ブラックリストって本当にあるの?

借金を滞納するとブラックリストに載る。よく言われることですがブラックリストは存在しないことをご存知でしょうか。

そんなはずはない、カードローンやクレジットカードの審査で落ちたことあるよ。疑問な点が多いブラックリストの正体とは何なのでしょう。

ブラックリストって良く聞くけれど

wall-175686_640

よく言われるブラックリスト。ブラックリストに載ってしまったらもう人生も終わりだ、などと恐れている人も多いのではないでしょうか。

まるでダメ人間の烙印を押されるような、そんな響きのあるブラックリスト。噂では聞いたことはあるけれど実際本当のことはよくわからないという人もおそらく多いことでしょう。

今回はブラックリストについての正しい知識を得ることにしましょう。今まで考えていたような仄暗いイメージはなくなりますよ。

ブラックリストとは脅し文句だった

cc0160160836_TP_V

金融業界からすればブラックリストの言葉はかなり効果的で、借金をなかなか返済しない人へ督促するにはこれしかないというほどの破壊力を持っています。

  • ブラックリストに入っちゃうと人生終わりだよ
  • もうカードローンやクレジットカードは契約できないよ
  • 車のローンだって契約できないし、困るでしょ?

カードローンやクレジットカードの返済を滞納してしまうと、督促の電話や時には専門の取立人が訪問することもあります。

そのときに必ずと言っていいほど出てくるのがブラックリストのことであり、「ブラックリストに入ってしまうともう人生おしまいだから、入らないように少しだけ入金しておこうよ 」。

「これ以上滞納するとブラック入りだよね。そしたらオタクもう借金できないよ。車だってローン組めないし、クレカだって持つことできないし。どうすんのこれからの人生?」。

ブラックリストとは実は存在するものではありません。
金融業者が過去の利用者を選別するために自社でリスト化している以外、正式なリストはないのです。

ブラックリストとは督促のための脅し文句以外の何者でもありません。

本当のブラックリスト意味とは

caution-1776643_640

正式なブラックリストは存在しません。しかし信用情報機関に登録されるデータには、信用力があるのかないのか判断するためのいくつかの項目があります。

その項目によくない情報が登録されていると、カードローンやクレジットカードはもちろんのこと、住宅ローンや自動車ローンの審査に大きく影響を与えてしまいます。

そのデータによって審査に通らなければお金に関わる契約を結ぶことができません。

ブラックリストの真意は登録されるデータの類型が金融機関にとって望ましくない情報のことをいいます。

ブラックリストに登録されると、カードローンやクレジットカードの申し込みができないよ、というのはある意味真実を表現しているとも言えます。

どのような状況になるとブラックリストに載ったような意味合いになるのか、次の項目でご説明をします。

金融事故を起こすとブラックリスト入り

正式なリストとしてブラックリストというのはありませんが、わかりやすくご説明するにはこのままブラックリストという言葉を使用することにします。

どのような場合ブラックリストとして登録されるのかというと、信用情報機関でいうところの「金融事故(正式には異動情報)」を起こしてしまうと「ブラックリストに入った」となります。

金融事故とは主に次のことをいいます。

  • 延滞(3カ月以上の滞納)
  • 債務整理
  • 自己破産や個人再生
  • クレジットカードの強制解約

以上のように金融機関に対して債務不履行を行うと、金融事故として信用情報機関に登録されます。

金融事故を起こしてしまうと、新たにカードローンやクレジットカードの申し込み、各種ローンの申し込みを行なっても、金融機関は信用情報機関にデータを照会することで申込者に信用力がないことがわかり審査には通りません。

関連記事をチェック!

借入審査に落ちた時に考えられる理由を全てまとめてみた

借入審査には即審査落ち、となる条件があることを知ってますか? 貸付できない即NG行動4箇条 カードローン会社の審査には、『この条件を満たしたら即アウト』という即NG集が用意されております。...

関連記事をチェック!

信用情報機関と延滞,滞納の関係

クレジットカード、消費者金融などで延滞をした場合、日常生活にどのような影響があるのでしょうか? また、支払遅延はどこまで許されるのでしょうか? 延滞するとどうなる? 延滞は色々な場面で影響が...

