メールで「お金を貸します」は危険!

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メールやFAXで急に、「○○万円まで融資します」「審査結果のお知らせ」などと言う連絡がきたことがある人も多いのではないでしょうか?

メールで銀行やクレジットカード会社からセールスがあることも少なくありませんが、怪しい業者のメールはもっと直接的で、見分けかたがあります。

この記事では、メールでお金を貸しますという業者は闇金の可能性が極めて高いということ、その見分けかた、闇金と取引してしまうとどうなってしまうのかを解説していきます。

この記事はこんなひとにおすすめ

今回ご紹介するのは、以下の人におすすめの内容になります。

  • よく分からない業者から融資の連絡がきた人
  • 闇金を利用してしまったらどうなるか知りたい人
執筆者の情報
名前:手塚 龍馬(36歳)
職歴:過去7年,地銀の貸付業務担当

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目次

個人融資の「お金貸します」は危険!

ネット上には、個人間融資サイトをはじめとして、非常にたくさんの個人間融資の案内・機会・場があふれています。

しかし、それだけ個人間融資の機会がありふれているのとは裏腹に、ネット上での個人間融資は非常に危険なものであるということを、理解しておかなければなりません。

無償でお金を貸してくれる人なんて居ない!

ネット上での個人間融資の案内では、「無償で融資します。ある時払いでOKです」というような謳い文句をよく見かけます。

金融機関から融資を受けた場合、利息を上乗せして返済しなければなりませんから、無償で融資を受けられるというのは非常に魅力的に感じられますよね。

しかし、金融機関が返済の際に利息の上乗せを求めるのは、そうしないと金融機関の利益が生まれないからです。

ネット上で個人間融資をしている人が、「無償で」融資を行っているのだとすれば、その人は何のために融資を行っているのでしょうか。

そういったことまでしっかり考えていくと、無償でお金を貸してくれる人なんているはずがないということが、お分かりいただけるはずです。

無職や誰にでもお金を貸す人も居ない!

個人間融資の案内では「無職の人でもOK!困っている人は誰でも連絡してください!」というような謳い文句も見かけます。

無職の人は金融機関で融資を受けられませんから、こういった「無職の人でもOK」といってくれるところがあれば、非常に助かりますよね。

しかし先ほど、無償で融資を行う人などいるはずがないとお伝えしたことも踏まえて考えると、返済能力のない無職の人に融資を行ってくれる人もいるはずがないと、気付けるはずです。

また、だれかれ構わず融資を行っていると、その中に返済能力がない人も紛れ込んでしまいますから、同様の理由で誰にでも融資を行ってくれる人もいるはずがないと、気付けるでしょう。

TwitterもLINEも、メールも2chも危険!

ネット環境が発達して、さまざまなSNSが普及してきた現在では、ネット上で見知らぬ人とコンタクトを取るための方法は、非常にたくさんあります。

多くの人が利用しているSNSとしてはTwitterやLINEなどが挙げられますが、そういったSNS上でも「融資を受けたい人いつでも連絡してきてください」といったような投稿が見られます。

新しく出てきたSNSに限らず、昔からあるメールや2ch(今は5ch)なども、個人間融資を募るための方法・場所としては根強いです。

どのような場所・方法を用いるにせよ、ネット上で顔も名前も知らない相手に対して「融資を行います」と言っているような人は、信じ込んではいけないということですね。

お金をくれる人・貸してくれる人の正体

ネット上でしかやり取りを行わなければ、ネット上でお金をあげます・貸しますと言っている人の素性は分かりません。

ネット上で個人間融資を募っている人の正体としては、以下のようなものが考えられます。

闇金業者

まず考えられるのは、闇金のような悪徳業者です。

闇金は、融資を受けたいけれど通常の金融機関の審査には通らないため困っているような人を、常に探しています。

そこで、「無審査で即日融資!」「無職でも融資OK!」というような謳い文句を掲げて、それに釣られてくる人を待っているのです。

闇金と取引を行うと、実際に多少のお金を融資してもらえるかもしれませんが、その際に適用される金利は通常の金融機関で適用される金利の比ではありません。

いわゆる「トイチ(10日で1割)」に代表されるような、非常に高金利での融資を受けさせられることになるので、一度借りてしまったが最後、返済の沼にはまってしまうことになります。

闇金からは、絶対に融資を受けてはいけません。

詐欺師

他には、詐欺師や詐欺業者が紛れ込んでいる可能性もあります。

詐欺師は、もちろん最初から融資をする気などさらさらなく、融資を申し込んできた人からお金を騙し取るのが目的です。

そのため、「10万円の融資を行いますが、最初に保証金として1万円をこちらが指定する口座に振り込んでください」というように、自分より先に相手にお金を振り込ませるのです。

