信用金庫とは

執筆者の情報
名前:山本馬元
年齢:30歳
性別:男性
職歴:平成21年3月より信用金庫勤務

そもそも信用金庫とは何?

信用金庫は何をしているところ?

金融機関といえば「銀行」が一番に思いつくかもしれませんが、信用金庫も銀行と同じ業務を行っています。

預金・融資・為替に加え、近年は投資信託や保険の取り扱いも始まりました。

信用金庫は信用金庫法にもとづく会員組織であり、地域で集めた資金(預金)を地域の個人・個人事業主・中小企業の方々に還元(融資)し、地域社会の発展に寄与すること目的とした法人です。

地域の金融機関であるため、信用金庫は営業エリアが決まっています。

取引ができる方々は、「信用金庫の地区内に住所または居所を有している者」または「信用金庫の地区内の事業所に勤務している者」です。

上記の条件に当てはまれば個人・法人共に取引を行うことができますが、信用金庫にはもう一つ、取引先との制限があります。

従業員数と資本金についてです。

信用金庫の会員資格は「従業員300人以下または資本金9億円以下の事業者」という制限があります。

例えば従業員500人、資本金10億円の事業先であった場合、従業員数も資本金も制限を上回っているため、信用金庫は取引を行うことができません。

もう一つ例を挙げると、従業員が200人、資本金が10億円だった場合、資本金は制限を上回っていますが従業員は制限内なので取引可能となります。

信用金庫で取り扱っている金融商品とは

信用金庫では預金・融資・為替・投資信託・保険などを取り扱っています。

預金では、普通預金口座をはじめ、定期預金や定期積金など取り扱っています。

融資では、自動車ローン・教育ローン・住宅ローン・カードローンといった消費者ローンに加え、事業用の資金である事業資金の取り扱いも行っています。

保険では、傷害保険・がん保険・医療保険・介護保険と、保険商品も幅広く取り扱っています。

信用金庫と銀行の違い

信用金庫と銀行の大きな違いは組織形態です。

信用金庫は会員組織であり地域の発展を目的とした非営利法人です。

対して銀行は株式会社であり株主の利益が優先される営利法人です。

取引できる方々は、信用金庫においては上記の通りですが、銀行には制限がないため全ての方々と取引を行うことができます。

信用金庫と信用組合の違い

信用組合は信用金庫と似た組織形態ですが、更に取引の制限があります。

預金取引において、信用金庫は会員ではない方でも取引ができますが、信用組合は組合員のみ取引ができます。

また、上記の取引先の制限において、信用組合は「従業員300人以下または資本金3億円以下の事業者(卸売業は100人以下または1億円、小売業は50人以下または5千万円以下、サービス業は100人以下または5千万円以
下)」となっています。

