フリーターやアルバイトでもおまとめローンで借金の一本化はできる?

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執筆者の情報
名前:馬沢結愛(30歳)
職歴:平成18年4月より信用金庫勤務

フリーターでも借りることができる

フリーターでも借りることができる

 

安定継続した収入があることが申込条件となっているおまとめローンはフリーターでも借りることができます。

そもそもフリーターには確かな定義はなく、一般的には34歳以下の若者がパートやアルバイトなどのいわゆる非正規雇用で収入を得ている、または無職ではあるがパートやアルバイトを希望する人のことをフリーターといいます。

おまとめローンはパート・アルバイトの収入がある場合には申し込むことができますので、結果的にフリーターであってもおまとめローンを借りられるということです。

申込み時点でパートやアルバイト収入がなければならない

フリーターがおまとめローンを申し込みする際に注意しなければならないことは、申し込みをする時点でパートやアルバイトによる収入がなければ申し込みすることができないということです。

銀行や消費者金融などには勤務体形態としてフリーターという概念はなく、あくまでも申込み時点でどのような勤務形態で収入を得ているのかというのを求められます。

従って、いくらフリーターであっても無職の場合には申し込みすることができず、新たなパートやアルバイトで収入を得てからでなければおまとめローンを借りることができません。

勤続年数で審査に不利になる

勤続年数で審査に不利になる

フリーターは属にフリーアルバイターと呼ばれており、基本的には1ヶ所の勤務先で長期間勤務するというわけではなく、短期間で勤務先が変わっていきます。

この場合、おまとめローンの審査で重要となる勤続年数で審査に不利となる可能性があります。

審査をする側からすると勤続年数が短いということは、いつかその勤務先を辞めてしまうのではと考えてしまい、長期間の返済が必要となる貸付は難しいと判断してしまいます。

勤続年数は少なくとも1年以上であることが望ましいとされていますので、勤めてから1年未満である場合にはおまとめローンの審査は難しいと考えておくことが無難です。

年収の判断が難しい

申し込みの際に記入する年収は通常は申し込みをした年の前年に得た収入の総額を記入、または勤務して1年未満の場合には直近の月収を基準とした見做し年収を記入します。

フリーターの場合には勤続年数が1年以上の場合には前年の年収を記入すればいいのですが、数か月などの短期間で勤務先が変わっている場合には見做し年収を記入することになります。

おまとめローンの審査ではこの年収も重要な要素となり、すでに借り入れしているカードローンを申し込みしたときよりも年収が少なくなっている場合には特に審査は厳しくなってしまいます。

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審査のポイント

審査のポイント

これまでにも少し触れてきましたが、フリーターがおまとめローンの審査に通るためには「年収」「勤続年数」が重要となります。

申込条件の安定継続した収入があることを証明するためにはどうしても1年以上同じ勤務先で収入を得ているということを見せなければなりません。

そうすることで安定継続した収入があることを証明し、審査に通りやすくなります。

他にも、すでに借り入れしているローンの返済がきちんとできているかということも重要となります。

信用を示すにあたって1番重要といっていいものが返済の実績です。

パートやアルバイトはどうしても審査においては不利な状況となりますので、返済実績の良し悪しが審査の結果を左右します。

ですので、返済はきちんとすることはもちろん、少額の借入で完済できるものは完済してしまうということが大事になります。

また、クレジットカードのリボ払いや携帯端末代金の分割などの支払いについてもきちんとしていることが審査に通りやすくなる要因となります。

借り入れできるおまとめローンの紹介

フリーターが借りることができる消費者金融のおまとめローンを紹介していきます。

消費者金融アイフルプロミス
商品名かりかえMAXおまとめMAXおまとめローン
最高融資額800万円800万円300万円
金 利12.0%~17.5%12.0%~15.0%6.3%~17.8%
返済期間最長10年最長10年最長10年

アイフルのおまとめローンは、アイフルを初めて利用する人は「かりかえMAX」を、すでに利用しているまたは過去に利用したことがある人は「おまとめMAX」となり、適用される金利に違いがあります。

