードローンとして人気が高いだけでなく、利用者数も他社を圧倒するほどです。
結局どこから借りても同じでは?の結論になってしまいがちですね。
しかしもちろんそんなことはなく、3社はそれぞれ審査基準・金利・サービスなどにおいて、異なった特徴を持った消費者金融です。
3社の違いを知ることで、どこから融資を受けるのが最善かということを正しく把握できるようになりますし、自分の選択に自信を持てるようにもなります。
それぞれの消費者金融を比較する前に、 利用者数や新規申込者数などから人気度を比較してみましょう。
消費者金融 | 貸付残高 | 利用者数 | 成約率 | 新規申込者数 | 備考 |
アコム | 8,141億円 | 152万人 | 44.0% | 4万2,000人 | 2018年12月 |
プロミス | 7,748億円 | 139万人 | 44.4% | 4万6,000人 | 2019年2月 |
アイフル | 4,943億円 | 86万人 | 43.6% | 3万2,000人 | 2019年1月 |
消費者金融カードローンを選ぶ場合は、融資を受けるというのは重大なことなので、3社の特徴をしっかり把握して、自分に最適なところを選ぶようにしましょう。
比較1:貸付金利と最高限度額
お金を借りる際に一番気になるのが金利です。
経済的負担を考えれば金利は高いよりも低い方がもちろんお得です。
アコム・アイフル・プロミスの3社では審査によって金利が決定されますが、3社の金利は以下のようになっています。
消費者金融 | 貸付金利 |
アコム | 年3.0%から18.0% |
プロミス | 年4.5%から17.8% |
アイフル | 年3.0%から18.0% |
それぞれ上限金利と下限金利が定められており、一見するとプロミスの金利は高いなと感じるかもしれません。
年収の3分の一以上は借りられない
しかし、下限金利が適用になるのは各カードローンで借りることができる最高融資限度額を借りたときであり、3社の最高融資限度額は以下のような金額です。
消費者金融 | 融資限度額 |
アコム | 限度額800万円まで |
プロミス | 限度額500万円まで |
アイフル | 限度額800万円まで |
上記の金額を借りた場合に、初めて下限金利が適用されますが、総量規制のことなども考慮に入れると一般的なサラリーマンが借りるには現実的ではありません。
したがって、下限金利のことを考える必要はほとんどないため、上限金利で金利が高いかどうか比較するべきでしょう。
そうすると、最も借入金利の低いのはプロミスということになりますが、その差はわずか年0.2%であり、10万円借りたとしても金額にして年間200円の差です。
金利や最高融資限度額の面では、ほぼ同じと考えても良さそうですね。
比較2:審査の通りやすさ
では、アコム・アイフル・プロミスをいろいろな角度から比較していきましょう。
融資を受ける場合に重要な要素はいろいろと考えられますが、とにもかくにも審査に通過できないことにはどうにもなりません。
審査に通過しやすいところはどこかということを考えていきましょう。
審査の通過しやすさを判断するためには、審査基準を比較することができればいいのですが、残念なことに3社とも審査基準は公開していません。
その代わりに、3社とも決算資料の中で成約率(アコムでは新規貸付率)を公開しています。
成約率(新規貸付率)は、申し込み者に対する審査通過者の割合を表したものなので、成約率が高いほど審査に通過しやすいと考えられるでしょう。
最新のデータを用いて、3社の成約率をまとめたのが以下の表になります。
消費者金融 | 成約率 |
アコム | 44.0% |
アイフル | 43.6% |
プロミス | 44.4% |
いずれの消費者金融でも成約率は44%前後となっており、申し込みを行った人の半分弱が審査に通過しているということになります。
成約率のもっとも高いプロミスともっとも低いアコムを比較しても、0.4%弱程度の差しかないので、審査の通過しやすさにおいて明確な差ができているわけではありません。
しかしそれでも、プロミスの審査通過率がもっとも高いのは事実なので、審査に通過することを最優先に考えるのであれば、3社の中ではプロミスを利用すべきだと言えるでしょう。
比較3:審査時間と融資実行までのスピード
アコム、アイフル、プロミス各社は即日融資に対応していますが、そのことが非常に大きなメリットとなっています。
なぜかと言うと、今まで消費者金融同様に即日融資に対応していた銀行カードローンが、規制強化の影響で2018年1月から即日融資を行えなくなってしまっているからです。
そのため、即日融資が可能なカードローンは、消費者金融の中でもアコム・アイフル・プロミスを含めたごくわずかなところが取り扱っているものだけになっています。
緊急に融資を必要としている人からすると、明日借りられる100万円よりも、今日借りられる10万円のほうがありがたいというケースは多々ありますからね。
では、即日融資が可能な3社の中で、審査時間が短く融資実行までのスピードがもっとも早いのはどこになるのでしょうか。
消費者金融 | 審査時間 | 融資までの時間 |
アコム | 最短30分 | 最短30分 |
アイフル | WEB申込なら最短25分 | WEB申込なら最短25分 |
プロミス | 最短25分 | 最短25分 |
なお審査時間と融資までの時間はネット申し込み、自動契約機から申し込みでも違いは見られません。
審査システムは、コンピューターによる自動スコアリングによって行われるため、コンピューターの高速化によって審査スピードの差に違いが出ないんですね。
なお3社とも、急いで借りたいという場合は申し込み後にオペレーターへ電話することによって、優先的に審査してもらえる体制もしっかり整えられていることから、審査スピードや融資実行までの時間は互角だと考えられます。
比較4:審査回答時間の長さ
借り入れ申し込みはパソコンやスマホ、携帯などから24時間365日いつでも申し込めるとしても、審査回答時間が決まっており、審査回答時間が長ければそれだけ即日融資に対応していると言えるでしょう。
消費者金融 | 審査回答可能時間 |
アコム | 9時から21時 |
アイフル | 9時から21時 |
プロミス | 9時から22時 |
アコム、アイフル、プロミスの金利や審査融資実行までの時間はほぼ互角でしたが、ここに来てようやく各社の特徴が見えてきました。
アコムとアイフルの審査回答時間の締め切りは21時までなのに対し、プロミスの審査回答時間は22時までと1時間締め切り時間が遅くなっています。
仕事の帰りが遅く、借入申込時間が20時を完全に過ぎるという人はプロミスが有利ですね。
比較5:在籍確認の方法・有無
消費者金融の審査において重要とされる過程の1つに、在籍確認があります。
しかし、在籍確認では職場に電話をかけられることになるので、できれば避けてほしいと思っている人が多いのも事実です。
最近では消費者金融の名前を出さずに担当者の個人名で電話をすることによって、消費者金融の在籍確認であることがバレないような配慮をしてくれてはいますが、それでもイヤなものはイヤだと思う人はいるでしょう。
