簡単に融資が受けられるカードローン
カードローンといえば申込から借入までが非常に簡単なことが最大の特徴です。
手続きが簡単なことは非常にありがたいのですが、そもそも審査に通過しなければ利用することはできません。
今回は「カードローンの融資を受けることは簡単なのか」、「融資を受けるのが簡単なカードローン」について解説します。
審査に通る!人気のカードローン
カードローン | 実質年率 最短融資 最高限度額 | 特徴のまとめ |
---|---|---|
![]() アイフル | 3.0%~18.0% 最短1時間 800万円 | ・1秒で融資可能か判断 ・最大30日間無利息 ・来店不要でネット完結 |
![]() プロミス | 4.5%~17.8% 最短1時間 500万円 | ・30日間無利息サービス ・3秒でお借り入れ診断 ・郵送物なしで契約完了 |
![]() レディースアイフル | 3.0%~18.0% 最短1時間 800万円 | ・1秒で融資可能か判断 ・パート主婦OK ・最大30日間無利息 |
アコム | 3.0%~18.0% 最短1時間 800万円 | ・業界№1の融資残高数 ・30日間無利息サービス ・アルバイト、パート可 |
カードローンの審査は簡単?
皆さんご存知の通り、カードローンは申込から利用するまでの手続きが非常に簡単です。
ネットで申し込んでから自動契約機に行けばほとんど待つことなくカードの発行ができます。
では、手続きと同じように審査も簡単なのでしょうか。
まずは、そもそもカードローンの審査が簡単なのかどうかからお話ししましょう。
カードローンは他のローンよりも融資を受けるのは簡単
最初に答えを言うと、カードローンは他の種類のローンよりも融資を受ける事は簡単です。
その理由を説明する前に、三菱UFJ銀行の各ローンを比較した下の表をご覧ください。
ローンの種類 | 年収制限 | 金利 | 借入可能額 | 借入までの期間 |
---|---|---|---|---|
カードローン | 無 | 1.8%~14.6% | 10万円~500万円 | 即日 |
フリーローン | 200万円以上 | 5.475% | 50万円~300万円 | 1週間 |
カーローン | 200万円以上 | 1.99%~2.975% | 50万円~1,000万円 | 1週間 |
教育ローン | 200万円以上 | 3.975% | 30万円~500万円 | 1週間 |
住宅ローン | 200万円以上 | 0.625%~2.75% | 100万円~1億円 | 1ヶ月 |
リフォームローン | 200万円以上 | 1.99~2.875% | 50万円~1,000万円 | 1週間 |
三菱UFJ銀行では、カードローン以外にも様々なローンが利用できるのですが、カードローン以外のフリーローンなどはすべて年収が200万円以上なければ申込むことができません。
カードローンには年収の制限もありませんから、広く融資を行っていることが分かります。(もちろん無職の方は利用できません。)
カードローンが即日で借り入れできるのに対して、フリーローン等は1週間、住宅ローンは1ヶ月もかかってしまいますので審査を慎重に行っていると言えます。
借入金額がカードローンよりも多いために審査を慎重に行うのも当たり前ですね
ただし、カードローンの審査が適当に行われているということではありません。
表からもわかる通り、カードローンの金利は他のローンよりも高く設定されていますから、金利の高さから他のローンよりも大きめのリスクを負った貸付ができるということです。
そのため、もちろん返済の見込みがない方に融資は行いませんが、カードローンは他のローンと比べると簡単に融資を受けられると言うことができます。
カードローンの融資を受けるのが簡単な理由
- 年収制限がない
- 金利が高い
- 借入可能額が低い
- 審査が早い
カードローンの審査通過率は50%未満
確かにカードローンは他のローンよりも融資を受けるのは簡単ですが、それはあくまでも他のローンと比較した場合の話です。
決してカードローンが誰でも簡単に借入できるというわけではありません。
消費者金融では、申込者の何%が審査を通過したのかを発表していますが、その数字を見てみましょう。
金融機関 | 審査通過率 |
---|---|
アコム 三菱UFJフィナンシャルグループ | – |
アイフル | 約47% |
SMBCモビット | 非公開 |
プロミス SMBCコンシューマーファイナンス | 約43% |
申し込んだ人の半分以上は借り入れできていないということですね。
カードローンの審査が簡単というわけではないことがよくわかります。
続いて消費者金融カードローンと銀行カードローンを比較します。
消費者金融は銀行よりも融資を受けるのが簡単