ブラック情報を消すことは基本できない

一度登録された金融事故情報は基本的に取り消すことができません。基本的にと言ったのは金融機関側のミスで登録してしまうこともあるためです。

めったにあることではありませんが、同姓同名でしかも生年月日まで同じという条件が重なってしまうと、誤った情報を入力してしまうことがあります。そのことに業者が気づけばすぐに訂正することができますが、全く気付いていない場合も中にはあります。

信用情報機関は独自にデータを入力することはありません。あくまでも加入している金融機関が登録する以外に方法はありません。しかし他人の情報誤って入力したことに利用者がたまたま気づいてしまえば、一定の手順を踏むことでデータを訂正及び削除をすることができます。

「アナタのブラック情報を消します」などと広告を見かけることがありますね。手数料を騙し取る方法です。一度登録された金融事故情報はミスで登録された以外、訂正や削除をすることはありません。

信用情報を操作できるような広告を出している業者は詐欺だと思って間違いありませんよ。安易な広告に釣られないように注意しましょう。

関連記事をチェック!

信用情報機関から記録を消す方法は存在する?

「私、ブラックリストに載っているからクレジットカードが作れないんだよね。 某クレジットカード会社の営業時代に筆者がよく聞いた言葉です。 ブラックリストとは正確にはどのようなものなのでしょう...

ブラックリストでできないこと

dfeb5966c01f1ee6823e2c6543a9b6fa_s

ブラックリスト(金融事故情報)に載ってしまうとどうなってしまうのか気になりますね。既にご説明している部分と被りますが、今一度整理してみましょう。

  • ローン関係の契約ができなくなる
  • クレジットカードの審査に落ちる
  • 携帯電話の契約ができなくなる
  • アパートなどの賃貸契約ができなくなる
  • 会社の就職に影響する

信用情報機関は金融に関係する情報を管理していますので、ブラック情報が登録されてしまうとお金に関する貸借契約や商品の割賦契約に真っ先に影響が出てきます。

住宅ローンや自動車ローンはもちろんのこと、カードローンの申し込みやクレジットカードの契約の審査に通ることはまずありません。

また稀な例ではありますが、アパートの賃貸契約に影響が出ることがあります。最近では消費者金融業者の子会社がアパートの保証契約を引き受けていることが多くなっています。

そのため金融事故情報があると、その情報が親会社から子会社へ提供されてしまうことで賃貸契約を結ぶことができない状況が発生します。

これもかなり稀な例ではありますが、会社の就職にクレジットカードを持っているかどうかで採用されるか不採用となるのか判断されることもあります。

もしクレジットカードを持っていなければ提携しているクレジットカード会社に申し込みをさせられ、審査に通れば採用、審査に落ちれば不採用となることも現実的にあるのです。

一般的には金融関係の契約に大きく影響を与えるのがブラック情報になり、アパートの賃貸契約や就職については極稀なケースとして考えていいでしょう。

関連記事をチェック!

他社での借入状況が審査に与える影響

カードローンやクレジットカードを新しく作りたいけど、審査が心配だという人も多いのではないでしょうか。 他社からの借入があると審査に影響を及ぼしてしまうことがあります。今回は主にカードローンについ...

信用情報機関とは

OZPA86_moshimoshitel20141123112222_TP_V

ところで信用機関についてよく知らない人も少なくないようです。日本国内には認可された信用機関は3箇所あり、それぞれ加入している金融機関が異なります。

・全国銀行個人信用情報センター
略称はKSCといいます。たまにJBAと誤解されることもありますが、JBAは全国銀行協会のことを言いますので、信用情報機関はKSCが正解です。加入者はもちろん銀行や信用金庫などの金融機関です。

・株式会社シー・アイ・シー
略称はCICです。加入者は割賦販売を行っている業者やクレジットカード会社などです。最近では消費者金融業者も加入することが増えています。

・株式会社日本信用情報機構
略称はJICCです。全国の消費者金融業者が加入しています。クレジットカード会社もキャッシングを行っていることから加入する傾向が多くなっています。

以上3機関が金融に関わる個人信用情報を扱っています。それぞれの信用情報機関は単独で存在していますが、金融事故などの重要な情報は3機関でデータ共有されているため、どこか一箇所で金融事故起こしてしまうと、どこの信用情報機関でもわかってしまいます。

金融機関は必ずいずれかの信用情報機関に加入しなければならないことが法律で定められていますので、正規の金融機関ならブラック情報はすぐにバレてしまいます。

◆全国銀行個人信用情報センター
◆株式会社シー・アイ・シー
◆株式会社日本信用情報機構

関連記事をチェック!

