消費者金融がサラ金ビルに集まるのはなぜ?
みなさんは「サラ金ビル」って聞いたことがありますか? サラ金ビルとは、消費者金融が栄華を極めた頃、新宿などの駅前や商店街・繁華街の雑居ビルに、複数の消費者金融が入居していた建物のことを言います。 低迷する景気と高いテナン・・・
1956年生まれ(現在60歳)であるものの、本人は精神年齢が20代と若いつもりでも体力的にはさすがに衰えを感じざるを得ないお年頃です。
現役で某超有名大学に入学、地元では神童と言われるほど頭脳明晰でありながら、出世欲には興味を示すことはなく、学生時代はサークル活動である経済研究会に所属。結婚後地元を離れ、妻の故郷にて貸金業を始めました。
最盛期には営業貸付残高は25億円。利息収入は年間15億円を超えます。
しかし同業他社の行き過ぎた過剰貸付や、取り立て行為が問題視され、2010年に貸金業法及び出資法が改正されると過払い金請求の波に飲み込まれる結果となりました。
総額25億円以上の過払い金を返還し、金銭的財産を全て失いました。
学生の時から「いかに効率よくお金を儲けるか」について「光クラブ事件」の徹底的な検証を行い、同じ轍を踏まないように出資法や利息制限法についての抜け穴がないかの研究に没頭するあまり、常に単位不足に悩まされることになります。
将来官庁に勤めることや大企業に就職することには執着心がなく、「愛があればお金はいらない」などという戯れ言は通用しないとばかりに、「いくら愛があっても、お金がなければ生きていくことができないではないか」と変人扱いされることも多々ありました。
親には泣かれる結果になったのは当然です。株のカラ売りで得た利益を元手に、貸付対象者を学生や、団地妻を中心し、チラシを郵便入れに入れるなど3万円から10万円程度を貸付し、会員数は1,000人を超えました。
当時の出資法では上限金利が年109.5%であったため、5万円の貸付でも利息が月に4,500円得ることが可能です。
在学中に3,000万円の利益を上げることに成功しました。当時の3,000万円は現在の価値にしておよそ6,000万円から7,000万円相当だと思います。
貸金業に携わった筆者は、「人間とは欲深いものだ」を肌身に感じるとともに、「人の誠意とは結果でしか証明できない」ことを確証します。人間不信に陥ります。
それほど積極的な宣伝活動をしていないにもかかわらず、お金を貸して欲しい資金需要者は増える一方であり、何か不自然さを感じたのも確かにあったものです。
それ以来必ず「どうして、どこから、弊社を知ったのか」を聞くようになりましたが、驚くべきことに、答えは一様に「〇〇さんからの紹介で」となることが多かったですね、
どうやら資金需要者には隠れたネットワークが存在していることがわかりました。
開業当初から県単位に貸金業協会が存在し、信用情報機関として全情連に加盟しています。
資金需要者に対して今のような審査を行いながら貸付業務をしていましたが、事情によっては債務整理や自己破産をした人をターゲットにすることも少なくありません。
もうどこからも借りることができない金融事故を起こした人に対して融資したのは、 他でもなく他社借入ができないからです。
借入先が弊社だけであれば、返済することは容易なことで、逆にお金を貸すことで感謝されることさえ多々あったのです。
将来を約束に誠意を示す人は信用できません。
どうしてもお金が必要だ、10万円貸して欲しい。給料が入ったら全額返すから、とこちらが何も言わないのに、資金需要者からペラペラ喋ってくるような人にはお金は貸さない方が良いです。
誠意は結果でしか証明できないのです。嘘を隠すために自らいかにも正直者であるかのように装うのは怪しいと思わざるを得ません。
お金は太った人には貸してはいけません。太った豚よりも痩せた犬にお金を貸しましょう。それはなぜか?
太っている人は自分に甘いのです。自分に甘いがゆえに体をコントロールすることができないのです。自分に甘い人はお金に対してもコントロールする能力がありません。
当然ながら長年付き合っている間に糖尿病など、生活習慣病にかかることも太った人には多いです。
貸金業法が改正される前はそれほど督促時間に縛られることはなく、近所に「いつなら帰ってくるのか」と聞き込みすることもそれほど問題にはならなかった時代です。
もちろん親元へ「なんとか返してくれないか」と頼み込むこともしばしばありました。
なかなか連絡が取れないときは5時頃から自宅で待機することも、夜帰ってこない時は0時を回ることも珍しいことではありません。
しかし貸金業法が改正になってからはそれまでやっていたような取り立て行為はすべて違反行為ですね。
インターネットやスマホから、または無人契約機から簡単に申し込みができるようになった現代では通用しないことですが、消費者金融業者は何も大手ばかりではありません。
中小の消費者金融業者もれっきとした貸金業者です。
対面公式で契約を行っているため人を見る目は確かで、筆者もそうだったように、金融事故を起こしたからといってお金を借りることができないという噂は当てはまりません。
もしどこから借りることができないときは、中小の消費者金融業者や街金業者を訪ねてみましょう。
その際注意したいのは審査担当者が質問する前にペラペラ喋らないことです。またいつになったら返済します、のような将来の約束をしてはいけません。
聞かれたことに対して誠実に正直に答えましょう。そうすれば金融事故を起こしていたとしても借り入れすることが可能です。
貸金業業界は人生の縮図であると思います。お金に関する悩みや、相談を持ちかけてくる人には身勝手な人が少なくありません。
自分の身勝手さゆえに生活費がないことを棚に上げて、嘘をついてくる人が多いですね。
貸金業を営んだ経験によって人が何を考えているのか、自分をよく見せるために何をどのようにごまかすのかわかったような気がします。お金は人間の強欲さが出る最たるものです。
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