アコム・アイフル・プロミスの3社の中で、在籍確認なしで融資を受けられるようなところがあれば、申し込みの際に人気が集中すると思うのですが実際のところはどうなっているのでしょう。
結論からお伝えしておくと、在籍確認をなしにしてもらえるところはありません。
消費者金融 | 在籍確認 | 書類で代行 |
アコム | 必須 | 審査内容によって可能 |
アイフル | 必須 | 審査内容によって可能 |
プロミス | 必須 | 審査内容によって可能 |
在籍確認は、審査・融資の正当性を担保するために非常に重要なものなので、消費者金融としてもなくすことはできないんですね。
ただし、「電話による在籍確認」をなしにしてもらえるケースは、3社ともあるようです。
電話による在籍確認を行わない場合には、代わりに社員証や保険証・給与明細書といった「申告通りの企業に勤めていることの証明になる書類」、の提出が求められます。
しかし、そういった書類を提出するだけで職場への電話を回避してもらえるのは、非常にありがたいことではないでしょうか。
なお、会社への電話を書類の提出で代替してもらえるかどうかは、審査担当者の判断によります。
属性や信用情報が審査通過ラインギリギリのような人の場合には、会社への電話が避けられない可能性もあることは念頭に置いておいたほうがいいでしょう。
ともかく、在籍確認においては3社とも互角の対応を行ってくれているということが言えそうですね。
比較6:無利息サービス
30日間無利息サービスは、アコム、アイフル、プロミスの各社とも初回利用時に1回限定のサービスとなっています。
無利息キャッシング(無利息ローン)は、たとえ初回のみでも利息を払わないでお金を借りられるため、どこから借りた方がお得なのか考える必要が出てきます。
30日以内に借り入れと完済を何度繰り返しても、利息はかかりません。
サービスに違いがあるの?と思うかもしれませんが、30日の起算日に違いを見ることができます。
消費者金融 | 無利息期間 | 無利息の起算日 |
アコム | 30日間無利息 | 会員になった翌日から |
アイフル | 30日間無利息 | 会員になった翌日から |
プロミス | 30日間無利息 | 初回借入日の翌日から |
アコムとアイフルは会員になったら、自動的に翌日から30日間無利息サービスがスタートするのに対して、プロミスは会員になっても、借り入れしなければ30日間無利息サービスはスタートしません。
無駄なくまるまる30日無利息サービスを受けたいのであれば、プロミスがお得と言えるでしょう。
プロミスであれば、差し当たってお金を借りる予定はないけれども、いざというときのために申し込みだけしておくという使い方ができますね。
比較7:毎月の最低支払金額
アコム、アイフル、プロミスからお金を借りる場合には、金利だけでなく毎月の最低支払い金額についても知っておく必要があるでしょう。
同じ金額を借りても毎月の支払額が少なければ、生活に負担をかけることなく返済を行うことが可能だからです。
なお各社とも大まかな返済期間の目安は借入金額が30万円以下の場合は36回、100万円以下の場合は60回を基準に設定しています。
消費者金融 | 30万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
アコム | 借入残高x4.2%(1万3,000円) | 借入残高x3.0%(1万5,000円) | 借入残高x3.0%(3万円) |
アイフル(約定日制の場合) | 1万1,000円 | 1万3,000円 | 2万6,000円 |
プロミス | 借入残高x3.61%(1万1,000円) | 借入残高x2.53%(1万3,000円) | 借入残高x2.53%(2万6,000円) |
アコムとプロミスは借入残高に対して一定の料率をかけた金額が毎月の返済額です。
計算した結果1,000円未満の端数が出た場合は、切り上げた金額が返済額となります。
毎月の返済額を少しでも抑えたいのであれば、アイフルとプロミスが有利ですね。
ただし毎月の返済額が少ないと、結果的に返済期間が延びて返済回数も増えてしまうことになるため、毎月の返済額が少ないほうがいいとは一概には言い切れません。
毎月の返済金額が変わると、返済期間・返済回数や総返済額がどのように変化するかをしっかりシミュレーションして納得したうえで、返済を行っていくようにしましょう。
比較8:振込キャッシングの締め切り時間を比較してみる
最近の大手消費者金融での借り入れ方法として主流になりつつあるのが、銀行振込キャッシングです。
振込キャッシングは、自分の口座にお金を振り込んでもらうことによって借り入れを行う方法です。
銀行口座に入金された後にキャッシュカードで預金を引き出すために、ATMを操作しているところを知っている人に見られてもキャッシングしているようには見えません。
ただし振込キャッシングを行ってもらえるのは基本的に銀行営業時間内であり、銀行営業日だけでなければ利用できません。
しかし、アコムとプロミスは指定銀行に口座があれば、平日15時以降でも銀行が休みとなる土日でも振込キャッシングが24時間利用できるなどメリットがあります。
各社の振込キャッシングの締め切り時間を見てみましょう。
消費者金融 | 締め切り時間 |
アコム | 24時間土日でも銀行振込可能(※金融機関や申込時間によっては利用できない場合があります。) |
アイフル | 平日14時までに契約手続きが完了していること |
プロミス | 原則24時間最短10秒で振込可能 |
それぞれの特徴がはっきり見えてきたような気がしますね。
基本的に振込キャッシングで即日融資を受けるためには、平日14時までに申し込み手続きが完了していることが必要です。
しかしアコムとプロミスは指定銀行があり、指定銀行によって締め切り時間が延長になります。
カードを発行してのATM借り入れでなく、振込キャッシングを重要視するのであれば、持っている銀行口座によってはアコムかプロミスが有利になると言えるでしょう。
比較9:提携銀行とコンビニATM
実際に利用する場合には、ローンカードを用いてATMで借り入れや、返済を行うケースが多くなると思います。
どこのATMで利用できるかということは、カードローンの利便性に大きく関わってきます。
アコム・アイフル・プロミスがそれぞれどこの銀行ATMやコンビニATMで利用可能かについて、以下に表でまとめてみました。
アコム | プロミス | アイフル | |||
三菱UFJ銀行 | 八十二銀行 | 三井住友銀行 | 八十二銀行 | 三菱UFJ銀行 | |
セブン銀行 | 第三銀行 | 三菱UFJ銀行 | 第三銀行 | セブン銀行 | |
イオン銀行 | 広島銀行 | セブン銀行 | 広島銀行 | イオン銀行 | |
イーネット | 西日本シティ銀行 | イオン銀行 | 西日本シティ銀行 | イーネット | |
ローソン | 福岡銀行 | ゆうちょ銀行 | 福岡銀行 | ローソン | |
ゼロバンク | 親和銀行 | イーネット | 親和銀行 | 西日本シティ銀行 | |
北海道銀行 | 熊本銀行 | ローソン | 熊本銀行 | 福岡銀行 | |
北陸銀行 | クレディセゾン | 横浜銀行 | クレディセゾン | 親和銀行 | |
東京スター銀行 | 東京スター銀行 | 熊本銀行 |
