クレジットカードの審査に他社借入は影響するの?

楽天銀行

楽天カード お申込みページより

クレジットカードに申し込もうとすると、入力画面に「他社のお借入れ」という記入欄が出てきますね。

ここでいう借入れとは、消費者金融のキャッシング(カードローン)などのことです。

借入れがあることを正直に申告すると、クレジットカードの審査に影響するのでしょうか?

また、クレジットカードにはショッピング枠の他にキャッシング枠というものが存在します。

キャッシング枠は、いざという時にクレジットカードで、現金を借りられる利用限度額のことです。

キャッシング枠について正しく理解していないと、審査に影響がでることもあります。

初めてクレジットカードに申し込む方は、最後までしっかり読んで下さいね。

クレジットカードと他社借入状況の関係

70bcc426b949b10b5b0eeb1a0c469f26_s

近年「他社借入れがあるとクレジットカードの審査に落ちる」ということを、よく耳にします。

しかし、他社借入れがあっても審査に通る人も多いとも聞きます。どうやら、他社借入がある=審査に落ちる、ということにはならないようです。

各クレジットカード会社の公式サイトを見ても、申し込み条件について説明があるのは以下の2点だけですね。

・年齢18歳以上(高校生を除く)
・継続安定した収入があること

この程度の情報しかありません。他社借入がある人は申し込みができません、などという説明をしているところはまずありません。

もちろんのこと審査に通らなければカードは発行されることはありませんよ。で、問題になるのがカード審査ですね。

銀行や消費者金融業カードローンもそうですがもっと明確な申し込み条件が書いてあればそれほど悩む必要もないのですが、どうもブラックボックス的でいけません。

基本枠は割賦販売法による

クレジットカード会社は基本的に割賦販売法によって営業が規制されています。

(消費者金融業者が貸金業法によって規制されているのと同じですね。貸金業法には総量規制が定められており、個人が契約できる上限額は年収の1/3までとなっています。)

割賦販売法は小売店が商品を販売し、その代金をクレジットカード会社が肩代わりすると言う包括的な支払いについて定めているものです。

利用する会員はクレジットカード会社と契約し、商品代金を後払いする方式で、ときにその方式は1回払いや分割払い、リボルビング払いなど形態は様々です。

ところで皆さんは、クレジットカード会社の審査によって与えてくれる利用限度額はどのようにして決めているのかご存知でしょうか?

割賦販売法施行規則第45条第3項に規定されています。興味のある人はぜひご覧ください。貸金業法のように利用限度額の考え方があるのです。

簡単に要約すると以下のようになります。

・年収から年間に必要な生活費を差し引いた金額を基準とする

年間に必要な生活費とは地域によって若干異なりますが、およそ年収の85%から90%と定められています。以下に例をあげましょう。

・年収500万円の人:生活費425万円から450万円
・年収300万円の人:生活費255万円から270万円

それぞれの年収額に85%と90%を掛けた金額が上記となります。年収から上記の金額を差し引いてみましょう。

・年収500万円の人:差引50万円から75万円
・年収300万円の人:差引30万円から45万円

差し引いた上記の金額がクレジットカードの利用枠となることが定められています。これらの利用枠はクレジットカードの中でもショッピング枠と言われる利用限度額となります。

クレジットカード会社は上記の金額を基に、審査によって利用限度額を決めているのですね。

もうちょっと利用枠があるよという人もいるでしょう。そのような人は生計を共にする、例えば配偶者の年収も合算しているのだと推測できます。

◆法務省 割賦販売法施行規則

関連記事をチェック!

他社での借入状況が審査に与える影響

カードローンやクレジットカードを新しく作りたいけど、審査が心配だという人も多いのではないでしょうか。 他社からの借入があると審査に影響を及ぼしてしまうことがあります。今回は主にカードローンについ...

他社での借入状況が審査に与える影響

カード会社に他社借入がバレる?