申し込み方法は各社違う

おまとめローンの申し込み方法は各社で違いがあり、アイフルではインターネットや電話で申し込みをし、契約は郵送や店頭へ行って契約をします。

プロミスではインターネットでの申し込みはできませんので、自動契約機へ行って申し込みや契約をします。

それぞれで申し込みできる方法とできない方法とがありますので、先に申し込み方法を確認してから申し込むようにしましょう。

銀行のカードローンも借りられる

おまとめローンではありませんが、銀行のカードローンをおまとめローンとして借りることもできます。

銀行は審査が厳しいイメージもありますが、パートやアルバイトであっても借りることができますので、フリーターであっても借りられる可能性はあります。

では、フリーターでも借りられる銀行のカードローンを紹介していきます。

銀行名三菱UFJ銀行みずほ銀行イオン銀行
商品名バンクイックみずほ銀行カードローンイオン銀行カードローン
最高融資額500万円800万円800万円
金 利年1.8%~14.6%年2.0%〜14.0%※3.8%~13.8%

一見すると銀行のカードローンは低金利で借りることができると思うかもしれませんが、各銀行の最低金利で借りることはまずできません。

フリーターであれば審査に通ったとしても最高金利でしか借りられないということも多くありますので、場合によっては消費者金融のおまとめローンよりも高い金利で借りることになりますので注意が必要です。

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申し込みに必要なのは3種類

申し込みに必要なのは3種類

おまとめローンを申し込みするために必要となる書類は「本人確認書類」「収入証明書類」「借入金の残高などがわかる書類」の3つの書類が必要となります。

本人確認書類とは、運転免許証やパスポート、健康保険証などの書類であり、収入証明書類とは源泉徴収票や給与明細書(直近1ヵ月~2ヵ月)、役所で取得できる所得証明書などの書類です。

借入金の残高などがわかる書類とは、カードローンであればATMを利用した際に発行される「利用明細書」やインターネットで確認することができる借入残高が表示されているページを印刷したものなどです。

基本的にはこれら3つの書類がなければおまとめローンを申し込むことができませんので、申し込みをする際にはあらかじめ準備が必要です。

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アルバイト収入でも借り換えできる

アルバイトやパートでの就業体形で生活を送っているという人は多くいますが、このような人でも銀行や消費者金融ではカードローンを借りることができます。

しかし、一般的に正社員よりは収入が少ないアルバイトなどの収入では生活に困ってカードローンを借りるということも多いです。

ですが、少ない収入の中で生活と返済をしていくというのは簡単ではなく、返済をするためにさらに借入をしてしまうことによって借入総額を増やしていくということも珍しくありません。

また、何とか収入の範囲内で生活と返済を賄っているにしても常にぎりぎりであるという場合には少しでも金利や毎月の返済額を減らして楽に返済していきたいと思っているはずです。

このような場合に利用することでメリットがあるのが借り換えローンですが、このローンはアルバイトによる収入しかないという人でも借りることができます。

ですので、借り換えによって金利や毎月の返済額を減らしながら返済していることが可能となります。

最大で借入できる目安は年収の1/3

アルバイト収入の人に限らず、個人が借入をする場合の最大借入額は「年収の1/3」が目安となります。

この目安は貸金業法で定められている総量規制の規制上限でありますので、貸金業法が適用される消費者金融などの貸金業者からの借入は法律によってこの上限以上は基本的に借りることができません。

貸金業法が適用されない銀行からの借入であっても目安は年収の1/3で変わらず、これは銀行では法的な規制はありませんが「自主規制」によってそれぞれの銀行で規制しているからです。

銀行にもよりますが、個人に対する貸付を総量規制に準じた形で規制しているところもありますので、法的に規制がない銀行でも年収の1/3というのが目安となります。

ただし、この目安というのはあくまでも最大で借りることができる上限ですので、人によっては上限よりも少ない金額までしか借りることができませんので、誰でも必ず上限いっぱいまで借りられるということではありません。