表中で挙げた銀行ATMの中には、返済のみ利用できるようなところもあるので、注意しておきましょう。
また、プロミスとアイフルでは返済のみではありますが、
- 「Famiポート」
という、コンビニに設置されているマルチメディア端末を利用することも可能です。
こうして比較してみると、各社とも提携している銀行が重複しているように思われますが、唯一プロミスだけが、「ゆうちょ銀行」でも利用できるようになっています。
日本全国に非常にたくさん設置されているゆうちょ銀行のATMで利用できるという点で、ATM利用時の利便性においては、プロミスが一歩抜け出す形と言えるのではないでしょうか。
なお、コンビニATMを利用する場合は、3社ともATM利用手数料が必要となります。
コンビニATMに関しては、提携関係において3社とも遜色がないように思われるので、コンビニATMメインで利用する人にとっては3社のどれでも便利に利用できると思いますよ。
比較10:おまとめローン
大手消費者金融3社を比較する上で、 重要なウェイトを占めているのがおまとめローンです。
最近では、お金の借りすぎによって返済できないで困っている利用者を対象に、3社ともリーズナブルな商品提供を行っています。
まずはおまとめローン比較一覧表ご覧ください。
消費者金融 | 契約極度額 | 貸付利率 | 即日融資 |
アコム | 300万円まで | 年7.7%から18.0% | 可能 |
アイフル | 800万円まで | 年3.0%から17.5% | 可能 |
プロミス | 300万円まで | 年6.3%から17.8% | 可能 |
契約極度額が一番多いはアイフルの800万円です。
よって借金を多く抱えている人が、おまとめローンを利用するならアイフルが有利ですね。
しかしながらおまとめローンの契約は、一定以上の返済能力がなければならないため、必ずしもアイフルで800万円までの借金をまとめられるわけではありません。
また消費者金融のおまとめローンは、貸金業法に基づく契約であるため、一部まとめられない借金があることを知っておきましょう。
具体的に言えば、おまとめローンの契約貸付利率よりも低い借金については、原則的にまとめられません。
よっておまとめローンの比較においては、各社とそれほど差がないと考えてよいでしょう。
比較11:グループ会社
大手消費者金融各社は過払い金請求と、貸金業法改正によってかなり経営的に苦しくなり、中には会社倒産に至った金融会社もありました。
お金を借りて、たとえ消費者金融が倒産したとして借金がなくなることはありません。破産管財人が債権を回収してきます。
しかし債権回収会社に売却されると、今まで以上に取り立てが厳しくなることも予想されるわけです。
毎月最低支払金額だけ支払っていた人は、より多くの返済を求められることになるでしょう。
会社倒産にならないためには企業の安定が欠かせません。
確かに系列銀行傘下に入っていれば、資金不足になる心配もありません。 プロミスは SMBC コンシューマーファイナンスとして、SMBCグループです。
では大手消費者金融各社グループ会社について比較してみましょう。
消費者金融 | グループ会社 |
アコム | 三菱UFJフィナンシャル |
アイフル | |
プロミス | SMBCグループ |
以上のように、銀行グループに参加していないのはアイフルだけです。
しかしながらアイフルは独自にグループ企業を形成しており、現在では安定した企業状態にあるため、銀行グループに参加していないデメリットとはなっていません。
営業貸付残高や、会員数から見ても、アコムとプロミスは群を抜いていたとしても、特別アイフルを取っているわけではないことも知っておきましょう。
アコムやアイフル、プロミスはサラ金で危ない?
サラ金からお金を借りると危険とか、やばいとかネット上では言われています。それは昭和時代に現在の金利水準よりも高かった、ことが原因でしょう。
もちろん返せないお客に対しては、違法な取り立てを行っていたのも事実です。
しかし2010年6月に貸金業法が改正されると、貸付金利は利息制限法に基づいた低い金利に設定され、取り立て行為の規制も厳しく定められています。
徹底した法令遵守のもとに営業をしなければ、営業停止処分されることもあり、各社との法律遵守についての意識は比べ物にならないほど高くなっています。
ですから消費者金融から借りたら、お金を搾り取られるイメージはもはやないのです。
サラ金と闇金は別物、武富士全盛期とも違う
サラ金を題材にした、映画やドラマ、漫画などよく読まれているようですね。
面白おかしくするために、過剰な演出を行なっていることは否定できません。
サラ金はヤミ金とは違うのです。
それに武富士の全盛期とも全く時代も違えば、法律の内容も変わっています。
一般の人は、どうしてもメディアから情報を鵜呑みにする傾向にあり、サラ金の実態を知りません。
もしサラ金が違法な存在だとしたら、メガバンクグループが企業傘下にするでしょうか?
そのように考えてみれば、サラ金は庶民金融として、急にお金が必要になった場合に役に立つ存在であると認識しても良いでしょう。
マンガのような怖い取り立てもない
当然ながら漫画のように、怖いお兄さんが取り立てに行ってくることもありません。
既にご説明の通り、取立行為には様々規制がかけられていますので、借主が困惑するような取り立ては禁止されています。
レイクやSMBCモビットはどう?
大手消費者金融の中に、レイクと SMBC モビットも入ります。
その二つの消費者金融は、大手3社に比べて危ないのか、お金を借りては危険な消費者金融なのかと言うと全くそうではありません。
なぜならレイクの運営会社は新生フィナンシャルです。
新生フィナンシャルSBI新生銀行グループ企業です。 つまりレイクは、アコムやプロミスと同じように、銀行系消費者金融と言っても良いのです。
また SMBC モビットも、プロミス( SMBC コンシューマーファイナンス)の連結子会社です。
親会社が銀行であることを考えてみても、安心安全な消費者金融なのです。
消費者金融大手に審査落ちしたら中小消費者金融にチャレンジ
大手消費者金融の審査基準は決して甘くはありません。
信用情報に問題があれば、あっさりと審査に落とされてしまいます。では大手消費者金融の審査に落ちた人はどこから借りれば良いのかと言うと、ズバリ中小消費者金融です。
中小消費者金融は、一部では街金と言われていますが、暴力団などが経営している闇金ではありません。れっきとした正規の貸金業者です。
正規の貸金業者は、大手消費者金融と同じく、厳しい法律を守り、かつ行政監督庁の監査を受けています。
よって中小消費者金融から借りると、法外な高金利を求められるかのような噂はでたらめです。
審査に不安がある場合は中小消費者金融に借入申し込みしてみましょう。
中小消費者金融は、大手消費者金融のようにネームバリューがありません。したがって集客能力がありませんし、資金が潤沢にあるわけでもありません。
だからこそ全国的に有名ではないわけです。
しかし中小消費者金融は、属性が多少悪くても、さらに審査をしながらなるべく貸す方向で診察するのが特徴です。
迂闊に闇金から借りるのではなく、中小消費者金融にチャレンジしてみるのも良い方法です。
アイフルとプロミスを比較して!審査や金利はどうなの?