CIC,JICC,全銀協(全国銀行協会)の違いを徹底解説

3つの信用情報機関、CIC,JICC,JBA(全国銀行協会)の違いとは何なのかがよくわからないと思っているのではないでしょうか。 そもそも信用情報というものをご存じない場合は先にこちらのページを...


関連記事をチェック!

【馬三郎が】信用情報機関の情報開示請求を調べてみた

皆さんこんにちは、馬三郎です。 前回の記事では信用情報とは何なのかを説明しました。 信用情報の存在を知ったばかりの私ができる限り分かりやすく説明したつもりですが、理解してもらえたでしょ...

何が登録されているの?

信用情報機関によって登録の型式は違っていても、記録保存されているデータは主に以下のものに分類することができます。

・本人を特定するための情報
氏名や生年月日、住所や電話番号、勤務先、運転免許証の番号など。

・契約内容に関する情報
契約の種類や契約日、貸付日、利用限度額、保証内容など。

・返済状況に関する情報
返済日や返済予定日、現在の残高、完済日、滞納など。

・取引事実に関する情報
これがいわゆる金融事故情報の部分です。債務不履行により保証会社が弁済したことや債権回収会社に債権が譲渡されたことなども登録されています。

・申し込みに関する情報
カードローンの申し込みやクレジットカードの申し込み月日、申し込み商品の内容や契約したかどうかの情報など。

以上の情報のうち取引事実に関する情報に問題のある人のことをブラックといい、金融機関で審査する上で大変重要となる情報となります。

記録保存されている情報はあくまでも本人の金融に関する情報のみで、家族情報などのプライベート情報は保存されていません。

ブラックリストに載る期間

calendar-1990453_640

督促担当者による発言「ブラックリストに入ると人生終わりだよ」はあくまでも督促を優位に進めるための常套文句なわけですが、一度ブラック情報が登録されてしまうと本当に人生が終わってしまうのでしょうか。

人生が終わるとは一生ブラック情報は記録保存され、今後一切のローン契約を結ぶことができなくなってしまうのでしょうか。

結論から言えば決してそんなことはありません。登録された情報には一定期間保存されるだけで永遠に記録が残るということはありません。

利用状況などは

返済に関する情報には利用履歴や返済状況が含まれています。毎月きちんと返済しているのか、貸付残高はどのように推移しているのかなど、ブラック情報とは言わないまでも審査する上で重要な項目です。

この情報が保存されるのは、利用中はもちろんのこと、借金を完済した後でも最高5年間は記録が残ってしまいます。

なお完済した後5年経過すればデータは消えてなくなり、ホワイト状態となります。つまりどこでいくら借りていたのか、どのような返済状況だったのかということが分からなくなってしまいます。

金融事故情報は

登録される期間は事故情報が発生してから最大で5年間登録され続けます。したがって一生お金に関する契約ができなくなるということではありません。

ただし債務整理の中で任意整理については、返済に関する情報とも関わりがあるため、事故情報が発生してから5年を経っても登録されていることがあります。

金融事故情報には比較的軽微な「延滞情報」も含まれますが、返済の滞納を解消したとしても消えることはありません。債務整理や自己破産同様に最大で5年間登録されてしまいますので注意しておきたいところです。

なお全国銀行個人信用情報センターは金融事故情報の登録期間は他の機関よりも比較的長く、特に自己破産や個人再生の情報は最大で10年間登録されることもあります。

関連記事をチェック!

【悲報】信用情報(ブラックリスト)は期間が経つまで回復しない

信用情報開示したとき、信用情報に問題を発見。 それでもどうにかして借入したい、そういったこともあるでしょう。今回馬太郎が、元貸金業者である馬吉先生、馬元先生、竜馬先生に信用情報の回復方法について...

関連記事をチェック!

消費者金融の信用情報はいつまで残る?