普通に考えれば、融資を行ってくれる相手から「先にお金を振り込んでください」と言われることなどありません。

しかし、融資を受けられるかどうかで焦っている相手は、その言葉を信じてまんまとお金を振り込んでしまいます。

もちろん振り込んだお金が返ってくることはなく、その後に約束されていたはずの融資も当然ながら受けられません。

その段階になって初めて、「詐欺の被害にあった」ということに気付くのですが、時すでに遅しです。

危険な見返りを期待している人

個人間融資を募っている人の中には、稀に本当にお金を貸してくれる人もいます。

しかし、そういった人が善意の個人であることはほとんどなく、たいていは融資を行う代わりに何かしらの見返りを求めている人です。

たとえば、融資相手を女性に限定したうえで、お金を貸す代わりに肉体関係を求めるといったような感じですね。

実際にお金を借りられているだけ、詐欺に騙されてしまうよりはマシと考える人もいるかもしれませんが、相手の弱みにつけこんだようなやり口は、許されるべきではないでしょう。

このように、ネット上の個人間融資でお金を借りることには危険が付き物である、と思っておいたほうがいいでしょう。

闇金と取引してしまったら

闇金と取引してしまったら

お金を貸します、融資決定のお知らせ、などと言ったメールやFAXはすべて闇金からのものである、と思ったほうがよいでしょう。

そのため、絶対にメールに返信したり、申し込みを行ってはいけません。

闇金と一度取引をしてしまうと、法外な利息を設定され、ずっとお金を払わなければならなくなりますし、家族や会社にも危害が及ぶ恐れもあるためです。

法外な金利の設定

闇金の基本的な手口は、「貸したお金に対して法外な利息を設定する」というところから始まります。

50万円の融資に対して金利200%を設定された場合には、利息負担だけで年間100万円、毎月約83,000円もの利息を払っていかなければならないことになります。

このような法外な利息を設定されてしまうと、いくら毎月お金を支払い続けても元金が減ることはないため、一度法外な利息の融資を受けてしまったら最後、利息負担だけを一生続けていかなければならなくなります。

これが、闇金の基本的な手口です。

この場合、50万円というお金を貸すことによって、毎月8万円以上の支払いを延々と続けていかなければならないように仕組まれているのです。

ちなみにお金を借りる際の上限金利は10万円では未満20%、10万円以上100万円では未満18%、100万円以上では15%と法律によって決まっています。

この金利を超える金利を設定してくる業者は闇金であると考えて、絶対に取引をしないようにしてください。

脅迫的な督促

闇金は、違法な金利で融資した支払いを何が何でも行わせようとしてきます。

そのため、返済が遅れた場合の取り立ても脅迫的なやりかたで行います。

取り立ての手法は様々ですが、深夜の電話による督促、自宅への訪問、職場や学校にも顔を見せるなどというのが、基本的な督促方法です。

払えないと言えば、家族にも督促が行きますし、若い女性は風俗などで働いて返済しろという話になることも実際にあります。

ただし、実際に命を取られるようなことはありません。

生きていなければ、お金を支払わせることができないためです。

このため、闇金と取引をしてしまったら勇気を出して、警察や弁護士に相談するようにして下さい。

一度闇金に連絡先を知られると

一度闇金に連絡先を知られると

実際にお金を借りなくても、メールに対して返信したり、連絡を取ってしまうと、闇金には「この人はお金に困っている人だ」と知られてしまうことになります。

お金に困っていない人は、普通そのような連絡を無視するからです。

お金を借りなくても、一度連絡を取ってしまうと、別の業者からもセールスが頻繁に来るようになってしまいます。

別業者からも連絡が来る

A社と連絡を取り「やはり怪しいからやめておこう」と思っても、その後はB社やC社などの様々な業者から、何度もセールスの電話が来ることになります。

お金に困っているということが分かった闇金は、何とかしてお金を貸そうとするため、別の業者を偽装した同じ業者の場合もありますし、自分の情報が闇金業界でループしている可能性もあります。

実際に、お金に困っている人の個人情報は裏の世界で売買されていることもあります。

このように、一度「お金に困っている」という事実を闇金に知られてしまうと、しつこくセールスのメールやFAXや電話が来ることになりますので、くれぐれも気軽に怪しい業者と連絡を取らないようにしてください。