アイフルとプロミスのどちらを利用したら良いかを判断するためには、それぞれを比較する必要があります。
ここでは、アイフルとプロミスの審査や金利、基本情報に関する情報を9つに分けて比較していきたいと思います。
審査基準を比較!スコアリングするのに変わりはある?
カードローンの審査ではスコアリグンシステムといって申込人の属性や、収入などを数値化してお金を貸すのかどうかを確認しています。
このようにある程度簡便的にしないと金融機関が何万人といる申込人の審査を処理しきれないからです。
アイフルとプロミスも同じであり、審査はスコアリングで行っています。
では、審査基準について、アイフルとプロミスとではどのように違うのかを見ていきましょう。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
年齢の要件 | 満20歳以上 | 18歳以上74歳以下※ |
収入の要件 | 定期的な収入 | 安定した収入 |
勤続年数の要件 | なし | なし |
パート・アルバイト | 申し込み可 | 申し込み可 |
自営業者 | 申し込み可 | 申し込み可 |
学生 | 申し込み可 | 申し込み可 |
他社借入件数 | 2件以内 | 2件以内※ |
ブラック | 不可 | 不可 |
※他社ご利用の方でも審査可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もございます。
※「お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。」
※「高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)、収入が年金のみの方はお申込いただけません。」
こうして比較してみると、アイフルとプロミスにはほとんど違いがないです。
年齢の要件についても、アイフルには年齢の上限がありませんので、幅広く融資できると思ってしまいますが、アイフルでは70歳になると新規の融資は停止するとしていますので、実際には年齢の要件についても同等となります。
金利と限度額を比較!高いのはどっち?
カードローンを選ぶうえで、金利や限度額を重要視する人は多いのではないでしょうか。
では、アイフルとプロミスの金利・限度額がどのようになっているのかを見ていきましょう。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
金利 | 3.0%~18.0% | 4.5%~17.8% |
限度額 | 最高800万円 | 最高500万円 |
金利については後述しますので、ここではあまり触れませんが、アイフルは下限金利、プロミスは上限金利がそれぞれ低いことがわかります。
限度額については、アイフルの方が300万円も多く融資することができ、最高500万円のプロミスはアイフルだけでなく他の大手消費者金融と比べても少ないです。
ただし、アイフルやプロミスは総量規制の対象となりますので、アイフルで800万円を借りるためには年収2,400万円が必要ですし、プロミスで500万円を借りるためには1,500万円が必要になります。
これほど年収がある人は限られていますので、最高限度額に違いがあっても、それほど気にはならないでしょう。
審査の通過率を比較!公表されている何パーセント?
金融機関が公表している審査の通過率(成約率)は、審査が厳しいかどうかの目安とななります。
審査の通過率とは、申込件数に対する成約件数の割合であり、高いほど審査に通過している人が多いということが分かります。
では、アイフルとプロミスそれぞれの審査通過率を見ていきましょう。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
2017年3月期の審査通過率 | 45.3% | 42.9% |
若干ではありますが、アイフルの方が審査通過率が高いですので、プロミスはアイフルよりも審査が厳しいと言うことができます。
しかし、中にはアイフルでは審査落ちし、プロミスの方で審査通過した人もいますので、審査通過率だけで審査の甘い・厳しいを判断することはないようにしましょう。
審査スピードを比較!最短で即日融資は可能?
消費者金融といえば、申し込んでから審査結果が届くまでのスピードや即日融資が特徴です。
ましてや、現在では銀行カードローンで即日融資を受けることはできませんので、その日のうちにお金を借りたい場合は消費者金融に頼ることになります。
また、カードローンはカードがなければ基本的に借りることはできません。
カードがなくても借りられる方法には振込キャッシングがありますが、このサービスを行っているところでなければ利用はできません。
では、アイフルとプロミスの最短審査時間、振込キャッシングの可否、即日融資の可否はどのようになっているのでしょうか。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
最短審査時間 | WEB申込なら最短25分 | 25分 |
振込キャッシング | 可 | 可 |
即日融資 | 可 | 可 |
このように、どちらも最短審査時間は早く、振込キャッシングや即日融資も可能となっています。
従って、こちらに関してはアイフル・プロミスどちらでも不自由なく利用できると言うことができます。
振り込み融資を比較!24時間対応しているのはどっち?
振込で借入する際は、金融機関の振込時間が鍵となります。
そのため、多くの場合は金融機関が営業している平日の9:00~15:00というのが振込融資ができる時間となります。
しかし、中には特定の金融機関への口座であれば、24時間いつでも振込可能としているところもあります。
では、アイフルとプロミスの振込融資は24時間対応しているのでしょうか。
また、対応している場合に、どこの金融機関口座ならすぐに振り込んでくれるのでしょうか。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
振込融資24時間対応 | 予約のみ | 特定の金融機関のみ振込可能 (予約はどこの金融機関でも可能) |
アイフルの振込融資は予約のみ24時間対応であり、金融機関の振込可能時間内に申し込んだ場合はすぐに振り込まれますが、それ以外の時間帯に申し込んだものに関しては翌営業日に振込となります。
一方で、プロミスには「瞬フリ」というサービスがあり、以下の金融機関への振込であれば、最短10秒で振り込まれます。
瞬フリは三井住友銀行やジャパンネット銀行をはじめとした、全国約200の金融機関で利用可能です。
アイフルとプロミスはどちらも振込融資をしてくれるのですが、振込されるまでの時間を考えると、プロミスの方に優位性があります。
受付時間を比較!年中無休で申し込みができる?
日中は仕事が忙しく、お金を借りたくても申し込みができないという人もいます。
そんな中、夜遅い時間でも申し込みを受付してくれることや、休日でも受付してくれれば非常に助かります。
では、アイフルとプロミスそれぞれで受付時間に違いがあるかを見ていきましょう。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
店頭窓口 | 平日10:00~18:00 (土日祝日は休業) | - |
インターネット | 24時間 | 24時間 |
電話 | 9:00~21:00 | 9:00~21:00 |
郵送 | - | 24時間 |
自動契約機 | 8:00~22:00 | 9:00~21:00 ※契約機により営業時間が異なります。 |
インターネットや電話での申込受付時間に違いはありません。
プロミスでは郵送による申し込みも受付けしており、アイフルよりも申込方法が多彩です。
しかし、自動契約機の受付時間はアイフルの方が早くから行っていますので、早い時間帯に申し込みたい場合はアイフルの方が良いと言えます。
無利息サービスを比較!適用されるのはいつから?
