カードローンの最低返済額の意味や注意点

カードローンには「最低返済額」が決まっています。最低返済額とは、「毎月最低この額以上は返済してください」という月々の最低金額になります。

しかし、最低返済額には注意点もあるのです。

それを知らないと「返済がいつまでたっても終わらない・・・」、「利息が予想以上に大きくなってしまった!」というような状況に陥ってしまう可能性があるのです。

最低返済額はどう決まる?

はじめに最低返済額がどう決まるのか知っておきましょう。カードローンの最低返済額は借入残高によって決まります。

例えば、10万円以下なら2,000円、10万円超~20万円以下なら4,000円というようにあらかじめ決まっているのです。

そして借入額が大きくなるほど、最低返済額も増え、逆に借入額が小さくなるほど、最低返済額も減るとい特徴があります。

各社の最低返済額はいくら?

最低返済額はカードローン会社によってことなります。そこで、実際に「三井住友銀行カードローン」の最低返済額を例に確認していきましょう。

三井住友銀行カードローン
借入残高 最低返済額
1円~1,999円  借入残高全額
2,000円~10万円 2,000円
100,001円~20万円 4,000円
200,001円~30万円 6,000円
300,001円~40万円 8,000円
400,001円~50万円 10,000円
500,001円~300万円 10万円ごとに1,000円増加
3,000,001円~800万円 50万円ごとに5,000円増加

三井住友銀行カードローンの最低返済額を見てわかるとおり、最低返済額は借入残高によって決まります。

借入残高が多いほど最低返済額が増え、借入残高が少ないほど最低返済額は減っていきます。これは他社でも同様です。

最低返済額は低いほうがお得か?

カードローンはどこの会社も最低返済額が決まっており、その最低返済額以上の金額を返済すればよいことになっています。

そのため、「最低返済額が低いほうが月々の返済額楽なのでお得かも?」と思いがちです。しかし、この考えは少々危険です。

たしかに最低返済額が低いカードローンで借り入れをすれば、月々の返済が楽になります。

ただし、最低返済額が低いということはそれだけ残高の減りが遅くなるということを意味します。

残高の減りが遅くなると返済期間が長引いて、利息もふくらんでしまうという欠点があるのです。

カードローンの利息は日割りでつく

カードローンの利息は「日割り」でつきます。日割りとは借入期間によって利息が決まるシステムです。

日割りの計算式は「借入残高×金利÷365×借入期間」となります。

例えば、20万円を金利18.0%で借入期間2年(730日)借り入れする場合、以下のように計算します。

20万円×18.0%÷365×730日=72,000円

上記の場合ですと利息は72,000円です。

では、今度は借入期間を3年(1095日)に変更してみましょう。

20万円×18.0%÷365×1095日=108,000円

借入期間を2年から3年に変更した場合、利息は72,000円から108,000円に増加しました。

このようにカードローンの利息は日割りでつくため、返済期間が長期化するほど大きくなってしまうという特徴があるのです。

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最低返済額が低いと返済が長期化する

最低返済額が低いと、残高の減りが遅くなりますので返済期間が長期化しやすいです。そのため、利息も増加する傾向があります。

こうしたことから、最低返済額が低いということはメリットだけでなく、デメリットもあることに注意が必要です。

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最低返済額で返済した場合の利息は?

先の解説で、最低返済額で返済することのデメリットは理解してもらえたかと思います。

そこで気になるのが、「最低返済額で返済していった場合、利息はどのくらいになるのか?」という点ではないでしょうか?

ここからは、「三井住友銀行カードローン」のシミュレーション機能を利用して、最低返済額で返済していった場合の利息を算出していきますので、参考にしてもらえれば幸いです。

今回は金利を14.5%としてシミュレーションしています。

借入額 最低返済額 返済期間 利 息
10万円 2,000円 78ヶ月 54,259円
20万円 4,000円 78ヶ月 108,574円
30万円 6,000円 78ヶ月 162,898円
40万円 8,00円 78ヶ月 217,229円
50万円 10,000円 78ヶ月 271,542円

ご覧のように最低返済額で返済しいくと、返済期間が78ヶ月もかかり、利息は借入額の半分以上もとられてしまいます。

こうしたことから、最低返済額で返済していくのは賢い利用方法とは言えません。では、どうすればいいでしょうか?

返済額は多めにするのが賢い利用法

何度かお伝えしているように、最低返済額はあくまで最低の返済額でしかありません。多めに返済することは自由にできます。

そのため、月々の返済額はなるべく多めにするのがおすすめです。こうした返済方法を「繰上げ返済」と呼びます。

繰上げ返済によって月々の返済額を増やせば残高の減りが早くなり、返済期間も短縮できますので利息も軽減されます。

では、繰上げ返済によって返済額を増やすとどのくらい返済期間を短縮でき、利息を軽減できるのか実際にシミュレーションしてみましょう。

今回も最低返済額時のときとおなじく、三井住友銀行カードローンのシミュレーションを利用して、10万円を金利14.5%で借り入れしたとして計算していきます。

月々の返済額 返済期間 利 息
2,000円(最低返済額) 78ヶ月 54,259円
4,000円 30ヶ月 19,757円
6,000円 19ヶ月 12,335円
8,000円 14ヶ月 9,068円
10,000円 11ヶ月 7,277円

シミュレーション結果をご覧のとおり、 月々の返済額を増やすことで返済期間を大きく短縮でき、利息もかなり減らせていることがわかります。

例えば、返済額を2,000円から4,000円にするだけでも、返済期間が78ヶ月⇒30ヶ月、利息が54,259円⇒19,757円とずいぶんな違いがあります。

このように繰上げ返済で月々の返済額を増やせば、返済期間と利息を大きく減らせますのでなるべくなら、多めに返済するように心がけたいものです。

繰上げ返済の方法や注意点

ほとんどのカードローン会社は繰上げ返済に対応しています。繰上げ返済は、基本ATMからおこなうことになります。このときに注意したいのがATM手数料です。

提携ATMを利用すると手数料が発生する

コンビニなどの提携ATMで返済をしますと、手数料が発生することが多いです。手数料は少額とはいえ、何度も支払っているとけっこうな額になります。

その分、利息を多く支払っているのとおなじことですので、なるべくなら支払をしないですむようにするのが賢い利方法です。

ATM手数料を無料にする方法

ATM手数料は以下の方法で無料にすることが可能です。

  • 銀行カードローンなら発行元の銀行ATMを利用する
  • 消費者金融なら自社専用のATMを利用する
  • 提携ATM手数料無料のカードローンを選ぶ

上記の3つの方法ならATM手数料を0円にできます。

なかでも提携ATM手数料無料になるカードローンを選べば、コンビニATMなどで利用しても手数料がかからないので非常におすすめです。

まとめ

カードローンの返済は各社が定めた最低返済額を支払っていくことになります。この最低返済額は各社によって違うものの、比較的低めになっています。

そのため、月々の支払が楽になるというメリットがあります。しかし、これは同時にデメリットでもあるのです。最低返済額が低いと返済が長引いて、利息も大きくなりがちです。

こうした理由から、最底返済額でカードローンを選んだり、最低返済額でずっと返済していくのはおすすめできません。

どのカードローンを選ぶにしても、月々の返済額はなるべく多めに返済していくことがおすすめです。

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