個人掲示板より正規業者からお金を借りよう

個人間融資掲示板は闇金の巣窟であり、闇金は非常に危険な存在であるということが、ここまでの説明でなんとなくお分かりいただけたでしょう。

お金に困って融資を受けようと思った場合、審査に通る通らないは別として、闇金ではなく正規の融資業者を利用することを心がけるべきです。

カードローン審査を受けよう

お金に困って金融機関から融資を受けようと思う場合は、カードローンに申し込むのがおすすめです。

カードローンは資金使途が自由なので、お金に困っている理由がなんであれ、借り入れたお金で対処できます。

家賃が支払えない・旅行代金の引き落としが間に合わない・今週1週間の生活費が足りないなど、どのような理由であってもカードローンで対処が可能です。

銀行や信用金庫・消費者金融など、いろいろな金融機関で取り扱われているので、商品内容を比較して申し込むところを選ぶといいでしょう。

一般的に、銀行や信用金庫よりも消費者金融のカードローンのほうが審査が緩めだと言われているので、審査に通過できるか不安な場合は、消費者金融を中心に検討してみてください。

金融業者から借りられないなら国から借りる手も

収入が安定していなかったり、無職だったり、信用情報に問題があったりなどという場合は、金融機関の審査に通過できずに融資を受けられません。

そのような人は、国から融資をうけることも検討してみましょう。

たとえば、社会福祉協議会で取り扱われている「生活福祉資金貸付制度」は、生活が困窮しているかたを対象にした融資です。

連帯保証人を立てられれば無利子で融資を受けられますし、立てられない場合でも非常に低い金利での融資となります。

国が行っている融資のため、実際に融資を受けるには厳しい条件を満たさなければなりませんが、実際に利用できれば非常に便利であることは間違いありません。

また、生活保護も利用できる制度の1つです。

生活保護に対しては、あまりよいイメージをお持ちでないかたも多いと思いますが、困窮した生活から抜け出るために、これほど適した制度はありません。

利用できるものはすべて利用して、現状からの脱却を目指そうという気持ちが大事ですね。

闇金を見分ける5つのポイント

闇金を見分ける文言
銀行・消費者金融・クレジット会社など様々な業者がメールでのセールスを送ってきますが、闇金もそのようなセールスを行ってきます。

闇金のセールスは「即日融資可能」「融資金額決定にお知らせ」「審査通過のお知らせ」など、確定的であったり、身に覚えのない融資申し込みが審査に通過したような内容になっているという点が、特徴です。

闇金かどうかを見分けるためにはいくつかポイントがあるため、ご紹介しましょう。

①審査なしの即日融資

「審査なしで即日融資可能」などと謳っている闇金も多数存在しますが、ローンにおいて審査がなく、誰でも借りることができる商品などは存在しません。

闇金は、「銀行からも消費者金融からもお金を借りることができない」と頭を抱えている人をターゲットにしています。

そのような人は「審査なし」と聞くと、うれしい気持ちになってしまうこともあるかもしれないでしょう。

しかし、審査なしでお金を貸してくれる業者でまともな業者は存在しませんので、くれぐれも引っかからないようにしてください。

②在籍確認なしは危険

「在籍確認不要」というようなうたい文句も存在するようですが、こちらも引っかからないように注意が必要です。

銀行・消費者金融・カード会社ともに、専業主婦以外の無職の人には絶対に融資を行っていません。

そのため、審査の際には必ず在籍確認があります。

在籍確認は、審査担当者から会社に電話を掛ける審査ですので、誰もがよい気持ちのする審査ではありませんが、在籍確認が行われないローンなど存在しませんので、こちらにも引っかからないように注意する必要があります。

