キャッシュカードとクレジットカードの違い

キャッシュカードとクレジットカード、よく似ていますが、両者の違いが分からないという人もいるでしょう。

クレジットカード、キャッシュカード、さらにカードローンの3つの違いは以下の表のようになっています。

引出し 借り入れ 買い物
キャッシュカード
クレジットカード
カードローン × ×

それぞれ詳しく説明していきます。

お金を下ろすキャッシュカード

引出し 借り入れ 買い物

まずはキャッシュカードについて説明します。

一言で言えば、キャッシュカードは口座からお金をおろすためのカードです。

口座には自分のお金を預けていますので、キャッシュカードがあれば対応しているATMを使ってお金をおろすことができるのです。

キャッシュカードを持っていれば、財布にお金が入っていなくてもATMから下せるので、常にお金を持ち歩く必要がなくなります。

逆に、キャッシュカードを使えば口座にお金を預けることもできますので、財布の中の現金が多すぎるときにもキャッシュカードは便利です。

これがキャッシュカードの使い方です。

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キャッシュカードはキャッシング用のカードではない

お金の借り入れに「キャッシング」という方法があり、その名前から、よくキャッシュカードでキャッシングができるという風に勘違いしている人がいます。

しかし、キャッシュカードは銀行に預けているお金を引き出したり、銀行にお金を預けるときに使うものであり、キャッシング用のカードではありません。

ですので、基本的にキャッシュカードを使ってお金の借り入れをすることはできません。

定期預金が有ればキャッシュカードで借り入れできる

基本的にと言ったことからわかる通り、人によってはキャッシュカードを使ってお金の借り入れを行うことができる場合があります。

それは、定期預金口座にお金を預けているときです。

預金口座にはいつでも自由にお金を引き出せる普通預金の他に、一定期間お金を引き出せない代わりに普通預金よりも金利が高い定期預金があります。

通常は普通預金口座に10万円しか入っていない状態で15万円を下ろそうとしても10万円しか出てきません。

しかし、定期預金にお金を預けている場合はオーバーした分を定期預金から補ってくれます。

これは低拠金担保貸付と言って、もし返済が行えない場合は定期預金から返済を行うことを前提として低金利でお金を借りることができる制度です。

定期預金は必ずしも満期まで待たなくても途中で解約して利用することもできるのですが、その場合は預けていた期間の金利も低く計算されてしまいます。

そこでこの制度を使えば定期預金を解約することなく足りないお金を補うことができます。

金額は定期預金の90%か200万円の低い方まで、金利は年率0.5%程度となります。

一応買い物でも使える

また、J-Debitという機能を使うことで買い物時に代金を支払うことにも使用できます。

買い物時にキャッシュカードを提示すれば、預金口座から必要な金額を自動的に引き落としてくれるので、現金を持ち歩く必要がなくなります。

しかし、キャッシュカードで利用できるJ-Debitはこれから説明するクレジットカードよりも加盟店が少ないという欠点があります。

買い物で使うならクレジットカード

引出し 借り入れ 買い物

クレジットカードの機能を一言で説明すると、買い物代金を後払いにすることができるカードと言えます。

そのため、クレジットカード一枚あれば現金を持っていなくても買い物をすることができるのです。

キャッシュカードで買い物の支払いを行うときは、即座に口座から代金が引き落とされます。

一方、クレジットカードの場合はいくつかの支払方法があります。

  • 1回払い:次回の返済日に全額まとめて支払う
  • 2回払い:次回、次々回の2回に分けて支払う
  • ボーナス払い:6月や12月など、ボーナスが発生する時期にまとめて支払う
  • 分割払い:3回や10回など、複数に分けて支払う
  • リボ払い:回数を決めず、毎月一定の金額ずつを支払う

※分割払い、リボ払いは金利が発生します

このように、クレジットカードはキャッシュカードと違い、使用してからお金を支払うまでに間隔があります。

そのため、口座に入っている金額までしか使えないJ-Debitと異なり、クレジットカードなら給料日前で口座にお金がない状況でも利用することができます。

対応店数はJ-Debitより圧倒的に多い

支払のタイミングを後回しにできるということ以外にも、利用可能な状況がクレジットカードの方が圧倒的に多いです。

クレジットカードは世界中の4,000万店近くで利用できる一方、J-Debitは国内の45万店でしか利用できず、ネットショッピングでも使うことができません。

対応店舗の多さや支払い方法の柔軟さなどの理由から、買い物の支払い目的で使うのであればキャッシュカードよりもクレジットカードが優れています。

キャッシュカードは銀行や信用金庫が発行するものですが、クレジットカードはそれ以外の会社からも発行されています。

キャッシュカード一体型もある

クレジットカードとキャッシュカードは別物ですが、銀行が発行しているクレジットカードの中にはキャッシュカードの機能を兼ね備えたものがあります。

キャッシュカード一体型なら一枚で買い物の支払いとお金の引出しができるため、持ち歩くカードを少なくしたい方には銀行が発行する一体型クレジットカードがおすすめです。

どこの銀行でもクレジットカードとキャッシュカードを一体化することはできますので、普段利用している銀行で一体型カードを発行しましょう。

ただし、もし紛失してしまった場合にはクレジットカードとキャッシュカードが同時に使えなくなってしまうことには気を付けてください。

また、普段キャッシュカードとして利用しているカードにクレジットカードの機能がついているかどうか確認したいときには、カードの表を見てください。

クレジットカードには発行元の他に、決算システムを管理する国際ブランドが決められており、以下のブランドのロゴが書かれていればクレジットカードとして使うことができます。

