【衝撃】口座売買で逮捕~獄中からの反省記~

これから報告させて頂く事は、わずか1ケ月前(2017年4月1日時点)に大阪の西に位置する西成という所で起きた、実話がもとに文字起ししたものです。

当事者が警察に自首し逮捕される瞬間までの事実を記事として掲載することで、他に同じ過ちを繰り返さない為の警告として読んで頂きたいです。

尚、この記事に出てくる人名、場所などは、今後同様の事件防止の為に本人の了承を得て殆ど実名で報告させてもらいますが、一部身の安全上匿名にて報告させてもらう部分もあります

被害者名、闇金業者名、銀行等全て実名での記述でしたが、被害者への闇金業者からの報復を防ぐため、業者名を全て匿名に変更いたしました(by 馬太郎)

執筆者の情報
名前:鈴木桂馬(仮名)
年齢:64歳
職業:ライター(自身も闇金利用経験有)
利用した貸金業者数:30社(内闇金5社:約30万)

当事者の生い立ち

まずは事件を起こした当事者について触れておきます。昭和35年生まれ現在52才、男性、中田馬五郎(仮名)生まれは九州の福岡県で、幼い頃父親が勤めていた炭鉱が閉山になり、本人11才の時に大阪に出てきています。

その頃の家族構成は両親と妹の4人暮らしをして、ごく普通の生活を過ごしていたようです。

小学校、中学校、と地元の学校を卒業して、高校は今ではあまり人気とは言えない工業高校へ進学して、卒業後大阪の私鉄の今で言うメンテナンスを行う所へ就職をしました。

人生の歯車が狂い闇金との付き合いが始まるきっかけは、もうこの頃から芽生えていたようです。

何故なら就職して自分で給料を手にしてまず経験したのが、酒、パチンコだったそうです。わずか19才の若者が「借金」という扉を開いて入り込むことになりはじめた時だったそうです。

人の性格や体質はひょっとして一生涯直らないものではないかと本人を取材している時にふと思いました。今回の逮捕の原因となった口座売買も、自分の欲望、すなわちギャンブル依存症による借金返済の為に行ったものです。

同じような事実は高校を卒業後約30年の間に何度もあったそうです。その繰り返しにおける代償として”離婚”親からの勘当”退職等若い頃から借金とは縁が切れなかったみたいです。

人は人生の中で幾度となく失敗もあれば成功もあります。しかし長い人生で建て直す機会もあったことだと思いますが、今回の当事者も30年の間にもとに戻す機会はあったそうです。

しかし最終的に自分自身の性格の甘さによる自分の欲望を押さえる事ができず、60才を目の前にして始めてと言えど警察に世話になる事になります。

このように若い頃から欲望と借金との板挟みの人生で、19才の借金の始発駅から始まった借金路線の終着駅が今回の”逮捕駅”ではなかったかと思われます。

借金ができる原因はギャンブル

冒頭の本人の生い立ちでも述べてきましたが、若い頃からギャンブル好きな性格で、特に10年前からスロットマシンに夢中になって仕事での収入の殆どがスロットに消えていってしまいました、

その段階で自分の愚かさに気づけば、このような人生を歩まなくてもすんだことだと思います。

しかし実際はその敗けを取り返そうとあさはかな考えになり、最初は仕事仲間から少額の借金をしてまた挑む、結果ギャンブルは勝つことより負けるほうが多い事実は世間一般的にわかっていることだと思います。

しかしギャンブルに限らずその道に没頭する人の考え方や生き方は、全く縁のない人には到底理解しがたいことではないでしょうか。

又、本人もまだ自分自身の生活許容範囲内での、趣味やギャンブルであれば今回の事件迄発展することはなかったと地元の警察に出頭する前日に取材をかね居酒屋で話をしたときに「ふとため息混じりで」漏らしていました。

そんなギャンブルの負け、取り返し、借金の繰り返しを数年行い、もう仕事仲間さえ貸さなくなって、消費者金融での借り入れに挑みますが、人生の半分以上を借金と共に生きてきた人物のクレジットヒストリーでは通常の金融機関や消費者金融ではもちろん審査に通りません。