カードローンの審査も簡単ではありませんから、少しでも簡単に融資を受けられるところが知りたいですね。
簡単に言えば消費者金融の方が銀行カードローンよりも融資を受けるのは簡単です。
先ほどの表でも、新生銀行カードローン「レイク」は審査通過率が32%になっており、消費者金融カードローンよりも低かったですね。
消費者金融カードローンは確かに審査が早いですが、だからといって消費者金融カードローンの審査に通過することが簡単ということにはなりません。
銀行カードローンは、保証会社の承諾を待たなければいけない為、どうしても時間がかかってしまう一方、消費者金融はそんな煩わしい事をしないので審査が早く完了するだけです。
では、なぜ消費者金融は銀行カードローンよりも融資を受けるのが簡単なのかというと、一言でいえば消費者金融の方が金利が高いからです。
カードローンの審査が他のローンよりも簡単な理由の1つとして「金利が高い」ということをあげましたが、同じことが消費者金融カードローンと銀行カードローンの間でも言えます。
多くの銀行カードローンの金利が実質年率15.0%以下なのに対して、消費者金融カードローンの金利はほとんどが実質年率18.0%と、3.0%以上の差がありますから、消費者金融の方が融資対象を広めにとっていると言えます。
また、銀行カードローンは別にカードローンがなくても銀行として普通に運営が出来ますが、消費者金融はカードローンを発行しなければ経営が成り立たないということも理由の一つでもあります。
銀行カードローンの融資を簡単に受けるには
銀行カードローンは消費者金融よりも基本的に融資を受けるのは難しいですが、その中でも審査が簡単な銀行は存在します。
銀行カードローンの審査の難しさを見分けるポイントを簡単に紹介します。
- 保証会社が消費者金融
- 専業主婦や学生でも借入可能
- 金利が高い
- 対象年齢が広い
- 高額でも収入証明書が不要
- 居住地の制限がある
これらのポイントをチェックすれば融資を受けやすい銀行カードローンを見つけることができます。
何故これらのポイントでカードローンの審査難易度が分かるのかはこちらのページを読んでください。
中小消費者金融から融資を受けるのは簡単じゃない
カードローンの審査にことごとく通らなかった場合は中小消費者金融に申込んでみましょう。
どこに申込んでも審査に通らないという方は、もしかしたら信用情報に問題があるのかもしれません。
過去に長期の延滞をした場合や債務整理を行った方は信用情報から消えるまで基本的に大手消費者金融や銀行で新規にローンを利用することはできません。
しかし、中小消費者金融の中には信用情報が消える前でも借り入れできる所があるのです。
例えばフクホーやスペースといった中小消費者金融では実際に債務整理の履歴が信用情報から消えるまでの間に融資を受けられるという方もいます。
しかし、中小消費者金融からの借入は審査以外の部分が大変なのです。
通常カードローンに申込むために必要なものは身分証明書と、希望額によっては収入証明書だけですので、免許証だけで申込めることが多いです。
しかし、以前私がフクホーに申込んだ際には、
- 住民票※
- 所得証明書または課税証明書※
- 直近2ヶ月分の給与明細のコピー
- 運転免許証のコピー
- 健康保険証のコピー
- 年金手帳のコピーまたは年金定期便のコピー
という6種類の書類が必要でした。
必要な書類が非常に多く、特に住民票と所得証明書または課税証明書というのは市役所で手続きをしなければ発行することができませんので、非常に大変でした。
このように、中小消費者金融は他で融資を受けられなかった方でも利用できることがありますがその分手続きは簡単ではないのです。
簡単審査には闇金の危険も
カードローンの借入は非常に簡単ですが、街中で過剰に簡単審査を謳っている消費者金融を見かけたら闇金を疑った方が良いかもしれません。
大手消費者金融は審査をシステム化していますので審査は非常にスピーディに進み、中小消費者金融は信用情報に問題があっても融資を受けられることがあります。
しかし、審査を適当に行っていたりましてや審査を行わないということではありません。
いくらカードローンが簡単に借りられるといっても審査を行わないということはあり得ませんので、闇金の手口に引っかからないように気を付けてください。
簡単に融資を受けられる人
簡単に融資を受けられるカードローンを探すのも大事ですが、それでも審査通過率は高くても50%未満なのです。
続いては簡単に融資を受けられるのはどのような人なのかを説明しますので、簡単に融資を受けられる人と受けられない人の違いを知っておきましょう。
単純に言えばしっかり返済できると見込まれる人は簡単に借りられ、そうでない人は借りにくいと言えます。