③ショッピング枠買い取りは危険

「クレジットカードのショッピング枠を現金化します」というような、案内のメールが来ることもあるようです。

クレジットカードには、「キャッシング枠」と「ショッピング枠」があります。

キャッシング枠は、カードローンと同様に現金を借りられる枠で、ショッピング枠は買い物のときに利用する枠のことです。

そのため、ショッピング枠では現金は借りられません。

このため、ショッピング枠がいくら50万円あっても50万円の現金を借りることはできないのですが、闇金はこの50万円分の現金を貸しますよということを誘ってきます。

後述しますが、どのような理由であれ闇金からお金を借りると、法外な利息を請求されてしまいます。

そもそも、キャッシング枠とショッピング枠は審査の基準も取り巻く法律も異なります。

ショッピング枠を現金化するなどと言うのは闇金しかありませんので、引っかからないようにしてください。

④金額・金利が最初から決まっている

「融資額決定のお知らせ」というメールやFAXが、いきなり送り付けてこられる場合もあります。

申し込んだ覚えがないのですが、中身をよく見ると融資額3,000万円、金利1%と非常な好条件が記載されていることもあります。

筆者も飲食店のオーナーをやっていますが、店にそのようなFAXがたまに入ります。

実際には、こんなに低金利でお金を貸してくれるはずがありません。

なんだかんだと理由をつけて、法外な金利を設定され、支払いに苦しむことになりますので、身に覚えのない融資決定のお知らせは無視するようにしてください。

⑤携帯電話購入代行で融資

携帯電話の購入を代行してくれたら融資を行う、というような闇金も存在します。

今は、スマートフォンの本体価格も上昇してきており、スマホ1台の値段が10万円以上する場合もあります。

ここに目を付けて、「スマホを分割購入で買ってきてくれたら、現金で融資を行います。」という詐欺があります。

10万円のスマホを分割で購入させて、そのスマホと引き換えに5万円の現金を渡すというような手口です。

お金に困っている人は、この5万円でも助かるのかもしれませんが、その後は10万円の分割代金を支払っていかなければなりません。

このパターンはお金を借りるわけではありませんが、お金に困っている人へ付け込んだ詐欺ですので、十分に注意してください。

いずれの方法も、共通しているのは「お金を貸す」ということが確定しているという点です。

融資には必ず審査がありますので、お金を貸すことが確定しているケースなど存在しません。

合法の業者はお金を貸して返済してもらうことを前提としていますが、闇金はお金を貸すことそのものを目的としていますので、このような確定的かつ甘い言葉で誘って、何とかお金を借りさせようと考えているのです。

くれぐれも、確定的な甘い言葉に騙されないようにしてください。

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正規金融機関から「お金貸します」の連絡は来ない

お金を貸すとメールが来るパターン
メールやFAXでは、様々な金融業者から融資に関する連絡があります。

銀行・消費者金融・クレジットカード会社からの他、最も多いのが闇金からの連絡です。

それぞれのメールには、連絡内容に関する特徴があります。

銀行からのメール

銀行からのメールは、基本的に商品の案内です。

融資には審査があるため、いきなり「お金を貸す」いう確定的な連絡が来ることはあり得ません。

また、カードローンを利用している人には、取引状況が良好な人に対してだけ「限度額を増額することが可能です」というような、増額案内の連絡が来ることがあります。

消費者金融からのメール

消費者金融からメール連絡が来るタイミングは、返済日のお知らせや、増額案内の連絡です。

銀行同様に、お金を貸しますと連絡が来ることはありません。

クレジットカードからのメール

クレジットカード会社からも、メール連絡が来ることは珍しくありません。

このメールは、ポイントの案内やサービスの案内などの連絡が主な連絡です。

クレジットカード会社も融資を行っていますが、いきなり「お金を貸します」という連絡が来ることはあり得ません。

つまり、合法的な業者の場合には、いきなりお金を貸すとかいうメールを送ってくることはありません。

審査があるため、お金を貸すという確定的な文句を言うことはコンプライアンス上できないため、筆者も銀行員時代には、セールスの口調に十分に気を付けてセールスを行っていました。

「このような商品があるため申し込んでみませんか?」などと言うような具合です。

メールでもそのような案内しか届くことはありません。

お金貸しますの迷惑メールを止める方法

お金貸しますメールを止める方法

お金を貸しますというメールを止める方法はあるのでしょうか?

合法な業者は、「連絡をしないでほしい」と言えばセールスのメールは止まります。

しかし、闇金は連絡しても、お金を貸しますメールが止まることはありません。

闇金は止まらない

闇金のお金を貸しますメールを止めさせようと連絡をしても、まったく意味はありません。

違法業者である闇金は、家族にバレないようにするなどの事情を配慮することは一切ありません。

こちらからメールで連絡をするのはやめてくれと言っても、まったく意味はないのです。

様々な闇金にその情報が回ってしまうため、迷惑メールの数が多くなるだけです。

また、電話で「メールをやめてくれ」と依頼してもまったく意味はありませんし、そもそも電話連絡はやめたほうがよいでしょう。

闇金の背後にいるのは暴力団ですので、自ら暴力団に連絡を取っているようなものだからです。

基本的にはメールアドレスを変えるか無視するしか対処の方法がないというのが、闇金からのお金貸しますメールです。

合法業者は連絡すればOK

合法業者は、メールを止めてほしいと申し出れば、連絡が来ることはありません。

そもそも、ローンに契約する際に「今後、当社から商品のご案内等の連絡をしてもよろしいでしょうか?」と聞かれるため、ここで「連絡はしないでほしい」と言えば、その後はセールスの電話は来ることはありません。

銀行や大手消費者金融は、いかに家族にバレないかということをローンの付加価値として大事にしています。

メールや電話などのセールスによって、家族や友人にお金を借りているということがバレないように最大限配慮してくれていますので、やめてほしいと言えば、セールスの案内を控えてくれます。

ただし、増額の案内は届くこともあるようです。

個人間のお金の貸し借りに関するQ&A

では最後に、個人間のお金の貸し借りについてよくある質問に、Q&A形式でまとめてお答えしていきましょう。

①ネット掲示板の知り合いに、お金と引き換えにアダルトな写メを送っても大丈夫?