消費者金融でお金を借りると信用情報機関に申込情報や他社借入、返済状況、金融事故情報などが記録保存されます。 それらの情報は他の金融機関でお金に関するローンを組む場合に審査の材料となります。ただし...

ブラックリストについての疑問

doubt-2072602_640

個人信用情報機関に登録されるのは金融機関との契約に関する情報のみで、それ以外の情報は登録されることはありません。

しかし中にはこんな情報も登録されてしまうの?という誤解もあるようです。主なものをご紹介しておきましょう。

信用情報に登録される事例

  • クレカのショッピング枠現金化
  • 携帯電話料金の滞納
  • 奨学金の滞納

クレジットカードのショッピング枠を現金化することはカードの会員規約に違反する行為です。見つかってしまうと会員資格を失うことになり、カードの強制解約となることも出てきます。

当然ながら信用情報機関に登録されることになります。

携帯電話料金の滞納も3ヶ月以上経過してしまうと、信用情報にキズがつきます。

それは携帯電話料金の中に端末機器の分割代金が含まれているからです。他にも奨学金を滞納すると信用情報機関に登録され金融事故となってしまいますので、十分気をつけておきましょう。

関連記事をチェック!

クレジットカードのショッピング枠を現金化するとブラックに?

クレジットカードのショッピング枠を現金化する。いかにも合法的であるかのような広告をよく見かけますね。 個人で現金化するのはアウトでも現金化業者を利用すればセーフ。こんなまことしやかな噂も流れてい...

信用情報に登録されない事例

  • 公共料金の滞納
  • 家族の金融情報
  • 3カ月未満の滞納
  • すでに完済してある過払い金請求

以上の情報は金融事故情報とはなりません。

ただし公共料金の支払いをクレジットカードで行っていた場合は滞納期間によっては延滞となることもありますが、口座振替や現金で支払っているのであればいくら滞納しても信用情報に登録されることはありません。

また家族が金融事故を起こしたとしても、アナタの情報に登録されることはありませんので安心してください。

他にもすでに完済してある状況で過払い金請求を行なったとしても金融事故とはなりません。

ただし気をつけたいのは、利用残金がある状態で過払い金請求を行うと一時的に「債務整理」の情報が追加されることです。

過払い金請求手続きが終わり、借金がゼロになれば債務整理の情報は消え「完済」となりますが、借金が残った場合は債務整理のまま情報が登録され続けますので、これも注意が必要です。

本人のブラック情報を調べるには

smartphone-569076_640

過去に金融事故を起こしても一定期間を過ぎれば事故情報は削除され、カードローンやクレジットカードを契約していた事実も消えてしまい全くのホワイト状態となります。

しかし本当にブラック情報が消えたのかどうか心配になるときがありますね。住宅ローンを組む場合などはとくに慎重になるものです。審査の結果落ちてしまったとはなりたくありません。

現在の信用情報がどのようになっているのか、確かめる方法があります。それは各信用情報機関に情報開示請求をすることです。開示の方法や手数料は信用情報機関によって異なってきますので、公式サイトで確認しておきましょう。

インターネット上で開示する方法や郵送で開示する方法などいくつか方法があります。その情報の中に金融事故情報が載っていなければアナタはもうブラックではありません。

関連記事をチェック!

自分の信用情報を調べる方法

カードやカードローンの申し込み審査が落ちたとき「あれ、落ちる要因なんて見当たらないのに」と思う人も多いはず。 学生の時に携帯電話料金を3か月以上滞納して、信用情報にてブラック認定をうけて...

まとめ

debt-1157824_640

いかがでしたでしょうか。今回はブラックリストについて、疑問や誤解を受けやすい問題についてご説明させていただきました。

確かにブラックリストはないにしても金融事故情報として登録されることはほとんど意味が同じとなります。

一度金融事故情報に登録されてしまうと、最低でも5年間は登録され続けますので、決してそのような事態を引き起こさないように、カードローンやクレジットカードの正しい利用方法心がけるようにしたいですね。

関連記事をチェック!

ブラックでも安心してお金を借りる方法知ってる?

ブラックリストの自分でもお金を貸してくれる場所はないのか。 結論だけで言うと、あります。 では、どういう業者を選んだらいいのでしょうか。 今回は、ブラックでも貸してくれる業者とその仕...