インターネットで借入先を検索

そんな本人が優位借り入れ先等の情報を調べる手段が「ネットカフェ」である程度見よう見まねでネットでの検索くらいはでき、そこで検索エンジンに「確実に融資してくれる」「ブラックでもOK」「即時融資」「安心闇金」等のキーワードで検索して借り入れ先の情報を集めていたようです。

ネットで最初に申し込みをしたのが、昨年のクリスマスくらいで東京の中小の消費者金融に個人情報を流して借り入れをしてみたようで、結果は融資不可能だったそうです。

中小といっても貸金業者の認可を受けていれば当然個人信用情報機関へ個人情報の紹介をします。結果は見えていた事ではないでしょうか。

普通の考えでは、もう消費者金融でさえ貸さない状況になっていればまっとうに働き立ち直る事を考えるはずだとおもいますが。本人は普通ではありませんでした。

この段階でも仕事仲間も含めかなりの借金が身体中にのしかかって来ていたようです。

闇金業者から融資の連絡

そんな中、今年の成人式のあと、1月17日に雨で日雇いの仕事にあぶれ3畳一間の簡易宿舎にいた時、1本の電話が入り出てみたそうです。

すると「本日は融資の必要がないかお電話をさせて頂きました。私馬田と申します」と丁寧に名乗ったそうです。

本人にしてみれば一瞬「やった」と思ったそうですが、ふと我にかえると「審査通りますか?」と相手に尋ねたら「直ぐに審査しますので少しお時間ください」と言って40分後に電話があり「残念ですが通常の融資では現状は無理です」「そうですかとあきらめかけたとき」・・・・

「使ってない銀行口座もっていませんか」と聞かれもってないと返答すると「もしもっていれば2~3万は出しますよ」との誘いの言葉があったそうです。
それが闇金との深く、つらい付き合いの始まりになることとなります。

闇金への第一歩

17日の電話で本人は闇金で口座売買の話はあると聞いたことがあったそうですが、”口座売買”でお金を得る事の真実を身をもって知ることは始めてでした、

これが人生の結末への道になるとは、この時思ってもいなかったと私は感じます。

このような闇金の実態をしりネットカフェで情報を検索して闇金Aへ借り入れの申し込みをしてみると、本人によるとやったと思ったくらい、今までどこも通らなかった審査が通り貸してくれたそうです。

しかし、貸付の内容を聞くと元本五万円で先引き利息15,000円(週に3割)で事務手数料5,000円で手元に
35,000円しか振り込まれないそうです。完済する場合は65,000円になります。

一ケ月借り完済するときには50,000円の元本に利息60,000円合計110,000返済することになり、いつまでも利息に縛られ、元本完済に至らない状態にもっていく事が闇金のスタイルで本人はこの事実を勘違いして融資の審査に通ったと思っていたそうです。

これが闇金と深い繋がりができ、悲劇の結末の逮捕される日までわずか2ヶ月前の今年の1月23日の出来事で、この日から2ヶ月という短い間に様々な悲劇・違法・恐怖・結末と言ったキーワードの事態が起きてくることは誰も予想していなかったでしょう。

闇金の借入先を知った経緯

本人に先月末に取材した時に尋ねた事が「何社の闇金からどのくらい借り入れできたのですか」と尋ねたら本人は「最終的に多すぎて”いつ”何処から”いくら”借り入れしたか分からなくなってしまったが10社くらいから元本にして100万円くらい」借りた事実を言ってくれました。

これだけの数の闇金から借り入れできる情報はどこで入手できたか尋ねると、
1. ネットからの検索
http://www.blackok.net/

http://www.karitai-money.com/
このようなURLから情報を入手して申し込みをしたそうです。

2. 携帯電話のSNSによる勧誘
筆者も以前同様の経験をして、記事も出しましたが携帯電話に色々な闇金からの融資の勧誘が入ってきます。

何故携帯電話の番号がわかるか筆者も始め不思議に思いましたが、それは簡単な事でネットから色々な所へ申し込みすることでその個人情報が専門の名簿屋に入り、そこから闇金に流れ携帯電話に入ってきます。