国際ブランド
  • VISA
  • Master Card
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • Discover
  • 中国銀聯

審査に通らないならVISAやJCBのデビットカード

クレジットカードは支払いが後回しになるため、場合によっては自分が持っている以上の金額のお金を使うことができます。

それが原因で、ついつい使いすぎて返済ができないという状態に陥ってしまう危険性があります。

そのため、クレジットカードを発行する場合には、しっかりとした返済能力があるのかどうかを審査し、審査に通過できなかった人にはクレジットカードは発行されません。

たしかにクレジットカードがなくても生活はできます。

しかし、高額の買い物をするときに現金を持ち歩かなければならず、ネットショッピングをするときにわざわざ銀行からの振り込みや代引きを選ばなければなりません。

キャッシュカードで利用できるJ-Debitでは対応店舗数が少ないですし、ネットショッピングには対応していません。

そこで利用するのがデビットカードです。

実はデビットカードには、キャッシュカードのJ-Debit機能以外にも、さきほど紹介したVISAやJCB、Mster Cardの決済システムで支払いを行えるものがあります。

これらはクレジットカードと異なり、どこの銀行でも発行しているわけではありませんが、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行で作ることができます。

地方銀行でもデビットカードを発行しているところがありますので、主に利用している銀行が発行しているかどうか確認してみましょう。

また、デビットカードなら口座に入っている金額しか使えず、使い過ぎの心配がないため、あえてクレジットカードではなくデビットカードを使うというのもいいでしょう。

クレジットカードには借り入れ機能も付いている

買い物時の代金支払いがクレジットカードの基本的な機能で、ほとんどの人はこの機能でしか使用していませんが、実はクレジットカードにはもう一つキャッシング機能がついています。

キャッシュカードの説明でも言及しましたが、ATMから現金の借り入れを行うことをキャッシングと呼び、クレジットカードにはこの機能がついています。

ちなみに、一般的な買い物での使用方法はショッピング機能と呼びます。

クレジットカードを利用したキャッシングでは、キャッシュカードの場合の定期預金のような特別な条件はありませんが、キャッシング枠が付いていることだけが必要となります。

クレジットカードは利用可能枠が決められており、ショッピング枠とキャッシング枠は別々になっているのです。

そのため、カードによってはショッピング枠30万円に対してキャッシング枠が0円に設定されていることがあります。

その場合には買い物では30万円まで利用できますが、キャッシングでは1円も借りることができません。

クレジットカードの枠に関してはマイページや発行会社への電話によって確認することができます。

もしキャッシング枠がついていない場合でも、申請すれば後からキャッシング枠を追加することは可能です。

その場合は枠の確認と同様、インターネットや電話で行ってください。

キャッシングするとショッピング枠が減る

クレジットカードのキャッシング機能は面倒な手続きをすることなく簡単にお金を借りることができますが、使いすぎるとメインのショッピング機能が使えなくなってしまうことがあります。

先ほども説明した通り、クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、両方合わせて総枠(ショッピング枠と同じ金額)までしか利用することができないのです。

つまりショッピング枠50万円、キャッシング枠30万円なら、10万円キャッシングしている状態ではショッピング機能は40万円までとなります。

逆にショッピング機能で30万円使用しているならキャッシングは最高20万円までです。

クレジットカードのキャッシングは口座にお金が入っておらず、ショッピング機能での支払いもできないときに便利ですが、ショッピング枠を気にしながら利用しなければならず、そもそも利用できる金額はあまり多くありません。

クレジットカードで借りれる金額ないなら問題ありませんが、金額が大きい場合やショッピング枠で多く使っている場合には別の方法を利用しましょう。

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借り入れ専用のカードローン

引出し 借り入れ 買い物
× ×

キャッシュカードやクレジットカードと同じように勘違いしている人が多いのがカードローンです。

CMで名前を耳にすることが多いので名前だけは知っているという人もいるかもしれません。

しかし、他のカードと内容がごっちゃになっていないでしょうか。

カードローンは、銀行や消費者禁輸で利用することができる、キャッシングでお金を借入するため専用のカードです。

簡単に言うとクレジットカードのキャッシング機能だけが付いたカードということですね。

これだけを聞くと、買い物でも利用できるクレジットカードの方が優れているようにも思えますが、単純にキャッシングをすることが目的であればクレジットカードよりもカードローンの方が優れています。