消費者金融を利用する大きなメリットに、無利息サービスがあります。
無利息サービスとは、一定の期間中は金利がかからないサービスのことです。
アイフルやプロミスにも無利息サービスはありますので、こちらについても比較していきましょう。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
利用条件 |
|
|
期間 | 30日間 | 30日間 |
開始時期 | 契約日の翌日から | 初回出金日の翌日から |
無利息サービスの期間はどちらも30日ですので、ここに違いはありません。
しかし、利用条件はアイフルの方が条件を満たしやすく、はじめてアイフルを利用する人のほとんどは該当します。
プロミスは無利息サービスを利用するためにメールアドレスの登録なども必要となりますが、開始時期がアイフルとは異なります。
例えば、4月1日に契約し、4月10日に初めて借入した場合、アイフルでは4月2日から無利息サービスが始まっていますので、残りの20日分しか無利息となりません。
一方、プロミスの場合は4月11日から無利息サービスが開始されますので、この日から30日間無利息となります。
借入額が少ない場合はそれほど気になりませんが、ある程度の金額を借りた場合、この10日間の利息が大きな差となります。
即日融資ではなく、緊急時用などのようにすぐに借りない場合は、プロミスの方がお得に利用できます。
自動契約機を比較!営業時間はどっちが長い?
アイフルやプロミスに申し込みや契約をする場合、自動契約機を利用することが多いです。
では、自動契約機の営業時間はどちらが長いのでしょうか。
アイフル | プロミス | |
---|---|---|
自動契約機営業時間 | 8:00~22:00 | 9:00~21:00 ※契約機により営業時間が異なります。 |
営業時間が長いのはアイフルであり、朝8時から営業してくれるのはありがたいです。
営業終了時間はどちらも変わりありませんので、夜に自動契約機を利用する場合はどちらを利用した方が良いというのはありません。
利用できるATMを比較!手数料はどっちが安い?
大手消費者金融ともなると、提携するATMは多いです。
ですが、提携ATMを利用する際はATMの利用手数料が発生する場合もあります。
また、消費者金融によって提携先は違いますし、取引の種類が限定されている場合もあります。
では、アイフルとプロミスで提携ATMの手数料はどっちが安いのか、また、利用できる主な提携ATMや取引の種類にはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
【提携ATMの手数料】
取引金額 | アイフル | プロミス |
---|---|---|
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
【利用可能なATMと取引の種類】
アイフル | プロミス | |||
---|---|---|---|---|
借入 | 返済 | 借入 | 返済 | |
セブン銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ローソン銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
イオン銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
三菱UFJ銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ゆうちょ銀行 | × | × | ○ ※ | ○ ※ |
西日本シティ銀行 | ○ | ○ | ○ | ○ |
親和銀行 | ○ | ○ | ○ | × |
イーネット | ○ | ○ | ○ | ○ |
福岡銀行 | ○ | × | ○ | ○ |
熊本銀行 | ○ | × | ○ | ○ |
ファミリーマート (ファミポート) | × | ○ | × | ○ |
※ゆうちょ銀行ATMの利用にはWeb明細の登録が必要
このように、それぞれが提携しているATMや手数料にそれほど違いがなく、コンビニATMはアイフル・プロミスどちら借入や返済を行うことができます。
しかし、アイフルはゆうちょ銀行と提携していませんので、ゆうちょ銀行のATMからアイフルの借入や返済を行うことができません。
金利が違うと何が違ってくる?
同じ大手消費者金融でも、アイフルとプロミスとでは金利に違いがあります。
多くの人は、より低金利なカードローンを求めているのですが、金利が違うことで何が違ってくるのかを具体的に知っている人は少ないです。
ここでは、金利の違いがどのような違いとなって現れてくるのかを見ていきたいと思います。
金利が1.0%違うと利息は何万円変わる!?
当たり前の話ですが、借入金利は低いほど好ましいです。
例えば、50万円のカードローンを毎月1万円ずつ返済していくと仮定しましょう。
すると支払利息の総額は、18.0%の場合は約43万円、17.0%だと37万円となります。
つまり、金利が1.0%減るだけで、5万円ものお金を節約することができるのです。
もちろん追加の借り入れをしたり、繰上げ返済をしたりすれば数字が変わりますが、カードローンの金利は0.1%でも、低い方が良いということを再認識しておいてください。
借入れ限度額まで借りるのは難しい?
カードローンの金利が〇〇%~××%のような範囲で表示されるのは、申込人の条件や借入金額で金利が異なってくるからです。
一般的に借入金額が大きくなるほど、カードローン金利は低くなります。
つまり下限金利で利用するためには、会社が定める限度額一杯まで申込しなければなりません。
なお、借入れ限度額はアイフルが800万円で、プロミスが500万円となっています。
しかしこれらの金額で審査に通過するには、最低でも1,500万円の収入が必要であり、一般的な人が下限金利で利用するのは極めて難しいといえるでしょう。
したがって、下限金利でアイフルと、プロミスを比較する必要はありません。
金利は上限で比較する?その理由は?
カードローンは借入金額が10万円~30万円程度であれば、上限金利になる可能性が極めて高いです。
この場合ではアイフルが18.0%、プロミスが17.8%となりますので、若干ではありますがプロミスがお得に借りることができるでしょう。
ただし、借入額が50万円以上となったり、申込人の収入や返済状況が良かったりすると、金利に差が出てくる可能性があります。
その場合は必ず両方に仮申込みをして、0.1%でも金利を低い方を選ぶようにしましょう。
毎月の最低返済額はどちらが有利?
毎月の最低返済額は、アイフルが4,000円でプロミスが2,000円となっています。
プロミスの方が良いように見えますが、返済額が少ないということは元金に返済されずにほとんど利息に入金されてしまうということです。
つまり借入れした元金が全然減らない状態であり、いわゆる「ジャンプ」という好ましくない状態になってしまいます。
どちらを利用するにせよ毎月まとまった金額を返済することで、支払利息をぐっと節約することができますので覚えておきましょう。
少しでもいいので、生活に余裕があるときに返済をすることがとても大事です。
アイフルとプロミスでは結局どちらに申込したらいい?
アイフルとプロミスでは、審査の厳しさや金利には大きな違いはありません。
そのため、どちらに申し込んだ方が良いのかということは一概に言うことはできません。
一番大事なのは、それぞれの違いをよく考え、より自分に合っている方に申し込むことです。
もし、それでも迷っているという場合は、これから紹介することも含めて考えてみてください。
その他のサービスや特徴は?