A.流出する可能性があり非常に危険です

女性の場合、お金と引き換えに顔写メや下着姿の写メを要求されることもあるようですが、そういった写メを送るのは非常に危険です。

ネット上に自分の写メが流出してしまった場合、その情報をネット上から完璧になくすことは不可能なので、今後ずっと身バレなどに怯えなければならないことになります。

そもそも「ネット掲示板の知り合い」をどこまで信用していいのかも、疑問が残るところです。

信頼できる相手でない限り(信頼できる相手はそもそもそんなことを要求してこないとは思いますが)、そういった写メを送るのはやめておきましょう。

②保険証などの身分証明書を悪用されたらどうなる?

A.「なりすまし」などの被害を被る可能性があります

自分の身分証明書を利用して、なりすましでカードローンの契約を行われたり、クレジットカードを発行されたりしてしまうかもしれません。

なりすましであることが証明できる場合は、自分に被害が及ばない可能性もありますが、証明が難しい場合は、泣き寝入りしなければならない可能性も高いです。

身分証明書は、しっかり管理しておくように心がけましょう。

③個人融資では生活費も貸してもらえる?

A.個人融資でお金を貸してもらえる可能性は非常に低いと考えておくべきです

個人融資は金融機関の融資とは異なるので、お金を貸してもらう際に資金使途を指定されるようなことはあまりありません。

ただ、ここまで再三お伝えしてきているように、そもそも個人融資でお金を借りられる可能性自体が非常に低いので、個人融資で生活費を調達しようとするのはやめておくべきでしょう。

真っ当な金融機関の取り扱っているカードローンなどを中心に、検討してみてくださいね。

④両親や兄弟・姉妹にお金を貸してと言われたら?

A.実際にお金を貸すかどうかはケースバイケースでしょう

両親や兄弟・姉妹がお金に困っているとしたら、お金を貸してあげたくなるのが人情というものでしょう。

ただ、実際にお金を貸すかどうかは、必要としている金額やその理由などにもよるでしょう。

「友人の連帯保証人になったが友人が借金が返済できなかったのでこちらに回ってきた」などの理由であれば、同情の余地があります。

ただ、単純に浪費しすぎた結果お金が足りなくなった、などの場合は身から出た錆でしかないので、しっかり断ったほうがむしろ相手のためです。

情けでお金を貸してしまうのは、相手が金銭感覚を修正するためのせっかくの機会をつぶしてしまうことにもなりかねないでしょう。

⑤主人が親友に借金を申し込まれた。上手に断る方法は?

A.自分の経済事情を引き合いに出す、過去の苦い経験を伝える、などです

友達からの借金のお願いを上手に断るためには、「それなら仕方ないな」と相手に思わせることが肝心です。

たとえば、自分のところの収支の事情を赤裸々に伝えて、生活の余裕がほとんどないことを伝えれば、相手も納得してくれるかもしれません。

もしくは、過去に同じように友人にお金を貸したが結局返ってこなかったときの話をして、「それ以来相手が誰であれお金は貸さないことにしている」と伝えれば、引き下がってくれるかもしれません。

あくまでも、相手の納得感を引き出すことが重要です。

まとめ

お金を貸します、融資決定のお知らせというようなメールやFAXが急に届くことは、珍しいことではありません。

しかし、銀行や消費者金融やカード会社が「お金を貸します」というような確定的で直接的な連絡を行ってくることは、絶対にありません。

合法な業者が行う連絡は商品の案内か、増額の案内だけです。

お金を貸しますという連絡はすべて闇金であると思い、絶対に反応をしないようにしてください。

また、闇金にメールを送らないように連絡を取っても意味はまったくありませんので、基本的には無視して、どうしても面倒な場合にはメールアドレスを変更してください。

闇金はお金を貸すという行為から、その後、利息という名目で執拗で脅迫的な取り立てを行ってきますので、絶対に取引を行ってはいけません。

怪しい業者から連絡が来て、どうしても心が動いてしまう場合には、まずは金融庁HPの登録貸金業者検索サービスから検索を行い、取引を検討している業者が合法な業者かチェックしてください。

この検索でヒットしない業者は、すべて闇金です。

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