クレジットカードよりも限度額が高い

まず、カードローンはクレジットカードよりも借入可能額が大きく設定される可能性があります。

カード種類 カード会社 最高限度額
消費者金融カードローン アコム 800万円
プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス) 500万円
モビット 800万円
銀行カードローン 三井住友銀行カードローン 800万円
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」 500万円
新生銀行カードローン「レイク」 500万円
クレジットカード JCB一般カード 50万円
楽天カード 50万円
イオンカード 300万円

このように、カードローンはクレジットカードのキャッシング枠よりも限度額の上限が大きく、上の表には記載してませんが1,000万円を利用できるものがあります。

限度額が必要な金額に足りないという心配はほとんどないと思います。

また、クレジットカードでは限度額だけではなく、ショッピング枠も気にしながらの利用となりますが、カードローンならその必要もありません。

借り入れできる金額という点で、クレジットカードよりもキャッシングに特化したカードローンの方が優れています。

カードローンはスピード発行

もう一つ、カード発行のスピードという点でクレジットカードよりもカードローンの方が優れています。

クレジットカードを発行しようと思ったら、数日待たなければなりません。

しかし、カードローンならそこまで待たなくても十分借り入れ可能なのです。

カードローンは無人契約機という端末を利用することでスピード借入を実現しています。

無人契約機とは、申込からカード発行までをオペレーターと直接話市ながら行うための端末で、手続きはもちろんカードの発行まで行うことができます。

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無人契約機のあるカードローン
  • アコム
  • プロミス
  • モビット
  • アイフル
  • ノーローン
  • 新生銀行カードローン「レイク」
  • 三井住友銀行カードローン
  • 三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」

利息ゼロで借り入れ可能

お金を借りると利息が発生しますが、カードローンなら利息を払うことなく利用することもできます。

カードローンの中には、一定期間は無利息で借入可能というサービスを行っているものがあり、その期間内に全額返済すれば利息は発生しないのです。

カードローン 無利息期間
アコム 契約から30日間
プロミス 初回利用から30日間
アイフル 契約から30日間
レイク 契約から30日間or5万円分180日間
ノーローン 借り入れから1週間

無利息期間を上手く活用すればお得に利用できるというのもクレジットカードキャッシングには無いカードローンのメリットです。

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カードローンはクレジットカードのキャッシングよりも高額が可能ですが、そのためには一点気を付けなければいけないことがあります。

それは、一部のカードローンでは総量規制により年収の3分の1までしか借り入れできないということです。

一部のカードローンというのは、具体的には消費者金融のカードローンのことになります。

カードローンは限度額の上限が高いため、クレジットカードでは借り入れできない高額を借りたい時に利用しようとする人がいますが、その場合は希望額が年収の3分の1を超えていないか確認しましょう。

アコムやプロミスなど、消費者金融からの借り入れは年収の3分の1までしかできないと法律で決められています。

クレジットカードのキャッシングでも、銀行や信用金庫が発行しているクレジットカード以外では年収の3分の1までしか利用できません。

ただ、クレジットカードのキャッシング枠は上限があまり高くありませんし、総量規制に関係なくキャッシング枠が高額に設定されにくいため、あまり気にする必要はありません。

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まとめ

キャッシュカードは口座からお金を引き出すためのカードです。

キャッシュカードは買い物にも使うことはできますが、クレジットカードと比べると利用できる場所は非常に少なく、ネットショッピングにも利用できないため、あまり実用的ではありません。

また、特に勘違いしている人の多い借り入れについては、基本的にキャッシュカードでお金を借入することはできません。

定期預金を利用しているという条件を満たしていれば定期預金額に応じた借入ができますが、これは一部の特別な場合だけです。

もし買い物の代金支払いとして使うカードを探しているのであれば、クレジットカードがそれに当たります。

クレジットカードがあれば、買い物をするときにその場で現金を払うことなく、後払いにすることができます。

利用可能店舗数もキャッシュカードより圧倒的に多く、返済が後回しなので、口座に入っているお金以上に使えるというのも大きなメリットです。

クレジットカードの審査に通過できなければ代わりにデビットカードを発行するという方法もあります。

デビットカードは口座に入っている金額しか利用できないので審査が必要ないことが多く、クレジットカードが使えるところであれば利用可能です。

クレジットカードでも借入はできますが、借り入れが目的であればキャッシング専用のカードローンの方が高額が利用できるため便利です。

さらに、カードローンは申込から1時間で借り入れができ、無利息期間内であれば利息を払わずに利用できます。

このように借り入れが目的ならクレジットカードよりもカードローンの方が優れているのです。

カードローンを利用するとき、消費者金融のカードローンでは年収の3分の1を超える借り入れが行えないので、その場合は銀行カードローンを利用しましょう。

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