アイフルもプロミスも、取り扱っているのはカードローン商品だけではありません。
例えばアイフルでは、既存の借金を一本化するおまとめローンや、借り換えローンなどの商品が充実していますし、プロミスでは上限金利が16.5%まで下がる目的ローンという商品も取り扱っています。
これらの商品を考慮すると、どちらが有利かというのは単純に比較できませんので詳しい内容を見て、自分が何を目的としてお金を借りるのか考えた上で選択することをおくことをおすすめします。
主婦でも借り入れできる?総量規制って何?
総量規制とは消費者金融からの借り入れを、年収の3分の1までとする規制のことです。
この規制によって収入証明書の提出が義務付けられたため、収入のない専業主婦や学生は借り入れするのが難しくなりました。
アイフルでもプロミスでは申込金額が50万円以下であれば、収入証明の提出を省略することができますが、収入がないのにあるように虚偽の申込みをするのはやめましょう。
もし虚偽の申告がばれると契約が無効になって、一括返済を求められるだけでなく、最悪の場合刑事訴訟まで発展する可能性がありますので気を付けてください。
返済が遅延した!融通が利くのはどっち?
カードローンの返済が遅れたときに融通が利くのは、アイフルかプロミスかといった会社の違いではなく担当者によって異なってくるということです。
数日なら待ってもらえる可能性もありますが、一か月を超えるような遅延であれば容赦なく個人信用情報機関(ブラックリスト)に登録されるでしょう。
いずれにしても、返済が遅れそうになった時点で自分から連絡し、返済可能日を正直に伝えることで担当の印象が良くなることを覚えておきましょう。
カードの券面デザインで決めるのもあり
アイフルとプロミスのどちらを申込するのか迷ったときは、ローンカードのデザインで決めるのも良いでしょう。
飽くまで個人的な意見ですが、アイフルのカードの方が財布から出し入れしても不自然ではないと感じます。
それはデザイン自体もシンプルですし、カードに「ai」と記載されているだけでアイフルと明記されていないからです。
カードのデザインは主観や好みによりますので、自分が良いと思った方を選ぶようにしましょう。
アイフルやプロミスに申込する前に確認したい3つの心得
ここまでアイフルとプロミスの、どちらを選んだらいいのかについて話しました。
しかし、申込する前には、ここから話しする点に注意してください。
銀行系カードローンのメリットとデメリット
アイフルやプロミスに限らず、消費者金融系のカードローンは銀行系カードローンのより金利が高いです。
なぜなら消費者金融系の上限金利は18.0%程度ですが、銀行系の上限金利は10.0~15.0%程度だからです。
消費者金融系のように、即日キャッシングはできないかもしれませんが、時間に余裕のある人は銀行系カードローンも検討してみてはいかがでしょうか。
アコムやSMBCモビットはどう?中堅消費者金融は?
消費者金融を申込する前に、審査に落ちたときのことも考えなければなりません。
アイフルやプロミスの審査に落ちたときは、アコムやSMBCモビットといったほかの大手消費者金融ではなく、セントラルやライフティなどの中堅消費者金融で申込することをおすすめします。
それは、中堅消費者金融は大手と同じ基準で審査をしていれば、大手消費者金融には太刀打ちできないため、審査に融通が利く可能性があるからです。
ただし、審査に落ちた理由が3か月以上の返済遅延であったり、自己破産や任意整理などの債務整理であったりする場合は中堅消費者金融でも審査にとおりませんので注意しましょう。
追加融資を受けていたらいつまでたっても完済できない
消費者金融のキャッシングを利用する上で最も重要なのは、金利でも無利息サービスでもありません。
最も大事なことは返済計画をしっかり立てるということです。
カードローンは返済した分だけ追加で融資を受けることができますので、計画的に返済しないといつまでたっても完済できません。
また100万円の借り入れに対して、100万円以上の利息を支払っていたということも良くある話です。
キャッシングはいざというときに頼れる便利なものですが、使いすぎずにしっかりと返済計画を立てましょう。
アコムとアイフルのおまとめローンを比較してみよう
アコムもアイフルも、おまとめローンを利用できます。
おまとめローンとは複数の金融機関から借り入れがある人が、借金を一本化することで返済の負担を軽減するものです。
両社のおまとめローンには大きな違いがありますので、詳しく見ていきましょう。
商品名 | 金利 | 限度額 | おまとめ可能な借り入れ |
---|---|---|---|
アイフルおまとめMAX | 3.0%~17.5% | 800万円 | 貸金業者からの借り入れ 銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング利用分、ショッピング利用分 |
アコム貸金業法に基づく借り換え専用ローン | 7.7%~18.0% | 300万円 | 貸金業者からの借り入れのみ |
アイフルとアコムのおまとめローンの金利は、アイフルのほうが下限金利も上限金利も低くなっています。
また、限度額も高くなっているため、高額のおまとめにも対応しています。
そのほかに大きな違いは、おまとめできるものの違いです。
アイフルのおまとめローンは、消費者金融や信販会社などの貸金業者からの借り入れ以外にも、銀行カードローンやクレジットカードのキャッシング、ショッピング利用などすべておまとめが可能です。
しかし、アコムのおまとめローンは、消費者金融などの貸金業者からの借り入れしかおまとめできません。
金利や限度額、またおまとめできる借り入れの種類などを比較しても、アイフルのおまとめローンのほうが借金の一本化に向いているといえるでしょう。
アコム、アイフルの審査比較
アコムもアイフルも同じ消費者金融ですので、基本的には審査内容に大差はありません。
一般的な審査と同じような箇所(年収や属性、他社借り入れ状況など)を審査されるのですが、どちらが審査は通りやすい、などはあるのでしょうか。
また、気になる在籍確認が融通きく金融会社はどちらなのか、見ていきましょう。
審査通過率から確認
アコムとアイフルは、審査基準は公表していないものの、審査通過率は公表しています。
審査通過率とは、申し込み者全体に占める審査通過者の割合です。
そこで、両社の直近の通過率を見ていきましょう。
- アコム審査通過率….47.3%(2017年10月~2018年2月までの平均値)
- アイフル審査通過率…47.4%(2017年4月~2018年3月までの平均値)
差はわずかに0.1%ですので、ほとんど変わりがないともいえます。
そこで、申し込み件数を確認してみましょう。
- アコム申し込み件数…40.824件(2017年8月)
- アイフル申し込み件数…35,023件(2017年8月)
新規で申し込む人が多いのは、アコムになっています。
分母が5,000近く変わっているのに対し、審査通過率は同じですので、確率としてはアイフルのほうが若干審査に通りやすいとも考えられます。
審査の流れはどうなっているのか
申し込みから融資までの流れも重要なポイントです。
キャッシングに申し込みする人は、余り時間をかけたくない人もいるでしょうから、少しでも手間が少なく融資スピードが早いほうに申し込みをしたいものです。
それでは、アコムとアイフルの審査の流れを確認してみましょう。
【アコム審査の流れ】
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※カード郵送が困るという場合には、自動契約機からの契約でも可能
【アイフル審査の流れ】
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※カード郵送が困るという場合には、自動契約機からの契約でも可能
アイフルの場合は申し込み後電話をすれば、優先的に審査を早めてくれるサービスがありますので、急ぎの人は利用すると便利です。
アコムは、本人確認書類などをアプリなどからでもアップロードできるので、わざわざFAXなどをする手間がありません。
在籍確認で融通がきくのはどっち?