通常の金融機関では多重債務者や他社での借り入れ件数、金額が多い申し込み者には融資できないようになっていますが、今回の借り入れについては殆どが無審査・異常な利息で貸し付けを行っているので、これだけの数の闇金から借り入れができたと思われます。

闇金から詐欺的な借入

今年の1月に始めて闇金との繋がりができてわずか2ヶ月あまりで10社100万円もの融資を受けれた事も驚きますが、その間高い利息の支払い、もちろん元本は完済できることはありません。

10社の闇金とどのように2ヶ月間接触してきたか疑問に感じ尋ねると、これは本人の天性というか特技というか、わかりませんが話術のうまさで闇金に利息期限の繰延等で対応してきていたそうです。

裏を返せば嘘のうまさではないでしょうか、取材でも本人の今までの人生の中で嘘による人生を過ごしてきた事を明確に答えていました。

注目すべき点が、今回の逮捕の要因の一つでもあります。それは詐欺行為による借り入れを行っていたと本人の自供でわかったそうです。

100万円の借り入れはよく考えると、いくら闇金でもまともな申し込みでは融資しないと思います。

どのようにして詐欺的な借り入れを行ったかは現状警察以外わかりませんが闇金を騙して借り入れできる話術があった事に凄さを感じます。

2ヶ月の間利息の支払いの為に他社から借り入れしてそれをあてる、いわゆる自転車操業で自分で自分をおとしめる事になっている事に何故気づかなかったかと思います。

利息の支払いに行き詰まった最終的手段として、一部の闇金から次のような指示があり本人も利息の支払いの行き詰まり状態から考えてやる事になっていきます。
1. 銀行口座の売買
2. 口座の送り先の中継

以前筆者も口座売買について記事も執筆した経験がありますが、

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今回の本人への取材内容と比べると規模、組織力等の違いや、いかに今、口座売買を行っている人が全国で増加してきている事に驚きを隠せません。

1と2については次項で詳しく報告させてもらいます。

闇金の借り入れ条件

2ヶ月間で100万円の借り入れを行った事実は、消せないことだと思いますが、10社から借り入れする時の条件について、先にも述べたように数が多い為に明確な記憶がありません。

本人の記憶がはっきりしている範囲で条件等を聞くことができました。

他にも5社くらいあるそうですがほぼ条件は3割から5割の1週間の大半の借り入れ先の共通点が
1. 審査らしきものはなかった
2. 身分証明書の送付もなかった
3. 電話と緊急連絡先で借り入れ出来た

いづれの所も闇金特有の無審査、高利息、短期貸し付け、初回は少額の2万から3万(これは借りての返済不能になった時のリスク回避)は闇金の基本でもあります。

闇金からの借入一覧

ここに明記する内容は本人が逮捕され、事情聴衆でも言った借り入れ先、借り入れ額、利息、口座売買の相手をまとめたもので、逮捕される重要な証拠として取り扱われたリストからとったものです。

闇金業者 利息 利息の周期 借入元本 手元振込 利息金額
闇金A 3割 10日 355,000 244,000 106,000
闇金B 2割 7日 150,000 109,000 30,000
闇金C 5割 7日 100,000 50,000 50,000
闇金D 5割 7日 130,000 60,000 70,000
闇金E 2割 7日 320,000 290,000 64,000

後4~5人から30万円くらいあるそうで、この数字は元金はともかく、手元に振り込まれた金額については
本人の優位残った口座の通帳を確認させてもらい、数字の真実を確証するとともに一人でこれだけの闇金を相手にしたことに、更なる驚きと身体中に恐怖感を感じました。

筆者も過去には闇金からの借り入れ、口座売買の実態を今回と同様なかたちで取材により記事を掲載してきましたが、過去の取材した中で、このような闇金との付き合いをした人はいませんでした。