収入が安定している人
融資を受ける上で収入の多さはもちろん大事ですが、収入の多さよりも大事なのは収入の安定性です。
例えば、年収400万円の公務員は審査に通ったのに、年収600万円の自営業者は審査に通らないということがあります。
自営業は収入が急に落ちることがあり得ますが、公務員はそういうことはほぼあり得ません。
そのため、将来的にも間違いなく返済できると考えられて審査に通りやすくなるのです。
勤続年数が長い人
入社1ヶ月の人と入社5年の人ではどちらの方が1年後もそこで働いている確率が高いでしょうか。
ほとんどの方が入社5年の人と考えるでしょう。
仕事を辞めてしまっては収入がなくなり、返済してもらえませんので、これから先もしっかり働き続けると思われる人、要するに勤続年数が長い人は融資を受けられることが多いです。
希望額が少ない人
カードローンの申込時には希望額を申告しますが、この金額を無駄に高くするのはやめておきましょう。
希望額を高くすればするほど審査には通りにくくなってしまいます。
融資金額が大きければ、返済が行われなかったときカードローン会社の損失が大きいので審査は慎重に行われます。
逆に融資金額が小さければ損失も小さいですし、返済もちゃんとできるだろうと考えるのです。
単純に言えばしっかり返済できると見込まれる人は簡単に借りられ、そうでない人は中々借りにくいと言えます。
月末や3月に申込むと審査に通りやすいかも
これは少し特別な方法ですが、申込む時期によっても審査の通りやすさがわずかに変わるのです。
審査に通りやすい時期というのは、毎月月末と3月です。
3月は各カードローン会社で決算が行われる月ですので、利用者を増やそうと考え、他の月よりもわずかながら審査に通りやすい傾向にあります。
また、月毎にもノルマがあるため、ノルマを達成しようと考えて審査に通りやすくなるのです。
あくまでも、普段ならギリギリ審査に通らない方が審査に通るかもしれないという程度ですが、このタイミングを狙ってみるのもいいでしょう。
学生や専業主婦でも融資は受けられる
安定した収入が重要ということは、アルバイトやパートの主婦、また、一切収入のない専業主婦はカードローンを利用できないのでしょうか。
いえ、これら3つの方々でもカードローンは利用できます。
専業主婦
専業主婦の方は本人に全く収入がありませんので、消費者金融を利用できません。
専業主婦がカードローンを申し込むときには銀行カードローンを選択しましょう。
夫の収入を申告する必要もありませんし、夫の会社に在籍確認の電話がかかることもあません。
専業主婦として生活ができているということによってある程度の収入を得ていることが判断できますので、専業主婦のカードローン審査はそれほど難しくありません。
ただし、専業主婦は限度額30万円までといった風に、限度額に基準が設けられている場合があります。
パートの主婦
パートでもかまいませんので自分で収入を得ている主婦であれば消費者金融も選択肢に加わります。
消費者金融を選んだ場合にはパートの年収3分の1までしか借り入れできませんので、それほど多くは借り入れできませんが、それでも選択肢が広がることは事実です。
また、パートでの収入がほとんどないのであれば、いっそのこと専業主婦として銀行カードローンに申込むという方法もあります
学生
学生でも、アルバイトによって収入を得ていればカードローンを利用できます。
ただし、アルバイトは収入はそこまで多くないでしょうし、アルバイトの収入は安定しているとは言い難いので、通常のカードローンは審査が厳しくなります。
学生がカードローンを利用するのであれば学生専用の学生ローンを利用したほうが良いでしょう。
学生ローンは、学生であることを前提として審査が行われますので通常のカードローンよりも融資を受けやすくなります。
消費者金融の公式サイトで簡単な審査が可能
カードローンは他のローンよりも審査が簡単ですが、それでも実際に申込んでみなければ本当に審査に通過するかは分かりません。
審査に落ちるのが怖くて中々申込に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために消費者金融では公式サイトにて、年収、年齢、他社借入など、いくつかの項目を入力すると実際に申込む前に簡単な審査を行うことができるのです。
※アコム公式サイトより引用
こちらはアコムで利用できる簡単診断「3秒診断」です。
アコムでは「年齢」、「年収(総支給額)」、「カードローン他社お借入状況」を入力すれば借入可能か診断することができます。
情報を入力して診断開始を選べば以下のいずれかが表示されます。
※アコム公式サイトより引用
下の「借入可能か判断できませんでした」というのはおそらく、融資が困難という意味なのだと思います。
