自動車ローンは借り換えできる?メリットはあるの?

銀行のマイカーローン申し込みをして審査に通らずに、やむを得ずディーラーローンを利用している人や、たまたま金利の高い時期に借りてしまったという人の中には、借り換えを検討している人もいるのではないでしょうか。

自動車ローンの借り換えをすると、どんなメリットがあるのか、また注意しなければならない点など徹底解説します。

マイカーローンの借り換えはどうやってするの?

今払っているマイカーローンの金利が高い場合、借り換えする方が支払利息が減る可能性があります。

では、マイカーローンの借り換えはどうやって行うのか、順番に見ていきましょう。

自動車ローンの借り換えは可能?

借り換えとは、現在借りているローンを、より低い金利のローンで組みなおすことで、支払利息や総返済額を減らすことを目的としています。

そのため、借り換える場合は、今よりも金利が低い金融機関を選択しなければなりません。

車の購入時に、高い金利の金融機関で借りてしまって、あとになって他の銀行マイカーローンの金利が低いことに気付いたという人もいるでしょう。

そういう人が借り換えをしたい場合、今借りているマイカーローンの残債分(借金の残高)を、借り替えたい金融機関から新たに借りたお金で一括返済するという形になります。

自動車ローンの資金使途は自動車の購入だけではなく、自動車ローンの借り換えにも利用可能となっている場合がほとんどです。

ただし、金融機関によってはそれほど支払利息が減らないという場合もあるため、十分にシミュレーションをしてから借り換えをする必要があります。

自動車ローンの借り換え手続きはどうするの?

マイカーローンの借り換えをしたい場合、どのような手続きをすればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。

まず、現在の借入先よりも金利の低い銀行などの金融機関を探して、ホームページなどでシミュレーションをしてみて納得がいく金融機関が見つかれば、申し込み手続きに入ります。

そこで、一般的な金融機関の借り換え手続きを見てみましょう。

◎「手順その1」借換先に決めたA銀行に仮審査申し込みをする。

◎「手順その2」A銀行から仮審査の結果の通知がある。

※まずは、借換先に決めたA銀行に仮審査の申し込みをします。大体1~2営業日で結果が通知されます。

仮審査の申し込みをしたからといって、必ず申し込みをしなければならない訳ではないので、安心して利用することができます。

◎「手順その3」現在の借入先に全額繰上げ返済の連絡をする。

※仮審査に通過すれば、本審査で落ちる可能性は比較的低いため、現在の借入先に一括繰上げ返済の連絡をしておきましょう。

◎「手順その4」A銀行の本審査手続きをする

※本審査の手続きには書類が色々と必要になります。見積書や契約書、運転免許証、車検証、ローン返済予定表など、必要書類は金融機関によって違うため、よく確認しておきましょう。

また、ネットで手続きすると比較的早く手続きが済みます。

◎「手順その5」A銀行とローン契約の締結をする

※契約手続きに必要な書類がメールや郵送などで送られてくるので、契約書などに署名をする必要があります。

◎「手順その6」A銀行からの入金と同時に、現在の借入先に返済金の振込をする(銀行側が行なってくれる場合が多いです)

◎「手順その7」これ以降は、A銀行への返済を行っていく

手続きは、各金融機関によっても違うため、詳細は金融機関で確認することをおすすめします。また、ディーラーローンから借入している場合は、現在の金利を認識していない人も多いようです。

特に残価設定型の契約をしている人は、まずは現在の借入金利および残存価格を確認しておきましょう。

マイカーローンの借り換えをするメリットは?

マイカーローンの借り換えをすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。逆にデメリットも合わせて見ていきましょう。

ディーラーローンから借り換えできるの?

一般的にディーラーローンを利用する場合、金利が銀行より高めだといわれています。

大体4%~6%前後の金利ですが、販売店によってはさらに高い金利の場合もあります。

そのため、ディーラーローンを利用中の人が、借り換えを検討することも多いようです。

実際には、ディーラーローンから銀行のマイカーローンへ借り換えをすることは可能です。

銀行によっては、ディーラーローンからの借り換えをすすめているところもあります。

残価設定プランにも対応している場合もあるようです。

ちなみに、ディーラーローンの金利は、トヨタとホンダでシミュレーションしたところ、トヨタのアクア購入の場合、ネッツ東京店は通常割賦プランの60回払いで金利が年7.8%、残価設定プランの60回払いで金利が年6.5%でした。

ネッツ大阪店では、通常割賦プランの60回払いで金利が年5.8%、残価設定プランの60回払いで金利が年3.7%でした。

ホンダは全国統一金利で、3.5%となっています。(残価設定プランも同様)