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ー 前半部のまとめ ー
生活の中で様々な事が原因でお金を借りなければいけない状況は、出てくることはありますが、そんな時に自分自身の生活許容範囲内での、借り入れを前提条件として考えるのが普通ではないか思われます。しかし今回の当事者のように自分の欲望を満たす為に、許容範囲を越えた借金で、家族をふくめ全てを失う事になっても自分自身を振り返らない結果が”人生の結末”になっていく悲惨な取材でした。後半では闇金に支払う利息の為に今回の逮捕に至った口座売買の実態について、その事実からの自分自身への回りからの壮絶な制裁を報告させてもらいます。

口座売買の現状は息取り立ての手段

1月中旬に始めて(?)闇金からの借り入れを行い、わずか2ヶ月で100万の借り入れをして、自分の年収に近い金額を闇金から借り、その結果がいかになっていくかはテレビドラマや映画のようにうまくまとまることは絶体に有り得ません。

利息だけでも、週に20~30万近くなってきて、不思議なことはこのようになってきて、当事者は「どうのようにして多数の闇金と金額を解決するつもりだったのか」この点について本人から回答を得ることができず。

想像ですが、当事者は身内、兄弟もなく独り身な為どんな仕打ちをうけても、また逃げても一人ならと思ったのではないでしょうか。

しかし、現実は自分が思っているようには決してならなかったようです、次頁で詳しく報告させてもらいますが、当事者以外にも回りへの多大なる危害、迷惑が連日続いたそうです。

利息の返済の為、同業他社から短期融資の繰り返しをやってきても、最終的にはそれさえ不可能になったそうです。

しかし偶然にも2月上旬に1月の成人式頃に電話があった馬里という人物から電話があり「どうですか融資できますけど口座ありますか」と偶然とは怖いものだとおもいました。

その頃の心境についてさすがの当事者も「ヤバイ」と思いすでに、もう闇金からの借り入れさえできない状態で自分で返済しなくていい資金は「口座を売る」事で利息返済資金を調達するしかないと、誤った考えになり口座の新規開設がこの頃から始まっていきます。

口座売買による収入

馬里という人物から電話があった時に本人は頭のすみに「いくらで売れる」かというあさはかの事が走ったようです。実際その電話から3~4日後に馬里という人物に当事者みずから電話をいれ。交渉したそうです。

馬五郎:「口座作りましたがどうしたらいいんですか」と尋ねてみると
馬里:「どこの銀行ですか」
馬五郎:「F銀行です」
馬里:「ネット銀行はそんなに出せません、すぐに止まるため」
馬五郎:「ではいくらですか」
馬里:「2万です」
馬五郎:「それでもいいです。どうしたら振り込みしてもらえるんですか」
馬里:「ネット銀行ならキャッシュカードはいりません、ログインパスワード、乱数表の数値を教えてもらい、こちらで使えるかチェックして確認できたらすぐに振り込みます。振り込み口座お願いします」

こうして、先方の指示通りパスワードと乱数表の数値を教えて、3時間後に自分の口座に2万円振り込まれて
きたそうです。この事実が大きな底のない罠に、はまっていくきっかけになっていったようです。

資金調達の為に続く口座開設

F銀行の口座を売ったことによる振込みが2万円あり、そこで普通はその2万円から少しでも利息にあてていくように考えますが、当事者の考えはそうではなかったのです、口座代金が入金されたことは、仕事の休憩時時間にスマホのアプリから確認して仕事が終ると一目散にコンビニに行って2万おろしてパチンコ屋に行きスロットの前に座ったようです、

彼のあさはかな手段としては、「どうせこの2万だけでは、全部の利息払えないと思い」この資金元手にスロットで増やそうと、意味のわからない行動に出ていき、結果「又負けた」はお分かりの通りで、売ったお金は1円も返済に当てられずパチンコ屋に消えていったようです。

いつも負けつづけていたら、当事者もあきらめていたかもしれませんがたまに10万円以上勝つときがあったのでその余韻がいつも体から離れなかった事が今回の事件の一番大きな原因かもしれません。