GREEN_NO20140125_TP_V

クレジットカードにはショッピング枠キャッシング枠が存在します。

キャッシング枠とは、簡単に言うと現金を借りられる枠のことです。

気をつけたいのは、ショッピング枠が割賦販売法にもとづいて決められるのに対し、キャッシング枠は貸金業法にもとづいて決められるということです。

キャッシング機能については、貸金業法の「総量規制」の対象となり、利用限度額の最高は年収の1/3までという考え方ができます。実務上、年収の1/3までの利用限度額を与えられることはありません。

クレジットカードはそもそもカードローンではなく、あくまでもショッピングの購入代金を肩代わりすることが基本となっています。キャッシング枠は多くても、ショッピング枠の2倍程度になっていることが一般的ですね。

さてクレジットカードに申し込みをする際、他社借入件数や他社借入額を少なめに書いてしまってもいいのか。

クレジットカードは割賦販売法だからあまり関係ないのでは、などと思ってしまいますが残念ながらそれは大きな間違いです。

◆日本貸金業協会 総量規制とは

関連記事をチェック!

他社からの借り入れとは、ショッピング枠は入るの?

すでにカードローンを利用している人が、他社借入する際に気を付けること、他社借入の審査への影響について説明します。 他社でのお借入状況 カードローンの申込書には「他社からのお借入金額」又は「他社借入...

他社からの借り入れとは、ショッピング枠は入るの?

関連記事をチェック!

消費者金融の他社借入状況の嘘は基本バレる。しかし抜け道も.

カードローンを申し込む際、他社からの借入状況を申告する必要があります。残念ながら他社借入の嘘は必ずバレます。 なぜ他社借入の嘘がバレるのか、また、バレた時のペナルティを説明していきます。 他社...

aaaaa

信用情報機関の情報交流

信用情報機関には3つあることをご存知でしょうか。

・全国銀行個人信用情報センター
銀行を中心として組織され、一般のクレジットカード会社や消費者金融業者は加入していません。

・株式会社シー・アイ・シー
加入者は割賦販売法に基づく営業行っている信販会社及びクレジットカード会社です。最近では消費者金融業者も加入することが多くなっています。

・株式会社日本信用情報機構
多くの消費者金融業者が加入する信用情報機関です。お金の貸付に関する業務に携わるクレジットカード会社も加入しています。

以上のように加入者によって大きく3つに分けることができます。それぞれ会員の情報が登録され信用情報の審査に利用されています。

一見すると3つの組織はそれぞれ単独で情報を集めているようにも見えますが、貸金業法が改正になって以来、とくに総量規制の関係から情報交流が盛んに行われています。簡単に言えばデータの共有ですね。

データの共有は全ての項目において行われるのではなく、主に以下の項目が重点的に共有されています。

・他社借入件数
・他社借入額
・金融事故情報
・本人を特定する情報

他にもデータ共有されていますが、総量規制という観点から以上4つの情報を主に共有しています。ですからどこか1箇所で金融事故を起こせばその情報、総量規制に関係のある情報は法律に関係してきますのですぐに共有が行われます。

クレジットカードに申し込む際に、他社借入件数や他社借入額を少なく書いても、銀行貸付を除く総量規制に関係する契約はわかってしまいます。

嘘を書いてしまってもバレてしまいますので、正直に申込書に記入することが必要ですね。

とくにクレジットカード会社が加入するCICと、消費者金融業者の加入する日本信用情報機構は貸金業法によって情報交流をすることが義務付けられていますので、データの共有は盛んに行われています。

◆全国銀行個人信用情報センター
◆株式会社シー・アイ・シー
◆株式会社日本信用情報機構
◆株式会社日本信用情報機構 相互交流ネットワーク

関連記事をチェック!

【馬三郎が】個人信用情報について調べてみた

皆さんこんにちは、馬三郎です。 以前プロミス、福邦銀行(フクホー)の2社にカードローンの申し込みをしたのですが、立て続けに落ちてしまいました。 自分にはお金を借りるだけの信...

契約

関連記事をチェック!

CIC,JICC,全銀協(全国銀行協会)の違いを徹底解説

3つの信用情報機関、CIC,JICC,JBA(全国銀行協会)の違いとは何なのかがよくわからないと思っているのではないでしょうか。 そもそも信用情報というものをご存じない場合は先にこちらのページを...