トヨタの同じ車種でも地域や店舗で2%程度の金利の差があり、トヨタで高めの金利の店舗とホンダでは、4%も金利が違うという結果になりました。(2017年7月調べ)

しかし、ディーラーローンからの借り換えには注意が必要です。

借り換えるためには、一括繰上げ返済をする必要があり、ディーラーローンによっては繰上げ返済手数料の設定がかなり高額な場合や、余りないですが一括繰上げ返済ができない場合もあるからです。

ディーラーローンから借り換えをする場合は、繰上げ返済についての契約をよく確認し、もし、借換先に考えている金融機関と、今借りているディーラーローンの金利がそれほど変わらない場合は、借り換えることで損をする場合があるため、必ずシミュレーションをして、手数料なども計算した上で借り換えをすることをおすすめします。

なお、残価設定型の場合は途中で支払いが終わった場合に、車を買い取らなければいけない場合がほとんどです。

借り換えをする時には、事前に利用しているディーラーローンの条件を確認しておきましょう。

マイカーローン借り換えのメリットは?

マイカーローンを借り換えするメリットは、金利が低めの金融機関で借り換えることで、支払利息と総支払額を減らせる場合があることです。

現在の借入残高が200万円、金利が6%の金融機関から、住信SBIネット銀行から金利3.175%で借り換えを行った場合のシミュレーションをしてみました。

借入残高 毎月返済額 総返済額 借入年数 金利
借り換え前 200万円 38,665円 2,319,905円 5年 6.0%
借り換え後住信SBIネット銀行 (借入額)
200万円
36,093円  2,168,343円 5年 3.175%

 

借り換えのメリット
2,319,905円 - 2,168,343円=
151,562円お得に!

借り換え前より、月々の支払いが2万円ほど安くなり、総返済額も151,562円低くなる計算になりました。

月々の支払いが2万円下がることで生活への負担軽減が期待できます。

注意したいのは、ここから繰り上げ返済手数料と借換手数料がかかることです(手数料無料の金融機関もあります)。

手数料の計算をしておかないと、あとで実は借り換えで損をしていたということにもなりかねません。シミュレーションの時には、手数料の計算も忘れないようにしましょう。

マイカーローン借り換えのデメリットは?

マイカーローンの借り換えによって、金利が下がり、支払利息も総支払額も減るのでいいことばかりのようですが、デメリットはあるのでしょうか。順番に見ていきましょう。

・書類の用意など、手続きに手間がかかる
まず、各金融機関のシミュレーションで必ず借り換えでお得になるかどうかの確認をしなければなりません。

借り換えをする金融機関が決まったら、申し込み手続きと、借り換え前の金融機関にも一括繰上げ返済をするという連絡をします。

その後、借り換え前と借り換え後の金融機関、それぞれに提出する書類を用意しなければなりません。

それぞれに何が必要なのかは金融機関によって違うため、よく確認する必要があります。

このように書類の用意が多いため、人によってはかなり面倒な作業となります。

・借換手数料が必要となる
マイカーローンの借り換えには、借換手数料が発生します。意外にこの手数料が高いため、しらないでいるとあとで困ることになりかねません。

先に借換手数料がいくらかかるか確認しておきましょう。

・一括繰上げ返済にも手数料がかかる
金融機関によっては、繰上げ返済に手数料がかかる場合があります。無料の金融機関もあるため、借りている金融機関に確認しておきましょう。

また、繰上げ返済ができない金融機関もあるため、注意が必要です。

・借り換えに時間がかかる
金融機関によっても違いますが、借り換えには2週間程度の時間がかかることが多いです。

書類の不備などあれば、さらに時間がかかります。余裕を持った申し込みをすることをおすすめします。

自動車ローンの借り換えには、手間と手数料がかかります。

また、ディーラーローンの申し込みの時と違って、自分で全て手続きをしなければなりませんので、そのことも考慮して申し込みをしましょう。

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自動車ローン借り換えの注意点は?

金利が高い自動車ローンを払い続けるよりは、借り換えをして負担を減らしたいということは誰もが思うことです。

しかし、借り換えは手数料などを計算した上でシミュレーションをしないと損をしてしまう場合もあります。

そこで、自動車ローンの借り換えの注意点を解説していきます。

借り換えで返済期間を長くすると支払利息が増える!

自動車ローン借り換えの時に、毎月の負担を減らすためにと返済期間を長くしようと思う人がいるかもしれません。

しかし、返済期間を長くしてしまうと、思った以上に支払利息が増えていきます。

月々の負担は減っても、総支払額が増えてしまうのでは結果的に損をしていることになります。

自動車ローンの借り換えをする時に、お得にならないばかりか損をするようなことがないように、返済期間を短くするのはいいですが、長くするのは極力やめておきましょう。

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繰上げ返済手数料や借換手数料を忘れずに!