信用組合は地域の中で、組合員の方々のための金融機関と言えます。

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信用金庫は会員になれば利用可能

信用金庫の会員とは

信用金庫は会員組織と記載しましたが、会員ではなくても取引ができる金融商品があります。

それは預金取引であり、普通預金通帳の開設や定期預金・定期積金の契約です。

預金においては金額の制限もありません。

また、融資商品においては制限がありますが、会員ではなくても取引ができます。

融資においては700万円までは会員ではなくても取引可能です。

ですが、700万円以内の融資であっても、融資は長い付き合いとなるため、会員となっておくメリットはあるので、融資と併せて会員となることもよいでしょう。

会員になるための出資金とは

信用金庫の会員になるためには信用金庫の出資金を購入する必要があります。

出資金は1口50円であり、最低100口(5,000円)から持つことができます(信用金庫によっては最低200口からのところも有り)。

出資金を持つと、信用金庫の経営で剰余金が出た場合に配当金として年に1回、配当されます。

出資金は株式会社でいう株券に当たりますが性質が全く異なります。

出資金は株券のように流動性はなく、自由に売買することができません。

また、預金とは違い、すぐに現金化することができません。

出資金のメリットとデメリットとは

メリットは大きく2つあり、一つは配当金がつくことです。

配当金の率は信用金庫によってばらばらですが、持っている出資金の1%~4%の配当金が分配されます。

もう一つのメリットは700万円以上の融資を受けることができる点です。

会員となれば融資を受ける際の金額制限がなくなります。

700万円以上の住宅ローンなどを組む場合は、会員になる必要があります。

デメリットは、上記で記載したように、預金とは違いすぐに現金化できない点です。

実務上、出資を脱退(解約)する場合、信用金庫窓口にて脱退(解約)の手続きを行います。

その後、信用金庫で新たに同額の出資金を持ってくれる人を探します。

新たに出資金を持ってくれる人が見つかった時に資金化がされます。

よって、資金化されるまでの時間も決まっていないという点です。

信用金庫で取引をするメリットとデメリットとは

信用金庫は地域に根付いた金融機関です。

また、ネット銀行やネット完結といった機械化が進む今日でも、職員とお客様との対面を重要としています。

信用金庫で取引をする一番のメリットは、「身近で気軽に利用や相談ができる金融機関」です。

信用金庫自体、非営利法人であるため、お客様第一の姿勢で業務を行っています。

例えば預金金利においても僅かながら銀行よりも高い利率の場合もありますし、融資利率においても銀行より低い利率としている場合もあります。

勿論、様々な銀行と信用金庫を比較すると一概に信用金庫の利率が良いとは言えませんが、その様な傾向もあります。

また、余談ではありますが、信用金庫の方が、普通預金口座の開設や定期預金の契約時に貰える粗品の数が多いです。

信用金庫と信用組合のデメリットは、取引によって制限があるところです。

信用金庫は預金においての制限はありませんが、融資においては700万円以上の融資を受ける場合は出資金を持ち会員になる必要があります。

信用組合は更に制限が厳しく、預金取引においても会員でなければ取引を行うことができません。

良い点、利用しづらい点は銀行・信用金庫・信用組合それぞれにありますが、お客様との距離が近い金融機関は、信用金庫と言えるでしょう。

会員ならカードローンをはじめ様々なローンが利用可能

信用金庫で取り扱っているローンとは

上記に記載した通り、カードローンをはじめ自動車ローン・教育ローン・住宅ローン・事業性ローンなど幅広い商品を取り扱っています。

カードローンにおいては、しんきん保証基金やしんきんギャランティをはじめ様々な保証会社の商品を取り扱っており種類も豊富です。

手続きも非常に簡素であり、申し込みから実行までの手続きも短時間(2・3日、長くて一週間ほど)で完結できます。

自動車ローンや教育ローンは信用金庫の主力商品であり、県下でキャンペーンも頻繁に行われております。

どちらも、しんきん保証基金の保証が付保されている商品で、資金使途(お金の使い道)も多義に対応できます。

銀行の自動車ローンは、資金使途が自動車の購入のみなど限定されている場合があることに対し、しんきん保証基金の自動車ローンは自動車の購入は勿論のこと車検費用やパーツの購入、カーポートの設置にも利用できます。

住宅ローンにおいては「全国保証㈱」という保証会社を利用することが主流となっております。

加えて、しんきん保証基金の住宅ローンや各信用金庫独自のプロパー住宅ローンも準備されております。

様々なケースによって商品を使い分けられるよう、種類も豊富と言えます。

事業性ローンにおいては「信用保証協会」という保証会社を利用することが多いです。

信用保証協会は全都道府県に存在し、事業融資全般の保証を行っている機関です。

非常に低利で、運転資金・設備資金を様々な場面で(例えば創業資金・工場や店舗の新設資金・売上減少時の運転資金など)利用できる商品が揃っています。

これらの外部の機関との手続きも、委任状を交わすことで信用金庫の職員自らが手続きを行うことができるので、事務手続きの代行という点においても信用金庫はフットワークが軽いと言えます。