当事者の考え方の基本が、取材でも言っていましたが「何とかなる」で19才から今まで生きてきたようです。スロットに負けた時にも「又口座を作って売れば金はできる」と、さも口座売買が違法ではないようにさえ思えてくる行動でした。

2月中旬には利息の支払いで延滞による、督促が一段と強くなってきたので当事者も急いで新規口座を開設して売却代金を利息にあてる決心をして、まず自宅の近くの銀行から開設していきます。

G銀行 H銀行 I銀行 J銀行 K銀行
売却時期 2/中旬 2/中旬 2/下旬 3/中旬 3/中旬
売値 40,000 60,000 50,000 30,000 30,000
送先 福岡県博多 福岡県博多 福岡県博多 東京世田谷 東京世田谷
買手  闇金A 闇金A 闇金A 闇金C 闇金C

人は色々な性格があり、その性格もいい面や悪い面、両方ありいいとこは伸ばして、悪いとことは直していく事で成長してきます。

しかし、今回の当事者のように若い頃から自分自身の進む道が間違いだらけで、自分の愚かさにもきずかず、現在まで生きてこられた事に、今回の当事者の”運の強さ”いう言葉が適切かどうかはわかりませんが、感心させられます。

銀行からの通告

わずか1ヶ月の間に5銀行のキャッシュカード、通帳、乱数表、トークン等を渡して得た金額は21万円になりそれの殆どが利息にあてられたようです。買った闇金もその口座を早速利用しているようですが、詐欺等に使われるのかについてはわかりません、

現在警察の方で、詐欺等に使かわれ被害者が出ていないか、調査しているようです。もし振込み詐欺等に使わて被害者が出ていたら口座売買だけの罪に被害者の分まで加わり重い罪になるでしょう。

闇金が個人口座を利用する頻度は一つの口座で約1ヶ月くらいで、その間に契約者からの利息、元金等集中的に振り込みに利用していきます。

銀行は、この異常なお金の出入りと、様々所からの振込みが続いている、状況に違和感を感じて本人宛に口座状況の確認の連絡(手紙)があり、不審だと思われたら添付のような口座利用停止通知が届きます。

現在は全国銀行協会システム等により詐欺等に利用された情報は一斉に各銀行に流れて、一瞬にして他の自分の口座も凍結させられて二度とその銀行では口座開設ができなくなります。
当事者も次のように各銀行から通知が届いたそうです

銀行名 届いた日 通知内容
G銀行 2/末 利用停止通知
H銀行 2/末 利用停止通知
I銀行 3/6 利用停止通知
J銀行 3/中旬 利用停止通知
K銀行 3/中旬 利用停止通知

以上のような銀行の処置に対し、当事者は今後罪を償い社会復帰する時に色々と生活する上で、銀行の口座が必要になってきますが,口座を開設することは、今回の件でかなり難しくなることだと思います。

闇金にとって口座は使い捨て

筆者が以前口座売買の取材をした時に、元闇金の幹部からの証言で闇金の利用する口座は

  1.  絶体に個人の口座
  2.  利息等を振り込むときは事前には絶体に口座を知らせない。
  3.  振り込むときに口座番号などの詳細を知らせる。
  4.  細かな所は午前と午後で口座が違うこともある。
  5.  新規口設する時は必ず①ンターネットバンキングであること ②振込み限度額を300万円以上にする。

このような条件で口座を開設させて1ヶ月から2ヶ月利用して次の個人口座を使うようです。

その為に闇金は一つでも多くの個人口座が必要になり、自分達の安全確保の為に、決して口座と携帯電話は長い間同じものを使用しません。

自首の決断

3月に入り、益々闇金への利息の支払いが困難になってきて、3月8日に当事者とその友人と筆者で本人の今後の事を相談して、さすがの、当事者もこれ以上はどうしようもないと覚悟して自首する事になりました。