また、銀行によっては総量規制よりも厳しい規制をしているところもありますので、借りられる金額はさらに少なくなります。

借入総額が少額であるケースが多い

先ほどお話ししましたように、個人が借入することができる金額は「年収の1/3」というようにその人の年収によって規制がかかっています。

アルバイト収入であれば規制の基となる収入が少ないですので、どうしても借入金の総額は少なくなります。

例えばアルバイトによって月に8万円の収入がある場合、年収にすると96万円となります。

年収96万円の1/3は32万円ですので、このような収入である場合には借入総額で32万円までが上限となります。

ですが、カードローン契約の多くは10万円単位の利用限度額で契約することになりますので、規制の上限が32万円であれば最大で契約することができる利用限度額は30万円となります。

従って、カードローンであれば消費者金融1社から30万円借りると限度額となりますし、消費者金融3社から10万円ずつ借りたとしても限度額となります。

アルバイト収入では信用が低い

カードローンや借り換えローンというのは基本的に安定した収入があると申し込みすることはできます。

しかし、申し込みをすることができるというだけで、その後の審査に通らなければ借りることはできません。

この審査においてはさまざまな情報から信用状態を調査しますが、その中の勤務形態も重要な審査項目となります。

公務員や会社員というような安定した勤務形態の人であれば信用は高くなりますが、アルバイトやパートの人は公務員や会社員よりも仕事を辞める人が多く、安定した収入という面で信用は低くなってしまいます。

ですので、年収の1/3が上限となっていてもその上限いっぱいまで貸すということはあまりなく、一般的には10万円や20万円というような金額しか借りることはできません。

借り換えローンは返済実績が重要

借り換えローンの場合には借入総額は変わることはありませんので、審査において特に重視するのは「返済実績」です。

返済実績とはこれまで返済をしてきた履歴のことであり、これがきちんとしていれば信用は高くなり審査は有利になります。

逆に度々延滞などをしているという場合には信用は低くなりますので審査は不利となります。

信用のためということではありませんが、返済はきちんとしておくというのが重要となります。

消費者金融のおまとめローン

ここから実際にアルバイトに人でも申し込むことができる借り換えローンについて紹介していきます。

まず紹介をするのは一部の消費者金融で提供しているおまとめローンです。

おまとめローンは既に知っているという人も多いかとは思いますが総量規制の「例外」にあたるローンでありますので年収の1/3を超える場合でであっても借りることができます。

ですので、総量規制が定められる前から借りていて規制の上限を超えているという場合でも借りることができますし、規制の上限ぎりぎりである場合にも借りることができます。

おまとめローンは「利用者に一方的に有利となる借入」に該当するように、とにかくメリットの多いローンです。

ですので、おまとめローンを借りることによって有利に返済をしていくことが可能で、借り換えしない場合よりも早く完済することもできます。

おまとめローン一覧

実際に消費者金融において提供されているおまとめローンを紹介していきます。

消費者金融名融資額金利返済期間
アイフル1万円~500万円
  • かりかえMAX
    12.0%~17.5%
  • おまとめMAX
    12.0%~15.0%
最長10年
プロミス300万円まで6.3%~17.8%最長10年
ライフティ300万円まで8.0%~18.0%最長10年
フクホー5万円~200万円7.3%~20.0%最長10年
アロー200万円まで15.00%~19.94%最長15年

 銀行のカードローンやフリーローン

銀行が提供しているローンには消費者金融のような借り換え専用の商品はありません。

しかし、カードローンやフリーローンは事業性以外の資金であれば自由に利用することができますので、これらのローンを借り換えローンとして利用することができます。

冒頭でもお話ししました通り、銀行では自主規制によってそれぞれの銀行が規制をしており、その規制内容はメガバンクであれば公表していますが地方銀行などでは公表せずに規制しているところも多いです。

ですので、実際にどのような自主規制となっているのかはわかりませんので、申し込みはできるものの実際に借りられるかどうかというのはわからないのが現状です。

また、フリーローンの場合には「年収○○万円以上」というような年収制限を設けている銀行もありますので、それぞれの銀行が提供するフリーローン(多目的ローンともいう)の商品内容をしっかりと把握することが重要です。