結論から先にお伝えしておくと、アコムとアイフルは必ず在籍確認は行います。
在籍確認がとれてから融資が実行されるため、休日に申し込みを行った場合は、誰も会社にいないところもあり、電話での確認がとれずに翌営業日の融資になってしまいます。
急ぎの場合には、会社に誰かがいる日に申し込みを行うといいでしょう。
アコムもアイフルも在籍確認のときには、社名を名乗ることはありません。
また、在籍確認であることを悟られないように、最大限配慮してくれます。
ただし、いくら個人名であったとしても、在籍確認をされることがどうしても難しいという人もいるでしょう。
事前に在籍確認が難しい旨を相談すれば、アコムもアイフルも相談には応じてくれますが、特に柔軟性があるのはアイフルになります。
アイフルは相談によっては在籍確認を、給与明細などの書類で行ってくれることもあります。
派遣社員なので在籍確認できない可能性があるなど、どうしても難しい事情があれば、アイフルから代替案を出してくれることもあります。
在籍確認に不安な要素がある人にとっては、ありがたいサービスでしょう。
アコム、アイフルの金利
金利負担はどちらを選ぶのかで、大きなポイントとなる箇所です。
アコム、アイフルの数ある商品の中でも一番金利が低いのは、アイフルのファーストプレミアムカードローンの3.0%~9.5%となっています。
しかし、申し込みできる条件は安定した収入のほか、満23~59歳の人で一定の年収があり、初めて利用する場合に限定されています。
金利の低さから、審査も通常のキャッシングより厳しくなっています。
そのため、ファーストプレミアムカードローンの次に金利が低い、カードローンを選ぶ人が多くなっています。
金利は3.0%~18.0%と幅がありますが、利用金額に応じて金利が変動しますので注意をしてください。
【アコム金利】
利用限度額 | 金 利 |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
【アイフル金利】
利用限度額 | 金 利 |
---|---|
1万円~50万円 | 18.0% |
100万円~300万円 | 15.0% |
300万円~ | 12.0%~3.0% |
金利はアコムのほうが細かく分かれていますが、下限金利よりも上限金利で計算しておきましょう。
上限金利で考えると、アコムとアイフルはあまり大差なくなります。
カードローンとはいっても、銀行カードローンとは異なり総量規制の対象のため、いくら上限貸付けが800万円だとしても、確実に800万円の融資を受けられるわけではありません。
また、初めて利用する場合は高めの金利設定になる可能性が高いため、上記の金利設定は参考程度にしておきましょう。
金利の下がり幅の比較
アコムでもアイフルでも、利用限度額100万円と300万円で、適用金利帯が変わっています。
100万円未満から100万円以上に切り替わる場合、アコムでは7.7%~18.0%→7.7%~15.0%、アイフルでは18.0%→15.0%へと変わります。
適用金利に幅があることを考えると、アコムのほうが金利が低くなる可能性があるように見えます。
ただ、適用金利が切り替わるギリギリの金額での借り入れの場合は、上限金利が適用される可能性が高いので、アコムでアイフルでも金利15.0%での借り入れになると思っておくといいでしょう。
300万円の借り入れだと、アコムでは7.7%~15.0%→4.7%~7.7%、アイフルでは15.0%→12.0%~3.0%となります。
適用金利の幅の狭さを考えると、アコムのほうがお得に借りられる可能性が高そうですね。
自分が借り入れる金額によって、どちらを利用するかを決めるのもいいでしょう。
無利息サービスでの違い
大手消費者金融では新規の申し込みに限り、無利息サービスを行っています。
アコムとアイフルも、無利息サービスを行っていますが、同じ無利息サービスであっても詳細が異なります。
どちらを選ぶのか場合によっては、少し損をしてしまう可能性も出てきますので、事前にしっかりとサービス内容を把握しておきましょう。
【アコム無利息サービス】
- 初めての申し込み者限定
- 起算日は契約日の翌日から(期間は30日間)
【アイフル無利息サービス】
- 初めての申し込み者限定
- 無担保キャッシングローンを利用した人のみ(事業サポートプラン、借り換え乗り換えMAXは対象外)
- 起算日は契約日の翌日から(期間は30日間)
無利息サービスを利用するには、初めての利用に限るなどの条件が発生します。
また起算日はアコムやアイフルと契約した翌日からで、無利息期間はどちらも30日間となっています。
借り入れを初めて行った日からではありませんので、注意しておきましょう。
サービスをフル活用するのであれば、契約日から借り入れを行ったほうが無難となります。
アコム、アイフルの返済金額はいくらなのか
金利についてはよほど金利計算に慣れている人ではない限り、「金利〇%です」といわれてもあまりピンときません。
金利と同じく重要なのは、毎月いくらの返済になるのかという点です。
借りた金額が少なければ、その分返済金額も少なくなるように設定されていますが、金利が同じカードローンで借り入れを行った場合は、アコムもアイフルも返済金額は同じなのか、詳細を見ていきましょう。
返済金額のシミュレーション
実際にどのぐらいの返済金額になるのか、アコムとアイフルそれぞれでシミュレーションをしてみました。
金利18.0%で借り入れ金額10万円、返済回数は借り入れ金額での最大支払回数に設定したと仮定して、アコムとアイフルの返済金額を確認してみましょう。
アコム…月の返済金額3,000円(最高51回払いにした場合)
アイフル…月の返済金額4,000円(最高32回払いにした場合)
月の金額で見ると、アコムのほうが1,000円低くなっています。
そこで次に返済総額を見てみましょう。
- アコム…150,105円
- アイフル…126,194円
その差額23,911円となっています。
同じ金利で同じ金額を借りたにも関わらず、返済総額に大きな差が生じることがお分かりいただけると思います。
金利だけではなく、毎月の返済金額にも気を付けるといいでしょう。
両社の返済方式方法は異なっている
アコムの返済方法は定率リボルビング方式で、アイフルの返済方法は残高スライド元利定額リボルビング方式を採用しています。
ふたつの違いですが、定率方式は借り入れ残高がどんなに減ったとしても、最少返済額を払っていくことになります。
追加で借り入れをするまで、返済額は変わりません。
そして、残高スライド元利定額は、借り入れ残高が減ってくれば、返済金額が変わっていく仕組みになっています。
返済方式が異なっているため返済回数も異なり、結果的にいつまでも同じ金額を払い続けることで、支払期間が長くなってしまうアコムのほうが、返済総額は大きくなってしまうということになります。
ただし、その分返済金額は低く設定されていますので余裕がある月に多く返済するなど、自分自身で返済回数を調整していくようにしましょう。
ローンカードのデザインを比較