その時にもっと早い時期なら、まだ方法は他にあったかもしれませんが今となってはかなり遅いきはしました。

それから、出頭する3月20日の勾留される運命の日まで毎日半日以上にわたりこの記事の取材を行いました。

最終的に取材が完了したのが3月17日の深夜で朝まで3人で飲み、語らい、真夜中の静まりかえった部屋の中で3人の声がやたら楽しそうに響いていました。

司法の助け

今まで強運な人生をおくってきた当事者はまだその強運は残っていました、口座売買という犯罪に対する罪の償いは何らかの結果が警察から言われることだと思います。それに対しては素直に償う事にしていました。

もう一つの懸念材料が、利息も含め支払いをしなかった多くの闇金からの取立ての恐怖に対して自分はしばらく、警察の中で安全はどこよりも確保されていますが、借り入れするときに緊急連絡先を言った友人などの電話に本人に連絡が取れない分、代わりに督促や居場所の確認、嫌がらせ等が押し寄せる可能性がありました。

そんな時、筆者がいつもお世話になっている会社の社長さんからの情報で区民会館で闇金など、債務の無料相談をやっている事を教えられ、「無料相談だからたいして力にならないのでは」と思いましたが、相談日が2日後であったので期待せず何か得るものでもあればと思い当日相談に行ってみました。

それが勾留されて5日後の3日24日の事でした。相談に行き、その時の担当は司法書士の先生でした。そこで4~5日半分徹夜取材状態だった記録に基づいて説明して状況確認のために本人との面会も行い。
出された結論は司法書士の先生が窓口となり闇金への返済不能の連絡や法テラスを通じて弁護を行い、当事者は現状では自己破産することで闇金や他の債務から整理できる方法として最適と判断され警察と司法の管理下のもとに保護される事になりましたが、ことは全て上手くいきませんでした。

組織力の闇金の取り立て

勾留される日まで毎日数十件の闇金からの督促の電話があり、最初の頃は電話に出て、曖昧な回答をして対応していたようです。しかし闇金のほうも曖昧な回答では当然収まりません。電話での督促の内容も当事者が何かあった時と思い録音していた物を聞くと・・・・

ここでは掲載できないような恐ろしい、言葉による督促が当然のように連日続けられていたようです。3月の10日頃から電話に出ないようにすると、その後当然のように第三者への同様な督促が続いていきます。

連絡が取れないようになってから、闇金の次の行動は素早いものだったようです。今回の闇金は殆どが東京に拠点をおく所のようで、そこから連絡が取れなくなってから、取り立て人らしい人物が自宅に来るまでそんなに時間がかからなかったようです。

元闇金の幹部に聞くと、全国に取り立て専門業者がおりそこに頼むと即時に取り立てにいく組織力があることをしりました。

このような事態になることは当事者が一番わかっていた(?)事でも、第三者への被害については口座売買の罪より重い罪ではないでしょうか。

第三者への恐怖の督促

当事者の話によると今回の督促に絡む第三者は4人ですべて、友人や仕事の関係者で共に本人に無断で連絡先として闇金に言って借り入れするときの条件にしたようです。この中には会社の番号も教えた為に会社への督促や回収もあったようです。

この事実は自分が犯した犯罪で第三者を巻き込み、その人達の生活の安定をも壊すようになってきた、事が今回の最大の罪ではないかと思います。

今後この人達にどのようにして謝罪していくのかは警察の裁きの後になることにだと思いますが、あとの人生の中で正直という言葉で誠心誠意をもって謝罪、償いを人としてやってもらいたいものです。

最後に

ここから先地元警察の生活安全課への運命の出頭、逮捕の日をむかえることになりますが、これ以上は当事者が自ら出頭してかなりの制裁、反省もしていますので、ここからの内容は当事者を多少尊重して省略させて頂きます。

流れ的には記事の内容で想像がつくか思います。今回の記事は数少い当事者の本音からの依頼で、同じような過ちをおこさない為の警告文にしてほしいとの条件での記事化でした。

今回の記事では人間のもつ欲望に対する自制心という、コントローラが壊れた結果の出来事からきたもので人は皆な、この2つはもっていますが、コントロールできる人は成長して、できない人は今回の当事者のようになっていくいい事例で、身に詰まる取材でした。