CIC,JICC,全銀協(全国銀行協会)の違いを徹底解説

他社借入額は総量規制対象

YUKA150701038569_TP_V

重要なのはクレジットカードのキャッシング部分は総量規制の対象だということです。

銀行カードローンは総量規制の対象とならないため、たとえクレジットカードを申し込む際に借入件数や借入金額に入れなくても問題はありませんし、情報の共有がされませんので借りている事実がわかりません。

当然ながら住宅ローンや教育ローンなども、銀行から借り入れしている部分については申込書に書く必要はありません

しかし前項でご説明してあるように、クレジットカード会社は信用情報機関CICと日本信用情報機構の両方に加入していることが一般的です。

申し込む際に消費者金融カードローンを外して書いてしまっても、信用情報機関に照会すればわかってしまいます。

また消費者金融カードローンですでに総量規制に達している場合、クレジットカードに申し込んでも審査に通ったとしても、キャッシング枠与えられないことがありますので注意が必要です。

場合によってはカードの契約そのものができない、審査落ちとなってしまうこともあるため、注意が必要です。

関連記事をチェック!

総量規制とは

貸金業法における総量規制とは 総量規制についてご存知でしょうか。まあなんとなく知っている、だいたい知っているという方が多いと思います。 総量規制について知っておくことはカードローンの契約、クレ...

総量規制とは

借入額によって収入証明書が必要

消費者金融カードローンの借入額によっては、クレジットカードに申し込む際に収入証明が必要となることも少なくありません。

貸金業法第13条ご覧ください。ここには申し込み金額が50万円超または他社借入額との合計金額が100万円を超える場合、収入を証明する書類を提出しなければならないことが規定されています。

これは総量規制とは関係なく金額で決まってしまいますので、とくに注意が必要ですね。収入を証明する書類として何を求めるのかはクレジットカード会社によって多少の違いが出てくるとは思います。主な書類をご紹介しましょう。

貸金業法施行規則第10条の17によると以下の書類が収入を証明する書類となっています。

・源泉徴収票
・給与明細書
・納税通知書
・所得証明書
・確定申告書(自営業者の場合)

他にも年金証書や年金通知書も収入を証明する書類となります。たとえ年収が600万円で、総量規制が200万円だとしても、他社借入額が50万円を超えているような場合は、クレジットカードのキャッシング枠として50万円与えられる審査内容なら上記の書類が必要となってきます。

◆法務省 貸金業法

関連記事をチェック!

収入証明書とは所得証明書と違うの?【カードローンに必要な書類】

カードローンの申込をすると、身分証明書と収入証明書の提出を求められます。 身分証明書は免許証や保険証で大丈夫ということはわかりますが、果たして収入証明書とは何でしょうか。 そもそもなぜ収入...

250513001

カード発行審査に落ちる人とは

PAK86_kononihonwokae20140713_TP_V

今までのご説明でお分かりのように、クレジットカードにキャッシング枠を希望する場合は総量規制が関係してきますので、他社借入額がいくらあるのか、年収の1/3以内なのかどうかを確認しておくことが必要です。

クレジットカードのショッピングのみ利用したいという人はキャッシング枠を希望しないようにするといいですね。

キャッシング枠を希望してしまうと総量規制が関係し、総量規制をオーバーしそうだとカードの発行審査に落ちてしまう原因となってしまいます。

当然ながら信用情報に金融事故情報などを起こしている人は審査に通ることはないと思っていいでしょう。

嘘の申告はしない

万が一他社借入額を少なく申告し、または全く書かなかったという場合、クレジットカード会社の審査担当者としては複雑な気持ちになりますね。どうしてこの人は嘘の申告をしたのだろう、と考えるでしょう。

または「本人が借りている金額が把握できていないのではないか」、とまで深く考えることもあるかもしれません。

そうなってくると、「借金額さえ把握できていないのに、クレジットカードなんてとてもじゃないけど発行できない」、となることが多いですよ。

クレジットカードとは信用がなければ発行できないカードです。嘘をつくような人や借金の額を把握できていないような人は信用がおけないとなります。

借金の額も把握できていないということはお金に対してルーズではないか、これは危ない、と判断されてしまい審査に落ちることがあるのです。

何度も繰り返すようですが、嘘の申告だけはしないようにしましょう。

クレジットカード会社の人も1円単位まで正確な金額を求めているわけではありません。おおよそで結構ですので他社借入件数や、借入金額の欄は埋めておきましょう。

おまとめローンも視野に入れる

すでに複数のカードローン利用している人は借金を一本化する「おまとめローン」を検討するのもいいですね。銀行で行うおまとめローンなら総量規制は関係ありませんので、クレジットカード会社も把握することはできません。

信用情報機関でデータ共有されるのは、総量規制に関する部分と金融事故が主となっています。おまとめローンは消費者金融業者でも行っていますが、消費者金融業者で行うとクレジットカード会社に簡単にバレてしまいます。

クレジットカード会社をだますわけではありませんが、銀行でおまとめローンするのが最も妥当な方法と言えるでしょう。

◆三井住友銀行カードローン

関連記事をチェック!