簡易審査でOKだったとしても当てにならない
一応診断結果は表示されるのですが、正直簡単審査の結果はあまり真に受けない方がいいでしょう。
例えば、過去に金融事故を起こした人も、そのことを入力する欄がありませんので、お金を借りられますと出ますからね。
大分以前より改善されましたが、新規でお金を借りる人には良い物差しになるかも知れませんが、既にお金を借りている人にしてみたら殆どあてにならないと思っていいでしょう。
逆に審査困難という結果が表示された場合には実際に申込んだときもおそらく同じ結果となることが予想されます。
基本的に簡易検査は甘めに判定される傾向にありますから、新規以外の方で簡易検査でダメだった場合は実際の審査でもかなり厳しい結果になる可能性が高いです。
簡易審査からわかる絶対に借り入れできない条件
借入可能と表示されてもあまり信用できませんが、借り入れができない条件というのはある程度わかります。
先ず、言うまでもなく総量規制以上は必然的に引っかかります。
ここで引っかからない簡易検査など最早信用に価しません。
後は、借入金額よりも借入件数が多すぎると借り入れできないということが判断できます。
どこの会社の簡易検査も基本的にはそんなに差はありません。あくまでも簡易検査ではありますが、この2項目は完璧なアウトと言えるでしょう。
借入は簡単でも返済は難しい
ここまで説明した通り、カードローンからの借入は非常に簡単です。
普通に働いている人であれば審査に通過することもそれ程難しいものではありません。
特に新規の状態の場合は借りやすく、例外もありますが、いとも簡単に50万円を借りる事が出来てしまいます。
しかし、普通に考えたらわかりますが、50万円はかなりの大金です。
これほどの大金を簡単に借りられるということは、計画的に利用しなければすぐに返済できなくなってしまうということです。
自分がいくらの借入までなら滞らずに返済できるのかを借入までにしっかりと把握しておきましょう。
もちろん人によって毎月必要なお金は変わりますので一概に「年収〇〇円の人は△△円まで借入して大丈夫」ということはできませんが、目安となるラインは存在します。
借入の目安は年収の4分の1
消費者金融では、年収の3分の1以上は借り入れできないように総量規制によって定められていますね。
そのため、年収の3分の1が安全な借入のラインなのかと考えそうになりますが、実際には年収の3分の1でも少し借りすぎの範囲になります。
そもそも年収の3分の1という総量規制の根拠は、収入の2割程度までであれば毎月の返済に充てることが可能という理屈に基づいています。
しかし、実際にはこれでは返済はかなり大変なのが実情です。
例えば、年収300万円の方の毎月の手取り収入はおよそ20万円程度、借入は年収の3分の1の100万円(実質年率15.0%)となります。
仮に収入の2割を毎月の返済に充てるとすれば4万円ずつ返済しなければなりません。
月収20万円の人が毎月4万円を返済に充てるという時点でかなり大変そうですが、毎月4万円の返済をしたとしても完済までに31ヶ月もかかってしまうのです。
ちなみにアコムで100万円の借入を行う場合には毎月最低でも3万円の返済を行わなければなりません。
いかがでしょうか、年収の3分の1の借入を実際に行うのは非常に大変ということが分かったでしょう。
総量規制は決して楽に返済ができる基準というわけではありません。
では、いくらの借入が問題なく返済できるラインとなるのでしょうか。
先ほど説明した通り、月収の2割を毎月返済するというのは簡単ではありませんので、できれば月収の1割くらいが安定して返済できる目安です。
月収の1割で返済していける借入は年収の4分の1程の金額となります。
総量規制では年収の3分の1ですが、実際にはこれでは少し借りすぎと言わざるを得ません。
借入は多くても年収の4分の1までに抑えておくのが返済で失敗しないための基準なのです。
まとめ
今回は、簡単に融資が受けられるカードローンというテーマを解説しました。
確かにカードローンは他のローンと比べて融資を受けやすいですが、審査通過率は50%未満と決して高くはありません。
銀行カードローンよりも消費者金融のカードローンを選べば融資は受けやすくなりますが、それでもポイントを押さえていなければ審査を通過することはできませんので気をつけてください。
また、融資を受けることだけを考えるのではなく、その後に待っている返済についてもあらかじめ計画を立てた上で利用するようにしましょう。
※株式会社モビットは2017年12月1日に社名を株式会社SMBCモビットに変更しました。
※新生銀行カードローン レイクは2018年4月より新規申し込みの受付が停止されます
※この記事は3月22日時点での情報です