借り換えのシミュレーションをする時に、繰上げ返済手数料や借換手数料を計算にいれておかないと、借り換えで得をするはずが、逆に損をしてしまったということにもなりかねません。

特にディーラーローンを利用している人は、繰上げ返済手数料を高めに設定しているところがあるため注意が必要です。

金融機関によって、繰上げ返済手数料が無料であったり、一部繰上げ返済ができなかったり、一括繰上げ返済ができなかったり、色々なパターンがあります。

自動車ローンの借り換えする前に、現在借りている金融機関が繰り上げ返済手数料などをどのように設定しているのか、よく確認することをおすすめします。

借り換えでも審査は当然ある!

自動車購入時に審査を受けていますが、借換時にも再度審査に通る必要があります。

前回の審査より収入が下がっている場合や、新たに他社カードローンなどの借入をしている場合は注意が必要です。

また、現在の自動車ローンの延滞や、他社でのカードローンの延滞などがないか、ある場合は速やかに返済しておくことをおすすめします。

マイカーローンの借り換え、おすすめの金融機関は?

マイカーローンの借り換えで、金利が低く、借り換え可能なおすすめの金融機関を一部紹介していきましょう。

◎住信SBIネット銀行「MR.自動車ローン」
金利の低さで人気のある、Web完結可能な銀行です。

保証人もいらず、借り換えも可能です。仮審査を利用できるので、審査に通るのが不安な場合でも安心して利用できます。

金利は変動金利で年0.975%~7.875%(条件を満たした場合のキャンペーン金利・2007年9月28日まで有効)で、100万円までの借入なら年収証明不要です。

◎静岡銀行「しずぎんマイカーローン(反復利用型)」
地方銀行でありながら、静岡銀行のインターネット支店に限り、来店不要で全国対応もしています。

借り換えも可能で、仮審査が利用できます。

ただし、100万円以上の借り入れが必要です。金利は変動金利の年2.4%もしくは3.4%で、審査によってどちらかに金利が決まります(キャンペーン金利2017年11月末まで有効)。

マイカーローンには珍しく、カードローンのように反復利用が可能です。

◎三菱東京UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」
都市銀行の安心感があり、金利もかなりの低金利となっています。

500万円以下の借り入れで金利が変動金利で年2.5%、500万円超の借り入れで年1.85%となっています(2017年10月末までのキャンペーン金利)。

もちろん借り換えも可能で、保証料不要で利用できます。

◎りそな銀行「りそなマイカーローン」
りそな銀行のマイカーローンは、年収や勤続年数などの条件がなく、パート・アルバイトでも申し込みしやすくなっています。

また、金利は通常年4.475%ですが、カードローンとセットの申し込みで3.975%、住宅ローン利用中の人は3.475%、住宅ローンとカードローン両方の利用者は2.975%となっています。

借り換えは、中古車や残価設定型ローンの残価分の借り換えも可能です。

◎関西アーバン銀行「マイカーローン」
地方銀行ながら全国対応可能で、保証人なし、無担保で最大1,200万円まで借入可能です。

借り換えも可能で、金利は変動金利で年1.9%~3.8%(キャンペーン金利2017年9月28日まで)で、来店不要で申し込みできます。

カードローンで残金を一括返済する方がお得?

自動車ローンの借り換えを考える場合、必ずしもマイカーローンに借り換える必要はなく、資金使途が自由な銀行のフリーローンやカードローンに借り換えることも可能です。

マイカーローンのように書類がたくさん必要という訳でもなく、気軽に利用できる点がメリットといえるでしょう。

しかし、現実的にはカードローンは金利が高いため、利息の支払いで苦労することは目に見えています。

また、マイカーローンの借入残金を全額融資してもらえるという保証もありません。

特に急いでいるといった理由がないなら、マイカーローンの借り換えにカードローンを利用するのはやめましょう。

また、フリーローンを利用する場合ですが、フリーローンであれば比較的金利も低いので、カードローンを利用するよりもいいでしょう。

しかし、フリーローンは一般的にはマイカーローンよりも金利が高く設定されていますので、カードローン同様に借り換えでフリーローンを利用するのはやめましょう。

借り換えはなるべく、マイカーローンでの借り換えを検討することをおすすめします。

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まとめ

自動車ローンの借り換えは、思った以上に手間と時間がかかる上に、借換手数料や繰上げ返済手数料など、様々な手数料が発生します。

現在、高い金利を払っている場合は、金利の低い銀行のマイカーローンへ借り換えすることは有益ですが、手数料などを考えればそれほどお得にならない場合もあります。

借り換えをすることで損をしないように、手数料をしっかりと考慮した上でシミュレーションを利用してから借り換えの申し込みをすることをおすすめします。

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