おまとめローンとは

おまとめローンとはローンの仕組みを理解することが重要です。今回ご説明するのは複数借金を抱えている人に有効な方法、おまとめローンの概要です。 誤った選択をしてしまうと逆効果となってしまいます。使い...

freee151108378726_TP_V

関連記事をチェック!

クレジットカードの借金も借り換えして一本化しよう

クレジットカードの借金も借り換えしておまとめローンなど、借金の一本化をすることができます。返済がラクになりますよ。 クレジットカードは使い勝手が良く、ショッピング以外にもキャッシングにも利用する...

07ccacab32d26f0b73a39350acf8538b_s

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は他社借入額とクレジットカードの審査は、どのように影響し合うのかについて簡単にまとめてみました。

すでにお分かりのように、問題になるのは総量規制の部分だと考えていいです。消費者金融カードローンは総量規制の対象です。そしてクレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象です。

お互い加入している信用機関は情報交流が盛んになっています。

貸金業法改正以来、法律によって情報交流することが義務付けられていますので、消費者金融カードローンなど他社借入をしている人は、クレジットカードに申し込む際に嘘の申告だけはしないようにしたいですね。

関連記事をチェック!

他社からの借り入れとは、ショッピング枠は入るの?

すでにカードローンを利用している人が、他社借入する際に気を付けること、他社借入の審査への影響について説明します。 他社でのお借入状況 カードローンの申込書には「他社からのお借入金額」又は「他社借入...

他社からの借り入れとは、ショッピング枠は入るの?

関連記事をチェック!

マイカーローン審査に他社借入は影響する?

自動車を購入するときの車のローン。銀行でも扱っていますし、中古自動車屋やカーディーラーなどでも取り扱いがありますが、審査の基準はどのようになっているのでしょうか? 銀行もクレジット会社などでも共...

マイカーローン審査に他社借入は影響する?
サブコンテンツ

皆に選ばれているカードローン

特徴で選ぶカードローン

おすすめ記事

  1. IMG_2796

    どうも馬太郎です。どうしても借りたい!となった際、複数社へ申し込みを同時に行う、という考えが頭をよぎります。 しかしこの方法は、ネット上でいう「複数同時申し込み」という手法で、信用情報上良くないというのが定説です。 今回・・・

  2. 2

    最近は回りで耳にする「個人間融資」を御存じでしょうか 私もこの歳になるまでに昔のサラ金、消費者金融、果てはヤミ金まで経験が有りましたが、この「個人間融資」だけはさしもの経験がなく、丁度資金に困っていましたので個人間融資を・・・

  3. img_2411

    どうも馬太郎です。私は以前プロミスを契約、借入しており、プロミスのローンカードを所有しております。 またジャパンネット銀行の口座も、一定金額以上の入出金の場合、手数料が無料になるということで2か月ほど前に契約しておりまし・・・

  4. matome

    借入審査には即審査落ち、となる条件があることを知ってますか? 貸付できない即NG行動4箇条 カードローン会社の審査には、『この条件を満たしたら即アウト』という即NG集が用意されております。 即NG集は、消費者金融と銀行で・・・

  5. 1

    むじんくんで借り入れを行う前に、事前にネット申込を行っております。(これが借り入れの最短方法) 仕事が終わった夕食を食べた後、アコムの無人契約機「むじんくん」へいくことにしました。19時すぎです。 今回は、千葉駅前支店で・・・

  6. sinsa

    私は近年アコムに数年ほど務めておりました。 ウェブで検索してみると、むじんくんでのカードローンの申し込みなどの記事が多く見受けられますが、 審査担当者側から執筆されている【むじんくんの裏側】に関して記述されているものは皆・・・