カードローン、フリーローン一覧

アルバイト収入でも借りかれるそれぞれの銀行が提供するカードローンやフリーローンを一覧にしました。

カードローンの一覧はこのようになっております。

銀行名商品名融資額金利
三菱UFJ銀行バンクイック10万円~500万円(10万円単位)年1.8%~14.6%
イオン銀行イオン銀行カードローン10万円~800万円3.8%~13.8%
じぶん銀行じぶんローン
(カードローン)
10万円~800万円

※借り換えコース

100万円~800万円 
2.2%~17.5%

※借り換えコース

1.7%~12.5%

次にフリーローンの一覧はこのようになっております。

銀行名商品名融資額金利返済期間
りそな銀行りそなプライベートローンJ10万円~300万円6.5%~14.0%

※金利引き下げ制度あり
最長7年
横浜銀行横浜銀行フリーローン10万円~1,000万円1.9%~14.6%最長10年
住信SBIネット銀行ミスターフリーローン10万円~1,000万円3.775%~12.0%最長10年

一覧としては少ないですが、ここで挙げたフリーローンは年収制限がないものですので、収入が少ない場合でも申し込みすることができます。

アルバイトのおまとめは非現実的

アルバイトの人もおまとめローンもフリーローンもカードローンも理論上はおまとめを行うことができます。

しかし、これはあくまでも理論上の話で、現実的にはアルバイト従業員がおまとめを行うことは、貸金業法に基づくおまとめローン以外の方法では厳しいと言わざるを得ません。

収入が低い

アルバイト従業員は収入が低いため高額借入が難しい属性です。

おまとめは複数の借入金を合計するため、1本あたりの金額が大きくなってしまう場合が少なくありません。

このため、収入の低いアルバイト従業員はおまとめを利用することが難しいのです。

また、銀行のおまとめローンには「前年度年収200万円以上」などという収入に関する申込条件がついている場合も少なくないため、そもそも申し込むことすらできない場合もあります。

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銀行は年収の2分の1

銀行カードローンなどの無担保かつ使い道自由なローンの借入金額は年収の2分の1が限度となっています。

また、使途がおまとめであっても、既存の借入金は他債務として認識されたうえで審査が行われますので、すでに年収の2分の1に近い借入を行っている人は、同金額を銀行のカードローンやフリーローンなどによっておまとめを行うということは不可能です。

例えば、年収150万円の人が借入できる金額はその2分の1である75万円程度が限度です。

この人が複数の借入金60万円をまとめたいと考えたとしても、銀行が融資できる金額は75万円-60万円の15万円までです。

このため、銀行カードローンやフリーローンでおまとめを行うことは実質的に難しいのです。

消費者金融は総量規制対象

消費者金融カードローンは総額で年収の3分の1までしか借りることができないという総量規制の対象となります。

このため、年収150万円の人はその3分の1である50万円までしか借入を行うことができません。

この人がすでに消費者金融などの貸金業者から50万円の借入を行っていた場合、総量規制の枠を使い切ってしまっているため、たとえおまとめによって、既存債務の50万円を返済するとしても、申込段階では総量規制の枠を使い切っているため、審査に通過するのは不可能です。

銀行からの借入は総量規制対象外ですので、銀行のローンを消費者金融でおまとめすることは可能ですが、銀行ローンを消費者金融で借り換えた場合には金利はむしろ上がってしまうことになります。

このため、消費者金融のカードローンでおまとめを行うということも非現実的であると言えます。

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まとめ

確かな定義がないフリーターは消費者金融などではその概念がありません。

あくまでもどのような形態で収入を得ているのかということでしか見てくれませんので、フリーターでも収入がなければ無職となり借りることができません。

また、パートやアルバイトは信用が低く見られますので審査は厳しいのが現実です。

その中でも返済実績を良くしていくことも大事なことですが、大きく信用を高くするためにはフリーターではなく正社員となって年収を高くするというのが1番の方法です。

正社員となるということは簡単なことではないかもしれませんが、「信用」という面からいくとどうしても正社員の方が信用が高いですので、フリーターで審査に通らない場合には正社員で信用が高くなった時に申し込みすることをおすすめします。

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