全てがとは言いませんが、銀行はそこまで細かく手続きを行ってはくれないと見受けられます。

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信用金庫と銀行の融資事務の違い

融資の基本的なことは銀行も信用金庫も信用組合も同じです。

融資の手順である「申し込み→審査→実行」という流れや、「在籍確認」・「個人信用情報の照会」等、融資を実行するまでに行うことに大きな差はありません。

ただし、上記でも記載したようにフットワークの軽さで言うなら信用金庫は一番だと言えます。

また、その点が信用金庫のメリットであり強みであります。

信用金庫が融資を行う際、重視する点とは

審査においても銀行・信用金庫・信用組合で基本的な審査の方法は同じです。

一概には言えませんが信用金庫は、お客様一人一人にかける時間が多い傾向にあります。

例えば、一つのローンの審査がダメだったら別のローンを。

それでもダメならプロパー融資も検討。

と言ったように、色々な方法を考え極力お客様のためになる方法を探す時間を惜しみません。

勿論、銀行も同じ姿勢で業務を行なっていますが、信用金庫や信用組合は銀行に比べると顧客数は少ないと言えます。

一人一人に十分な時間を費やし最善の方法を模索するという点は、信用金庫ならではのメリットと考えられます。

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信用金庫と銀行、信用組合どれを選べばいい?

その金融機関を利用できる条件・メリットとデメリット

金融機関の中でも「銀行」「信用金庫」「信用組合」の中から取引先を選ぶ場合、まずは取引条件を確認しましょう。

銀行には取引条件はありませんが、信用金庫と信用組合は取引条件があります。

上記でも記載したように、「従業員数と資本金の額」です。

この条件を満たしていれば、信用金庫や信用組合であっても銀行と同じように取引をすることができます。

では、メリットとデメリットについて考えてみましょう。

取引を始める上で、「店舗の場所」・「商品数」・「金利」・「応対」など様々な点でメリットやデメリットがあると思います。

特に融資商品においては、多少金利が高くても近所に店舗があったり応対が良かったりという理由で、あえて金利の高い金融機関を利用するという方も少なくはありません。

メリットと感じることもデメリットと感じることも、人それぞれの感覚によって変わってくるものです。

金融機関の取引は、誰しもが生涯付き合っていくものです。

長い目で見て、ご自分にとって利便性の高い利用していて気持ちのいい金融機関を探すことが重要と言えます。

まとめ

金融機関といっても、様々な種類があります。

また、それぞれ組織体制や規模、方針も違ってきます。

事業内容は似たり寄ったりであるため、取引を行う上でメリットのある金融機関を選ぶことが重要と言えます。

中でもお勧めしたい金融機関は、信用金庫です。

信用金庫は地域に根付いた金融機関であり、地元の繁栄を第一に考えています。

そのため、職員とお客様との距離も近く、金融機関窓口といっても堅苦しい雰囲気ではないと思われます。

金融商品は専門用語が多く、特に金融業界では一つの単語を短縮して言う傾向があります(例えば、証書貸付→証貸、手形貸付→手貸、年金担保→年担など)。

そんな用語や、取引をしていく上で分からない点についても、信用金庫職員は丁寧に説明をしてくれると思います。

信用金庫は地元にあり身近な温かみのある金融機関であるため、きっと満足のいく気持ちのいい対応をしてくれることでしょう。

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この記事の執筆者

山本馬元
大学時代は心理学を専攻。
金融機関へ就職は、金融機関という世間的にイメージの良い業界で働きたいという理由があった。
その中で、地元の金融機関で融資業務に携わり、腰を据えてお客様と相談し融資を行いたいという希望もあった。
入庫後は渉外担当者として預金や保険を中心に個人との取引に従事。
入庫後4年目には融資担当者となり、当初希望していた係りに付く。
融資商品を取り扱う中で、商品の上辺だけではなく深い知識を学ぶ。
また、融資は型にはまった仕事ではなく、同じ商品でも様々なケースがあり、日々、様々な案件をこなし、知識・経験を深めている。

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