アコムもアイフルも、ATMで借り入れ・返済を行う場合はローンカードを利用することになります。
周囲に内緒で借り入れを行いたいと考えている場合は、ローンカードのデザインも気になるところでしょう。
アコムのローンカードは、以前は真っ青な券面にACというロゴがデザインされたものでしたが、現在では黒を基調としたスタイリッシュな券面にデザインが変更されています。
どちらのデザインでも、一目見ただけでは消費者金融のローンカードとは分からないと思いますが、新デザインのほうがよりバレにくいと言えるでしょう。
アイフルのローンカードは、真っ白な券面の上部に黒のラインが入ったデザインとなっており、こちらもパッと見では消費者金融のローンカードとは分からないでしょう。
周囲を気にせずに利用しやすいのは、メリットの1つだと考えられます。
レディースローンのカードのデザイン
アコムでもアイフルでも、女性向けのサービスとして、電話をかけた際に必ず女性のオペレーターが対応してくれる、レディースローンを取り扱っています。
アコムのレディースローンは、オペレーターが女性であることを除いて、基本的な商品詳細は通常のカードローンと変わりなく、ローンカードのデザインについても同様です。
一方のアイフルでは、女性専用のフリーダイヤルを設けると同時に、「SuLaLi」というサービス名で女性専用のカードローンも取り扱っています。
SuLaLiのローンカードのデザインは、セレクトショップのショップカードのような洗練されたデザインになっており、消費者金融のローンカードだとはまずバレないでしょう。
SuLaLiで借り入れられる金額は10万円が限度となっていますが、生活費の足しにする程度であれば十分な金額です。
周囲にバレないことを最優先に考えたい女性のかたは、アイフルのSuLaLiを利用してみるのも1つの手ですよ。
アコムのメリットとデメリット
ではここで、アコムとアイフルそれぞれのメリットやデメリットについて、考えていきましょう。
アコムのメリットとして考えられるのは、三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下企業なので、安心して利用しやすいということでしょう。
消費者金融に対してネガティブな印象を持っている人も未だに多いですが、メガバンクのグループ企業であるアコムに関しては、そういったマイナスイメージもあまりないはずです。
また、アコムは消費者金融の中で唯一、ACマスターカードというクレジットカードを取り扱っています。
カードローン以外にも、お金のやりくりを楽にしてくれる商品があるのは、アコムのメリットの1つですね。
一方デメリットとしては、金利の高さが挙げられるでしょう。
消費者金融で借り入れを行う際に避けては通れない問題点の1つですが、金利の高さは返済負担にダイレクトに響いてくる要素だけに、デメリットと言わざるを得ません。
また、アコムは消費者金融であり、総量規制の範囲内で融資を行わなければならないので、申し込み者自身の年収によって融資を受けられる金額に上限が設けられてしまうのも、デメリットと考えられます。
これらはアコム特有のデメリットと言うよりは、消費者金融を利用する場合のデメリットですが、借り入れを行う際には注意しておきたいですね。
アイフルのメリットとデメリット
続いてはアイフルですが、アイフルのメリットはWEB完結で申し込みを行うことで、カードレスで利用できるということが挙げられるでしょう。
先ほど、ローンカードは消費者金融のものであるとバレにくいようなデザインになっているということをお伝えしましたが、そもそもカードレスで利用していれば、ローンカードからバレてしまう心配はありません。
周囲に内緒で借り入れを行いたい人にとっては、より使いやすいと言えるでしょう。
WEB完結申し込みを行えば自宅への郵送物なしというのも、家族と同居しているような人にはメリットです。
デメリットとしては、アコムと同じような内容が挙げられますが、それ以外にはアコムとは異なり銀行グループの傘下企業ではないことが、気になる人もいるかもしれません。
アコムやアイフルは大手消費者金融なので、万に一つもつぶれるようなことはないでしょう。
しかし、その万が一が起きてしまった場合、銀行グループの傘下企業であるアコムのほうが保証等はしっかりしていると思うのであれば、アイフルよりもアコムを選ぶべきかもしれませんね。
アコムやアイフル以外におすすめの消費者金融は?
ここまで、アコムとアイフルを中心に説明を行ってきていますが、知名度が高くおすすめできる消費者金融は、他にもまだあります。
特にプロミス・SMBCモビット・レイクは、いずれも銀行グループに属している消費者金融なので、信頼度に関しても申し分ありません(銀行傘下というわけではありません)。
プロミス・SMBCモビットはSMBCグループに属しており、レイクはSBI新生銀行系列のグループに属しています。
SMBCモビットには無利息期間サービスはありませんが、職場への電話連絡なしで融資を受けられる「WEB完結申込」があります。
消費者金融から職場に電話をかけられたくないと思っている人にとっては、非常に助かる申し込み方法です。
こういった消費者金融の中から、借り入れ先を検討してみてもいいですね。
中小消費者金融もある
上述したのは、いずれも全国展開している大手消費者金融ばかりですが、消費者金融の中には全国展開を行っていない中小消費者金融もたくさんあります。
あまりにも数が多いので、ここでは具体的な業者名を挙げることはしませんが、中小消費者金融は大手消費者金融よりも柔軟な審査を行ってくれることが多いです。
そのため、アコムやアイフルといったところでは融資を受けられなかった人でも、中小消費者金融であれば融資を受けられる可能性は十分あります。
大手消費者金融の知名度や利便性は確かに魅力的ではありますが、審査に通過できることを重視するのであれば、中小の消費者金融に目を向けてみるのも、1つの選択肢でしょう。
まとめ:総合的におすすめなのはどこ?
今まで比較してきた各項目では、総合的にプロミスがおすすめです。
しかし、何を重要視するのかによって選ぶことが大切です。
アイフルはサービス面について負けていることがあっても、アコムやプロミスよりも審査に通りやすい、いわゆる独自審査の評価が口コミや評判では高いです。
カードローンは審査に通らなければ借りられません。
いくらサービス面で充実していても、審査に落ちてしまったらどうにもならないのが現実です。
カードを発行するにしてもアイフルは配達時間を選べるサービスが充実しており、最近ではセブン銀行と提携することによってスマホキャッシングが可能になっています。(※「配達時間えらべーる」は2019年1月20日をもってサービスを終了しました。)
お金を借りる上で重要視する点をピックアップし、直接アコム、アイフル、プロミス各社に電話しオペレーターに質問してみましょう。
そして自分にとってお気に入りの1枚を決めることが最も重要なことですね。
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